JPS602091B2 - 亜硫酸ガス含有焙焼ガス中の水銀除去法 - Google Patents
亜硫酸ガス含有焙焼ガス中の水銀除去法Info
- Publication number
- JPS602091B2 JPS602091B2 JP52023526A JP2352677A JPS602091B2 JP S602091 B2 JPS602091 B2 JP S602091B2 JP 52023526 A JP52023526 A JP 52023526A JP 2352677 A JP2352677 A JP 2352677A JP S602091 B2 JPS602091 B2 JP S602091B2
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- JP
- Japan
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- gas
- mercury
- sulfur dioxide
- containing sulfur
- sulfuric acid
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、徴量の水銀を含む硫化鉱、例えば硫化鉄鉱、
閃亜鉛鉱などを酸化煩擬することにより生成する亜硫酸
ガスを主要成分として含有する靖競ガス中に随伴して含
有される水銀を除去する方法に関する。
閃亜鉛鉱などを酸化煩擬することにより生成する亜硫酸
ガスを主要成分として含有する靖競ガス中に随伴して含
有される水銀を除去する方法に関する。
硫化鍵には主成分としての金属、ィオゥの他に屡々徴量
の水銀が含まれており、このような水銀を含む硫化鉱を
焔暁すると水銀の殆んどが水銀蒸気として焔競ガス中に
伴って混入してくるので、該焔焼ガス中の亜硫酸ガスを
原料として得られる濃硫酸や発煙硫酸中に水銀が混入し
てくることが避けられない。
の水銀が含まれており、このような水銀を含む硫化鉱を
焔暁すると水銀の殆んどが水銀蒸気として焔競ガス中に
伴って混入してくるので、該焔焼ガス中の亜硫酸ガスを
原料として得られる濃硫酸や発煙硫酸中に水銀が混入し
てくることが避けられない。
従来、濃硫酸中に徴量に混在している水銀を除去してそ
の濃度を低減させる方法として原料としての亜硫酸ガス
中の水銀を除去する方法と濃硫酸中の水銀を除去する方
法があり、これらの方法について種々の提案がなされて
いるが、これらは水銀の除去効果からみて必ずしも満足
すべきものではない。
の濃度を低減させる方法として原料としての亜硫酸ガス
中の水銀を除去する方法と濃硫酸中の水銀を除去する方
法があり、これらの方法について種々の提案がなされて
いるが、これらは水銀の除去効果からみて必ずしも満足
すべきものではない。
例えば、亜硫酸ガスからそれに含まれる水銀を除去する
場合には酸の循環精製など可成り大きな装置を既存の硫
酸製造設備に付設しなければならず、しかもこれによる
系内の圧力バランスの変化が硫酸製造設備に与える影響
が大きいなどの不利な点がみられる。本発明者は、亜硫
酸ガスを生成させるための硫化鉱の熔競段階において発
生する焔焼排ガスを、２５０℃以下の温度条件において
Ｓ０３ガスと接触させると該排ガス中に随伴して混入し
ている徴量の水銀が効果的に除去できることを見出し、
本発明をなすに至った。
場合には酸の循環精製など可成り大きな装置を既存の硫
酸製造設備に付設しなければならず、しかもこれによる
系内の圧力バランスの変化が硫酸製造設備に与える影響
が大きいなどの不利な点がみられる。本発明者は、亜硫
酸ガスを生成させるための硫化鉱の熔競段階において発
生する焔焼排ガスを、２５０℃以下の温度条件において
Ｓ０３ガスと接触させると該排ガス中に随伴して混入し
ている徴量の水銀が効果的に除去できることを見出し、
本発明をなすに至った。
したがって、本発明は、硫化鉱を焔暁することにより発
生するような、微量の水銀を随伴した亜硫酸含有ガスか
ら水銀を有効に除去するための方法を提供することを目
的とする。
生するような、微量の水銀を随伴した亜硫酸含有ガスか
ら水銀を有効に除去するための方法を提供することを目
的とする。
以下本発明について詳しく説明する。
本発明は、硫化鉱婦焼ガスのような徴量の水銀を随伴し
た亜硫酸ガス含有婚競ガスを、２５０ｑｏ以下の温度下
でＳＱガスと接触させることを特徴とする。
た亜硫酸ガス含有婚競ガスを、２５０ｑｏ以下の温度下
でＳＱガスと接触させることを特徴とする。
硫化鉱中に含まれている水銀化合物は焔焼により分解し
て日ぜ（夕）となり、上記鉱石中の他の徴量成分である
Ｓｅ、ＣＩ等と化合して日がｅ、ＨｇＣ１２、ＨｇＳ、
日が０４を生成するが、上記Ｈぜ（夕）の一部はそのま
まの状態で娼競ガス中に随伴して鱈競段階から排出され
