JPS6019630A

JPS6019630A - 給紙装置

Info

Publication number: JPS6019630A
Application number: JP12659483A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Nabeta; 鍋田　正明
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1983-07-12
Filing date: 1983-07-12
Publication date: 1985-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は給紙装置に関するもので、詳しくは、トレイ上
に載置したシート用紙のうぢの最下位の用紙をベルト上
に吸着させ、そのベルトによって上記最下位の用紙のみ
を搬送させるようｌこした給紙装置に関するものである
。

〔従来技術〕

第１図は従来から使用されているバキューム圧を用いた
給紙装置を概念的に示したものである。

この給紙装置は、トレイ１の端部に搬送ベルト２を連設
し、該ベルトの下方？こバキュームボックス３を配設す
るとＬもに、ベルト２の上方にノズルプリーナム４を配
設したものである。搬送ベルト２は、第２図に示したよ
うにロール５間に複数本のベルト２ａを張設したもので
、各ベルトには多数の孔６が穿設されている。バキュー
ムボックス３には、その上面３ａにベルト２３に沿った
複数個の長孔が穿設されており、さらに上面３ａの中央
にコルゲーション８が形成されている。このコルゲーシ
ョン８は、第３図に示したように、中央のベルト２ａを
突き上げるように他のベルト２ａの表面より高く形成さ
れている。ノズルプリーナム４はその下面にノズル９を
備えており、ブロア１０を介してバキュームボックス３
に連通している。なお、第１図１ζおいて、１１はシャ
ットダウンバルブ、１２はバキュームリリーフバルブ、
１３はプレッシャリリーフバルブ、１４はトレイ１のサ
イドガイド、１５はティクアウェイロール、１６はイン
レットダクト、１７はアウトレットダクトである。

このような給紙装置では、用紙１８がその端部を搬送ベ
ルト２」二に臨ませてトレイ１に載置され、該用紙を以
下のようにして給紙する。フィルド信号が入力されると
、シャットダウンバルブ１１が作動され、該バルブはイ
ンレットダクト１６を開口する。すると、ブ［Ｊワ１ｏ
はインレットダクト１６を介してバキュームボックス３
内の空気を吸引するとともに、アウトレットダクト１７
を介してノズルプリーナム４内に空気を供給する。この
ようにして、バキュームボックス３内の空気が吸引され
、該ボックス内が負圧になると、該負圧は長孔７、ベル
ト２ａの孔６を介して最下位の用紙１８ａの端部ｌと作
用し、その端部をベルト２ａ上をこ吸着させる。一方、
ノズルプリーナム４に供給された空気は、ノズル９から
噴射され、そのジェット流が用紙１８の前端に当り、用
紙間に侵入して各用紙、％Ｚこ最下位の用紙１８ａとそ
の上位の用紙とを互に離反させる。ここで、ロール５の
駆動用クラッチ（図示せず）を接続すると、搬送ベルト
２は駆動され、最下位の用紙１８ａのみをベルト２ａに
吸着したままティクアウェイロール１５へ搬送する。こ
のようにして搬送された用紙１８ａはティクアウェイロ
ール１５によって用紙の処理領域へさらに搬送される。

なお、バキュームリリーフバルブ１２は、用紙１８ａが
ベルト２ａ上に吸引され、それによってベル）２ａ上の
孔６を塞いだ際にも開弁することによって、インレット
ダクト１６を介してノズルプリーナム４内に十分な空気
が供給されるようにするもので、適宜な圧力で通常閉成
されている。また、プレッシャＩＪ　ＩＪ−フバルブ１
３はノズルプリーナム４内の圧力を一定に保つためのも
ので、開弁することによって過圧を解消させる。

ところで、このような給紙装置では、ノズル９から噴射
されたジェノ］・流を用紙１８の前端に当てた際に、最
下位の用紙１８ａとその上の用紙との間にジェット流が
十分に侵入するようζこ、上記したコルゲーション８が
配設され、このコルゲーションによって、第４図（ａ）
＃こ示したように最下位の用紙１８ａとその上の用紙１
８ｂ間に空隙１９を形成させていた。即ち、ベル）２ａ
に接触している最下位の用紙１８ａは、バキュームボッ
クス３による吸引力で、ベルト２ａの表面に密着され、
コルゲーション８の基部附近で大きく撓むのに対し、そ
の上位の用紙１８ｂはバキュームボックス３による吸引
力の影榔を受けないので、用紙自身の剛性によって傾斜
した平面に維持される。したがっテ、両用紙１８ａ　、
１８ｂ間には、用紙１８ａの撓んだ部と用紙１８ｂの平
面部分とによって皿状の空隙１９が形成される。

