JPS60212959A - 非水電解質2次電池 - Google Patents
非水電解質2次電池Info
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- JPS60212959A JPS60212959A JP59069386A JP6938684A JPS60212959A JP S60212959 A JPS60212959 A JP S60212959A JP 59069386 A JP59069386 A JP 59069386A JP 6938684 A JP6938684 A JP 6938684A JP S60212959 A JPS60212959 A JP S60212959A
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- oxide
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
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- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/48—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
- H01M4/485—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of mixed oxides or hydroxides for inserting or intercalating light metals, e.g. LiTi2O4 or LiTi2OxFy
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、非水電解質2次電池用の正極材料に関するも
のである。
のである。
従来例の構成とその問題点
現在までリチウム等のアルカリ金属を負極とす1八+−
1漏入京丁すlしy一体弁か日凸ム1番零十雷解質2次
電池の開発が活発にすすめられてきた。
1漏入京丁すlしy一体弁か日凸ム1番零十雷解質2次
電池の開発が活発にすすめられてきた。
しかし、この種の2次電池はリチウム1次電池のように
金属リチウムをその′1.1負極に用いると充放電回数
(サイクル数)の寿命が短く、特にデンドライトの発生
などによる負極側の充放電に際しての充放電効率が低い
ため実用は困難であるとされてきた。最近この負極の充
放電効率の問題も、すぐれたリチウム吸蔵合金の登場で
かなり改良され、負極の問題よりも正極活物質としてす
ぐれた性能を持つ材料の開発がより重要となってきた。
金属リチウムをその′1.1負極に用いると充放電回数
(サイクル数)の寿命が短く、特にデンドライトの発生
などによる負極側の充放電に際しての充放電効率が低い
ため実用は困難であるとされてきた。最近この負極の充
放電効率の問題も、すぐれたリチウム吸蔵合金の登場で
かなり改良され、負極の問題よりも正極活物質としてす
ぐれた性能を持つ材料の開発がより重要となってきた。
現在まで正極材料として数多くの活物質が提案されてお
り、たとえば2硫化チタンT i82 +セレン化ニオ
ブNb S e2. 五酸化バナジウムv2o6.酸化
タングステンWo3.酸化モリブデンM003゜酸化ク
ロムCr3O8,バナジン酸銅CLJ 2 V 207
等が可能性の高い正極活物質として検討されてきた。
り、たとえば2硫化チタンT i82 +セレン化ニオ
ブNb S e2. 五酸化バナジウムv2o6.酸化
タングステンWo3.酸化モリブデンM003゜酸化ク
ロムCr3O8,バナジン酸銅CLJ 2 V 207
等が可能性の高い正極活物質として検討されてきた。
一般にリチウム2次電池用の正極活物質に要求される能
力は、放電電気容量が大きく、かつ放電電圧が高い、い
わゆる高エネルギー密度と、その電圧平帽性とサイクル
寿命にある。しかし十紀の可能性の高い正極活物質の中
にも上記の要求をすべて満足しているものではなくTi
S2.NbSe2は放電電圧が低く、V2O5け放電の
電圧変化が階段状になり平坦性が悪く、WO2は放電電
気容量が小さく、V0O3は放電電圧が低く、Cr3O
8は電圧は高いがサイクル寿命に問題があり、Cu2v
207は、平坦性とサイクル寿命に問題があった。
力は、放電電気容量が大きく、かつ放電電圧が高い、い
わゆる高エネルギー密度と、その電圧平帽性とサイクル
寿命にある。しかし十紀の可能性の高い正極活物質の中
にも上記の要求をすべて満足しているものではなくTi
S2.NbSe2は放電電圧が低く、V2O5け放電の
電圧変化が階段状になり平坦性が悪く、WO2は放電電
気容量が小さく、V0O3は放電電圧が低く、Cr3O
8は電圧は高いがサイクル寿命に問題があり、Cu2v
207は、平坦性とサイクル寿命に問題があった。
以上のようにリチウム2次電池用の正極材料として実用
化に至っているものはなく、電圧が高く、放電平坦性が
良く、電気容素も大きく、サイクル寿命の良好な活物質
材料の出現が望まれている。
化に至っているものはなく、電圧が高く、放電平坦性が
良く、電気容素も大きく、サイクル寿命の良好な活物質
材料の出現が望まれている。
発明の目的
本発明は、Cr とVの複合酸化物を正極材料に用いる
ことにより、電圧が高く、放電電気容量。
ことにより、電圧が高く、放電電気容量。
放電電圧平坦性、ならびにサイクル特性にもすぐれた非
水電解質へ次電池を提供することを目的とする。
水電解質へ次電池を提供することを目的とする。
発明の構成
本発明は非水電解質2次電池に有用な新規の正極活物質
材料に関するものであり、その正極活物質材料として、
Cr とVの複合酸化物を用いるものであり、中でもC
rxv2(1−x)05−(2+y)cで示される組成
式をもち、X値が0.2以上0.8以下でy値が0.1
以上1.0以下の範囲に入る複合酸化物を用いることを
特徴とする。
材料に関するものであり、その正極活物質材料として、
Cr とVの複合酸化物を用いるものであり、中でもC
rxv2(1−x)05−(2+y)cで示される組成
式をもち、X値が0.2以上0.8以下でy値が0.1
以上1.0以下の範囲に入る複合酸化物を用いることを
特徴とする。
実施例の説明
元来クロム酸化物、特にCr O3は酸化力が高く、L
L と電池を構成した場合、非常に高い電位を示すばか
りではなく、その酸化力の高さゆえに接した電解液をも
分解酸化してしまうため活物質として用いることが不可
能であった。そこでCr3O8等のように酸化力をわず
かに弱めて用いることも考えられたが、電圧は高いが可
逆性に乏しく非水電解質2次電池用の活物質としては不
十分であった。捷だバナジウム系の酸化物はその結晶構
造が層状構造を持ち、可逆性という観点からはリチウム
の層間化合物をつくるということで望しい材料であった
が、放電電圧変化が複数の階段状となるため電圧平坦性
に難があった。そこで、クロム酸化物の高い酸化力とV
2O6の層状結晶構造の相乗効果をねらったのが本発明
の複合酸化物である。
L と電池を構成した場合、非常に高い電位を示すばか
りではなく、その酸化力の高さゆえに接した電解液をも
分解酸化してしまうため活物質として用いることが不可
能であった。そこでCr3O8等のように酸化力をわず
かに弱めて用いることも考えられたが、電圧は高いが可
逆性に乏しく非水電解質2次電池用の活物質としては不
十分であった。捷だバナジウム系の酸化物はその結晶構
造が層状構造を持ち、可逆性という観点からはリチウム
の層間化合物をつくるということで望しい材料であった
が、放電電圧変化が複数の階段状となるため電圧平坦性
に難があった。そこで、クロム酸化物の高い酸化力とV
2O6の層状結晶構造の相乗効果をねらったのが本発明
の複合酸化物である。
出発物質としてはCr OaとV2O6を用い、混合し
て熱処理するのであるが、Cr O3は空気中で197
℃で分解が始まる徐々に低級酸化物へと変化し、V2O
6は空気中で700℃近くの高温で分解する。
て熱処理するのであるが、Cr O3は空気中で197
