JPS6021526B2 - 補強用凹凸部付絞り成形体の製造方法および装置 - Google Patents

補強用凹凸部付絞り成形体の製造方法および装置

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JPS6021526B2
JPS6021526B2 JP54036279A JP3627979A JPS6021526B2 JP S6021526 B2 JPS6021526 B2 JP S6021526B2 JP 54036279 A JP54036279 A JP 54036279A JP 3627979 A JP3627979 A JP 3627979A JP S6021526 B2 JPS6021526 B2 JP S6021526B2
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喜久夫 松岡
一朗 堀
和実 広田
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、底部に補強用凹凸部を有する可操性材料より
なる絞り成形体の製造方法および装置に関し、さらに詳
しくは、絞り工程でしわの発生を防止し、補強用凹凸部
形成時ならびにポンチの抜出し工程で成形体の形状が崩
れるのを防止した底部に補強用凹凸部を有する可操性材
料よりなるフランジ付絞り成形体の製造方法および装置
に関する。
ここに可榛性材料とは、金属箔又は金属シートあるいは
プラスチック・フィルム又はプラスチック・シートもし
くはこれらの積層体であって、剛性に乏しく可操性のも
のをいう。
厚さについては特に制限はないが、通常、約7〜200
仏ののフィルム又はシートがこれに該当する。さらに補
強用凹凸部が形成された後、そ形状が保持される、すな
わち自己形状保持性の材料であることが望ましい。金属
箔又は金属シート単独もしくはこれらを含む積層体の場
合は、通常自己形状保持性をを有するが、プラスチック
単独の場合は、A斑樹脂、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート等の袷間加工後の自己
形状保持性を有する材料が使用されることが望ましい。
これらの可榛性材料の絞り成形を通常の方法で行なう場
合には、ダイスの肩曲率部でのしわの発生が箸るしく、
このしわは成形体胸壁のほぼ全面にわたるので、美観を
損ねる上に、例えば之を容器として使用するときは、フ
ランジ部と蓋との密封を不完全にして、内容物の漏洩、
あるいは空気や湿分の流入等による内容物の劣化を招く
おそれがある。この問題の解決のため本発明者等は、さ
きに、、剛性の芯部と芯部を包囲する弾性材料よりなる
筒状部を有し、かつ筒状部の外蓬はダイスの肩曲率部の
最小径よりも大きいポンチを用いて、可榛性材料を絞り
成形する方法及び装置を提案した(侍額昭班−7953
2号および袴顔昭球−96676号)。この絞り成形法
においては、弾性体であるポンチ筒状部は、半径方向に
圧縮されながらダイス・キャビティ内に進入するので、
成形終了時において成形体の胴壁はポンチ外面とダイス
・キャビティ内面の間で半径方向の圧力を受けている。
従ってポンチ抜出し工程において、ポンチと成形体が一
緒にダイス・キヤビテイより抜き出されると、ダイス・
キャビティより出た胴壁部分は、半径方向に拡張して原
形に復しようとするポンチ筒状体のために、外方へ拡げ
られて、成形体の形状が崩れることになる。さらに、ポ
ンチと成形体が一緒に抜き出されるのが避けられる手段
を講じた場合でも、可操性材料の本質に基づく次のよう
な問題が起る。
すなわち、この場合は、成形体はダイス・キャビテイ内
に残り、ポンチのみ抜出されるのであるが、ポンチが急
速に上昇すると、仮にポンチ内部に通気孔が貫通してい
るとしても、ポンチ先端面と成形体内面で形成される空
間が減圧状態となり、この減圧度が僅かであっても、可
視性材料が使用されているため、成形体の形状が崩れる
。以上の問題点の解消を図るため、本発明者らは、特磯
昭54一2197ぴ号において、ポンチの抜出し工程時
において、少なくともポンチ筒状部が可榛性材料を介し
てダイスの肩曲率部と係合している間、フランジ部をプ
ランクホルダーにより押圧して、ポンチと成形体が一緒
