JPS6019742B2 - プロスタグランジン熱安定化組成物 - Google Patents
プロスタグランジン熱安定化組成物Info
- Publication number
- JPS6019742B2 JPS6019742B2 JP4264177A JP4264177A JPS6019742B2 JP S6019742 B2 JPS6019742 B2 JP S6019742B2 JP 4264177 A JP4264177 A JP 4264177A JP 4264177 A JP4264177 A JP 4264177A JP S6019742 B2 JPS6019742 B2 JP S6019742B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prostaglandin
- heat
- acid
- stabilized composition
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/557—Eicosanoids, e.g. leukotrienes or prostaglandins
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプロスタグランジン熱安定化組成物に関するも
のである。
のである。
本発明において、生物活性ブロスタグランジンとは生体
中に存在することが証明されている炭素数20のプロス
タン酸を基本骨格とする一群の生理活性物質、例えばプ
ロスタグランジンA,(PGA,)、プロスタグランジ
ンん(PGA2)、ブロスタグランジンE,(PGE,
)、プロスタグランジン(PCE2)、プロスタグラン
ジンF,Q(PGF,Q)およびプロスタグランジンF
20(PGF2Q)などまたはそれらの誘導体である。
中に存在することが証明されている炭素数20のプロス
タン酸を基本骨格とする一群の生理活性物質、例えばプ
ロスタグランジンA,(PGA,)、プロスタグランジ
ンん(PGA2)、ブロスタグランジンE,(PGE,
)、プロスタグランジン(PCE2)、プロスタグラン
ジンF,Q(PGF,Q)およびプロスタグランジンF
20(PGF2Q)などまたはそれらの誘導体である。
これらの化合物は陣痛誘発作用、胃酸分泌抑制作用、血
圧降下作用、抗端息作用などの種々の薬理作用を示し、
医薬としての応用が期待され、開発が進められている。
しかしながら、プロスタグランジンは一般に不安定な化
合物で、酸、アルカリ、熱に対して非常に分解し易い性
質を有している。室温に保存した場合には数週間後には
分解生成物が認められ、高温例えば100q0に加熱す
ると数時間でその大半が分解する。
圧降下作用、抗端息作用などの種々の薬理作用を示し、
医薬としての応用が期待され、開発が進められている。
しかしながら、プロスタグランジンは一般に不安定な化
合物で、酸、アルカリ、熱に対して非常に分解し易い性
質を有している。室温に保存した場合には数週間後には
分解生成物が認められ、高温例えば100q0に加熱す
ると数時間でその大半が分解する。
また低い温度、例えば冷蔵庫内に保存した場合でも徐々
に分解することが知られている。特にPGE類は下に示
すように5員環部分で脱水反応がおこり易い。
に分解することが知られている。特にPGE類は下に示
すように5員環部分で脱水反応がおこり易い。
医薬として用いるにはこのような分解を抑制し安定化す
ることが必須の課題である。本発明者らはこのような観
点から鋭意研究を重ねた結果、リボ核酸またはデオキシ
リボ核酸とプロスタグランジンとの複合体を形成せしめ
ることにより安定性が著しく向上することを見出して本
発明を完成した。
ることが必須の課題である。本発明者らはこのような観
点から鋭意研究を重ねた結果、リボ核酸またはデオキシ
リボ核酸とプロスタグランジンとの複合体を形成せしめ
ることにより安定性が著しく向上することを見出して本
発明を完成した。
即ち、本発明はリボ核酸またはデオキシリポ核酸を混合
してなるプロスタグランジン熱安定化組成物を提供する
ものである。
してなるプロスタグランジン熱安定化組成物を提供する
ものである。
リボ核酸またはデオキシリボ核酸は天然に得られるポリ
ヌクレオチドで通常ナトリウム塩などの塩として取り扱
われる。
ヌクレオチドで通常ナトリウム塩などの塩として取り扱
われる。
生体中ではこれらの化合物は遺伝情報を発現するために
必要な最も重要な因子として知られ、その物理化学的性
状は詳しく調べられているが、プロスタグランジンを安
定化する作用があることは本発明者らが初めて見出した
ものである。本発明組成物の製造はプロスタグランジン
の1に対して、重量比で通常10〜1000、好ましく
は50〜400になるようなリボ核酸またはデオキシリ
ボ核酸を含むPH7〜8の水溶液にプロスタグランジン
を結晶、粉末、或いは水または緩衝液またはアルコール
’アセトンのような極性有機溶媒の溶液の形で加え、均
一に混合することによって好ましく行なわれる。
必要な最も重要な因子として知られ、その物理化学的性
状は詳しく調べられているが、プロスタグランジンを安
定化する作用があることは本発明者らが初めて見出した
ものである。本発明組成物の製造はプロスタグランジン
の1に対して、重量比で通常10〜1000、好ましく
は50〜400になるようなリボ核酸またはデオキシリ
ボ核酸を含むPH7〜8の水溶液にプロスタグランジン
を結晶、粉末、或いは水または緩衝液またはアルコール
’アセトンのような極性有機溶媒の溶液の形で加え、均
一に混合することによって好ましく行なわれる。
かくして得られたプロスタグランジンとリボ核酸または
デオキシリポ核酸との混合物を含む水溶液を無菌操作を
行なったあとで、凍結乾燥または減圧乾燥することによ
って製剤とすることができる。
デオキシリポ核酸との混合物を含む水溶液を無菌操作を
行なったあとで、凍結乾燥または減圧乾燥することによ
って製剤とすることができる。
また必要に応じて、でん粉、デキストリン、ヒドロキシ
ェチルでん粉、アラビアゴム、トラガント末などの増量
剤および賦形剤などを用いることもできる。また薬効を
呈しない量のビタミンC、グルタチオン、ビタミンEな
どの抗酸化剤を加えてもよい。以下実施例によってプロ
スタグランジンの熱安定化作用を説明する。
ェチルでん粉、アラビアゴム、トラガント末などの増量
剤および賦形剤などを用いることもできる。また薬効を
呈しない量のビタミンC、グルタチオン、ビタミンEな
どの抗酸化剤を加えてもよい。以下実施例によってプロ
スタグランジンの熱安定化作用を説明する。
その際、プロスタグランジンの分解の程度は一定時間加
熱処理した後で残存するプロスタグランジンを酸性でク
ロロホルム層に抽出し、この一定量をシリカゲルの薄層