℃で分解が始まる徐々に低級酸化物へと変化し、V2O
6は空気中で700℃近くの高温で分解する。
しかし、高い電圧を得るためにはCrの原子価はなるべ
く低下させない方が好しい。
く低下させない方が好しい。
Crの酸化物はCrO2を出発物質として空気中で昇温
しでゆくと197℃から分解が始まりノンストキオメト
リノクに原子価が低下し、280℃で6価のCr206
,3了O℃で4価のCrQAに変化する。このようなC
r酸化物の熱処理温度による原子価の低下がCr とV
の複合酸化物の電池電圧に与える影響を検討した結果、
その放電電圧は高温で処理するほど低下することがわか
った。しかし、この複合酸化物は、Cr酸化物が完全に
4価の酸化物にまで低下するはずの温度である400℃
で熱処理してもその活物質の電圧は低下するもののサイ
クル寿命はすぐれたものであった。これはいわゆる複合
酸化物の結晶構造がV2O6の層状結晶構造に依存する
ためであり、その構造も8o。
しでゆくと197℃から分解が始まりノンストキオメト
リノクに原子価が低下し、280℃で6価のCr206
,3了O℃で4価のCrQAに変化する。このようなC
r酸化物の熱処理温度による原子価の低下がCr とV
の複合酸化物の電池電圧に与える影響を検討した結果、
その放電電圧は高温で処理するほど低下することがわか
った。しかし、この複合酸化物は、Cr酸化物が完全に
4価の酸化物にまで低下するはずの温度である400℃
で熱処理してもその活物質の電圧は低下するもののサイ
クル寿命はすぐれたものであった。これはいわゆる複合
酸化物の結晶構造がV2O6の層状結晶構造に依存する
ためであり、その構造も8o。
℃近くに昇温しないかぎり変化しない安定なものである
ということに起因しているとも考えられる。
ということに起因しているとも考えられる。
また200℃未満の温度で熱処理した場合は、完全にC
r O3を分解できず、残ったC r O3のために電
解液が分解してしまうため、本発明の複合酸化物は少な
くとも200’C以上の熱処理温度が必要である。以上
のように種々の熱処理温度を検討した結果、電圧特性と
サイクル寿命の観点から、その熱処理温度は200℃以
上600℃以下の範囲で最もすぐれた活物質となりうる
。そして分析の結果、その範囲で熱処理するとこの複合
酸化物の酸化数は、6価と4価の間にあり、層状結晶構
造と思われる特徴が出ていることから、V2O6の結晶
構造に類似したいわゆる見かけ上 Crx v2(1−x) 05−(2+y)x ””
≦1.0) で示される複合酸化物を形成していると推
定される。
r O3を分解できず、残ったC r O3のために電
解液が分解してしまうため、本発明の複合酸化物は少な
くとも200’C以上の熱処理温度が必要である。以上
のように種々の熱処理温度を検討した結果、電圧特性と
サイクル寿命の観点から、その熱処理温度は200℃以
上600℃以下の範囲で最もすぐれた活物質となりうる
。そして分析の結果、その範囲で熱処理するとこの複合
酸化物の酸化数は、6価と4価の間にあり、層状結晶構
造と思われる特徴が出ていることから、V2O6の結晶
構造に類似したいわゆる見かけ上 Crx v2(1−x) 05−(2+y)x ””
≦1.0) で示される複合酸化物を形成していると推
定される。
次に上記”xv2(1−x)06−(2+y)x<O’
≦y≦1.0)においてX値、つまりCr とVの原子
の数の割合について電池性能の観点から検討した結果x
−0,2以上0.8以下の複合酸化物となるように調製
した材料がすぐれた性能を示すこiがゎがった。xく0
.2では、放電電圧も低く、その放電形状もv2o6の
ものに近く階段状になり、! ) 0.8では可逆性に
問題があった。
≦y≦1.0)においてX値、つまりCr とVの原子
の数の割合について電池性能の観点から検討した結果x
−0,2以上0.8以下の複合酸化物となるように調製
した材料がすぐれた性能を示すこiがゎがった。xく0
.2では、放電電圧も低く、その放電形状もv2o6の
ものに近く階段状になり、! ) 0.8では可逆性に
問題があった。
また上記組成式中のy値は複合酸化物の熱処理温度に関
する因子で、熱処理温度が500’Cを越えるとy値は
y)1.oになることがゎがり、このy ) 1.oに
なると電池性能、特に電圧特性が極めて悪くなるために
熱処理温度は500℃以下であること、つまりy≦1.
0となる組成であることが好しい。また、Cr と■の
複合酸化物を形成するのに、必安な加熱処理を行うと、
出発物質であるC r Oaより若干の酸素の放出が起
るため、y(0,1の化合物は得られなかった。
する因子で、熱処理温度が500’Cを越えるとy値は
y)1.oになることがゎがり、このy ) 1.oに
なると電池性能、特に電圧特性が極めて悪くなるために
熱処理温度は500℃以下であること、つまりy≦1.
0となる組成であることが好しい。また、Cr と■の
複合酸化物を形成するのに、必安な加熱処理を行うと、
出発物質であるC r Oaより若干の酸素の放出が起
るため、y(0,1の化合物は得られなかった。
ここで本実施例をさらに具体的に説明するためK、ボタ
ン型電池を組立て検討した。Cr とVの複合酸化物の
調製法はCrO2とv2o5を粉体の状態で混合し、空
気中で熱処理するものである。CrとVの混合割合と電
池性能の関係、熱処理温度と電池性能の関係を検討する
ために条件を変えた種々の活物質材料を調製した。Cr
と■の混合割合を変えたものはこの複合酸化物を Crxv2(1−x)06−(2+y)xで示すと8値
が0・0.1 、0.2.0.3.0.4.0.6.0
.6.0.7.0.8゜0.9.1.0となるようにし
た11種類の活物質材料について行なった。また熱処理
温度は200C。
ン型電池を組立て検討した。Cr とVの複合酸化物の
調製法はCrO2とv2o5を粉体の状態で混合し、空
気中で熱処理するものである。CrとVの混合割合と電
池性能の関係、熱処理温度と電池性能の関係を検討する
ために条件を変えた種々の活物質材料を調製した。Cr
と■の混合割合を変えたものはこの複合酸化物を Crxv2(1−x)06−(2+y)xで示すと8値
が0・0.1 、0.2.0.3.0.4.0.6.0
.6.0.7.0.8゜0.9.1.0となるようにし
た11種類の活物質材料について行なった。また熱処理
温度は200C。
230℃、250℃、270℃、290℃、300C。
350℃、400℃、500℃、eoo℃の1o種類に
ついて検討した結果、熱処理後の活物質材料の組成分析
により、Crxv2 (1−x ) 5−(2+y)x
で示されるところのy値が熱処理温度に依存する値であ
ることがわかり、2oo℃でy = 0.1 、230
℃でy =0.2.260tl:でy=0.3,270
℃でy =0.4 。
ついて検討した結果、熱処理後の活物質材料の組成分析
により、Crxv2 (1−x ) 5−(2+y)x
で示されるところのy値が熱処理温度に依存する値であ
ることがわかり、2oo℃でy = 0.1 、230
℃でy =0.2.260tl:でy=0.3,270
℃でy =0.4 。
290℃でy1α5,3001:でy耽0.5,350
℃でy=0.6,400℃でy=0.9,500℃でy
=1.0゜6oo℃でy−1,1となった。従って上記
混合割合のX値と熱処理温度の因子であるy値で示され
る本実施例の活物質材料は表に示す組成の範囲に入るこ
とになる。
℃でy=0.6,400℃でy=0.9,500℃でy
=1.0゜6oo℃でy−1,1となった。従って上記
混合割合のX値と熱処理温度の因子であるy値で示され
る本実施例の活物質材料は表に示す組成の範囲に入るこ
とになる。
以上の数種類の活物質材料についてボタン型電池を構成
し、その電池性能を検討した。正極は活物質材料100
9に対してカーボンブラック7I。
し、その電池性能を検討した。正極は活物質材料100
9に対してカーボンブラック7I。
四フフ化エチレン樹脂7Iを混合し、Tiエキスバンド
メタルとともに圧延成形した円板状のもので、第1図の
ように円板の中央部分のTi エキスバンドメタルを露
出させ、ボタン型電池の正極ケースにその部分をスポッ
