JPS60205873A - 磁気デイスク装置の磁気ヘツド位置温度補償機構 - Google Patents

磁気デイスク装置の磁気ヘツド位置温度補償機構

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JPS60205873A
JPS60205873A JP59061307A JP6130784A JPS60205873A JP S60205873 A JPS60205873 A JP S60205873A JP 59061307 A JP59061307 A JP 59061307A JP 6130784 A JP6130784 A JP 6130784A JP S60205873 A JPS60205873 A JP S60205873A
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pulley
band
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magnetic head
spring
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正志 小林
啓史 高橋
米山 公也
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

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  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気ディスク装置に関し、より詳細には、磁
気ディスクに情報の書込み及び読出しを行う磁気ヘッド
の磁気ディスク上での位置決めの温度補償機構に関する
[従来技術] 小型ウィンチェスタ型磁気ディスク装置と称される直径
13an(5,25インチ)又は20cm(8インチ)
のハード磁気ディスクを有する磁気ディスク装置は、そ
の磁気ディスク面上に2.54an(1インチ)当りに
数百の円形の記録トラックを有し、隣り合うトラック間
の間隔は僅か数十ミクロンしかない。この種の磁気ディ
スク装置を満足に機能させるためには、これら記録トラ
ックの位置に対して情報の書込み及び読出しを行う磁気
ヘッドを所定の誤差内、例えば十数ミクロンの誤差内で
もって正確に位置決めすることが必要である。
ところで、ある温度において所定誤差内で位置決めでき
たとしても、温度が上昇又は下降すると、磁気ディスク
装置を構成している各部材は自らの線膨張係数によって
それぞれ膨張又は縮小するため、温度変化によりトラッ
クと磁気ヘッドとの間の相対的位置関係が変化し、磁気
ヘッドを所定の誤差内でもってトラックへ位置決めする
ことがもはやできなくなる。もし、磁気ディスク装置を
構成している部材の線膨張係数がすべて同じであると仮
定するならば、すべての部材は同じ比でもって膨張又は
縮小するので、トラックと磁気ヘッドとの間の相対的位
置関係は変化しないので温度変化による磁気ヘッドのト
ラックずれは防止できるのであるが、実際は種々の線膨
張係数を持った材料の部材が用いられるため、このよう
なことは不可能である。
このため、従来より磁気ディスク装置にサーボシステム
を組込んで、温度変化による磁気ヘッドとトラックとの
相対変位を補償することが行なわれているが、これは装
置のコストを高めるため、比較的安価な磁気ディスク装
置に採用するのは困難である。
このため、従来から比較的安価な機械的要素による磁気
ヘッド位置温度補償機構が種々提案されている。この−
例が特開昭55−1695号公報に示されている。これ
によれば、ステップ・モータと2つの金属バンドと旅回
アームとを用いて磁気ヘッドを磁気ディスク上の所定の
トラックに位置決めするヘッド・アクチュエータの構造
において、ステップ・モータのシャフトに取付けられた
プーリ内に金属バンドへ張力を与えるためのコイルばね
を収納しておき、このコイルばねにより温度補償をなす
ことが記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、この特開昭55−1695号公報に示さ
れる温度補償機構にあっては、コイルばねで温度補償を
するのであるが、実際の場合にどのようにして最適な温
度補償を行なうか、そして最適な温度補償を行うコイル
ばねをどのようにして決めるのか、即ち最適なコイルば
ねの長さ、巻数、ばね定数及び線膨張係数等をどのよう
