JPS6020565B2 - エンジンのシリンダヘツド - Google Patents

エンジンのシリンダヘツド

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JPS6020565B2
JPS6020565B2 JP51007610A JP761076A JPS6020565B2 JP S6020565 B2 JPS6020565 B2 JP S6020565B2 JP 51007610 A JP51007610 A JP 51007610A JP 761076 A JP761076 A JP 761076A JP S6020565 B2 JPS6020565 B2 JP S6020565B2
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JP
Japan
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cylinder
combustion chamber
intake
center
center line
Prior art date
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JP51007610A
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English (en)
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JPS5290719A (en
Inventor
義正 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は主として自動車用エンジンにおいて、改良さ
れた燃焼室を備えたシリンダヘッド‘こ関する。
エンジン燃焼室の一例として第1図ないし第3図に示す
半球型燃焼室は、適宜定められた半径R,にもとづく球
面の一部を基本的形状とし、この壁面にバルブシートl
a,lbや点火栓2を取付けるための座ぐりや肉盛りを
して構成されている。
このような半球型燃焼室は、刊行物『村山正、燃焼室形
状と燃焼、内燃機関の燃焼、山海堂、8召48.137
〜143頁図i5の22〜24』‘こ記載されている。
この場合、燃焼室壁面が比較的単純な形状で、しかも燃
焼室容積に対しての表面積の割合が小さいため燃焼効率
がよく、とくに本出願人により既に提案されている2点
着火エンジンの燃焼室に適している。この2点着火エン
ジンとは、燃焼室内の互に比較的離れた位置に点火点が
存するように設けた2個の点火栓で、最大値で25〜4
0%(吸入空気塁に対する排気還流量)と高率EGR(
排気還流)するもとで2点着火することにより、エンジ
ン運転性能、燃費性能を損わずにN○×(窒素酸化物)
の生成を大幅に減少可能としたもので、この場合、燃焼
室は比較的単純かつ対称形のものが好ましく、また点火
栓の位置は平面的にみてンリンタ中心に対して互に対称
となるように配設するのが最も好ましく、これらの要求
を満たすうえから上記のように半球型燃焼室が利用され
る。
しかし、半球型燃焼室が必らずしも完壁であるのではな
く、例えば、球面状の壁面に吸排気弁のバルブシートl
a,lbを配するので、所定の吸気効率、掃気効率を確
保するために吸排気弁の弁径を大きくしようとすると、
前述の刊行物の第142頁図−11にも示されるように
、必然的に燃焼室の高さ11も高くなってしまいその表
面積及び容積も増大し、これらにもとづき、熱損失が大
きくなり、さらに所定の圧縮比を確保するのにピストン
頂部を山型に膨出させるなどの対策が要求されたりする
又、特開昭49−86708号に示されるように、強大
なスワールを発生させるため、吸気弁と排気弁をシリン
ダ列中心線上に配置するものでは、カムシャフトがシリ
ンダ列中心線と平行に配置される関係もあって、吸排気
弁の弁軸を傾斜させることが困難なため、したがって弁
面が燃焼室壁面と滑らかに連続せず、このため表面積、
容積共にコンパクトな燃焼室とすることができない。
そこで本発明はこれらの諸点をさらに改良しようとする
もので、燃焼室を回転錐体形状を基本形状とすることに
より、その表面積及び容積を増大させずに吸排気弁の弁
径を大きく探れるようにしたエンジンのシリンダヘッド
を提供するものである。
以下図示した実施例を説明することにより、本発明の技
術的内容を明らかにする。
第4図ないし第6図において、10はシリンダヘツド本
体、11はシリンダブロツク、12はシリンダヘッド本
体10‘こ形成した燃焼室、13は吸気弁、14は排気
弁、また15,16はバルブシートを示す。
そして燃焼室12はシリンダ中心線○を通る垂直断面上
、その頂部が比較的大径の円弧Rで、周綾部がづ・径の
円弧rとなり、これらの接線を稜線Cとして、シリンダ
中心線0のまわりに回転させて得られる回転錐体を基本
形状として構成される。
この場合、上記Rはシリンダボア径○に対して、R=(
0.45〜0.69)○で、また0くr<4(脚)の範
囲となり、しかも、燃焼室高さ日が、ピストンストロー
クSに対して、H!(0.18〜0.30)Sとなるよ
うに設定するのが最も好ましく、また、燃焼室壁面に対
してほぼ直角に弁軸が取付けられる吸排気弁13,14
のシリンダ中心線0に対する交角0,,82 が、15
o<0,,82く39oの範囲で互いに同一となるよう
に設定する。
これらによって第1図ないし第3図に示す半球型燃焼室
に比べて、表面積は約10%、容積は約11%縞少する
ことができる。
次に、吸排気弁13,14は平面的にみて(シリンダヘ
ッドとシリンダブロックとの接合面への平面投影上)多
気筒エンジンの各々のシljンダ中心○を結ぶシリンダ
列中心線Mを境にして互に反対側に位置すると共に、こ
のシリンダ中心○を通りシリンダ列中心線Mと直交する
紙Nに対して、左右に吸排気弁13,14の中心がオフ
セットされる。
そして、このオフセットした吸排気弁13,14に対し
て前記直交線Nを境にそれぞれ反対側の燃焼室壁面に点
火栓18a,18bを配設する。
点火桧18a,18bの点火点はシリンダ中心0に対し
て互に対称的に位置するように設定される。これにより