る。
て日ぜ（夕）となり、上記鉱石中の他の徴量成分である
Ｓｅ、ＣＩ等と化合して日がｅ、ＨｇＣ１２、ＨｇＳ、
日が０４を生成するが、上記Ｈぜ（夕）の一部はそのま
まの状態で娼競ガス中に随伴して鱈競段階から排出され
る。
本発明においては、上記のように賭競段階から排出され
るＨｇ。
るＨｇ。
（夕）を随伴した熔競ガスに、２５０℃以下の温度下で
Ｓ０３ガスを接触させると、このＳ０３がＨｇｏと反応
して最終的に硫酸水銀となるので、このようにして焔暁
ガス中に生成した硫酸水銀を、焔暁ガスの通常の精製設
備で瓶集すると焔焼ガス中のＨｇｏ濃度を著しく低減さ
せることが可能となる。上述のように、悟焼ガスとＳ０
３ガスの接触はガス中のダストを除いた後行なうことが
必要であって通常２５０ｑｏ以下である。一般に、硫化
鉱の煩焼段階から排出される樽焼ガスの場合にはその排
出口の温度は６００ｑｏ以上に達しているので、本発明
によって該焔競ガスをＳ０３ガスと接触させるには糟焼
ガスを除塵、冷却して２５０ｑｏ以下の温度に低下させ
た段階で該曙暁ガスにＳＱガスを吹込みなどの手段で混
合させるようにする。なお、焔焼ガスと接触させるため
のＳＱの吹込み量は鉱石トン当り０．５ｋ９以上、好し
くはｌｋ９である。本発明によって、Ｓ０２濃度１０％
の曙隣ガスに１００％Ｓ０３ガスを吹込んで接触させた
場合における接触温度と水銀量の変化の関係を下記表に
例示する。
Ｓ０３ガスを接触させると、このＳ０３がＨｇｏと反応
して最終的に硫酸水銀となるので、このようにして焔暁
ガス中に生成した硫酸水銀を、焔暁ガスの通常の精製設
備で瓶集すると焔焼ガス中のＨｇｏ濃度を著しく低減さ
せることが可能となる。上述のように、悟焼ガスとＳ０
３ガスの接触はガス中のダストを除いた後行なうことが
必要であって通常２５０ｑｏ以下である。一般に、硫化
鉱の煩焼段階から排出される樽焼ガスの場合にはその排
出口の温度は６００ｑｏ以上に達しているので、本発明
によって該焔競ガスをＳ０３ガスと接触させるには糟焼
ガスを除塵、冷却して２５０ｑｏ以下の温度に低下させ
た段階で該曙暁ガスにＳＱガスを吹込みなどの手段で混
合させるようにする。なお、焔焼ガスと接触させるため
のＳＱの吹込み量は鉱石トン当り０．５ｋ９以上、好し
くはｌｋ９である。本発明によって、Ｓ０２濃度１０％
の曙隣ガスに１００％Ｓ０３ガスを吹込んで接触させた
場合における接触温度と水銀量の変化の関係を下記表に
例示する。
表
接触温度 焔暁ガス中の水 爆硫酸中の水銀ぐｃ）
銀濃度〔物／Ｎが） 濃度（ｐｐｍ）１０００
１０ ３３００ ０２
０．６２５０ ０．１
０２２００ ０．１
０２注（１）焔隣ガス（排ガス）の温度・・
・・・・・・・１０５０℃（２）焔隣炉出口Ｋおける水
銀濃度・・・１０物〆Ｎめ３上記表から、悟焼炉から排
出される煩焼ガスを２５０℃以下の温度に低下させてＳ
０３ガスと接触させると、硫酸製造系へ導入される焔焼
ガス中の水銀含有量が著しく低減され、したがって、該
ガスから製造された濃硫酸中の水銀含有量も非常に少な
くなっていることが理解されるであろう。
銀濃度〔物／Ｎが） 濃度（ｐｐｍ）１０００
１０ ３３００ ０２
０．６２５０ ０．１
０２２００ ０．１
０２注（１）焔隣ガス（排ガス）の温度・・
・・・・・・・１０５０℃（２）焔隣炉出口Ｋおける水
銀濃度・・・１０物〆Ｎめ３上記表から、悟焼炉から排
出される煩焼ガスを２５０℃以下の温度に低下させてＳ
０３ガスと接触させると、硫酸製造系へ導入される焔焼
ガス中の水銀含有量が著しく低減され、したがって、該
ガスから製造された濃硫酸中の水銀含有量も非常に少な
くなっていることが理解されるであろう。
以上述べたように、本発明によると、特別な水銀除去設
備を設けることなく、糟焼段階から排出される、亜硫酸
ガスを、主要成分とする焔嬢ガスを２５０ｑＣ以下の温
度に除塵、冷却してＳ０３ガスを吹込むという簡易な操
作で上記焔焼ガス中の水銀を有効に除去することが可能
となるので、本発明は、水銀含有濃度の極めて低い濃硫
酸もしくは発煙硫酸の製造上益するところが大きい。次
に実施例を例示する。
備を設けることなく、糟焼段階から排出される、亜硫酸
ガスを、主要成分とする焔嬢ガスを２５０ｑＣ以下の温
度に除塵、冷却してＳ０３ガスを吹込むという簡易な操
作で上記焔焼ガス中の水銀を有効に除去することが可能
となるので、本発明は、水銀含有濃度の極めて低い濃硫
酸もしくは発煙硫酸の製造上益するところが大きい。次
に実施例を例示する。
実施例
水銀を２０〜３０ｐｐｍ含有する閃亜鉛鉱を流動燈隣炉
で１０８０午○の温度で焔焼し、該焔焼炉から排出され
る排ガスを２５０ｑｏ以下に低下させ、Ｓ０３ガスを上
記原料鉱石トン当り０．５ｋ９吹込む。
で１０８０午○の温度で焔焼し、該焔焼炉から排出され
る排ガスを２５０ｑｏ以下に低下させ、Ｓ０３ガスを上