にして選択するかは示されていない7また、この従来例
ではコイルばねがプーリ内に収納されているため、最適
なコイルばねを選択するためには、その度にプーリ内か
らコイルばねを取り出し置換える必要があり厄介である
と共に構造が複雑となりコスト上不利である。さらにこ
の従来例では金属バンドを2本必要とし一層構造を複雑
にすると同時にコストを高くする。
[問題点を解決するための手段] この発明は、比較的安価でしかも簡潔な構成により容易
に調節可能な磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置温度補
償機構を提供することを目的としている。
この目的を達成するため、本発明による温度補償機構は
、磁気ヘッドを支持する移動可能な移動部材と、この移
動部材を駆動するためのプーリと、このプーリと移動部
材の離間した2点間とを連結するバンド及びこのバンド
に張力を与えるスプリングを含む連結構造とを有し、プ
ーリの回転により、磁気ヘッドを磁気ディスク上の記録
トラックへ位置決めするよう移動部材が移動するように
した磁気ディスク装置において、温度変化に起因して磁
気ヘッドと記録トラックとの間に生ずる位置ずれをこの
温度変化によって生ずる移動部材の2点間と連結構造と
の間の相対的長さ変化により補償するように、プーリと
移動部材の2点の内の1点との間を結ぶ連結構造のバネ
定数と、プーリと移動部材の2点の内の他の1点との間
を結ぶ連結構造のバネ定数とをそれぞれ選んでいる。
この発明の温度補償機構の一実施例によれば、温度変化
が生ずると移動部材の離間した2点間の長さと、この2
点に取付けられた連結構造の長さとの間に相対的変化が
生ずる。連結構造のプーリを境にした一半分と、他半分
とではバネ定数が異なるので、この相対的長さ変化に起
因して連結構造のプーリを境にした一半分と他半分とに
発生する力の大きさが異なる。このため、移動部材はこ
れらの力の差により力がつり合う所まで移動される。こ
の移動量が、温度変化に起因する磁気ヘッドと記録トラ
ックとの間の相対的位置変化、即ち、位置ずれを打消す
ための温度補償量となるのである。
連結構造のプーリを境にした一半分と他半分とのバネ定
数を選択するための手段としては、連結構造のバンドの
端を移動部材の離間した2点に取付けて張力をバンドに
与えているスプリングのバネ定数をそれぞれ選択するこ
とで行なってよい。
このスプリングは板バネであってよく、そのバネ定数は
板バネの長さ及び板厚を変えることにより容易に選択で
きる。
連結構造とこれを取付けた移動部材の2点間との間に、
温度変化に起因して相対的長さ変化を生ぜしめるための
手段としては、連結構造のバンドを構成する材料の線膨
張係数の大きさを移動部材の2点間を構成する材料の線
膨張係数と異なるようにすることで行なってよい。例え
ば、移動部材の2点間を構成する材料は比較的大きい線
膨張係数を有するアルミとし、バンドを構成する材料は
比較的小さい線膨張係数を有するステンレス・スチール
としてもよい。
この発明の他の実施例においては、連結構造のスプリン
グにバイメタルを用いている。このバイメタルは温度変
化に伴なって変形し、これにより連結構造を介して移動
部材を移動させる力を発生し、これにより温度補償を行
う。さらに、バイメタル以外に、温度変化により連結構
造の長さとこの連結構造を取付ける移動部材の2点間の
長さとの間に相対的な長さ変化を生じないようにすると
、前の実施例で見られる磁気ディスクの内周側のトラッ
クと外周側のトラックとにおける温度補償量の差をなく
して、内外周トラックを問わずに温度補償量を常に一定
にして、どこでも最適な温度補償量を与えることができ
る。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による磁気ヘッド位置温
度補償機構が設けられた磁気ディスク装置を示すもので
ある。図中1はハード磁気ディスクであり、アルミ製の
ベース2に取付けられた図外のスピンドル・モータで回
転される。磁気ディスク1上には多数の記録トラックが
同心円状に配されており、その最内周側をIN、最外周
側をOUT、真中をCTRとして示している。磁気ディ
スク1自体はアルミ製の円板であり、その表裏の表面に
は酸化鉄等の磁性体が塗布され、さらに保護膜を被覆し
である。磁気ディスク1が直径13■(5,25インチ
)を有するとすると、その−面上に数百の記録トラック
が配され、記録トラックの密度は2.54an(1イン