このようなことから、一般にコルゲーション８の高さが
高い程、空隙１９を大きく形成するために有利であると
云えるが、一方剛性の大きな用紙を給紙する際には、最
下位の用紙１８ａが程んど撓むことがないので、第４図
（ｂ）に示したように、最下位の用紙１８ａとベルト２
ａ間、即ち最下位の用紙１８ａとバキュームボックス３
間の間隙２０が大きくなり、該バキーームボックスによ
る用紙１８ａの吸引効率が著しく低下する。その結果、
用紙１８ａが搬送されない場合を生じる。また、このよ
うな問題を解消するためには、バキーームボックス３の
吸引力を増大させればよいのであるが、吸引力が大き過
ぎると薄い用紙を給紙する際に、該用紙に皺を発生させ
る虞れがあるばかりでなく、大容量のブロア１０を必要
とする。

〔発明の目的〕

本発明の目的は上記問題点に鑑みて、最下位の用紙とそ
の上位の用紙との分離が確実に行なえ、かつバキューム
ボックスによる用紙の吸引効率の良い給紙装置を提供す
ることにある。

〔発明の構成〕

このような目的を達成するために本発明では、バキュー
ムボックスの上面に弾性体からなるコルゲーションを設
置し、薄紙等の剛性の小さな用紙を給紙する際には、通
常のコルゲーションの役割をさせ、厚紙等の剛性の大き
な用紙を給紙する際には、バキュームボックスによる吸
引力さ用紙によってコルゲーションを変形させ、もって
用紙を搬送ベルト上Ｉこ密着させてバキュームボックス
の吸引効率を高めている。

〔実施例〕

第５図乃至第７図は本発明に係る給紙装置の要部を示し
たものである。この給紙装置では、トレイ２１の前端部
に切欠部２１ａが形成され、この切欠部に搬送ベルト２
２が設置されている。この搬送ベルト２２は４本のベル
ト２２ａｉこよって構成され、各ベルト２２ａはトレイ
２１の切欠部２ｉａ内に差渡したロール２３．２３に巻
掛けられており、表面には多数の孔２４が穿設されてい
る。一方、ロール２３．２３間にはバキュームボックス
２５が設置されている。このバキュームボックス２５は
、その上面の６個所に長孔２６が穿設されており、上面
中央にはコルゲーション２７が設置されている。このコ
ルゲーション２７は、第６図に示したように、搬送ベル
ト２２の上面から十分上方１こ突出させており、発泡ウ
レタン等の弾性材によって形成される主体２７ａを該主
体の表面を覆う摩擦係数の小さい材質の被覆層、例えば
テフロンのコーティング層２７ｂからなっている。

このように構成されたトレイ２１、搬送ベルト２２、ロ
ール２３およびバキュームボックス２５は、第１図に示
した給紙装置におけるトレイ１、搬送ベルト２、ロール
５およびバキュームボックス３（！：同様にして第１図
に示した給紙装置内に設置される。

したがって、本発明に係る給紙装置も、第１図のものと
同様に、用紙２８がその端部を搬送ベルト２２上に臨ま
せてトレイ２１に載置され、フィード信号が入力される
ことによってシャットダウンバルブ１１を開成し、ブロ
ワ１０によってバキュームボックス２５内の空気を吸引
するとともに、ノズルプリーナム４内に空気を供給する
。このようにしてバキュームボックス２５内が負圧にな
ると、該負圧は搬送ベルト２２上の最下位の用紙２８ａ
に作用し、その端部を搬送ベルト２２上ｌこ吸着させる
。一方ノズルブリーナム４１こ供給された空気は、ノズ
ル９から噴射され、そのジェット流が用紙２８の前端に
当り、最下位の用紙２８ａとその上位の用紙２８ｂとを
互に離反させる。ここで、搬送ベルト２２が駆動され、
最下位の用紙２８ａのみを搬送ベルト２２＃こ吸着した
ままティクアウェイロール１５へ受渡す。このようにし
て搬送された用紙２８ａはティクアウェイロール１５ζ
こよって用紙の処理領域へさらに搬送される。

ところで、本発明に係る給紙装置では、トレイ２１上に
薄い用紙２８がセットされた場合には、その用紙にバキ
ュームボックス２５Ｊこよる負圧が作用すると、第７図
（ａ）に示したように最下位の用紙２８ａがベル）２２
ａ、コルゲーション２７の包絡線に沿って変形するのに
対して、その上位の用紙２８ｂはコルゲーション２７の
個所を頂点として屋根状に変形し、最下位の用紙２８ａ
とその上位の用紙２８ｂとの間に空隙２９を形成する。

