JPS6020032Y2 - ガスサンプリング装置のランス - Google Patents

ガスサンプリング装置のランス

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JPS6020032Y2
JPS6020032Y2 JP9919579U JP9919579U JPS6020032Y2 JP S6020032 Y2 JPS6020032 Y2 JP S6020032Y2 JP 9919579 U JP9919579 U JP 9919579U JP 9919579 U JP9919579 U JP 9919579U JP S6020032 Y2 JPS6020032 Y2 JP S6020032Y2
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JP
Japan
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lance
cooling medium
inner shell
furnace
shell
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JP9919579U
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JPS5617544U (ja
Inventor
敏幸 那須
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はガスサンプリング装置のランスに係り、特に
測定手段を収容するランスが挿入される被測定乃至検査
物たる炉内原料の荷重による曲げモーメント並びに熱応
力に耐え得るガスサンプリング装置のランスに関するも
のである。
一般に高炉内の温度や圧力を測定し、高炉内のガスを採
取する採取する装置としてガスサンプリング装置が広く
知られている。
このガスサンプリング装置には炉内に挿抜自在なランス
が設けられており、その先端部で炉内圧力、温度を感知
すると共にガスを採取するように構成されている。
このランスは炉内の混鉱石の如き原料中に挿抜されるも
ので、特に原料中に挿入されたとき上からの大きな降下
荷重を受けるとともに、ランスの横断面積がかなり大き
いためかなり大きな抗力を受けることが知られている。
また近年高炉が大型化され、その直径と高さが大きくな
る傾向にあり、このように大型化された高炉に挿入され
るランスはさらに大きな荷重を受けることになる。
高炉の直径が大きくなればランスの挿入深さをそれだけ
長くする必要があり、しかも原料の高さが高くなれば、
その分だけ曲げモーメントが加わることになる。
また、ランスを高炉内に挿入した場合、高温度にさらさ
れるため、従来から、ランス内に冷却水の如き冷却媒体
を流通せしめて、ランスを冷却している。
この従来例として、特公昭52−44524号公報にお
いて、ランスの縦断面を略矩形状に形成すると共に測定
手段を収容した管体の上下を挾むように冷却水管を配設
し、下方に位置する木管から上方に位置する木管に冷却
水を流すように構成したランスが提案されるに至ってい
る。
ところが、このランス構造にあっては第1図に示す如く
、ランスの外殻a、 by c、 dが強度メンバーを
兼ねているために、肉厚を大きくする必要がある。
このように肉厚を大きくすると内外面の温度差が大きく
なり、大きな熱応力が発生することになる。
また、外殻の外面部は高温となり、材料の強度が著しく
低下することになる。
更に、測定手段を収容する管体eの上下に冷却水管f9
gを分けて配設してあり、これら冷却水管L gと管体
e及び側板C,dとの熱膨張差により、これらの溶接接
合部にクラックが発生する傾向がある。
従って、このランス構造にあっては高温且つ高荷重下と
はランスの曲がりやクラックの発生が起るために、比較
的条件の良いシャット炉上部にしか採用することができ
ず、極めて使用範囲が限られたものであって、充分満足
するランスではない そこで、本考案は従来におけるガスサンプリング装置の
ランスの問題点に鑑み、これらを有効に解決すべく創案
されたものである。
本考案の目的は高温度、高荷重に耐えるガスサンプリン
グ装置のランスを提供する。
更に、本考案の目的は冷却効果を可及的に向上させるこ
とのできるランスを提供する。
次に本考案の好適一実施例について添付図面に従って詳
述する。
第2図及び第3図に示す如く、ランス1は主に測定手段
を収容した内殻9と、これを被う外殻11とによって構
成される。
また、測定手段を収容した内殻9をランス本体という。
ランス1の中央には管体2が配設され、後述する測定手
段を収容する。
この管体2は図示例にあっては円筒管によって形成され
、この管体2内には測定手段たる熱電対3のケーブル4
、ケーブル保護管5及び炉内ガス吸引通路6が形成され
る。
即ち、管体2の中央にはその長手方向に沿ってケーブル
保護管5が配設され、このケーブル保護管5と管体2の
内周壁2aとの間隙7によって保護管5と同芯状の炉内
ガス吸引通路6が形成される。
また、ケーブル保護管5の先端部5aには熱電体3が取
り付けられケーブル4と連結され外部測定装置に接続さ