にダイス・キャビティより抜き出されることを防止し、
かつ上記の間、ポンチの先端面と成形体内面の間に加圧
流体を供給する可操性材料よりなるフランジ付絞り成形
体の製造方法および装置を提案した。
上記の提案は、底部が平坦な絞り成形体に対して行なわ
れたものであるが、本発明は底部に補強用凹凸部を有す
る可榛性材料よりなるフランジ付絞り成形体の成形工程
における形状崩れを防止した製造方法および装置を提供
することを目的とする。
ここに補強用凹凸部とは、例えばリング状のビード(深
さは例えば1〜4肋)等を意味し、剛性に乏しいし、材
料よりなる本発明の成形体の場合、かかる凹凸部を底部
に設けることは、実用上の見地から強く要請されている
以下、実施例である図面にもとづいて、本発明を詳細に
説明する。
第1図及び第1図のポンチ及びダイス部近傍の詳細図で
ある第2図は、本発明の第1の実施例を示したものであ
る。
ポンチ1は第3一a図に示されるように、鋼のような剛
性の芯部laとその下側壁部を包囲する例えばポリウレ
タンゴムのような弾性材料よりなる筒状部lbによって
構成されており、中央内部を後述の加圧流体供V給通路
42を運遍する透孔lcが貫通している。
縦状部lbの外径はダイス16の肩曲率部16cの最小
蓬すなわちダイス・キャビティ直筒部16aの上端部の
内径より大きく、好ましくはダイスの肩曲率部16cの
最大径、すなわちダイス上面16bのしわ押え平面の最
小内径にほぼ等しく定められている。さらに筒状部lb
の下端部にはテーパが設けられている。このように構成
することにより、絞り成形時ダイス肩曲率部において弾
性圧を加えられながら絞られるので、しわの発生し易い
可榛性材料でも、しわを発生することなく成形体に加工
されることが可能となる。さらにポンチ1の下部には若
干の厚さhを有する剛性部分ldが突出し、その底面l
eには、補強用凹凸部形成用のプロフィルlfが刻設さ
れている。ポンチ1はポンチ昇降用ラム2の中央部にポ
ンチ支持軸1gを介して固設され、ポンチ昇降用ラム2
の両端はポンチ昇降軸3、ヨーク4、連結樟5を介して
クランクピン6に連接する。
クランク軸7は第1図の左方に位置する図示されない駆
動機構(モータ、フライホイール、クラッチ等よりなる
)により回転されることにより、ポンチ昇降軸3をして
ブランクホルダー昇降軸8の内面を摺動して上下動せし
める。ブランクホルダー9はプランクホルダー昇降用ラ
ム10の下部に岡設されたカッター11(ブランク切断
用の)の刃部内側面11aにクッションピン12によっ
て押付けられている。
クッションピン12は図示されない圧縮空気タンクと通
孔13を通じて蓮適するシリンダー14内を昇降するピ
ストン15と固接されていて、それによってブランクホ
ルダー昇降用ラム10が下死点に達した時、ブランクホ
ルダーがダイス16上の絞り成形体23(第3一a図)
を所定圧力で押圧することができるように構成されてい
る。プランクホルダー昇降用ラム10は、その両端部が
ブランクホルダー昇降軸8に固着され、プランクホルダ
ー昇降軸8の下端部はヨーク17、カムフオロアー18
、カム19を介してクランク軸7と連接している。クラ
ンク軸7の回転によって、ブランクホルダー昇降軸8は
、カム19と復帰バネ21の作用により、ベッド20と
の間に設けられたブッシュ22内面を摺動して上下動し
、同時にプランクホルダー9も上下動するように構成さ
れている。第4図において、曲線1および山ま、夫々ク
ランク麹7の回転角度と、ポンチ1の底面le及びプラ
ンクホルダーの底面9aの高さとの関係を示す。ポンチ
1の下死点であるa点(180度)通過後、ポンチ底面
leは上昇するが、ポンチ底面がほぼダイス上面、すな
わちブランクホルダー底面9aの下死点の位置(線0一
a)にほぼ達するまで(c点)、厳密にはb−dの期間
中すなわちポンチの筒状部lbが、成形材料で可榛性材
料23を介してダイスの肩曲率部と係合している期間中
、絞り成形体のフランジ部25bをプランクホルダー9
により固定するように、カム19の輪郭は形成されてい
る。なお第4図においてブランクホルダー下面9\aの
立上り点であるd点がc点の若干手前にあるのは、芯部
の突出部分ldに厚さhがあることと、本図では筒状部
lbの下端がダイス上面16bに達すると同時に、ブラ