ト溶接することによって集電するものである。またここ
で用いた活物質量は、すべて0.2.9(カーボンブラ
ンク、四フッ化エチレンを除く)にそろえである。第2
図は、その正極を用いたボタン型電池の縦断面図であり
、上記正極1は電池の正極ケース2にスポット溶接して
あり、負極は、封口板3の内側にスポット溶接で固定し
たPb−8n−Cd合金にリチウムを十分吸蔵させた合
金極4であり、ポリプロピレン製セパレータ6と1モル
の過塩素酸リチウム(L ICI!4 )を溶解した炭
酸プロピレン(pc)の電解液6とともにポリくロピレ
ン製のガスケット7を介して密封し完成電池としたもの
である。
メタルとともに圧延成形した円板状のもので、第1図の
ように円板の中央部分のTi エキスバンドメタルを露
出させ、ボタン型電池の正極ケースにその部分をスポッ
ト溶接することによって集電するものである。またここ
で用いた活物質量は、すべて0.2.9(カーボンブラ
ンク、四フッ化エチレンを除く)にそろえである。第2
図は、その正極を用いたボタン型電池の縦断面図であり
、上記正極1は電池の正極ケース2にスポット溶接して
あり、負極は、封口板3の内側にスポット溶接で固定し
たPb−8n−Cd合金にリチウムを十分吸蔵させた合
金極4であり、ポリプロピレン製セパレータ6と1モル
の過塩素酸リチウム(L ICI!4 )を溶解した炭
酸プロピレン(pc)の電解液6とともにポリくロピレ
ン製のガスケット7を介して密封し完成電池としたもの
である。
このようにして試作した電池に2mAの定電流で充放電
サイクル試験を施した。充放電は電圧制御とし、充電電
圧が3.7vに達すると放電に切り換わり、放電電圧が
、2.0■に達すると再び充電に切り換わる、いわゆる
電圧の上限、下限を設定した充放電方式とした。この充
放電方式で上記の条件を変えて調製した活物質材料のそ
れぞれについて電池としての性能検討した。
サイクル試験を施した。充放電は電圧制御とし、充電電
圧が3.7vに達すると放電に切り換わり、放電電圧が
、2.0■に達すると再び充電に切り換わる、いわゆる
電圧の上限、下限を設定した充放電方式とした。この充
放電方式で上記の条件を変えて調製した活物質材料のそ
れぞれについて電池としての性能検討した。
その結果・Crx”2(1−x)O5−(1+y)xの
8値が0の場合、つま9バナジウム酸化物のみの活物質
は、上記熱処理温度をかえたものつまりy値を変化させ
たものどれをとってもV2O5のままであり、放電特性
は階段状になり平坦性に難点があり、またx=1.0、
つ1リクロム酸化物のみの活物質は熱処理温度によって
、その放電電圧は変化し、特に200℃で熱処理したも
のはその酸化力の高さゆえに電解液が分解酸化されガス
発生のために電池がふくれることまで起った。しかし、
クロム酸化物のみの活物質は、どの熱処理温度で調製し
たものでも、その2次電池としての可逆性に難点があり
サイクル寿命が極めて短いものであった。その−例とし
て、クロム酸化物のみの活物質で250℃で熱処理した
材料(CrO2,7に相当)を用いた電池の充放電特性
を電3図に示す。クロム酸化物のみの活物質は25C)
Cで熱処理したものだけでなく、本実施例に適用したす
べての材料においても第3図のようなサイクル劣化を示
し、可逆性に難点があった。
8値が0の場合、つま9バナジウム酸化物のみの活物質
は、上記熱処理温度をかえたものつまりy値を変化させ
たものどれをとってもV2O5のままであり、放電特性
は階段状になり平坦性に難点があり、またx=1.0、
つ1リクロム酸化物のみの活物質は熱処理温度によって
、その放電電圧は変化し、特に200℃で熱処理したも
のはその酸化力の高さゆえに電解液が分解酸化されガス
発生のために電池がふくれることまで起った。しかし、
クロム酸化物のみの活物質は、どの熱処理温度で調製し
たものでも、その2次電池としての可逆性に難点があり
サイクル寿命が極めて短いものであった。その−例とし
て、クロム酸化物のみの活物質で250℃で熱処理した
材料(CrO2,7に相当)を用いた電池の充放電特性
を電3図に示す。クロム酸化物のみの活物質は25C)
Cで熱処理したものだけでなく、本実施例に適用したす
べての材料においても第3図のようなサイクル劣化を示
し、可逆性に難点があった。
次にX値が0.1〜0.9に相当する複合酸化物におい
て上記各温度で熱処理したものについて検討した。その
結果、−例として第4図に示したようにy−O,3の場
合の充放電特性の1oサイクル目の放電電圧特性はX値
が大きくなるにつれて2.OV終止の放電容量は少しづ
つ減少するものの相対的に放電電圧が高くなり平坦性も
良くなった。しかし、x=0.1の場合、V2O3の階
段状に変化する放電電圧特性の影響が強く出て、電圧平
坦性に難があった。またx=0.9の場合、電圧特性は
すぐれているが、可逆性に乏しいことがわかった。この
電池特性からみたX値の検討をさらに細く行なったとこ
ろx=0.2以上X = O,S以下の範囲で2次電池
としてそれぞれ特徴の違いはあるもののすぐれた可逆性
を示す電池特性をもつことが判明した。捷だ、熱処理温
度による影響であるが、200℃以上で熱処理した材料
では、電解液を分解酸化する傾向もなく、安定した活物
質になることがわかったが、第6図のx −0,5の場
合の充放電試験の10サイクル目の放電特性に示すよう
に熱処理温度を変えて、yの値を変えた活物質では、y
が1.0を越えると、放電電圧が低下することと、電圧
の段変化こそないが放電電圧変化がより急傾斜になり平
坦性という観点からは好しくない。従ってX値がx=0
.2以上x = 0.8以下の複合酸化物において熱処
理して、yが0.1以上1.0以下ですぐれた電池用の
活物質が得られることになる。
て上記各温度で熱処理したものについて検討した。その
結果、−例として第4図に示したようにy−O,3の場
合の充放電特性の1oサイクル目の放電電圧特性はX値
が大きくなるにつれて2.OV終止の放電容量は少しづ
つ減少するものの相対的に放電電圧が高くなり平坦性も
良くなった。しかし、x=0.1の場合、V2O3の階
段状に変化する放電電圧特性の影響が強く出て、電圧平
坦性に難があった。またx=0.9の場合、電圧特性は
すぐれているが、可逆性に乏しいことがわかった。この
電池特性からみたX値の検討をさらに細く行なったとこ
ろx=0.2以上X = O,S以下の範囲で2次電池
としてそれぞれ特徴の違いはあるもののすぐれた可逆性
を示す電池特性をもつことが判明した。捷だ、熱処理温
度による影響であるが、200℃以上で熱処理した材料
では、電解液を分解酸化する傾向もなく、安定した活物
質になることがわかったが、第6図のx −0,5の場
合の充放電試験の10サイクル目の放電特性に示すよう
に熱処理温度を変えて、yの値を変えた活物質では、y
が1.0を越えると、放電電圧が低下することと、電圧
の段変化こそないが放電電圧変化がより急傾斜になり平
坦性という観点からは好しくない。従ってX値がx=0
.2以上x = 0.8以下の複合酸化物において熱処
理して、yが0.1以上1.0以下ですぐれた電池用の
活物質が得られることになる。
次に上記のX値及び温度を変えて調製した材料のうち代
表的なものとして、Cr O3とV2O6を等モル混合
(x−0,5) シ26C)1:の空気中で熱処理(y
−0,3) した活物質(CrO,5”1 、。03
.76見てわかるように、6oサイクル充放電をくり返
しても1サイクル目にほぼ近い充放電電圧特性を維持し
ており、放電電圧、放電平坦性及び放電電気容量ともす
ぐれた性能を示した。
表的なものとして、Cr O3とV2O6を等モル混合
(x−0,5) シ26C)1:の空気中で熱処理(y
−0,3) した活物質(CrO,5”1 、。03
.76見てわかるように、6oサイクル充放電をくり返
しても1サイクル目にほぼ近い充放電電圧特性を維持し
ており、放電電圧、放電平坦性及び放電電気容量ともす
ぐれた性能を示した。
次に熱処理温度260’Cつまりy = 0.3の場合
(Cr]Cv2(1−x) 5−2,3x )の8値と
放電平均○ 電圧の関係を例えば1oサイクル目の放電についてプロ