れる。
炉内ガス吸引通路6はランス1の先端部に設けられた吸
引口8に接続されている。
この測定手段を収容する管体2の外周部には、第3図に
示す如く炉内原料の重力方向の降下荷重に耐えるように
縦断面が縦方向に略オーバル状に形成された外輪を有す
る内殻9が被冠乃至装着され、第2図に示す如く、上記
管体2をその中央に配設する如く装着されている。
また、この内殻9は第2図に示す如く管体2に沿って長
手方向に延び先端部9aが略漏斗状に絞られた中空筒体
から構成され且つ所定の肉厚を有する。
内殻9の外周部には所定の間隙10を有するように比較
的肉薄な外殻11が被冠される。
この外殻11は内殻9の外径より大きな内径を有して、
内殻9の外周部に沿って均一な巾の間隙10を形成する
この間隙10内にはコイル部材12が介設され螺旋状の
冷却媒体通路13が形成されることになる。
この螺旋状の冷却媒体通路13は第4図に示す如くラン
ス本体乃至内殻9の基端部9bからは先端部9aへ向け
て順次ピッチ巾を小さくするように形成されており、先
端部9aから基端部9bに向けて流れる上流側の冷却媒
体の流速を高めるようになっている。
また冷却媒体通路13はその基端部が上記管体2に同芯
状に装着され内殻9内を挿通する冷却媒体移送管14に
接続されている。
この移送管14はその基端部14aが内殻9の基端部の
蓋板15に固定され、先端部14bが内殻9の先端部9
aの開口部を閉じる如く連設され上記冷却媒体通路13
に接続される。
また、移送管14の基端部14aには冷却媒体導入管1
6が上記蓋板15を貫通して接続支持されている。
また、冷却媒体通路13には外殻11に取付けられた排
出管27が接続されている。
上記外殻11の基端部1iaにはフランジ部17が形成
され、内殻9の基端部を閉塞する蓋板15のフランジ部
18と伸縮自在継手19を介して連結されている。
外殻11は内殻9の長さよも短尺に形成され、伸縮自在
継手19を介して内殻9のフランジ部18に接続され、
外殻11が内殻9に沿ってその長手方向乃至軸方向に熱
膨張自在に構成されている。
従って、外殻11の内周壁11Cか内殻9の外周壁に形
成され、螺旋状の通路13を区画するコイル部材12と
は固定されず摺動自在に支持されている。
また、測定手段を収容する管体2は上記蓋板15を挿通
して外部測定装置に接続されるが、管体2の挿通孔20
にはシール部材21が設けられており、密封されつつ軸
方向に摺動自在に蓋板15に支持されている。
内殻9の先端部近傍の外周部には段部乃至凹部溝22が
形成され、外殻11の内周壁に形成された係合突起23
が嵌合乃至係止され、内殻9と外殻11とは係合されて
いる。
また、外殻11の先端部11bには熱電対3を露出させ
且つ炉内ガス吸引口8を形成するキャップ24が取り付
けられている。
このキャップ24は下向きに開口された室25を有し、
外殻11の先端部11bに形成されたフランジ部26に
ピン28を介して接続されている。
以上の構成から戒るランスの作用について述べる。
先ず冷却媒体としての冷却水は冷却媒体導入管16より
移送管14を通過しつつ管体2を冷却し、内殻9の先端
部に至り、螺旋状に形成された冷却媒体通路13に入り
内殻9の外周部を軸方向に沿って旋回しつつ基端部9b
へ戻り、排出管27から排出される。
特に、冷却水は移送管14に案内されてランス1内部即
ち内殻9の中央部を通過した後、その先端部から内殻9
の外周部を冷却すべく冷却媒体通路13に導入されるこ
とになる。
従って最も高温状態に位置されるランス1の先端部即ち
内殻9の先端部に最も低温の冷却媒体が導入され、外周
部を冷却することができる。
更に、上記通路13のピッチ乃至断面積は基端部から先
端部へ向って小さくなっているので、ランス先端部程冷
却媒体の流速は早くなり高温状態にある先端部をより効
果的に冷却させることができる。
次に、ランス1の推力は基端部に相当する蓋板15の後
部に接続される駆動源により、外殻11から係合突起2
3を介して内殻9に伝達される。
従って、荷重点である外殻11と支点である係合突起部
23との間の距離が非常に小さいので挫屈に対する強度
が向上する。
炉内に挿入された際に、炉内高温ガスによって外殻11
は内殻9上を熱膨張に従って軸方向へ伸び、この熱膨張
による軸方向への伸び代は内殻9よりもはるかに大きく
なるが、その伸びは伸縮自在継手19によって吸収され
ることになり、外殻11と内殻9との熱膨張差による拘
束応力の発生は非常に小さくなし得る。
外殻11の上部に作用する炉内原料の降下荷重は外殻1
1と内殻9との間に介設され螺旋状の冷却媒体通路13
を区画形成するコイル部材12により内殻9に伝達され
ることになり、内殻9が降下荷重による曲げモーメント
に対抗するために外殻11の曲げ強さについてか外殻1
1の長さが如何に長くなろうとも、上記コイル部材12
の1ピッチ分についてのみ考慮すれば良いことになる。
従って、外殻11の肉厚は大巾に薄くでき、外殻11の
冷却が十分に行える。
また、外殻11の温度を大きく下げることができると共
に外殻11の内外面の温度差が小さくなり、外殻11に
発生する熱応力は大巾に低下させることができる。
また、外殻11と内殻9とはそれぞれの先端部の方で係