記原料鉱石トン当り０．５ｋ９吹込む。
ついで、この排ガスを冷却、除塵後洗浄して排ガス中の
水銀濃度を測定したところ０．１服／Ｎ松乃至痕跡であ
った。また、この排ガス（亜硫酸ガス）から得られる濃
硫酸の水銀濃度は０．３〜０．１ｐｐｍであった。なお
、上記焔競炉の出口におけるガス中の水銀濃度は１０の
９／Ｎめであった。比較例として、上記Ｓ０３ガスを吹
込まない場合について同様の手順の下で樽焼ガス中の水
銀濃度を測定したところ１．５の９／Ｎ〆であり、この
ガスから得られる濃硫酸の水銀濃度は３〜ｌｐｐｍであ
った。
水銀濃度を測定したところ０．１服／Ｎ松乃至痕跡であ
った。また、この排ガス（亜硫酸ガス）から得られる濃
硫酸の水銀濃度は０．３〜０．１ｐｐｍであった。なお
、上記焔競炉の出口におけるガス中の水銀濃度は１０の
９／Ｎめであった。比較例として、上記Ｓ０３ガスを吹
込まない場合について同様の手順の下で樽焼ガス中の水
銀濃度を測定したところ１．５の９／Ｎ〆であり、この
ガスから得られる濃硫酸の水銀濃度は３〜ｌｐｐｍであ
った。
Claims (1)
- １ 硫化鉱焙焼ガスのような微量の水銀を随伴した亜硫
酸ガス含有焙焼ガスを、２５０℃以下の温度下でＳＯ＿
３ガスと接触させることを特徴とする上記焙焼ガス中の
水銀除去法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52023526A JPS602091B2 (ja) | 1977-03-04 | 1977-03-04 | 亜硫酸ガス含有焙焼ガス中の水銀除去法 |
| CA298,083A CA1110632A (en) | 1977-03-03 | 1978-03-02 | Epoxysuccinic acid derivatives |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52023526A JPS602091B2 (ja) | 1977-03-04 | 1977-03-04 | 亜硫酸ガス含有焙焼ガス中の水銀除去法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53108067A JPS53108067A (en) | 1978-09-20 |
| JPS602091B2 true JPS602091B2 (ja) | 1985-01-19 |
Family
ID=12112880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52023526A Expired JPS602091B2 (ja) | 1977-03-03 | 1977-03-04 | 亜硫酸ガス含有焙焼ガス中の水銀除去法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602091B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100320259B1 (ko) * | 1996-05-02 | 2002-02-19 | 루카렐리 피터 에이. 주니어 | 5상무브러시dc모터용제어회로 |
| WO2020262522A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5478540A (en) * | 1994-04-22 | 1995-12-26 | Walles; Wilhelm E. | Removal of mercury heavy metal values employing sulfur trioxide |
| US7517511B2 (en) * | 2003-05-01 | 2009-04-14 | The Regents Of The University Of California | Method and apparatus for mitigating mercury emissions in exhaust gases |
-
1977
- 1977-03-04 JP JP52023526A patent/JPS602091B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100320259B1 (ko) * | 1996-05-02 | 2002-02-19 | 루카렐리 피터 에이. 주니어 | 5상무브러시dc모터용제어회로 |
| WO2020262522A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53108067A (en) | 1978-09-20 |
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