JPS6021465Y2 - 内燃機関の清水冷却装置 - Google Patents

内燃機関の清水冷却装置

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JPS6021465Y2
JPS6021465Y2 JP1978080863U JP8086378U JPS6021465Y2 JP S6021465 Y2 JPS6021465 Y2 JP S6021465Y2 JP 1978080863 U JP1978080863 U JP 1978080863U JP 8086378 U JP8086378 U JP 8086378U JP S6021465 Y2 JPS6021465 Y2 JP S6021465Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
chamber
fresh water
thermostat
water tank
engine
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978080863U
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English (en)
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JPS54180846U (ja
Inventor
泰洋 高田
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサーモスタットを内蔵した内燃機関用清水冷却
装置に関するもので、機関始動後の清水温度の上昇を促
進することを目的としている。
サーモスタットの取付位置を自由に選べるようにするこ
と、サーモスタットの取付構造をを簡素化すること、空
気抜き効果を高めることも本考案の目的の一部である。
清水冷却装置は一般に第1図の構造を有する。
第1図内に於て清水タンク1内には清水冷却器2が組込
まれており、清水冷却器2の入口3はパイプ4をへて海
水ポンプ5の吐出口に接続し、出口6はパイプ7をへて
外部に開放している。
そしてポンプ5で加圧された冷い海水は入口3の部分か
ら清水冷却器2内の多数の木管(図示せず)をへて出口
6側へ流れ、タンク1内の清水8を冷却する。
清水タンク1の横にサーモスタットケース10が取付け
てあり、サーモスタットケース10内の第1室(後述す
る)入口11はパイプ12をへて機関13の水室出口1
4に接続し、又第2室出口15はパイプ16とポンプ1
7をへて機関13の水室入口18に接続する。
ケース10の第1室内にはサーモスタットAが取付けて
あり、サーモスタットA近辺の清水温度が所定値以下の
時は第1室入口11と第2室出口15をバイパスし、清
水温度が上記所定値を越えると上記バイパスを塞ぎ、第
1室入口11を清水タンク1の入口20に接続し、清水
タンク1の出口21を第2室出口15に接続する。
従って清水温度が高い通常運転中清水は清水タンク1内
に於て清水冷却器2内を矢印方向に流動し冷却される。
第1図中のサーモスタットAの詳細構造は第2図の通り
である。
第2図のサーモスタットケース10は隔板23を介して
清水タンク1に複数個のボルトにより締付けてあり、途
中の隔壁24が上側の第1室25と下側の第2室26を
区画し、サーモスタットAは第1室25の出口27の部
分に於て隔板23とサーモスタットケース10に挾持さ
れ、図示の状態に於ては出口27を塞ぎ、弁体28が隔
壁24のバイパス孔29を開放している。
第1室出口27はサーモスタットAを介して清水タンク
入口20に接続し、清水タンク出口21は第2室人口3
0に接続している。
第2図は機関始動後の清水低温時の状態を示しており、
即ち第1室人口11から実線矢印方向に流入した清水は
、開放したバイパス孔29から第2室26に入り、第2
室出口15からポンプ17(第1図)の吸込口に引かれ
る。
この種の清水冷却装置に於てはサーモスタットケース1
0の第1室25の上端部に仮想線で示す空気孔32.3
3が設けである。
これは組立後清水タンク1内に清水を入れる時エンジン
内の空気を抜く必要上段けであるものである。
即ち清水タンク1内に清水を入れると、清水は出口21
から第2室26内に入り、第2室出口15から機関の水
室内へ入り、それまで機関氷室内にあった空気は第1室
25内に押し上げられ、そこから空気孔32.33をへ
て清水タンク1の上部空間34内へ押し出される。
ところが機関始動後しばらくは機関内を通過する清水温
度を上げるべくサーモスタットAを設け、清水が第1室
25、バイパス孔29、第2室26をへて実線矢印Bの
経路となるようにしであるにも拘らず、空気孔32.3
3は常時開放しているため、折角機関で成る程度加熱さ
れた温水が第1室25へ流入した時、温水の一部が空気
孔32.33から清水タンク1内へ入り、清水冷却器2
を通り、これにより機関内の清水温度上昇が妨げられる
本考案は空気抜きのために設けられていた空気孔32.
33をなくすると共に、第1室25の上端部にフロート
が浮上した時閉じるフロート弁Cを取付け、フロート弁
Cをパイプ35をへて清水タンク1の上部空間34に接
続している。
第2図中のフロート弁Cの詳細構造を第3図に示す。
第3図に於てサーモスタットケース10のねじ孔37に
螺合したホルダー38は大径孔39と小径孔40の間の
テーパ一段部41にテフロン製の中空球状フロート42
がのっており、大径孔39の内部空間(フロート室)は
ホルダー38の下端に設けた直径方向のスリット43に
より第1室25の上端部に連通している。
大径孔39の上端部に弁座本体43が螺合しており、本
体43の中央の孔44は本体43の下端に設けた下開き
円錐形の弁座面45に連通し、孔44の上端は継手46
を介してパイプ35に接続している。
47゜48はパツキン、49は袋ナツトである。
第3図は第1室25内に清水が充満していない状態を示
しており、フロート42は弁座面45から離れ、これに
より第1室25はスリット43、孔44、パイプ35を
へて清水タンク上部空間に連通している。
清水タンクに水を入れて行くと第1室25内の水面が上
昇し、遂にフロート42が清水上に浮き、その周囲の空
気をほぼ完全に押し出した後、浮力により弁座面45に
着座し孔44を塞ぐ。
運転中に第1室25の上端部に空気がたまると、フロー
ト42は下降して弁座面45から離れ、自動的に空気抜
き弁の役割を果す。
エンジン分解後等のように第1室25に空気が充満して
いる場合はフロート弁Cは開放しており、再び清水タン
ク1に清水を充填する時の空気抜きは円滑に行われる。
以上説明したように本考案によると、サーモスタットA