ットすると第7図のようにX値が大きくなるにつれて電
圧が高くなり、逆に放電容量とX値の関係は第8図のよ
うになりx = 0.2からx=o、F5に至る範囲が
容量的にはすぐれていた。
(Cr]Cv2(1−x) 5−2,3x )の8値と
放電平均○ 電圧の関係を例えば1oサイクル目の放電についてプロ
ットすると第7図のようにX値が大きくなるにつれて電
圧が高くなり、逆に放電容量とX値の関係は第8図のよ
うになりx = 0.2からx=o、F5に至る範囲が
容量的にはすぐれていた。
またサイクル寿命に関しては、x = 0.2からx=
0.8に至る範囲で第6図に示したようにすぐれており
、エネルギー(容量と電圧の積)的には、−1−記の第
7図、第8図で示した値からみて、x=0.2からx=
0.8に至る範囲でほぼ同程度になる。従って放電形状
はX値によって多少の特徴の差はあるが、高エネルギー
密度の2次電池という観点からはこのX値がx = 0
.2からx = 0.8に至る範囲CrXV2(1−c
)O5−(2+y)xで示される複合酸化物は、これま
でにないすぐれた材料であるといえる。
0.8に至る範囲で第6図に示したようにすぐれており
、エネルギー(容量と電圧の積)的には、−1−記の第
7図、第8図で示した値からみて、x=0.2からx=
0.8に至る範囲でほぼ同程度になる。従って放電形状
はX値によって多少の特徴の差はあるが、高エネルギー
密度の2次電池という観点からはこのX値がx = 0
.2からx = 0.8に至る範囲CrXV2(1−c
)O5−(2+y)xで示される複合酸化物は、これま
でにないすぐれた材料であるといえる。
発明の効果
以上のようにCr と■の複合酸化物を正極材料とする
ことにより、電圧特性、放電電圧平坦性かつサイクル寿
命のすぐれた非水電解質2次電池を提供することができ
る。
ことにより、電圧特性、放電電圧平坦性かつサイクル寿
命のすぐれた非水電解質2次電池を提供することができ
る。
第1図は本発明の一実施例に用いた正極形状の外観図、
第2図は第1図に示す正極を組み込んだ電池の縦断面図
、第3図および第6図は本発明の一実施例の電池の充放
電電圧特性図、第4図および第6図は同電池の1oサイ
クル目の放電電圧特性の比較図、第7図および第8図は
本発明実施例における複合酸化物の組成による電圧なら
びに容量の相関図である。 1・・・・・正極、2・・・・・・正極ケース、3・・
・・封口板、4・・・・・・合金極、6・・・・セパレ
ータ、6・・・・・・電解液。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第 7 図 o o、s t、。 L41L (CrχVm−x)Os−z、yジ第8図 χ 値 (Crt V2H−g 05−23x )手続
補正書 l事件の表示 昭和59年特許願第69386号 2発明の名称 非水電解質2次電池 3補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人 任 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称 (
582)松下電器産業株式会社代表者 山 下 俊 彦 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産
業株式会社内 6補正の対象 明 細 書 1、発明の名称 非水電解質2次電池 2、特許請求の範囲 リチウムまたはリチウム合金を活物質とする負極と、正
極と、リチウム塩を溶解した有機溶媒の電解液を構成要
素とし、前記正極はクロムCrとバナジウム■からなる
酸化物を活物質とし、酸化とを特徴とする非水電解質2
次電池。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、非水電解質2次電池用の正極材料に関するも
のである。 従来例の構成とその問題点 現在までリチウム等のアルカリ金属を負極とするいわゆ
る高エネルギー密度を目的とした非水電解質2次電池の
開発が活発にすすめられてきた。 しかし、この種の2次電池はリチウム1次電池のように
金属リチウムをそのまま負極に用いると充放電回数(サ
イクル数)の寿命が短く、特にデンドライトの発生など
による負極側の充放電に際しての充放電効率が低いため
実用は困難であるとされてきた。最近この負極の充放電
効率の問題も、すぐれたリチウム吸蔵合金の登場でかな
り改良され、負極の問題よりも正極活物質としてすぐれ
た性能を持つ材料の開発がより重要となってきた。 現在1で正極材料として数多くの活物質が提案されてお
り、たとえば2硫化チタンTl52.セレン化ニオブN
bSe2.五酸化・;ナジウム■206.酸化タングス
テンWO3,酸化モリブデンMo5s +酸化りIII
ムCr 30B 、バナジン酸銅Cu 2 V 20
71v6o13等が可能性の高い正極活物質として検討
されてきた。一般にリチウム2次電池用の正極活物質に
要求される能力は、放電電気容量が大きく、かつ放電電
圧が高い、いわゆる高エネルギー密度と、その電圧平坦
性とサイクル寿命にあるoしかし上記の可能性の高い正
極活物質の中にも上記の!古か子べで描記1−イいム本
のでは&<TiS、。 N b S e 2は放電電圧が低く、■206け放電
の電圧変化が階段状になり平坦性が悪く、wo3は放電
電気容量が小さく、M o O3は放電電圧が低く、C
r3O8け電圧は高いがサイクル寿命に問題があり、C
u2V207は、平坦性とサイクル寿命に問題がちり、
v2013の場合にもサイクル寿命に問題があった。壕
だCrとVからなる酸化物を電池活物質として検討した
報告(K、 M、 Abraham、 I 、L。 Goldman、 and M、 D、 Dempse
y、 J、 Electrochem。 Sor vol 128 @122493−2501
(1981))もある。このAbraham らの報告
は、v6o13に関すルモノテ、コノv6013(■0
2.17)を合成する場合、v206と金属Vを混合し
、650’Cで熱処理するわけであるが、この時に金属
Vの代わりに金属Orを用いて650’Cで熱処理し、
Cr0.13v0.8□02.1□という組成の酸化物
を合成している。この場合のVやOrはいわゆる■20
6を還元して■6o13(v02.1□)に相当する原
子価忙導く還元剤として用いられたもので、CrO場合
上記の如く、Crol、v、−IQ□09,7になる。 そして、このCr0.13v0.8702.17を活物
質としてLi 2次電池を構成するとV6O,3(v0
2.1□)と比較(−てそのサイクル寿命はさらに悪い
と報告されている。さらに放電電圧も低い。これは、V
2O。 と、還元剤としてのCr金属を用いて作ったためであろ
うと思われる。 一般に酸化物の放電電圧は、酸化数の大きいもの程高い
と言われている。事実■2Q5(■の酸化数−6)とV
6O13(vの酸化数=4.34) と比較すると、放
電電圧は、V2O5の方が0.4V程度高くなる。 Cr0.13v0.8702.17 でも金属イオ71
つ当りの平均酸化数は、4.34であり、放電電位はV
6O13と同程度であり、サイクル寿命、放電電圧とも
V2O6の方が良い。しかし、V2O,の場合も、放電
電圧は低く、さら如階段状になるという欠点があった。 以上のようにリチウム2次電池用の正極材料として実用
化に至っているものはなく、電圧が高く、放電平坦性が
良く、電気容量も大きく、サイクル寿命の良好な活物質
材料の出現が望まれている。 発明の目的 本発明は、CrとVからなる酸化物 (Crx”2(1−x)05−(2+y)x (ただし
。、2≦X≦0.8 、0.1≦y≦1.o) lを正
極材料に用いることにより、電圧が高く、放電電気容量
、放電電圧平坦性、ならびにサイクル特性にもすぐれた
非水電解質2次電池を提供することを目的とする。 発明の構成 本発明は非水電解質2次電池に有用な新規の正極活物質
材料に関するものであり、その正極活物質材料として、
CrとVからなる酸化物を用いるものであり・中でもC
rxv2(1−x)o5−(2+y)xでで示される組
成式をもち、X値が0.2以上0.8以下でy値が0.