チ)当り数百で、記録トラック間の間隔は僅か数十ミク
ロンしかない。3はこの記録トラックに情報を磁気的に
書込み及び読出す磁気ヘッドである。磁気ヘッド3は高
速回転(約360Orpm)する磁気ディスク1上を空
気流のため僅かに(約0.5μm)浮上しながら、各ト
ラックへアクセスし、情報の読出し及び書込みを行う。
磁気ヘッド3の構造は周知である。磁気ヘッド3の各ト
ラックへのアクセスは、磁気ヘッド3を移動可能に支持
する移動部材4を介して行なわれる。移動部材4は、ヘ
ッド3を直接に支持するヘッド・サスペンション5、ベ
ース2に回転自在に支持されたピボット・シャフト6に
一端が取付けられたアクチュエータ・アーム7゜アクチ
ュエータ・アーム7とヘッド・サスペンション5とを連
結するヘッド・アーム8、及びアクチュエータ・ア−ム
7の他端に略円孤状に延びるように固着されたスプリン
グ・サポート9から成る。移動部材4は全体として、磁
気ディスク1の回転軸と平行なピボット・シャフト6に
支持されてこれを枢軸としてベース2上を回動自在であ
る。
また、移動部材4は、ヘッド・サスペンション5がステ
ンレス・スチールで作られる他は全てアルミ製である。
10はプーリであり、磁気ディスク1の回転軸と平行な
回転軸を有し、その回転軸は図外のステップ・モータに
連結されている。プーリ10の外側の円筒面上には例え
ば第2図に示すような金属バンド11が巻き付けられて
いる。バンド11は、その中央の膨出部でプーリ10に
スポット溶接されて溶接部がバンド11の他の部分と重
ならな&Nようになっていて、その一端側の長孔中に他
端側の細長部分が差し込まれてプーリ10の外周面に巻
き付けられており、バンド11の両端部分はそれぞれプ
ーリ10の外周面の接線方向のほぼ反対側へ延びてスプ
リング・サポート9の離間した2点、即ち、スプリング
・サポート9の磁気ディスク1の中心に近い端(内端と
も言う)と中心に遠い端(外端とも言う)に、板バネ状
のスプリング12及び13を介して取付けられる。
バンド11の内外端(磁気ディスク1の中心に近い方を
内、遠い方を外と呼ぶ、以下同じ)は内側及び外側のス
プリング12及び13にスポット溶接されている。スプ
リング12及び13は、そのバンド11と接する端部は
屈曲されていてバンド11を傷つけないようになってお
り、スプリング・サポート9側はボルトでスプリング・
サポート9にそれぞれ固着されている。スプリング12
及び13はバンド11に張力を与えており、スプリング
12及び13のバネ定数は、スプリング12及び13の
材質、板厚及び長さくスプリング・サポート9から突出
している高さ)を変えることにより自由に選択できる。
プーリ10、バンド11、スプリング12及び13はス
テンレス・スチール製である。ステンレス・スチールは
アルミよりも小さい線膨張係数を有する。
移動部材4、プーリ10、バンド11.スプリング12
及び13と図外のステップ・モータは磁気ヘッド3を磁
気ディスク1上の所望の記録トラックへアクセスさせる
ヘッド・アクチュエータを構成している。図外のステッ
プ・モータが信号を受けて所定角度だけ反時計(時計)
方向へ回動すると、プーリ10が同じ角度だけ同方向に
回動され、バンド11の外(内)側をプーリ10に巻入
れ、バンド11の内(外)側をプーリ10から差出し、
アクチュエータ・アーム7をピボット・シャフト6を中
心として(反)時計方向に回動して、磁気ヘッド3を磁
気ディスク1上の半径方向内(外)側へ移動させて、所
望の記録トラックへアクセスさせる。
磁気ディスク装置を満足に機能させるためには、磁気ヘ
ッド3を磁気ディスク上の記録トラックへ所定の誤差、
例えば数ミクロン、内でアクセスする、即ち、位置決め
する必要がある。これは温度変動に応じて、磁気ヘッド
3と記録トラックとの間に相対的位置変位が生ずる場合
、これを補償する温度補償量を、磁気ヘッド3が記録ト
ラックにアクセスする際に、常に与えなければならない
ことを意味する。
この実施例では、この温度補償を行う磁気ヘッド位置温
度補償機構が、バンド11とスプリング12及び13か
ら成るプーリ10と移動部材4とを連結する連結構造(
バネ系を構成している)と、温度変化に起因して相対的
な長さ変位を生ずるバンド11及びバンド11を取付け
たスプリング・サポート9の2点間から構成されている
。この温度補償機構の作用を簡略に述べると、バンド1
1とバンド11を取付けたスプリング・サポート9の2