サーモスタットケース10と隔板23の間にフランジ部
分が挾持されて所定位置に取付けられ、フロート弁Cは
サーモスタットケース10の上半部に設けた第1室25
の最も高い位置に設けてあり、フロート弁Cはパイプ3
5を介して第1室25より高い位置の清水タンク1内の
上部空間34に連通しているので、フロート弁Cを残留
空気ができないように最も空気のよく抜ける位置に取り
付けることができる。
一方、サーモスタットAは取付位置を自由に選ぶことが
でき、機関13(第1図)の水室出口14よりパイプ1
2をへてガス(空気)を含む冷却水がサーモスタットケ
ース10の高い位置の第1室25に導入された時、そこ
で冷却水中のガスがフロート弁Cにより除去され、ガス
を含まない冷却水を第1室25の低い位置の出口27か
らサーモスタットAをへて清水タンク1の入口20へ供
給することができ、清水タンク1へ高温の冷却水を導入
する位置を自由に選ぶことができ、清水タンク1による
冷却効果も向上する。
又サーモスタットを機関13の冷却水出口管の位置より
高い位置に設ける必要がなくなるため、機関13の全高
を低く保つことができる。
サーモスタットケース10を採用しているため、サーモ
スタットAとしては市販のものをそのまま採用すること
ができ、低コストを維持し得る。
更に本考案によると、タンク1に清水を充填する時、又
は運転中に機関内でガス(蒸気を含む空気)が発生した
時、機関内の空気を円滑に取り除くことができる。
即ち機関内の空気が最初に導入されるサーモスタットケ
ース10の上半部の第1室25の、最も高い位置にフロ
ート弁Cを配置しているため、これらのガスは比重の差
によりフロート弁C内へ速やかに入り、しかもフロート
弁Cは冷却水の主要通路内にはなく、その上方がパイプ
35をへて清水タンク1の上部空間34に連通して開放
されているため、フロート弁Cの上側には空気しか存在
せず、フロート弁Cを上方へ通過した空気は速やかに清
水タンク上部空間34に抜ける。
即ちフロート弁Cが冷却水の充満した主要通路内に配置
されてはいないため、フロート弁Cを上方へ抜けたガス
が再び冷却水中を通る必要がなく、水の充満していない
パイプ35をへて清水タンク上部空間34へ抜けるため
空気抜きが円滑に行われる。
更に本考案においては、サーモスタットAの外周の外向
きフランジがサーモスタットケース10と隔板23に挾
持されるので、サーモスタットAの取り付は及び取り外
しが極めて簡単になる。
しかも第1室25には従来の空気孔32.33のような
清水タンク1と常時連通した孔は全くないため、機関始
動後、清水温度が所定値に達するまで清水は清水冷却器
側へ全く流れず、従って清水の温度上昇が促進され、速
かに所定の機関性能が得られる。
暖機時間の短縮により各部の摩耗も減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は清水冷却装置の構造略図、第2図は第1図のサ
ーモスタット部分の縦断面拡大図、第3図は第2図の■
−■断面図である。 1・・・・・・清水タンク、10・・・・・・サーモス
タットケース、13・・・・・・機関、17・・・・・
・ポンプ、24・・・・・・隔壁、25・・・・・・第
1室、26・・・・・・第2室、29・・・・・・バイ
パスL42・・・・・・フロート、A・・・・・・サー
モスタット、C・・・・・・フロート弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サーモスタットケース10の上半部の第1室25と下半
    部の第2室26を中間のバイパス孔29付き隔壁24に
    より区画し、サーモスタットケース10を隔板23を介
    しかつ両者間にサーモスタットAのフランジを挾持した
    状態で清水タンク1に締着して第1室の入口11を機関
    13の水室出口14に、又第2室の出口15をポンプ1
    7を介して機関の氷室入口18にそれぞれ接続し、サー
    モスタットAにより低温時のみにバイハス孔29を開き
    第1室出口27と清水タンク人口20を遮断するように
    構威し、又隔板23の窓孔により清水タンク出口21を
    第2室入口30に接続し、第1室25の上端部をフロー
    トが浮上した時閉じるフロート弁Cを介して第1室25
    より高い清水タンク1の上部空間34に接続したことを
    特徴とする内燃機関の清水冷却装置。
JP1978080863U 1978-06-12 1978-06-12 内燃機関の清水冷却装置 Expired JPS6021465Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978080863U JPS6021465Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 内燃機関の清水冷却装置

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JP1978080863U JPS6021465Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 内燃機関の清水冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54180846U JPS54180846U (ja) 1979-12-21
JPS6021465Y2 true JPS6021465Y2 (ja) 1985-06-26

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ID=29000172

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JP1978080863U Expired JPS6021465Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 内燃機関の清水冷却装置

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JPS6121538Y2 (ja) * 1980-02-21 1986-06-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49139431U (ja) * 1973-04-02 1974-11-30

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JPS54180846U (ja) 1979-12-21

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