2点着火にもとづく早い燃焼をさらに助長でき、高率E
CRを行うもとでも安定した運転性能を発揮しつつNO
xの大幅な低減を達成する。
いずれにせよ本発明の燃焼室は、頂部がなだらかな山状
あるいは笠状の回転体を基本形状(吸排気弁部は平面状
で回転体よりずれる)としているため、燃焼室の表面積
、容積を、従来の半球型燃焼室に比べて、同一の吸排気
弁径を得る場合に、小さくすることができ、これにもと
づいて燃焼効率を改善できるのである。
即ち、燃焼室に取付ける吸排気弁の直径の関係から、燃
焼室壁面の斜面最4・長さは自ずと規制されるのである
が、この条件の範囲で燃焼室の表面積を可及的に小さく
するには、燃焼室を球面とするよりも、必要長さの部分
を短絡する稜線をもつ回転体とすることが効率的で、し
かもこの稜線を含む燃焼室壁面に対して吸排気弁を直角
で、かつシリンダ中心に対して同一角度で交差させるよ
うにしたので、吸排気弁面を含めて燃焼室壁面の対称性
が確保でき、2個の点火栓からの火炎の到達が均等にな
り、これらの結果、燃焼室内の総ての混合気が燃焼を完
了するまでの燃焼時間のより一層の短縮化が図れる。
また、2個の点火栓と吸排気弁の配置関係を、シリンダ
中心に点対称とすることにより、このような燃焼室の全
額域で均等かつ急速な燃焼の実現がさらに助長される。
そしてこの結果、排気対策の目的でECRを行ったり、
混合気を稀薄化したりするときに、エンジンの運転限界
をさらに延ばす(高ECR化、超稀薄化を可能とする)
、もしくは安定性を著しく増すことができる。また、点
火栓を吸排気弁などと干渉することないこ、互に対称的
に配置できるので、2点着火ェンジンの実用化に対し極
めて有効的といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従釆の半球型燃焼室をもつシリンダヘッドの平
面図、第2図はその1−1線断面図、第3図は同じくロ
ーロ線断面図、第4図は本発明の平面図、第5図は第4
図のm−m線断面図、第6図は同じくV−V線断面図で
ある。 10・・・シリンダヘツド本体、11・・・シリングブ
ロック、12…燃焼室、13…吸気弁、14・・・排気
弁、15,16・・・バルフシート、18a,18b・
・・点火栓、0・・・シリンダ中心、M・・・シリンダ
列中心線、N・・・直交線。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジン燃焼室の平面投影上、シリンダ列中心線を
    境にして吸気弁と排気弁とを互に反対側に配置すると共
    に、シリンダ中心に対してもシリンダ列前後方向に弁中
    心をオフセツトする一方、シリンダヘツド本体に形成さ
    れる燃焼室は、頂部の比較的大径の円弧と比較的小径の
    円弧の周縁部とを結ぶ稜線にて形成された面のシリンダ
    中心線を軸とする回転体を基本形状として構成し、前記
    稜線で表される燃焼室壁面に対し吸気弁と排気弁をほぼ
    直角に配置すると共に、エンジン燃焼室のシリンダ列中
    心線に対し直角な立面投影上吸気弁と排気弁をシリンダ
    中心線に対しそれぞれほぼ同一角度で交差するように配
    置し、さらに2個の点火栓を、その点火栓がシリンダ列
    中心線を境にして互に反対側の燃焼室壁面に位置しかつ
    シリンダ中心に対し互に点対称かつ相互に離間するよう
    に配置したことを特徴とするエンジンのシリンダヘツド
JP51007610A 1976-01-27 1976-01-27 エンジンのシリンダヘツド Expired JPS6020565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51007610A JPS6020565B2 (ja) 1976-01-27 1976-01-27 エンジンのシリンダヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51007610A JPS6020565B2 (ja) 1976-01-27 1976-01-27 エンジンのシリンダヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5290719A JPS5290719A (en) 1977-07-30
JPS6020565B2 true JPS6020565B2 (ja) 1985-05-22

Family

ID=11670567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51007610A Expired JPS6020565B2 (ja) 1976-01-27 1976-01-27 エンジンのシリンダヘツド

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE16305T1 (de) * 1982-08-10 1985-11-15 Bayerische Motoren Werke Ag Zylinderkopf fuer viertakt-brennkraftmaschinen.
JP2524387B2 (ja) * 1988-09-12 1996-08-14 日産自動車株式会社 内燃機関の燃焼室
CA2716808C (en) * 2008-02-28 2017-10-31 Douglas K. Furr High efficiency internal explosion engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4986708A (ja) * 1972-12-23 1974-08-20

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JPS4986708A (ja) * 1972-12-23 1974-08-20

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JPS5290719A (en) 1977-07-30

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