1以上1.0以下の範囲に入る酸化物を用いることを特
徴とする。 実施例の説明 元来クロム酸化物、特K Cr Osは酸化力が高く、
Liと電池を構成した場合、非常に高い電位を示すばか
りではなく、その酸化力の高さゆえに接した電解液をも
分解酸化してしまうため活物質として用いることが不可
能であった。そこでCr s○8等のように酸化力をわ
ずかに弱めて用いることも考えられたが、電圧は高いが
可逆性に乏しく非水電解質2次電池用の活物質としては
不十分であった。 またバナジウム系の酸化物はその結晶構造が層状構造に
近く、可逆性という観点からはリチウムの移動可能な空
間をもつということで望しい材料であったが、放電電圧
変化が複数の階段状となるため電圧平坦性に難があった
。そこで、クロム酸化物の高い酸化力とV2O5の可逆
性の両方の作用を相乗得られるようにしたのが本発明の
酸化物である。出発物質としてはCr OsとV2O5
を用い、混合して熱処理するのであるが、Cr O3は
空気中で19了°Cで分解が始まり、徐々に低級酸化物
へと変化し、V2O6は空気中で700’C近くの高温
で分解する。しかし、高い電圧を得るためにはCrの原
子価はなるべく低下させない方が好しい。 Crの酸化物はCry、を出発物質、’−1−で空ケ中
で昇温しでゆくと197°Cから分解が始まりノンスト
キオメトリックに原子価が低下し、280’Cで6価の
Cr206,370′Cで4価のCr O2に変化する
。このようなCr酸化物の熱処理温度による原子価の低
下がCrとVからなる酸化物の電池電圧に与える影響を
検討した結果、その放電電圧は高温で処理するほど低下
することがわかった。 また、サイクル寿命も悪い。しかし、本発明の酸化物は
、Cr酸化物が完全に4価の酸化物にまで低下するはず
の温度である400’Cで熱処理してもその活物質の電
圧は低下するもののサイクル寿命はすぐれたものであっ
た。これはいわゆるこの酸化物の結晶構造がV2O6の
結晶構造に依存するためであり、その構造もSOOoC
近くに昇温しないかぎり変化しない安定なものであると
いうことに起因しているとも考えられる。 また200’C未満の温度で熱処理した場合は、完全に
CrO2を分解できず、残ったC rO3のために電解
液が分解してしまうため、本発明の酸化物は少なくとも
200 ’C以上の熱処理温度が必要である。以上のよ
うに種々の熱処理温度を検討した結果、電圧特性とサイ
クル寿命の観点から、その熱処理温度は200’C以上
500 ’Q以下の範囲で最もすぐれた活物質となりう
る。 そして化学分析の結果、上記の範囲で熱処理するとこの
酸化物中のCrの酸化数は、6価と4価の間に&ること
かわかり、いわゆる見かけ上Crxv2(1−x)o5
−(2+y)x (”≦y(1,0)で示される酸化物
を形成していると推定される。またX線回折スペクトル
をみると、Cr酸化物に相当するスペクトルは現われず
、わずかに新しい相の形成を示すピークが存在している
もののその強度は弱く、主なスペクトルは、v206の
X線スペクトルがそのまj低角度側ヘンフトした形にな
っていた。従って、この酸化物は、部分的に複合酸化物
的要素を持つと思われるが、その主な化合形態は、v2
o6結晶中へCrO3が固溶したいわゆる固溶体になっ
ているものと推定できる。 またこの酸化物が単なるVの酸化物とCrの酸化物の混
合物ではないことはX線回析の結果からも明らかではあ
るが、実際に電池を構成し充放電試験を行なうとその違
いはより明確である。 例えばCr Oaとv2o6を別々に熱処理して混合し
たものを正極材料として電池を構成し充放電試験を行な
うと、その放電電圧変化は複数の階段状となりその形状
はあたかも独立したCr酸化物の放電特性とv206の
放電特性を重ね合わせたようなものであった。しかし、
同じ温度で熱処理した本発明の材料では、その中に含ま
れる成分比はまったく同じにもかかわらず、その放電電
圧変化ははt丁一段の平坦な変化となり、その放電電圧
変化も、はるかに大きくなっていた。以上のように、本
発明の材料は単なる混合物ではなく新しい形態の化合物
となっていることは明らかである。 次に上記cr!V2(1−x)○cs−(2+y)x
(”≦y≦1.0)においてX値、つまりCrとVの原
子の数の割合について電池性能の観点から検討した結果
x=0.2 以上0.8以下の酸化物となるように調製した材料がす
ぐれた性能を示すことがわかった。x (0,2では、
放電電圧も低く、その放電形状もv206のものに近く
階段状になり、!>0.8では可逆性に問題があった。 また上記組成式中のy値はこの酸化物の熱処理温度に関
する因子で、熱処理温度が500°Cを越えるとy*#
dy>1.oKなることがわかり、このy>1.OKな
ると電池性能、特に電圧特性が極めて悪くなるために熱
処理温度は500’C以下であること、つまりy≦1.
0となる組成であることが好しい。捷た、CrとVから
なる酸化物を形成するのに、必要な加熱処理を行うと、
出発物質であるC r O3より若干の酸素の放出が起
るため、yく0.1の化合物は得られなかった。 次に従来例の構成とその問題点の項で報告したAbra
ham らの合成したCr0.13v0.87o2.1
7は本発明の請求の範囲には含唸れず、例えばCr0.
13v0.8□0□という式にあてはめるとその2値は
、本発明の請求の範囲では2.562≦2≦2.435
となり、Ab、r ah am らの値z=2.17と
比べてはるかに酸化数の高いものであった。 ここで本実施例をさらに具体的に説明するために、ボタ
ン型電池を組立て検討した。CrとVの酸化物の調製法
はCrO3とv206を粉体の状態で混合し、空気中で
熱処理するものである。CrとVの混合割合と電池性能
の関係、熱処理温度と電池性能の関係を検討するために
条件を変えた種々の活物質材料を調製した。CrとVの
混合割合を変えたものはこの酸化物を ”xv2(1−x)o6−(2+y)zで示すとX値が
0゜0.1.0.2.0.3.0.4.0.5.0.6
.0.7.0.8゜0.9.1.0となるようにした1
1種類の活物質材料について行なった。また熱処理温度
は200°C。 230℃、250’C,270’Q、290”C,30
0”C。 360℃、400℃、 600’C、600℃+7)1
0種類について検討した結果、熱処理後の活物質材料の
組成分析により・Cr!v2(1−りo5−(2+y)
xで示されるところのy値が熱処理温度に依存する値で
あることがわかり、200℃でy=0.1゜230℃で
7 = 0.2.250’Cでy=0.3.27σCで
y=0.4,290’Qでy =0.5.300℃でy
=0.5.350 ’Cでy=0.6,400℃でy−
=0.9゜500℃でy=1.0,600”Cでy=1
.1となった。従って上記混合割合のy値と熱処理温度
の因子であるy値で示される本実施例の活物質材料は表
に示す組成の範囲に入るととKなる。 以下余白 以上の数種類の活物質材料についてボタン型電池を構成
し、その電池性能を検討した。正極は活重蜘質材料1o
o11に対してカーボンブラック71/+3゜ 四フッ化エチレン樹脂7gを混合し、Tiエキスバンド
メタルとともに圧延成形した円板状のもので、第1図の
ように円板の中央部分のTiエキスバンドメタルを露出
させ、ボタン型電池の正極ケースにその部分をスポット
溶接することによって集電するものである。またここで
用いた活物質量は、すべてo、2g(カーボンブラック
、四フッ化エチレンを除<)Kそろえである。第2図は
、その正視を用いたボタン型電池の縦断面図であり、上
記正極1は電池の正極ケース2にスポット溶接してあり
、負極は、封口板3の内側にスポット溶接で固定したP
b−8n−Cd合金にリチウムを十分吸蔵させた合金極
4であり、ポリプロピレン製セパレータ6と1モルの過
塩素酸リチウム(L IC14)を溶解した炭酸プロピ
レン(PC)の電解液6ととモニポリプロピレン製のガ
スケット7を介して密封し完成電池としたものである。 このようにして試作した電池に2 m Aの定電流で充
放電サイクル試験を施した。充放電は電圧制御とし、充
電電圧が3.7■に達すると放電に切り換わり、放電電
圧が、2.OVK達すると再び充電に切り換わる、いわ
ゆる電圧の上限、下限を設定した充放電方式とした。こ
の充放電方式で上記の条件を変えて調製した活物質材料
のそれぞれについて電池としての性能を検討した。 その結果、Crxv2(1−:c) 5−(1+y)x
17)!値が○ 0の場合、つまりバナジウム酸化物のみの活物質は、上
記熱処理温度をかえたものつまりy値を変化させたもの
どれをとってもv206のままであり、放電特性は階段
状になり平坦性に難点があり、またX=1.0、つまり
クロム酸化物のみの活物質は熱処理温度によって、その
放電電圧は変化し、特に200’Cで熱処理したものは
その酸化力の高さゆえに電解液が分解酸化されガス発生
のために電池がふくれることまで起った。しかし、クロ
ム酸化物のみの活物質は、どの熱処理温度で調製したも
のでも、その2次電池としての可逆性に難点がありサイ
クル寿命が極めて短いものであった。その−例として、
クロム酸化物のみの活物質で250℃で熱処理した材料
(CrO2,7に相当)を用いた電池の充放電特性を第
3図に示す。クロム酸化物のみの活物質は250’Cで
熱処理したものだけでなく、本実施例に適用したすべて
の熱処理温度で得られた材料においても第3図のような
サイクル劣化を示し、可逆性に難点があった。 次にX値が0.1〜0.9に相当する酸化物において上
記各温度で熱処理したものについて検討した。 その結果、−例として第4図に示したようKY=0.3
の場合の充放電特性の10サイクル目の放電電圧特性は