点間の線膨張係数が異なるため、温度変化に起因して両
者間に相対的な長さの変化が生じ、この相対的な長さの
変化がバンド11とスプリング12及び13から構成さ
れるバネ系で力に変換される。この力は前の温度で均衡
していたバネ系の力に変化を与え、バネ系はこの力の変
化を均衡するように移動部材4をピボット・シャフト6
回りに回動させて、温度変動に起因する磁気ヘッド3と
記録トラックとの間の位置ずれを補償する。
第3図は、この実施例の磁気ヘッド位置温度補償機構の
作用を図式的に詳細に説明するものである。この機構の
作用を説明するために次の記号を定義して用いる。なお
、内側とはプーリ10を境いにして磁気ディスク1の中
心に近い側を、外側とは遠い側をいう。
K1 μj1す1未 Kea:バンド11外側のバネ定数 K[1,:バンド11内側のバネ定数 KSOニスプリング(外側)13のバネ定数KsIニス
プリング(内側)12のバネ定数Ko:Keo及びKS
iOにより構成されるバネ系のババネ定数 に、: KB、及びK 9 Iにより構成されるバネ系
のババネ定数 a:バンド11(ステンレス・スチール)の線膨張係数 bニスプリング・サポートaの(アルミ)の線膨膨張係
数 α:ヘッド・サスペンション5の線膨張係数F工:温度
変化により生ずるバンド11(内側)上での力 Fo・:温度変化により生ずるバンド11(外側)上で
の力 δX:温度変化により生ずるバンド11のスプリング・
サポート9に対する相対的変位量(内側) δ0:温度変化により生ずるバンド11のスプリング・
サポート9に対する相対的変位量(外側) Δδ:温度変化により生ずる移動部材4のパン111位
置での移動量 ΔT:温度変化量(T2(変化後’)−T、(変化前)
)プーリ10はステッパ・モータのホールド・トルクに
より、ピボット・シャフト6に比べ相対的に固定された
状態にあるとみなしうる。従って、ピボット・シャフト
6を中心とした力のバランスを考慮することにより温度
補償量は次のように計算される。
バンド11はステンレス・スチール製であって線膨張係
数aを有し、スプリング・サポート9はアルミ製であっ
て線膨張係数すを有する。従って、温度を上昇させた場
合バンド11はこの線膨張係数の差により、バンド11
を取付けているスプリング・サポート9に対して相対的
に縮む。この積み量をプーリ10から内側分をδI、外
側分をδ。
とすると、 δI= (T2 Tl) (b a)XQI(1) δo” (Tz Tx) (b a)XQ。
となる。ここでQ■及び塁0は、それぞれプーリ10の
内側及び外側のバンド11の長さである。式(1)の相
対的縮み量は、バンド11及びスプリング12又は13
から構成されるバネ系を通して力に変換される。
FI=KIδI=KI (b a)QIΔT(2) Fo=Koδo=Ko (b−a)Q□ATここで、K
、及びKoはバンド−1及びスプリング12又は13に
より構成されるバネ系のバネ定数即ち、プーリ10と移
動部材4とを連結する連結構造の内側及び外側のバネ定
数であり、次式により計算される。
(3) 式(2)で表された力Fo及びFlを均衡させるため、
移動部材4はピボット・シャフト6を中心として回動す
る。この温度上昇によって生じたバンドー1の相対的縮
みに対して、ピボット・シャフト6を中心として平衡に
到るまでに必要な移動部材4のバンド11上における移
動量をΔδとすると次の関係が成り立つ。
Fa+に0Δδ=F、−に、Δδ (4)従って、移動
量Δδは式(4)から となる。ここでΔδの符号は、相対的に磁気ヘッド2を
外側に動かす方向を正とする。この移動量Δδと、バン
ド11及びスプリング12又は13から構成されるバネ
系のモデル図が第4図に示されている。
ここで言う移動量Δδは、バンド11上での移動部材4
の移動量にほかならない。この移動量Δδを磁気ヘッド
3の位置で温度補償量とするには、(ピボット・シャフ
ト6中心−磁気ヘッド3)距離Yと(ピボット・シャフ
ト6中心−バンド−1)距離Xの比を考慮する必要があ
る。この比をC=−とすると温度補償量、即ち、磁気ヘ
ッド33がこの磁気ヘッド位置温渡補償機構により、温
度変化に伴なって移動される量は、CΔδとなる。
この温度補償量CΔδが、温度変化に起因する磁気ヘッ
ド3と記録トラックとの間の相対的変位、即ち、位置ず
れを打消すように働く。今、温度変化に起因する磁気ヘ
ッド3と記録トラックとの間の位置ずれを計算するため
に、上述した温度補償機構以外の磁気ディスク装置の構
成部品がすべてアルミで作られていると仮定する。する
