JPS6019953A - エンジン用ガス混合器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は可燃ガスを燃料とする予混合ガスエンジンのガ
ス混合器に関する。

［従来例の構成とその問題点］ 第１図は、都市ガスを燃料とした場合の予混合ガスエン
ジン用ガス混合器の従来例の一つである。

このガス混合器にあっては、エンジンのピストン１１が
降下し吸気弁１２が開くことにより、ガス混合器１３内
に空気が吸入される。一方、管１４から供給される都市
ガスは都市ガス圧力によりガスコック１５から送り出さ
れ、ガス流量調整弁１Ｇによりその流量を調整された後
、混合器１３内のガス噴出［１１７から混合器１３内に
噴出され、空気との混合気を形成した後に燃焼室１８内
に供給され、点火プラグ１９によって爆発燃焼する。と
ころで、この燃焼室１８に供給される混合気の混合状態
についてみると、燃料ガスと空気は必ずしも均一な混合
状態にあるとは言えなかった。

混合不均一の混合気が燃焼室１８内に吸入された場合、
その混合比の変動が大きい程点火プ〜ラグまわりの混合
気状態は点火性の悪い８薄または過濃混合比となり、こ
のことは点火送れ時間の変動、すなわち有効燃焼開始時
期の変動を引き起こし、エンジン運転時のサイクル変動
率増加の原因となっていた。加えて、失火率の増加、排
ガス中未燃ガスの増加も引き起こすこととなってぃた。

また、この様な不均一混合気を燃焼させる場合、この混
合気の平均的な空燃比は過濃な状態としなければならず
、本来燃焼において最適とされる空燃比を維持すること
は不可能となっていた。そして、以上のことは結果的に
出力トルク変動の増大、効率の低下、さらには排ガスの
悪化と共に三元触媒など空燃比制御が正確に成された上
で性能を発揮する触媒の効率をも低下させることとなっ
ていた。

し発明の目的〕 本発明の目的は、通常のガスエンジンに供給される混合
気の混合状態を均一化し、空燃比変動率を低減させてエ
ンジンの効率向上及び排ガス浄化を図ることである。

［発明の構成］ 本発明のガス混合器は、加圧された可燃ガスの噴出量に
よってエンジン出力を制御するエンジン用ガス混合器の
混合器内を流れる空気まＩこは空気と燃料ガスの混合気
に強制的な乱れをつくる手段を設けたことを特徴として
いる。

強制的な乱れをつくる手段としては、空気または空気と
燃料ガスの混合気に渦流を発生さＩるものが望ましい。

これにより、空気と燃料ガスの混合気の混合状態が均一
化され、空燃比変動の少ない混合気を供給することが可
能となる。

以下、本発明を添付図面に示した望ましい実施例に基づ
いて説明する。

「実施例の説明〕 第２図に、都市ガスを燃料とした場合の一実施例を示し
たくなお第１図と共通する部分には同一番号を付す）。

第２図においてエンジンのビス［〜ン１１が降下し吸気
弁１２が開くことにより、ガス混合器２０にあけられた
吸気口２１より混合器２０内に空気が吸入される。一方
、管１４から供給される都市ガスは都市ガス圧力により
ガスコック１５より送り出され、ガス流旦調整弁１Ｇに
おいて、要求されるエンジン出力に対するガス流旦にｍ
整された後、ガス噴出口１７から噴出される。噴出した
ガスは吸気口２１より吸入した空気と混合されて燃焼室
１８に供給される。

本実施例において、ガス混合器２０の吸気口２１は、第
３図に示したように、吸気された空気が渦流を形成する
ようにガス混合器の壁面上に偏心して斜め方向に穿孔さ
れている。これにより、ピストン１１の降下によって混
合器２０内に吸入された空気は図中鎖線で示したように
渦流を形成して流れ、一方、都市ガスはガス噴出口１７
から、吸入空気の渦流中に噴出されて空気との混合気と
なる為、空気中へのガスの拡散速度は渦流のない場合と
比較して著しく上昇する。その結果、比較的管長の短い
ガス混合器においても均一な空燃比の混合気を得ること
が出来る。

なお、上記実施例において燃料は都市ガスを用いたが、
他の可燃ガスを用いることが出来ることは云う蓼でもな
い。また、上記実施例では吸入空気に渦流をつくり可燃
ガスと空気の混合を均一化したが、渦流をつくる場所は
混合器中のどこでもよ（、例えば、ガス噴出口１７とエ
ンジン吸気弁１２の間の混合器内に固定スクリュー等を
配設して混合気に渦流を発生させることも可能である。

さらには、渦流を発生させることの他に、邪魔板等を混
合器内に配設して乱れをつくってもよい。

し発明の効果］ 本発明によれば、燃焼室内には非常に均一な混合気が供
給され、エンジン運転時のサイクル変動率、失火率、排
ガス中未燃ガスなどを減少さけることが出来ると共に効
率を向上させることが出来る。また、強制的な混合を行
なう為にガス混合器の管長を非常に短縮させることが出
来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のガス混合器を示７１−　ＪＦＪＩ８図で
あり、第２図は本発明の一実施例のガスｉ１２合器を示
Ｊ概略図であり、第３図は第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ線に
沿っｌζ拡大横断端面図である。 １３．２０・・・ガス混合器　１Ｇ・・・ガス流量調整
弁　１７・・・ガス噴出口　２１・・・吸気口 特許出願人　松下電器産業株式会社

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）加圧された可燃ガスの噴出量によってエンジン出
   力を制御するエンジン用ガス混合器において、混合器内
   を流れる空気または空気と可燃ガスの混合気に強制的な
   乱れを生じさせる手段を設けたことを特徴とするエンジ
   ン用ガス混合器。
2. （２）強制的な乱れを生じさせる手段が、空気または空
   気と可燃ガスの混合気に渦流を発生させるものである特
   許請求の範囲第り１）項に記載のエンジン用ガス混合器
   。
3. （３）　渦流を発生させるための手段が、吸引された空
   気に渦流を発生させるべく、混合器の壁部に偏心して穿
   孔した吸気口である特許請求の範囲第（２）項に記載の
   エンジン用ガス混合器。
4. （４）渦流を発生させるための手段が、空気と可燃ガス
   の混合気に渦流を発生させるべく、可燃ガス噴出口より
   混合気下流側に配設した固定スクリューである特許請求
   の範囲第（２）項に記載のエンジン用ガス混合器。