X値が大きくなるにつれて2.OV終止の放電容量は少
しづつ減少するものの相対的に放電電圧が高くなり平坦
性も良くなった。しかし、!−0,1の場合、■2o6
の階段状に変化する放電電圧特性の影響が強く出て、電
圧平坦性に難があった。またx=0.9の場合、電圧特
性はすぐれているが、可逆性に乏しいことがわかった。 この電池特性からみたX値の検討をさらに細く行なった
ところx = 0.2以上X−0,8以下の範囲で2次
電池としてそれぞれ特徴の違いはあるもののすぐれた可
逆性を示す電池特性をもつことが判明した。 また、熱処理温度による影響であるが、200”C以上
で熱処理した材料では、電解液を分解酸化する傾向もな
く、安定した活物質になることがわかったが、第6図の
x=0.6の場合の充放電試験の10サイクル目の放電
特性に示すように熱処理温度を変えて、yの値を変えた
活物質では、yが1.0を越えると、放電電圧が低下す
ることと、電圧の段変化こそないが放電電圧変化がより
急傾斜になり平坦性という観点からは好しくない。従っ
てX値が!=0.2以上x=0.8以下の酸化物におい
て熱処理して、yが0.1以上1.0以下ですぐれた電
池用の活物質が得られることになる。 次に上記のX値及び温度を変えて調製した材料のうち代
表的なものとして、Cro3とv206を等モル混合(
x =−0,5) L250’Cの空気中で熱処理(y
=o、s)t、た活物質(Cro、s”1.。oa 、
75相当)について上記条件で充放電した時の60サ
イクル目までの電圧特性を第6図に示す。第6図を見て
わかるように、50サイクル充放電をくり返しても1サ
イクル目にほぼ近い充放電電圧特性を維持しており、放
電電圧、放電平坦性及び放電電気容量ともすぐれた性能
を示した。 次に熱処理温度250’Cつまりy=0.3の場合(C
rx■2(1−x)06−2,3x )のX値と放電平
均電圧の関係を例えば1oサイクル目の放電圧ついてプ
ロットすると第7図のようにX値が大きくなるにつれて
電圧が高くなり、逆に放電容量とX値の関係は第8図の
ようになりX :0.2からX = 0.6に至る範囲
が容量的にはすぐれていた。 捷たサイクル寿命に関しては、x−0,2からX−0,
8に至る範囲で第6図に示したようにすぐれており、エ
ネルギー(容量と電圧の積)的には、上記の第7図、第
8図で示した値からみて、X−0,2からx=Q、Bに
至る範囲では#1同程度になる。 従って放電形状はX値によって多少の特徴の差はあるが
、高エネルギー密度の2次電池という観点からはこのX
値が! = O−2からx−=0.8に至る範囲Crx
”2(1−x)05−(2+y)xで示される酸化物は
、これ1でにないすぐれた材料であるといえる。 発明の効果 以上のようにCrとVの酸化物[Crxv2(1−x)
Os−(1+y )!(ただし0.2≦X≦0.8,0
.1≦y≦1.o)1を正極材料とすることにより、電
圧特性、放電電圧平坦性かつサイクル寿命のすぐれた非
水電解質2次電池を提供することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の一実施例に用いた正極形状の外観図、
第2図は第1図に示す正極を組み込んだ電池の縦断面図
、第3図および第6図は本発明の一実施例の電池の充放
電電圧特性図、第4図および第5図は同電池の1oサイ
クル目の放電電圧特性の比較図、第7図および第8図は
本発明実施例における酸化物の組成による電圧ならびに
容量の相関図である。 1・・・・・正極、2・・・・正極ケース、3・・・・
・封口板、4・・・・合金極、5・・・・セパレータ、
6・・・・・・電解液。
第2図は第1図に示す正極を組み込んだ電池の縦断面図
、第3図および第6図は本発明の一実施例の電池の充放
電電圧特性図、第4図および第6図は同電池の1oサイ
クル目の放電電圧特性の比較図、第7図および第8図は
本発明実施例における複合酸化物の組成による電圧なら
びに容量の相関図である。 1・・・・・正極、2・・・・・・正極ケース、3・・
・・封口板、4・・・・・・合金極、6・・・・セパレ
ータ、6・・・・・・電解液。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第 7 図 o o、s t、。 L41L (CrχVm−x)Os−z、yジ第8図 χ 値 (Crt V2H−g 05−23x )手続
補正書 l事件の表示 昭和59年特許願第69386号 2発明の名称 非水電解質2次電池 3補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人 任 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称 (
582)松下電器産業株式会社代表者 山 下 俊 彦 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産
業株式会社内 6補正の対象 明 細 書 1、発明の名称 非水電解質2次電池 2、特許請求の範囲 リチウムまたはリチウム合金を活物質とする負極と、正
極と、リチウム塩を溶解した有機溶媒の電解液を構成要
素とし、前記正極はクロムCrとバナジウム■からなる
酸化物を活物質とし、酸化とを特徴とする非水電解質2
次電池。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、非水電解質2次電池用の正極材料に関するも
のである。 従来例の構成とその問題点 現在までリチウム等のアルカリ金属を負極とするいわゆ
る高エネルギー密度を目的とした非水電解質2次電池の
開発が活発にすすめられてきた。 しかし、この種の2次電池はリチウム1次電池のように
金属リチウムをそのまま負極に用いると充放電回数(サ
イクル数)の寿命が短く、特にデンドライトの発生など
による負極側の充放電に際しての充放電効率が低いため
実用は困難であるとされてきた。最近この負極の充放電
効率の問題も、すぐれたリチウム吸蔵合金の登場でかな
り改良され、負極の問題よりも正極活物質としてすぐれ
た性能を持つ材料の開発がより重要となってきた。 現在1で正極材料として数多くの活物質が提案されてお
り、たとえば2硫化チタンTl52.セレン化ニオブN
bSe2.五酸化・;ナジウム■206.酸化タングス
テンWO3,酸化モリブデンMo5s +酸化りIII
ムCr 30B 、バナジン酸銅Cu 2 V 20
71v6o13等が可能性の高い正極活物質として検討
されてきた。一般にリチウム2次電池用の正極活物質に
要求される能力は、放電電気容量が大きく、かつ放電電
圧が高い、いわゆる高エネルギー密度と、その電圧平坦
性とサイクル寿命にあるoしかし上記の可能性の高い正
極活物質の中にも上記の!古か子べで描記1−イいム本
のでは&<TiS、。 N b S e 2は放電電圧が低く、■206け放電
の電圧変化が階段状になり平坦性が悪く、wo3は放電
電気容量が小さく、M o O3は放電電圧が低く、C
r3O8け電圧は高いがサイクル寿命に問題があり、C
u2V207は、平坦性とサイクル寿命に問題がちり、
v2013の場合にもサイクル寿命に問題があった。壕
だCrとVからなる酸化物を電池活物質として検討した
報告(K、 M、 Abraham、 I 、L。 Goldman、 and M、 D、 Dempse
y、 J、 Electrochem。 Sor vol 128 @122493−2501
(1981))もある。このAbraham らの報告
は、v6o13に関すルモノテ、コノv6013(■0
2.17)を合成する場合、v206と金属Vを混合し
、650’Cで熱処理するわけであるが、この時に金属
Vの代わりに金属Orを用いて650’Cで熱処理し、
Cr0.13v0.8□02.1□という組成の酸化物
を合成している。この場合のVやOrはいわゆる■20
6を還元して■6o13(v02.1□)に相当する原
子価忙導く還元剤として用いられたもので、CrO場合
上記の如く、Crol、v、−IQ□09,7になる。 そして、このCr0.13v0.8702.17を活物
質としてLi 2次電池を構成するとV6O,3(v0
2.1□)と比較(−てそのサイクル寿命はさらに悪い
と報告されている。さらに放電電圧も低い。これは、V
2O。 と、還元剤としてのCr金属を用いて作ったためであろ
うと思われる。 一般に酸化物の放電電圧は、酸化数の大きいもの程高い
と言われている。事実■2Q5(■の酸化数−6)とV
6O13(vの酸化数=4.34) と比較すると、放
電電圧は、V2O5の方が0.4V程度高くなる。 Cr0.13v0.8702.17 でも金属イオ71
つ当りの平均酸化数は、4.34であり、放電電位はV
6O13と同程度であり、サイクル寿命、放電電圧とも
V2O6の方が良い。しかし、V2O,の場合も、放電
電圧は低く、さら如階段状になるという欠点があった。 以上のようにリチウム2次電池用の正極材料として実用
化に至っているものはなく、電圧が高く、放電平坦性が
良く、電気容量も大きく、サイクル寿命の良好な活物質
材料の出現が望まれている。 発明の目的 本発明は、CrとVからなる酸化物 (Crx”2(1−x)05−(2+y)x (ただし
。、2≦X≦0.8 、0.1≦y≦1.o) lを正
極材料に用いることにより、電圧が高く、放電電気容量
、放電電圧平坦性、ならびにサイクル特性にもすぐれた
非水電解質2次電池を提供することを目的とする。 発明の構成 本発明は非水電解質2次電池に有用な新規の正極活物質
材料に関するものであり、その正極活物質材料として、
CrとVからなる酸化物を用いるものであり・中でもC
rxv2(1−x)o5−(2+y)xでで示される組
成式をもち、X値が0.2以上0.8以下でy値が0.