ノズルプリーナム４のジェット流はこの空隙に向けて噴
射される。また、トレイ２１上に厚い用紙２８がセット
された場合には、その用紙にバキュームボックス２５に
よる負圧が作用すると、第７図（ｂＪに示したように最
下位の用紙２８ａがコルゲーション２７を押し燻してベ
ルト２２ａに密着する。したがって、この場合ｌこは、
従来の給紙装置における最下位の用紙１８ａとバキュー
ムボックス３とによりて形成される空隙２０（第４図参
照）に相当する空隙は生じることなく、それだけバキュ
ームボックス２５による最下位の用紙２８ａの吸引効率
は増大する。

なお、上記実施例では、コルゲーション２７の被覆層２
７ｂをポリフッ化エチレン系繊維（テフロン・・・商品
名）によって形成しているが、この層はテフロンζこ限
らず、金属製剛体によって形成してもよく、要は用紙２
８に対する摩擦係数の小さいものであればよい。才た、
この被覆層２７ｂはコルゲーション２７による用紙２８
の摩擦抵抗がバキュームボックス２５の負圧の作用と搬
送ベルト２２による用紙２８の搬送力に比べ極めて小さ
ければ、被覆層を必すしも必要としない。さらにまた、
実施例では、第５図に示したように、コルゲーション２
７をバキュームボックス２５の中央に１個設置している
が、その位置および個数は、例えば中央の２本のベルト
２ａを挾むように２個設置するなど、各種態様を採り得
る。

し発明の効果〕本発明に係る給紙装置では、コルゲーションを弾性体で
形成し、かつベルト間から上方へ露出させて設置してい
るので、該コルゲーションを高くでき、それによって、
薄紙を給紙する際に、ジェット流を吹込ませるための空
隙を最下位の用紙とその上位の用紙間ｌこ十分確保する
ことができ、したがって用紙間の分離を確実に行なうこ
とができる。また、厚紙を給紙する際には、用紙がベル
トに密着するので、該用紙とバキュームボックス間の間
隙は可及的に小さくなり、したがってバキュームボック
スの吸引効率が良くなるので、大きなプロアを必要とし
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来から採用されている給紙装置の概念図、第
２図はその要部平面図、第３図は第２図におけるＡ−Ａ
線断面図、第４図（ａ）は従来の装置で薄い用紙を給紙
する際の用紙の状態を示した正面図、第４図中）は従来
の装置で厚い用紙を給紙する際の用紙の状態を示した正
面図、第５図は本発明化係る給紙装置の要部を示した平
面図、第６図は第５図化おけるＢ−Ｂ線断面図、第７図
（ａ）は本発明の装置で薄い用紙を給紙する際の用紙の
状態を示した正面図、第７図（ｂ）は本発明の装置で厚
い用紙を給紙する際の状態を示した正面図である。２１・・・トレイ、２１ａ・・・切欠、２２・・・搬送
ベルト、２２ａ・・・ベルト、２３・・・ロール、２４
・・・孔、２５・・・バキュームボックス、２６・・・
長孔、２７・・・コルゲーション、２７ａ・・・主体、
２７ｂ・・・被覆層、２８・・・用紙、２８ａ・・・最
下位の用紙、２８ｂ・・・下から２番目の用紙、２９・
・・空隙。第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トレイ端部に搬送ベルトを連設させ、該ベルトの
下方にバキュームボックスを配設し、端部を搬送ベルト
上に臨ませてトレイ上Ｊこ載積した用紙の前端にジェッ
ト流を噴射して用紙を互ζこ離反させるとともに、バキ
ュームボックスによって最下位の用紙をベルト上に吸着
させ、該ベルトを駆動して最下位の用紙のみを搬送する
ようにした給紙装置において、上記搬送ベルトを複数本
のベルトから構成するとともに、上記バキュームボック
ス上面に弾性体からなるコルゲーションを設置し、該コ
ルゲーションを上記ベルト間から上方に突出させたこと
を特徴とする給紙装置。
（２）上記コルゲージコンを発泡ウレタンによって形成
したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
給紙装置。
（３）上記コルゲーションを、用紙に対する摩擦係数の
小さな被覆層を上面に備えた弾性体によって形成したと
きを特徴とする特許請求の範囲第（１２項または第（２
）項記載の給紙装置。
（４）上記コルゲーションの被覆層をポリフッ化エチレ
ン系繊維でコーティングして形成させたことを特徴とす
る特許請求の範囲第（３）項記載の給紙装置。
（５）上記コルゲーションの被覆層を金属によって形成
させたことを特徴とする特許請求の範囲第（３）項記載
の給紙装置。
（６）上記コルゲーションをバキュームボックスの巾方
向中央ｌこ設置したことを特徴とする特許請求の範囲第
（１）項記載の給紙装置。
（７）　Ｊ：、Ｅコルゲーションをベルトを挟んで２個
所に設置したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項記載の給紙装置。