JPS6019536B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPS6019536B2
JPS6019536B2 JP53019085A JP1908578A JPS6019536B2 JP S6019536 B2 JPS6019536 B2 JP S6019536B2 JP 53019085 A JP53019085 A JP 53019085A JP 1908578 A JP1908578 A JP 1908578A JP S6019536 B2 JPS6019536 B2 JP S6019536B2
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JP
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tpr
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instruction
information processing
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JP53019085A
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広実 屋敷田
文孝 佐藤
明 坂内
哲也 若井
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に統合リアルタイム処理システムTDS
として知られるデータ処理形態を含む情報処理システム
を構築するのに特に良く適合する情報処理装置に関する
統合リアルタイム処理システムTDS (TransactionDrivenS*tem)と
は、遠隔端末から送信されてくるトランザクションを受
けて、そのトランザクションの解読処理を行い、トラソ
ザクションに応じてデータベースを更新し、処理結果を
該当遠隔端末へ送信する様なデータ処理形態であり、具
体例をあげれば航空機の座席予約とか銀行窓口業務など
がある。
例えば航空機の座席予約システムの場合においては、ト
ランザクションは1件の座席予約に、またデータベース
は例えば今後3ケ月間の全航空便の座席予約状況を示す
元帳にそれぞれ対応し、その処理結果が遠隔端末に送ら
れて航空券の発券業務が行なわれる。
また、銀行窓口業務システムの場合においてはトランザ
クションは例えば1件の預金引出し要求に、またデータ
ベースは全預金勘定元帳にそれぞれ対応し、そのトラン
ザクション処理結果が遠隔端末へ送られて、実際に現金
で預金者に払戻しが行われる。このようなデータ処理形
態と並んで、古くから行われているバッチ処理形態での
業務も同じ情報処理システムで行われる。ところで、こ
うしたTDSは比較的近年になって発達した処理形態で
あって、これに用いている電子計算機のハードウェアは
、古くから行われてきたバッチ処理形態に最もよく適合
しており、それをソフトウェア時に工夫してTDS処理
を行ってきていたのである。
即ち、古くから行われているバッチ処理形態は、概念的
には第1図に示すようにオペレーティングシステム(以
下OSと記す)と、そのOSの管理下で実行されるいく
つかのユーザージョブとから成っている。一方、電子計
算機のハードウェアは第2図に示すようにマスターモー
ドM、スレーブモードSの2つの状態をもち、OSは主
にマスターモードで動作して主メモリ上のすべての番地
にアクセスできる。一方各ユーザプログラムはスレーフ
モードで動作して、主メモリ上のある割り当てられた領
域内のみをアクセスできるようになっている。マスター
モードからスレーブモードへの遷移は、TSS(Tra
nsにrAfterSettingSlave)命令又
はRET(Retmn)命令を実行することによって行
なわれる。
逆にスレーブモードからマスターモードへの遷移はFa
ult(例外処理)又はlntenmpt(入出力サブ
システムからの割り込み)によってのみ行われ、この時
CPU(Central ProcessingUni
t)の制御が必ずOSの特定の番地に移るようにして、
ユーザジョブが主メモリの割り当てられた領域以外の番
地をアクセスすることを禁止している。このように、従
来の電子計算機ハードウェアは、第1図のような2層構
造をもつバッチ処理システムを構築するのに好都合に作
られている。次に、TDSを含む情報処理システムにつ
いて第3図乃至第5図を参照してもう少し詳しく説明す
る。まず、バッチ処理とTDSとが共存させるため、第
3図に示すようにTDS処理形態だけで,1つのサブシ