ンクホルダー9を上昇せしめる場合が示されていること
に基づく。以上のようにカム19のプロフィルを形成す
ることにより、ポンチ1の抜出し時に、成形体も一緒に
引き出されることによる形状の崩れを防止することがで
きる。工具24は、その上面24aにポンチ底面leの
プロフイルlfと相補形のプロフィル24bが刻設され
ていて、ポンチーと協働して成形体25の底部25aに
補強用凹凸部を形成する機能と、成形体25をダイス・
キヤビテイ16aよりノック・アウトする機能を有する
工具24の軸の中間には突起部24cが突設されており
、突起部24cの下面は、リテーナ26およびダイシユ
ー27の中央孔部周面に沿い酒勤可能に設けられた昇降
プッシュ28の上面と係合しうるよう礎成されている。
ダィ・シュー27の下部に設けられたボルスター29に
はェアシリンダー30が穿設され、その内部に上下方向
に情勤可能に設けられたプランジア−31の上面は、昇
降プッシュ28の下面と係合しうるように構成されてい
る。ヱァシリンダ−3川ま、蓮通孔32、ェアパィブ3
3、電磁弁34、圧縮空気制御器35を経て図示されな
い圧縮空気源(例えばエアコンプレッサー)に連接する
。電磁弁34は、クランク軸7の右端に固着されたタイ
ミングカム36とりミットスイッチ37によって制御さ
れる。タイミングカム36のプロフイルは第5図のよう
に形成されている。
第5図は、第4図のクランク軸回転角0度すなわちポン
チ1が上死点に位置するときの状態を示す。この状態で
はリミットスイッチ37はONであって、従って電磁弁
34はONとなっており、ェアシリンダー30は圧縮空
気が供技蒼されないため、プランジャ31及び昇降プッ
シュ28は自重によって、それらのストロークの最低位
置に停止している。すなわちこの時点では第4図の昇降
プッシュ上面の位置を示す曲線Wは低レベル(W−a)
にある。クランク軸7が第5図の矢印方向に回転してカ
ム36の凹弧36aと凸弧36bの中間点であるm点(
くmol=75度)が1点に達すると、すなわちリミッ
トスイッチ37の接触子37aと接触する位直に達する
と、すなわち第4図のe,点に達すると、接触子37a
が上昇して、リミットスイッチ37はOFFとなる。従
って電磁弁34はOFFとなって、プランジャー31お
よび昇降プッシュ26は上昇し、e公点より曲線Wの高
レベル(N−b)が始まる。実際には、流体圧系統の慣
性による時間遅れがあるため、e,点(すなわち特許請
求の範囲2における第1の所定時点)とe2点は一致し
ない。従って、実際に昇降プッシュ28を上昇せしめた
い時点より、上記遅れ時間(通常は実験によって定めら
れる)分だけ早い時点が第1の所定時点となる。第4図
の工具24の上面24aの位置を示す曲線mから分ると
おり、e2点に達するまでに、工具は自重により落下し
、その上面24aは最低位置線m−a(第4図はポンチ
芯部底面leの下死点であるが、それより低い位置でも
差支えない)まで低下している。そしてe2点に達する
と、昇降プッシュ28が上昇して、その上面と工具突起
部24cの下面が係合して、工具上面は線瓜−bの位置
まで上昇する。クランク軸7がさらに回転して、凹弧3
6aを通過して、凹弧36aと凸弧36bの中間点であ
るn点(△nol=170度)が1点に達すると、すな
わち接触子37aと接触する位置に達すると、リミット
スイッチ37はONとなる。
従って電磁弁34はONとなって、プランジャ31およ
び昇降フッシュ28は自重またはポンチの下降に伴う押
圧力によって下降し、線W−aの位置に復帰する。線W
においてf,点はカム36のn点が接触子37aと接触
する時点(特許請求の範囲第2項の第2の時点)であり
、f2点はェアシリンダ内の気圧がほぼ大気圧になる時
点であり、f,点とf2点のずれは、流体圧系統の慣性
にもとづく。第4図におて、線W−bがf&点前におい
て下降を始めているのは、ポンチ1によって成形体底部
25aを介して、工具24が押圧され、ポンチ1と共に
下降してるためであって、この間に成形体底部25aに
は補強用凹凸部が形成される。f2点、従ってf,点は
ポンチ1が下死点に達する時点であるa点すなわちa′
点以前に位置しなければならない。何となれば、a点と
d点の間において絞り成形体25はフランジ部をプラン