と、ヘッド・サスペンション5以外の構成部品は全てア
ルミであるので温度変化に際して同じ比で膨張又は縮小
し、このため磁気ヘッド3と磁気ディスク1上の記録ト
ラックとの間に相対的変位即ち位置ずれを与えない。従
って、ヘッド・サスペンション5のみが磁気ヘッド3と
記録トラックとの間に位置ずれを与える。この位置ずれ
量はヘッド・サスペンション5の長さをLとすると次式
で計算される。
LX(b−α)×へT(6) この位置ずれ量は磁気ヘッド3を記録トラックに対して
相対的に外側へシフトさせる量である。
前述の温度補償機構による温度補償量CΔδとこの温度
変化に起因する位置ずれ量とを加え合わせると、温度変
動に伴う磁気ヘッド3と記録トラックとの間の正味の相
対的変位量TTS (Thermal Track 5
hift)が計算される。
この正味の相対的変位量T T S (7)は、バンド
11の内側の長さDIと外側の長さQo、即ち、トラプ
リング12及び13のバネ定数Ks、及びKs、を選ぶ
。このようにして、T1=4℃、T、=52℃としてΔ
丁=48℃とした場合のTTSが第5図のグラフのAに
示される。この結果、Aに示すようにトラック全体にわ
たって所望の上敷ミクロン以内にTTSを納めることが
できる。Bに示すものはこの実施例の温度補償機構を有
しない場合の同じ温度変動における磁気ヘッドと記録ト
ラックの間の相対変位量TTSを示すもので、明らかに
許容範囲を越えている。Aの傾きはバンド11とスプリ
ング・サポート9の線膨張係数の差に主として依存して
いる。
第6図は、第2実施例を示すもので、この実施例ではト
ラックの位置にかかわらず同じ温度補償量を与える。こ
の実施例では、バンド21は、その両端を取付けるスプ
リング・サポート9の2点間を構成する材料と同じ線膨
張係数を有し、温度変動が生じても両者間には実質的に
相対的な長さ変化は生じないようになっている。さらに
この実施例では内側のスプリング22がバイメタル構造
となっていて温度変化に比例した変位を生ずる。
その他は、先の実施例と同じ構成を有する。先の実施例
で述べた同じ記号を用いて、この実施例の温度補償機構
の作用を説明する。温度変動が生じたとするとバイメタ
ル・スプリング22がバンド21の長さ方向に温度変動
に比例して変位するので、見かけ上はバンド21の内側
の長さがスプリングサポート9に対してδ工だけ変化し
たと同様に考えられる。即ち、 δr=(Tz Tt)XP ただし、Pはバイメタル・スプリング22の単位温度当
りのバンド21の長さ方向の変位量である。
一方、バンド21の外側のスプリングサポート9に対す
る長さの相対的変化はなく、δo”Oである。
バンド21の内の側の相対的長さ変化はバネ系を通して
力に変換される。
F、=KIδI=KIP (T、−T1)一方、F o
 ” Oである。これらのカF、及びFoをつり合せる
ために移動部材4が、ピボット・シャフト6を中心とし
てバンド21上において移動する量をΔδとすると次の
関係が成り立つ。
KoΔδ=F、−に、Δδ 従って移動量Δδは次の様になる。
これを、磁気ヘッド3の位置での変位量、即ち、磁気ヘ
ッド3の温度補償量にするために比例定数Cを掛ると、 となる。
この温度補償量CΔδは、温度変化量ΔT、バイメタル
の単位変位量P及びバネ定数に、、KOに依存し、バン
ド21の長さCQx、fio)には依存していない。従
って、先の実施例とは異なり全てのトラックにおいて等
しい温度補償量CΔδを与える。このため(6)式に示
すような磁気ヘッド3と記録トラックとの間の位置ずれ
を、全てのトラック位置において常に零に打消すことが
可能である。従って、この実施例による温度補償量CΔ
δと磁気ヘッドと記録トラックの位置ずれとの和による
正味の相対的変位量TTSは、全てのトラック位置で零
にすることができる。この様子がT1=4℃、T、=5
2℃、八T=48℃とした場合の第5図のCに示される
なお、上述した各実施例では移動部材はロータリ・アク
チュエータを構成とするとしたが、直線的に移動するリ
ニア・アクチュエータを構成するとしてもよいことはも
ちろんである。また、この発明でのプーリを境にした連
結構造の一半分と他半分のバネ定数を相異ならせる手段
としては、バンドのプーリよりディスクの中心に近い側
と遠い側とでバネ定数を変えるようなものでもよい。こ
れらのバネ定数は例えばバンドの板厚を変えることで変
えることができる。また、この発明での連結構造と移動