1以上1.0以下の範囲に入る酸化物を用いることを特
徴とする。 実施例の説明 元来クロム酸化物、特K Cr Osは酸化力が高く、
Liと電池を構成した場合、非常に高い電位を示すばか
りではなく、その酸化力の高さゆえに接した電解液をも
分解酸化してしまうため活物質として用いることが不可
能であった。そこでCr s○8等のように酸化力をわ
ずかに弱めて用いることも考えられたが、電圧は高いが
可逆性に乏しく非水電解質2次電池用の活物質としては
不十分であった。 またバナジウム系の酸化物はその結晶構造が層状構造に
近く、可逆性という観点からはリチウムの移動可能な空
間をもつということで望しい材料であったが、放電電圧
変化が複数の階段状となるため電圧平坦性に難があった
。そこで、クロム酸化物の高い酸化力とV2O5の可逆
性の両方の作用を相乗得られるようにしたのが本発明の
酸化物である。出発物質としてはCr OsとV2O5
を用い、混合して熱処理するのであるが、Cr O3は
空気中で19了°Cで分解が始まり、徐々に低級酸化物
へと変化し、V2O6は空気中で700’C近くの高温
で分解する。しかし、高い電圧を得るためにはCrの原
子価はなるべく低下させない方が好しい。 Crの酸化物はCry、を出発物質、’−1−で空ケ中
で昇温しでゆくと197°Cから分解が始まりノンスト
キオメトリックに原子価が低下し、280’Cで6価の
Cr206,370′Cで4価のCr O2に変化する
。このようなCr酸化物の熱処理温度による原子価の低
下がCrとVからなる酸化物の電池電圧に与える影響を
検討した結果、その放電電圧は高温で処理するほど低下
することがわかった。 また、サイクル寿命も悪い。しかし、本発明の酸化物は
、Cr酸化物が完全に4価の酸化物にまで低下するはず
の温度である400’Cで熱処理してもその活物質の電
圧は低下するもののサイクル寿命はすぐれたものであっ
た。これはいわゆるこの酸化物の結晶構造がV2O6の
結晶構造に依存するためであり、その構造もSOOoC
近くに昇温しないかぎり変化しない安定なものであると
いうことに起因しているとも考えられる。 また200’C未満の温度で熱処理した場合は、完全に
CrO2を分解できず、残ったC rO3のために電解
液が分解してしまうため、本発明の酸化物は少なくとも
200 ’C以上の熱処理温度が必要である。以上のよ
うに種々の熱処理温度を検討した結果、電圧特性とサイ
クル寿命の観点から、その熱処理温度は200’C以上
500 ’Q以下の範囲で最もすぐれた活物質となりう
る。 そして化学分析の結果、上記の範囲で熱処理するとこの
酸化物中のCrの酸化数は、6価と4価の間に&ること
かわかり、いわゆる見かけ上Crxv2(1−x)o5
−(2+y)x (”≦y(1,0)で示される酸化物
を形成していると推定される。またX線回折スペクトル
をみると、Cr酸化物に相当するスペクトルは現われず
、わずかに新しい相の形成を示すピークが存在している
もののその強度は弱く、主なスペクトルは、v206の
X線スペクトルがそのまj低角度側ヘンフトした形にな
っていた。従って、この酸化物は、部分的に複合酸化物
的要素を持つと思われるが、その主な化合形態は、v2
o6結晶中へCrO3が固溶したいわゆる固溶体になっ
ているものと推定できる。 またこの酸化物が単なるVの酸化物とCrの酸化物の混
合物ではないことはX線回析の結果からも明らかではあ
るが、実際に電池を構成し充放電試験を行なうとその違
いはより明確である。 例えばCr Oaとv2o6を別々に熱処理して混合し
たものを正極材料として電池を構成し充放電試験を行な
うと、その放電電圧変化は複数の階段状となりその形状
はあたかも独立したCr酸化物の放電特性とv206の
放電特性を重ね合わせたようなものであった。しかし、
同じ温度で熱処理した本発明の材料では、その中に含ま
れる成分比はまったく同じにもかかわらず、その放電電
圧変化ははt丁一段の平坦な変化となり、その放電電圧
変化も、はるかに大きくなっていた。以上のように、本
発明の材料は単なる混合物ではなく新しい形態の化合物
となっていることは明らかである。 次に上記cr!V2(1−x)○cs−(2+y)x
(”≦y≦1.0)においてX値、つまりCrとVの原
子の数の割合について電池性能の観点から検討した結果
x=0.2 以上0.8以下の酸化物となるように調製した材料がす
ぐれた性能を示すことがわかった。x (0,2では、
放電電圧も低く、その放電形状もv206のものに近く
階段状になり、!>0.8では可逆性に問題があった。 また上記組成式中のy値はこの酸化物の熱処理温度に関
する因子で、熱処理温度が500°Cを越えるとy*#
dy>1.oKなることがわかり、このy>1.OKな
ると電池性能、特に電圧特性が極めて悪くなるために熱
処理温度は500’C以下であること、つまりy≦1.
0となる組成であることが好しい。捷た、CrとVから
なる酸化物を形成するのに、必要な加熱処理を行うと、
出発物質であるC r O3より若干の酸素の放出が起
るため、yく0.1の化合物は得られなかった。 次に従来例の構成とその問題点の項で報告したAbra
ham らの合成したCr0.13v0.87o2.1
7は本発明の請求の範囲には含唸れず、例えばCr0.