クホルダー9に押圧されて固定されているので、絞り成
形体の底部はポンチ1の下死点の位置に止つている。こ
の間ポンチ1は上昇するので、絞り成形体の内部には空
間が形成される。このような状態において工具24の上
面がポンチーの下死点より上まで上昇すると、可捺性材
料よりなる絞り成形体の底部25aは容易に形状を崩さ
れてしまうからである。同様な理由により、e,点、従
ってe2点は先行絞り成形サイクルのd点以後、さらに
厳密には後述のノックアウトロッド38によって、絞り
成形体の底部が線m−bより高い位置まで押し上げられ
た時点以降に位置しなければならない。次にクランク軸
7の右端にはタイミングカム36が固設されており、か
つカム39のプロフイルは、少なくともポンチ抜出し工
程期間中、リミットスイッチ40をONするように形成
されている。
1」ミットスイッチ40の信号は電磁弁41に伝達され
る。
電磁弁41は加圧流体供給通路42に調圧弁43と共に
設けられている。調圧弁43によって圧力を調整された
加圧気体は、リミットスイッチ40がONのとき、ポン
チの透孔lcを通って、ポンチの先端面と絞り成形体内
面によって形成される空間に射出される。かくすること
によって、ポンチの抜出し工程において、可操性材料よ
りなる絞り成形体の内部が減圧状態となって成形体の形
状が崩れるのを防止することができる。
」工具24の軸下面に当藤して、ノックアウトロ
ッド38が設けられており、ノックアウトロッド38の
下端はヨーク44と連接している。
ヨーク44の両下端部にはカムフオロアー45が鞠着さ
れており、カムフオロアー45はクランク藤7に固設さ
れたノックアウト用カム46によってて上下動される。
ヨーク44の上部には復帰ばね47が設けられていて、
ヨーク44の上下動が円滑に行なわれるように構成され
ている。カム46のプロフィルは、第4図の曲線V(ノ
ックアウトロッド上面の位置を示す)が示すように、ブ
ランクホルダー9が上昇を開始するd点以後にノックア
ウトロッド38が上昇を開始し、次の絞りサイクルにお
けるポンチ底面leが工具上面(曲線m)の上死点の位
置まで下降する前に、ノックアウトロッド38は下降を
開始して、昇降プッシュ28と工具突起部24eの係合
を妨害しないように形成されている。以上の装置におい
て、絞り成形作業は次のようにして行なわれる。
ポンチ1及びブランクホルダー9がほぼ上死点にある時
点でダイス上面16b上に絞り成形用材料である可榛性
材料23が供給・載置される。
ポンチー及びブランクホルダー9が下降して、ブランク
ホルダー下面9aがダイス上面16b上の可操性材料2
3と接触する時点g点(第4図)の直前に、可孫性材料
23はカッター11によってプランキングされ、ほぼ同
時に可操性材料23にはクッションピン12、ブランク
ホルダー9によつて、しわ押え力が加えられる。通常こ
の時点で、工具24は昇降プッシュ28の作用により、
第4図の線m−bの高さまで押し上げられている。ポン
チ1がさらに下降して線0一a以下になると絞り成形が
始まるが、可榛性材料23はダイス肩曲率部16cにお
いて、弾性材料よりなる筒状部lbに押圧されながら絞
られるので、しわの発生は防止される。そしてポンチ底
面leがh点(第4図)に達すると、絞り成形体の底部
25aはポンチ底面leと工具上面24aの間で押圧さ
れて、補強用凹凸部を形成される。ポンチ1は下死点(
a点)に達した後上昇するが、dの時点に達するまで、
絞り成形体25はフランジ部25bをブランクホルダー
9に押圧されて固定されているので、筒状部のダイスキ
ャビティより抜け出た部分の原形復帰(膨張)のために
形状が崩れるという現象は起らない。またこの期間、ポ
ンチの透孔lcを通じて適当な圧力の空気が絞り成形体
内部に送入されるので、該内部の減圧による形状の崩れ
も起らない。また、工具上面24aはポンチ1の下死点
以下まで下降しているので、工具上面に押圧されて、絞
り成形体の形状が崩れるという現象も起らない。ポンチ
1の抜き出し終了後(c点)、絞り成形体をダイスキャ
ビテイよりノックアウトするため、工臭24は再上昇し
てその上面24aは、ダイス上面16bより若干高い位
置i点に達する。この時点で、完全な形状の絞り成形体
25は、図示されない積送り装億によって、プレス外に