部材の長さを相対的変化せしめる手段として、バンドと
移動部材の2点間を構成する材料の線膨張係数を同じに
して、プーリを構成する材料の線膨張係数を変えるよう
にしてもよい。
[発明の効果] 上述してきたように、この発明によれば、比較的安価で
かつ簡潔な構造でもって容易に調節可能な磁気ヘッド位
置温度補償機構を得ることができる。この発明では温度
補償を与えるメカニズムが明確であり、温度補償量の大
きさを容易に算出することができるため、種々磁気ディ
スク装置に最適な温度補償を与えるように簡単に設計で
きる。
さらに、第1の実施例によれば、連結構造のバネ定数を
例えば板バネの板厚や長さを変えるだけで容易に変える
ことができて、最適な温度補償量を与えるように容易に
調節できる。さらに、第2実施例によれば、トラック位
置に関係なく常に同一の温度補償量を与えることができ
るので、より正確な温度補償を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの第1発明にかかる実施例の磁気ディスクの
磁気ヘッド位置温度補償機構を示す平面図、第2図はこ
の実施例に用いられたバンドの平面図、第3図はこの実
施例の作用を説明するために第1図の機構を簡潔に示す
概略図、第4図はこの実施例に作用を説明するためにこ
の実施例のバネ系を示す図、第5図は縦軸にT T S
 (ThermalTrack 5hift)を、横軸
にトラック位置を取り、ΔT=48℃(T、=52℃、
Ti=4℃)の際各トラックにおける磁気ヘッドの記録
トラックからのずれ(TTS)を示すグラフ図、第6図
はこの第2発明にかかる実施例の磁気ヘット位置温度補
償機構を概略的に示す図である。 1・・・・磁気ディスク、3・・・・磁気ヘッド、4・
・・・移動部材、10・・・・プーリ、11.21・・
・・バンド、12.13・・・・スプリング、221・
・・・バイメタル。 出願人 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・
コーポレーション 復代理人 弁理士 合 1) 潔 (外1名) 第4図 TTS(μm) 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気ヘッドを支持する移動可能な移動部材と、こ
    の移動部材を駆動するためのプーリと、このプーリと前
    記移動部材の離間した2点間とを連結するバンド及びこ
    のバンドに張力を与えるスプリングを含む連結構造とを
    有し、前記プーリの回転により前記移動部材が駆動され
    、前記磁気ヘッドが磁気ディスク上の記録トラックへ位
    置決めされる磁気ディスク装置において、 温度変化に起因して前記磁気ヘッドと前記記録トラック
    との間に生ずる位置ずれを、この温度変化によって生ず
    る前記移動部材の前記2点間と前記連結構造との間の相
    対的長さ変化により補償するように、前記プーリと前記
    移動部材の前記2点の内の一点との間を結ぶ前記連結構
    造のバネ定数と、前記プーリと前記移動部材の前記2点
    の内の他の点との間を結ぶ前記連結構造のバネ定数とを
    それぞれ選んだことを特徴とする磁気ディスク装置の磁
    気ヘッド位置温度補償機構。
  2. (2)前記バンドの線膨張係数を前記移動部材の前記2
    点間の線膨張係数と異なるようにして、温度変化に起因
    して前記移動部材の離間した前記2点間と前記連結構造
    との間に相対的な長さ変化が生ずるようにした特許請求
    の範囲第(1)項記載の機構。
  3. (3)前記バンドの端と前記移動部材の前記2点との間
    に前記スプリングをそれぞれ介在させ、これらスプリン
    グのバネ定数をそれぞれ選ぶことにより、前記プーリと
    前記移動部材の前記2点の内の一点との間を結ぶ前記連
    結構造のバネ定数及び前記プーリと前記移動部材の前記
    2点の内の他点との間を結ぶ前記連結構造のバネ定数を
    選ぶようにした特許請求の範囲第(1)項記載の機構。
  4. (4)前記スプリングがバイメタルである特許請求の範
    囲第(1)項記載の機構。
JP59061307A 1984-03-30 1984-03-30 磁気デイスク装置の磁気ヘツド位置温度補償機構 Granted JPS60205873A (ja)

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