13v0.8□0□という式にあてはめるとその2値は
、本発明の請求の範囲では2.562≦2≦2.435
となり、Ab、r ah am らの値z=2.17と
比べてはるかに酸化数の高いものであった。 ここで本実施例をさらに具体的に説明するために、ボタ
ン型電池を組立て検討した。CrとVの酸化物の調製法
はCrO3とv206を粉体の状態で混合し、空気中で
熱処理するものである。CrとVの混合割合と電池性能
の関係、熱処理温度と電池性能の関係を検討するために
条件を変えた種々の活物質材料を調製した。CrとVの
混合割合を変えたものはこの酸化物を ”xv2(1−x)o6−(2+y)zで示すとX値が
0゜0.1.0.2.0.3.0.4.0.5.0.6
.0.7.0.8゜0.9.1.0となるようにした1
1種類の活物質材料について行なった。また熱処理温度
は200°C。 230℃、250’C,270’Q、290”C,30
0”C。 360℃、400℃、 600’C、600℃+7)1
0種類について検討した結果、熱処理後の活物質材料の
組成分析により・Cr!v2(1−りo5−(2+y)
xで示されるところのy値が熱処理温度に依存する値で
あることがわかり、200℃でy=0.1゜230℃で
7 = 0.2.250’Cでy=0.3.27σCで
y=0.4,290’Qでy =0.5.300℃でy
=0.5.350 ’Cでy=0.6,400℃でy−
=0.9゜500℃でy=1.0,600”Cでy=1
.1となった。従って上記混合割合のy値と熱処理温度
の因子であるy値で示される本実施例の活物質材料は表
に示す組成の範囲に入るととKなる。 以下余白 以上の数種類の活物質材料についてボタン型電池を構成
し、その電池性能を検討した。正極は活重蜘質材料1o
o11に対してカーボンブラック71/+3゜ 四フッ化エチレン樹脂7gを混合し、Tiエキスバンド
メタルとともに圧延成形した円板状のもので、第1図の
ように円板の中央部分のTiエキスバンドメタルを露出
させ、ボタン型電池の正極ケースにその部分をスポット
溶接することによって集電するものである。またここで
用いた活物質量は、すべてo、2g(カーボンブラック
、四フッ化エチレンを除<)Kそろえである。第2図は
、その正視を用いたボタン型電池の縦断面図であり、上
記正極1は電池の正極ケース2にスポット溶接してあり
、負極は、封口板3の内側にスポット溶接で固定したP
b−8n−Cd合金にリチウムを十分吸蔵させた合金極
4であり、ポリプロピレン製セパレータ6と1モルの過
塩素酸リチウム(L IC14)を溶解した炭酸プロピ
レン(PC)の電解液6ととモニポリプロピレン製のガ
スケット7を介して密封し完成電池としたものである。 このようにして試作した電池に2 m Aの定電流で充
放電サイクル試験を施した。充放電は電圧制御とし、充
電電圧が3.7■に達すると放電に切り換わり、放電電
圧が、2.OVK達すると再び充電に切り換わる、いわ
ゆる電圧の上限、下限を設定した充放電方式とした。こ
の充放電方式で上記の条件を変えて調製した活物質材料
のそれぞれについて電池としての性能を検討した。 その結果、Crxv2(1−:c) 5−(1+y)x
17)!値が○ 0の場合、つまりバナジウム酸化物のみの活物質は、上
記熱処理温度をかえたものつまりy値を変化させたもの
どれをとってもv206のままであり、放電特性は階段
状になり平坦性に難点があり、またX=1.0、つまり
クロム酸化物のみの活物質は熱処理温度によって、その
放電電圧は変化し、特に200’Cで熱処理したものは
その酸化力の高さゆえに電解液が分解酸化されガス発生
のために電池がふくれることまで起った。しかし、クロ
ム酸化物のみの活物質は、どの熱処理温度で調製したも
のでも、その2次電池としての可逆性に難点がありサイ
クル寿命が極めて短いものであった。その−例として、
クロム酸化物のみの活物質で250℃で熱処理した材料
(CrO2,7に相当)を用いた電池の充放電特性を第
3図に示す。クロム酸化物のみの活物質は250’Cで
熱処理したものだけでなく、本実施例に適用したすべて
の熱処理温度で得られた材料においても第3図のような
サイクル劣化を示し、可逆性に難点があった。 次にX値が0.1〜0.9に相当する酸化物において上
記各温度で熱処理したものについて検討した。 その結果、−例として第4図に示したようKY=0.3
の場合の充放電特性の10サイクル目の放電電圧特性は
X値が大きくなるにつれて2.OV終止の放電容量は少
しづつ減少するものの相対的に放電電圧が高くなり平坦
性も良くなった。しかし、!−0,1の場合、■2o6
の階段状に変化する放電電圧特性の影響が強く出て、電
圧平坦性に難があった。またx=0.9の場合、電圧特
性はすぐれているが、可逆性に乏しいことがわかった。 この電池特性からみたX値の検討をさらに細く行なった
ところx = 0.2以上X−0,8以下の範囲で2次
電池としてそれぞれ特徴の違いはあるもののすぐれた可
逆性を示す電池特性をもつことが判明した。 また、熱処理温度による影響であるが、200”C以上
で熱処理した材料では、電解液を分解酸化する傾向もな
く、安定した活物質になることがわかったが、第6図の
x=0.6の場合の充放電試験の10サイクル目の放電
特性に示すように熱処理温度を変えて、yの値を変えた
活物質では、yが1.0を越えると、放電電圧が低下す
ることと、電圧の段変化こそないが放電電圧変化がより
急傾斜になり平坦性という観点からは好しくない。従っ
てX値が!=0.2以上x=0.8以下の酸化物におい
て熱処理して、yが0.1以上1.0以下ですぐれた電
池用の活物質が得られることになる。 次に上記のX値及び温度を変えて調製した材料のうち代
表的なものとして、Cro3とv206を等モル混合(
x =−0,5) L250’Cの空気中で熱処理(y
=o、s)t、た活物質(Cro、s”1.。oa 、
75相当)について上記条件で充放電した時の60サ
イクル目までの電圧特性を第6図に示す。第6図を見て
わかるように、50サイクル充放電をくり返しても1サ
イクル目にほぼ近い充放電電圧特性を維持しており、放
電電圧、放電平坦性及び放電電気容量ともすぐれた性能
を示した。 次に熱処理温度250’Cつまりy=0.3の場合(C
rx■2(1−x)06−2,3x )のX値と放電平
均電圧の関係を例えば1oサイクル目の放電圧ついてプ
ロットすると第7図のようにX値が大きくなるにつれて
電圧が高くなり、逆に放電容量とX値の関係は第8図の
ようになりX :0.2からX = 0.6に至る範囲
が容量的にはすぐれていた。 捷たサイクル寿命に関しては、x−0,2からX−0,
8に至る範囲で第6図に示したようにすぐれており、エ
ネルギー(容量と電圧の積)的には、上記の第7図、第
8図で示した値からみて、X−0,2からx=Q、Bに
至る範囲では#1同程度になる。 従って放電形状はX値によって多少の特徴の差はあるが
、高エネルギー密度の2次電池という観点からはこのX
値が! = O−2からx−=0.8に至る範囲Crx
”2(1−x)05−(2+y)xで示される酸化物は
、これ1でにないすぐれた材料であるといえる。 発明の効果 以上のようにCrとVの酸化物[Crxv2(1−x)
Os−(1+y )!(ただし0.2≦X≦0.8,0
.1≦y≦1.o)1を正極材料とすることにより、電
圧特性、放電電圧平坦性かつサイクル寿命のすぐれた非
水電解質2次電池を提供することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の一実施例に用いた正極形状の外観図、
第2図は第1図に示す正極を組み込んだ電池の縦断面図
、第3図および第6図は本発明の一実施例の電池の充放
電電圧特性図、第4図および第5図は同電池の1oサイ
クル目の放電電圧特性の比較図、第7図および第8図は
本発明実施例における酸化物の組成による電圧ならびに
容量の相関図である。 1・・・・・正極、2・・・・正極ケース、3・・・・
・封口板、4・・・・合金極、5・・・・セパレータ、
6・・・・・・電解液。
Claims (2)
- (1) リチウムまたはリチウム合金を活物質とする負
極と、正極と、リチウム塩を溶解した有機溶媒の電解液
を構成要素とし、前記正極はクロムCrとバナジウム■
の複合酸化物を活物質とすることを特徴とする非水電解
質2次電池。 - (2)複合酸化物はCrx”2(1−x)06−(2+
y)x (ただし0.2≦X≦0.8,0.1≦y≦1
.○ )で示される組成式であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の非水電解質2次電池。
Priority Applications (5)
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| JP59069386A JPS60212959A (ja) | 1984-04-06 | 1984-04-06 | 非水電解質2次電池 |
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