排出される。その後工具24はポンチ下死点以下の位置
まで下降する。以上の実施例では、工具24のノックア
ウトのためのノックアウトロッド38の昇降はメカニカ
ルはカム機構のみによって行なわれた。
しかし、補強用凹凸部成形のための工具の昇降に用いた
ような、カム機構と流体圧機構の組合せによって行なっ
ても、同様の効果を挙げることができる。第6図は本発
明の第2の実施例を示す。。この場合は、絞り成形体の
底部補強用凹凸部形成と絞り成形体のノックアウトのた
めの工具24の昇降を同一の流体圧制御装置によって行
なう点が、第1の実施例と異なる。工具24の軸の下面
にはピストンロッド48の上面が固接しており、ピスト
ン49はェアシリンダー50内部を下部の低圧空気室5
1と上部の高圧空気室52に2分している。
工具24の軸は固定プッシュ53に沿い上下方向に摺動
可能となっている。低圧空気室51はアキュムレータ5
4、低圧調圧弁55、圧縮空気制御器56を経て図示さ
れない圧縮空気源に蓮通し、一方高圧空気室52はスピ
ードコントローラ57、電磁弁58、圧縮空気制御器5
6を経て圧縮空気源に蓬適する。電磁弁58はクランク
軸7に固談されたタイミングカム59とりミットスイッ
チ60によって制御され、リミットスイッチがONのと
き、電磁弁58もONとなるよう構成されている。タイ
ミングカム59のプロフィルは、第8図に示すように第
1凸弧59a、第1凹弧59b、第2凸弧59c及び第
2凹弧59dによって形成されており、第1凸弧59a
と第1凹弧59bの中間点m(第1の手段に対応)、第
1凹弧59bと第2凸弧59cの中間点n(第2の手段
に対応)、第2凸弧59cと第2凹弧59dの中間点p
(第3の手段に対応)、及び第2凹弧59dと第1凸弧
59aの中間点q(第4の手段に対応)がリミットスイ
ッチ60の接触子60aと接舷したとき、リミットスイ
ッチ60がON又はOFFとなるように構成されている
m点、n点、p点及びq点によって、夫々第7図の工具
上面の高さ曲線m上のe点、f点、g点及びh点が定め
られているのであるが、実際には流体圧系統の慣性にも
とづく時間遅れが生ずる(時間遅れはスピードコントロ
ールによって調節される)ので、実験によって求められ
た時間遅れtを考慮に入れてm点等の中心角(くlom
等、ここにoはクランク軸7断面の中心)は定められる
第8図は、ポンチ1およびブランクホルダー9が上死点
にある時、すなわち第7図の回転角0度の時の、カム5
9のプロフィルの位置関係を示す。
すなわちこの状態ではカム59のプロフィルは接触子6
0aと1点において接触しており、リミットスイッチ6
川まONで、高圧空気室52に圧縮空気が流入して、ピ
ストン49は下方に押圧され、従って工具24は下降し
ている。カム59が矢印方向(時計反対回り方向)に回
転して、m点が1点に達すると、リミットスイッチ60
はOFFとなり、高圧空気室52中の高圧空気は大気中
に放出されるので、ァキュムレータ54より低圧空気室
51に低圧空気(大気圧よりは高い圧力の空気)が送ら
れ、下死点に達していた(i点において)ピストン49
は時間遅れt,後に上昇を始める。この上昇開始時点が
第7図のe点に相当する、上昇する工具24の上面24
aは、下降して下死点に近づいたピストン1の底面le
、及び絞り成形体底部25aとi点において係合して、
底部25aに補強用凹凸部を形成する。カム59のn点
が1点に達するとりミットスイッチ6川まONとなり、
時間遅れら後にピストン49すなわち工具24は下降を
開始する。この下降開始時点がf点であるが、f点はポ
ンチ1の下死点a点(180度)以前になければならな
い。この理由は第1の実施例に述べた通りである。さら
にカムの回転が進み、p点が1点に達すると、リミット
スイッチ60はOFFとなり、時間遅れら後のg点にお
いて、工具24が上昇し、絞り成形体25がノックアウ
トされる。g点が、プランキングホルダー9がその下死
点より上昇を始める時間d点以後になけれ‘まならない
理由も、第1の実施例において述べた通りであり、ノッ
クアウト、絞り成形体のプレス外への排出終了後のh点
において、工具24は下降を開始して、次のサイクルに
備える。この下降はカム59のq点が1点に達してから
時間遅れし後に開始する。以上述べたように本発明によ