合しているので先端の漏斗状部における外殻と内殻との
軸方向への熱膨張差が小さく、最も熱負荷の大きい漏斗
状部においてもコイル部材12と外殻11との隙間を小
さく保持でき、従って、螺旋状の冷却媒体通路を確保す
ることができる。
さらに、先端部での外殻11と内殻9との接合は溶接で
はなく保合突起23によるはめあい構造とされているの
で、半径方向に対する拘束力がなく、外殻と内殻との半
径方向へ熱膨張差が生じても、熱応力が生じない。
尚、炉内ガスは吸引口8から管体2の吸引通路6に吸引
されランス1外部に導びかれる。
また炉内ガス温度は熱電対3によって測定される。
尚、上記実施例において、螺旋状の冷却媒体通路13を
、外殻11と内殻9との間にコイル部材12を介するこ
とにより形成したが、これに限らず内殻9の外周部ある
いは外殻11の内周部に螺旋状の溝を刻設することによ
って構成しても良いことは勿論である。
更に、上記実施例にあってはランス1本体が少なくとも
測定手段を収容した管体2と内殻9とによって構成され
ているが、これに限らず一つの管状の内殻によって構成
しても良いことは勿論である。
また、内殻9の断面形状は炉内原料の荷重に充分耐え得
るものであれば任意に決定し得ることは勿論である。
以上要するに本考案によれば次の如き優れた効果を発揮
する。
(1)ランスを構成するための測定手段を収容する内殻
と最外殻とを分離し、外殻を熱膨張自在に構成したため
に炉内原料による降下荷重によって生じる曲げモーメン
トを内殻によって受けることができ、外殻の肉厚を薄く
することができる。
また、外殻を薄くすることができるために、十分冷却す
ることができ、外殻の温度を低く押えると共に外殻の内
外面の温度差を小さく押え外殻に発生する熱応力を小さ
くでき、高価な耐熱特殊鋼を使用する必要がない。
(2)測定手段を収容する内殻の外周部全体を冷却媒体
(冷却水)に浸すことができ、全体の温度を低く維持す
ることができ、もって内殻を含むランス全体を高価な耐
熱特殊鋼を用いることなく成型し得る。
(3)最外殻を熱膨張自在に形成したため、熱膨張差に
よって内殻を含むランス全体にクラックの発生を起させ
ない。
(4)冷却媒体を直接、最も高温になるランス先端部に
導き、螺旋状に配設された冷却媒体通路に強制的に流す
ために冷却媒体の通路でのよどみが生じることなく、且
つ高温部はど流速を大きくすることができ、理想的な冷
却が達威し得る。
(5)従って、高温、高荷重下のシャフト乃至炉下部の
ガスサンプリングについて採用することができ、且つ安
価で信頼性の高いランスを提供することができる。
(6)外殻と内殻との接合をはめあい構造としたので、
外殻と内殻との半径方向に対する拘束力がなく、半径方
向への熱膨張差による熱応力の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図は本考案の好適一
実施例を示す側断面図、第3図は第2図■−■線断面図
、第4図は内殻外周部上に形成された冷却媒体通路を示
す概略側面図である。 図中、1はランス、9は内殻、11は外殻、13は冷却
媒体通路、19は伸縮自在継手である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高炉等の固体原料充填層内へ挿抜されて、冷却媒体によ
    り冷却されつつサンプル用のガスを採取すると共に炉内
    温度等を検知するガスサンプリング装置のランスにおい
    て、ランス本体の外周部を挿入される炉内原料の重力方
    向の降下荷重に耐えるように断面略オーバル状に:形成
    し、該ランス本体の外周部に、これを被うべくその先端
    部が外周部に係合し基端部が伸縮自在継手を介して長手
    方向に熱膨張自在に外殻を設け、上記ランス本体の基端
    部から先端部に向って順次ピッチ巾を小さくして先端部
    から基端部へ流れる上流側の冷却媒体の流速を高めるよ
    うに螺旋状の冷却媒体通路を形成したことを特徴とする
    ガスサンプリング装置のランス。
JP9919579U 1979-07-18 1979-07-18 ガスサンプリング装置のランス Expired JPS6020032Y2 (ja)

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JPS5617544U JPS5617544U (ja) 1981-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510212A (ja) * 2017-03-17 2020-04-02 タタ、スティール、ネダーランド、テクノロジー、ベスローテン、フェンノートシャップTata Steel Nederland Technology Bv ガス分析システムのためのランス

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JPH0619611Y2 (ja) * 1987-08-05 1994-05-25 株式会社日本除雪機製作所 ゲレンデ整備車

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