プレートにスポツトして、酢酸エチル:イソオクタン:
酢酸:水(110:50:20:100)の渡液の上層
を用いて展開し、10%硫酸アンモニウムを含む2%硫
酸水溶液を均一に燈愛した後180℃、1〜2時間加熱
発色し、その発色強度を薄層デンシトメーター(島津C
S−900)で測定して同一プレート上の標準プロスタ
グランジンの検量線から定量した。実施例 1リボ核酸
250.6の9を含むpH6.4の水溶液5肌【をゆる
やかに櫨拝しながら、これにプロスタグランジンF2を
5咳夕/机上の濃度で含むメタノール溶液50A〆を加
える。
熱処理した後で残存するプロスタグランジンを酸性でク
ロロホルム層に抽出し、この一定量をシリカゲルの薄層
プレートにスポツトして、酢酸エチル:イソオクタン:
酢酸:水(110:50:20:100)の渡液の上層
を用いて展開し、10%硫酸アンモニウムを含む2%硫
酸水溶液を均一に燈愛した後180℃、1〜2時間加熱
発色し、その発色強度を薄層デンシトメーター(島津C
S−900)で測定して同一プレート上の標準プロスタ
グランジンの検量線から定量した。実施例 1リボ核酸
250.6の9を含むpH6.4の水溶液5肌【をゆる
やかに櫨拝しながら、これにプロスタグランジンF2を
5咳夕/机上の濃度で含むメタノール溶液50A〆を加
える。
その1必ずつを2本の小試験管に分取し、1本は85℃
で1幼時間加熱して、それぞれに0.州クエン酸緩衝液
1舷を加え、よく分散溶解させてから、2の‘のクロロ
ホルムで抽出しその一定量をとって残存するPGF2を
定量した結果を表1に示す。実施例 2 PGE21に対して重量比でリポ核酸が200ゾ1とな
るような水溶液のpHを5,6,7および8に調節する
。
で1幼時間加熱して、それぞれに0.州クエン酸緩衝液
1舷を加え、よく分散溶解させてから、2の‘のクロロ
ホルムで抽出しその一定量をとって残存するPGF2を
定量した結果を表1に示す。実施例 2 PGE21に対して重量比でリポ核酸が200ゾ1とな
るような水溶液のpHを5,6,7および8に調節する
。
ゆるやかに燭拝しながらPGE2と、等量の9GF2Q
を加え、凍結乾燥し、100℃で7時間加熱した結果を
表2に示す。リボ核酸を加えずにPGF2のみを10ぴ
○で加熱すると約4時間で完全に分解消失する。表2 実施例 3 リボ核酸20雌、80赦または16物9を含む水溶液を
NaOHでpH6に調節し、渡拝しながらPGE2を5
の9/泌およびPGF2Qを5の9/泌含むメタノール
溶液40ムそを加え、これを凍結乾燥して100℃で7
時間加熱する。
を加え、凍結乾燥し、100℃で7時間加熱した結果を
表2に示す。リボ核酸を加えずにPGF2のみを10ぴ
○で加熱すると約4時間で完全に分解消失する。表2 実施例 3 リボ核酸20雌、80赦または16物9を含む水溶液を
NaOHでpH6に調節し、渡拝しながらPGE2を5
の9/泌およびPGF2Qを5の9/泌含むメタノール
溶液40ムそを加え、これを凍結乾燥して100℃で7
時間加熱する。
結果を表3に示す。表3
実施例 4
デオキシリボ核酸とPGE2の割合が重量比でそれぞれ
50/1、200ノ1または400/1となるような水
溶液のpHを7.1に調節し、PGE2をメタノール溶
液として加える。
50/1、200ノ1または400/1となるような水
溶液のpHを7.1に調節し、PGE2をメタノール溶
液として加える。
これを凍結乾燥して10000で7時間加熱した結果を
表4に示す。
表4に示す。
表4
Claims (1)
- 1 生物活性プロスタグランジンとリボ核酸またはデオ
キシリボ核酸とを混合してなるプロスタグランジン熱安
定化組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264177A JPS6019742B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | プロスタグランジン熱安定化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264177A JPS6019742B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | プロスタグランジン熱安定化組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53130419A JPS53130419A (en) | 1978-11-14 |
JPS6019742B2 true JPS6019742B2 (ja) | 1985-05-17 |
Family
ID=12641629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4264177A Expired JPS6019742B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | プロスタグランジン熱安定化組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019742B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62128135U (ja) * | 1986-02-05 | 1987-08-13 | ||
WO2009122719A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 森永乳業株式会社 | 耐熱性を付与する薬剤及び組成物 |
-
1977
- 1977-04-15 JP JP4264177A patent/JPS6019742B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62128135U (ja) * | 1986-02-05 | 1987-08-13 | ||
WO2009122719A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 森永乳業株式会社 | 耐熱性を付与する薬剤及び組成物 |
US8420128B2 (en) | 2008-03-31 | 2013-04-16 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Method of imparting heat resistance to lactoferrin |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53130419A (en) | 1978-11-14 |
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