れば、絞り成形時にしわが発生し易く、かつ僅かの外力
によっても形状が崩れ易い可捺性材料からなる絞り成形
体の底部に、これらの欠陥を発生せしめることなく、形
成することができるので、軽量経済的でかつ外観美麗で
、しかも底部強度のすぐれた容器用などの絞り成形体を
提供できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す装置の一部断面正
面図を、第2図は第1図の装置のポンチ及びダイス近傍
の拡大一部断面正面図を、第3一a図、第3−b図は、
絞り成形体底部に補強用凹凸部を形成する工程を示すた
めの断面正面図を、第4図は第1の実施例におけるクラ
ンク鞠回転角と、′ポンチ、ブランクホルダー及び工具
の高さとの関係を示す線図を、第5図は第1の実施例の
補強用凹凸部形成のための工具昇降を制御するカムのプ
ロフィルを、第6図は本発明の第2の実施例の要部の断
面正面図を、第7図は、第2の実施例におけるクランク
軸回転角と、ポンチ、プランクホルダー及び工具の高さ
の関係を示す線図を、第8図は第2の実施例の工具の昇
降を制御するカムのプロフイルを示す。 1……ポンチ、la……芯部、lb……筒状部、16・
・・・・・ダイス、16c・・・・・・肩曲率部、23
・・・・・・可操性材料、24・・・・・・工具、25
・・・・・・絞り成形体、25a・・・…底部、25b
…・・・フランジ部、30・・・・・・ェアシリンダー
(特許請求の範囲2中の流体圧装置の一部)、36・・
・・・・タイミングカム、36m・・・・・・第1の手
段(特許請求の範囲2)、36n…・・・第2の手段(
特許請求の範囲2)、37・・・・・・リミットスイッ
チ(第1の手段及び第2の手段)、38……ノックアウ
トロッド、50……シリンダー(特許請求の範囲5の流
体圧装置の一部、)、59……タイミングカム、59m
……第1の手段(特許請求の範囲5)、59n・・・・
・・第2の手段(特許請求の範囲5)、59p・・・・
・・第3の手段(特許請求の範囲5)、59q・・・・
・・第4の手段(特許請求の範囲5)、60・・・・・
・リミットスイッチ(第1、第2、第3、第4の手段)
。 繁7囚 繁1凶 籍3‐a図 繁3‐b図 鰭2図 努ム函 第5図 お8図 繁6蝋

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性材料よりなる底部に補強用凹凸部を有するフ
    ランジ付絞り成形体を製造する方法であつて、剛性の芯
    部と、該芯部の側壁を包囲する弾性材料よりなる筒状部
    を有し、かつ該筒状部の外径は協働するダイスの肩曲率
    部の最小径より大きいポンチ、および該ポンチの芯部底
    面と協働して、絞り成形体底部に補強用凹凸部を形成し
    、かつ絞り成形体をノツクアウトするための工具を用い
    て、該ポンチが下死点より上昇する前に絞り成形体の底
    部に補強用凹凸部を形成し、該ポンチの上昇時少なくと
    もポンチの筒状部が該可撓性材料を介して該ダイスの肩
    曲率部と係合している期間中、該フランジ部をブランク
    ホルダーによ押圧して、絞り成形体を固定し、かつ該期
    間中該工具を該ポンチの下死点以下に保持し、該ブラン
    クホルダーが上昇して押圧が解除された後、絞り成形体
    をノツクアウトすることを特徴とする可撓性材料よりな
    る底部に補強用凹凸部を有するフランジ付絞り成形体の
    製造方法。 2 可撓性材料よりなる底部に補強用凹凸部を有するフ
    ランジ付絞り成形体を製造する装置であつて、該装置は
    、剛性の芯部と該芯部の側壁を包囲する弾性材料よりな
    る筒状部を有し、かつ該筒状部の外径が協働するダイス
    の肩曲率部の最小径より大きいポンチと、該ポンチの芯
    部底面と協働して絞り成形体の底部に補強用凹凸部を形
    成し、かつ絞り成形体をノツクアウトするための工具と
    、補強用凹凸部を形成するため該工具を昇降させる流体
    圧装置と、絞り成形体をノツクアウトするため該工具を
    昇降させるノツクアウト・ロツドと、該ノツクアウト・
    ロツドを駆動する手段と、該ポンチがその下死点に達す
    る前であつて、該ポンチの筒状部が可撓性材料を介して
    該ダイスの肩曲率部と係合している先行サイクルの期間
    終了以後の第1の所定時点を検出する第1の手段と、該
    ポンチがその下死点に達する前の第2の所定時点を検出
    する第2の手段とを有し、該流体圧装置は、前記第1の
    検出手段の信号にもとづいて該工具を該ポンチの芯部底
    面の下死点以上まで上昇せしめて、絞り成形体の底部に
    補強用凹凸部を形成せしめた後、前記第2の検出手段の
    信号にもとづいて該工具を該ポンチの芯部底面の下死点
    以下に下降せしめて、該ポンチの上昇時少なくとも筒状
    部が該可撓性材料を介して該ダイスの肩曲率部と係合し
    ている期間中、該工具が絞り成形体を押圧してその形状
    を崩すことを防止し、かつ該ノツクアウト・ロツドは前
    記期間が終了してブランクホルダーの上昇開始以後に上
    昇して、該工具を上昇せしめて絞り成形体をノツクアウ
    トし、次の絞り成形サイクルにおいて該ポンチの芯部底
    面が該ダイスの上面まで下降する前に、該工具を下降せ
    しめることを特徴とする、可撓性材料よりなる底部に補
    強用凹凸部を有するフランジ付絞り成形体の製造装置。 3 ノツクアウト・ロツドを駆動する手段がカム機構と
    流体圧機構の組合せである特許請求の範囲第2項記載の
    フランジ付絞り成形体の製造方法。4 ノツクアウト・
    ロツドを駆動する手段がメカニカル・カム機構である特
    許請求の範囲第2項記載のフランジ付絞り成形体の製造
    装置。 5 可撓性材料よりなる底部に補強用凹凸部を有するフ
    ランジ付絞り成形体を製造する装置であつて、該装置は
    、剛性の芯部と該芯部の側壁を包囲する弾性材料よりな
    る筒状部を有し、かつ該筒状部の外径が協働するダイス
    の肩曲率部の最小径より大きいポンチと、該ポンチの芯
    部底面と協働して絞り成形体の底部に補強用凹凸部を形
    成し、かつ絞り成形体をノツクアウトするための工具と
    、該工具を昇降させるための流体圧装置と、該ポンチが
    その下死点に達する前の第1の所定時点を検出する第1
    の手段と、該ポンチがその下死点に達する前の第2の所
    定時点を検出する第2の手段と、該ポンチの底面が該ダ
    イスの上面まで上昇する前の第3の所定時点を検出する
    第3の手段と、次の絞り成形サイクルにおいて該ポンチ
    の芯部底面が該ダイスの上面まで下降する前の第4の所
    定時点を検出する第4の手段とを有し、該流体圧装置は
    、前記第1の検出手段の信号にもとづいて、該工具を該
    ポンチの芯部底面の下死点以上まで上昇せしめて、絞り
    成形体の底部に補強用凹凸部を形成せしめた後、前記第
    2の検出手段の信号にもとづいて、該工具を該ポンチの
    芯部底面の下死点以下に下降せしめて、該ポンチの上昇
    時、少なくとも該ポンチの筒状部が該可撓性材料を介し
    て該ダイス肩曲率部と係合している期間中、該工具が絞
    り成形体を押圧して、その形状を崩すことを防止し、第
    3の検出手段の信号にもとづいて、該工具を上昇せしめ
    て絞り成形体をノツクアウトし、第4の検出手段の信号
    にもとづいて該工具を下降せしめることを特徴とする、
    可撓性材料よりなる底部に補強用凹凸部を有するフラン
    ジ付絞り成形体の製造装置。
JP54036279A 1979-03-29 1979-03-29 補強用凹凸部付絞り成形体の製造方法および装置 Expired JPS6021526B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159843U (ja) * 1984-09-26 1986-04-22
JPS6220131U (ja) * 1985-07-23 1987-02-06

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JPS6159843U (ja) * 1984-09-26 1986-04-22
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