ステムとなし、TDSサブシステムはバッチ処理形態で
の1つのユーザジョブと対等の位置におかれる。そして
、TDSサプシステムの管理プログラム(TDSExe
cutive以下TDEと略称する。)の管理下にいく
つかのトランザクション処理ルーチン(Transac
tion ProcessRoutine以下TPRと
略称する)#1乃至#1をおき、各々のトランザクショ
ンの要求に応じて該当するTPRでそのトランザクショ
ンの処理をさせる。第4図はTDSにおける遠隔端末か
らの入力に対するトランザクション処理の流れを示した
ものである。バッチ処理形態でのマルチプログラミング
と同様に、TDSの内部でも1つのトランザクション処
理がデータベースアクセス要求又は端末との交信要求を
出すと、そのトランザクション処理は一旦中断され、別
の実行可能な状態にあるトランザクションの処理を始め
るようにして効率よくトランザクション処理を行えるよ
うにしている。そして、第4図に示すように通常1つの
トランザクションの処理に対し、上記のデータベースア
クセス要求又は端末との交信要求が何回も出されるので
、それらの要求を区切りとしてトランザクション処理は
いくつものTPRに分割されており、1つのトランザク
ションに着目するといくつかのTPRで逐次処理されて
ゆく。そして各々のトランザクションに固有な情報、及
びTPR間で受け渡すべく情報は、トランザクションス
トし−ジTXSと呼ばれている個々のトランザクション
毎に設けられた領域に貯えられるようになっている。そ
して、各々のTPRは、実行可能状態となったトランザ
クションにのみ割りつけ上記の様にデータベースアクセ
ス要求を出して待ち状態に入ったトランザクションが待
ち状態の間中TPRを占有してしまうことなく、待ち状
態に入ると同時にTPRを他のトランザクションに解放
できるようにしている。第5図はTDSサブシステムの
処理における全体の構成を示したものである。
各端末は要求したトランザクションの処理が終了するま
で、確保されているトランザクションストレージTXS
と接続されている。そして、各端末からのトランザクシ
ョンの処理を多重モードで行なっている計算機は実行可
能なトランザクションを逐次処理しながら、全てのトラ
ソザクションに対し、そのトランザクションを処理する
TPRを順番に実行するように制御し、効率のよいトラ
ンザクション処理を実行している。なお、TPRの実行
においてデータベースをアクセスする必要があるときは
、データベースファイルをアクセスする。このアクセス
のための待ち時間は他の実行可能なトランザクションの
処理に使用される。第6図は上記のような情報処理シス
テムの主メモリの使われ方の1例を1時点をとって示し
ている。
この実施例では第3図に示すようなTDSサブシステム
が他のバッチ処理ユーザジョブ2個と共存している。T
DSサブシステム内にはj個までのトランザクションが
同時に存在しうるようトランザクションストレージTX
Sがi個設けられている。またこの時点ではj個のTP
Rが主メモリ上に入っている。そして、TDSサブシス
テムの管理プログラムTDEが実行されている間は矢印
6Aで示すようにTDSサプシステム全領域がアクセス
可能となっている。また、TPR実行中はそのTPRの
範囲だけ(例えばTPR#1を実行している間は第6図
6Bの矢印の範囲)がアクセス可能であるようにして、
あるTPRに誤りがあったとしても他のTPRをこわし
たり、TDSサブシステムの全体をこわしたりしないよ
うにしている。そして第3図から明らかな如く、TDS
処理形態を含む情報処理システムに於ては、本質的に3
層の階層構造となっているので、このシステムを構築す
る電子計算機のハードウェアもそれに対応して3つの状
態をもつているのが望ましい。しかし、現実にはハード
ウェアは第2図のような2つの状態しかもっていないの
で、従来は以下に述べる如く、ソフトウェア的にこの問
題を解決してきた。従来のシステムに於て、TDSサプ
システムがCPUリソースを割り当てられてから制御が
TDEからTPRに渡りTPRでデータベース要求を出
してその要求がOSに知らされるまでの実際の動作を第
6図及び第7図を参照して説明する。
まず、第7図のマスターモード5川こおいてOSがTD
Sサブシステムに制御を渡すために第2図と同様にTS
S命令を実行する。
するとCPUの状態は第6図1の如く遷移してスレーブ
モード51となる。それと同時に予じめ設定してあった
CPU内のBaseAddressRagsにr(BA
R)が働いて、(BARの詳細は後述する。)主メモリ
上のアクセス可能な範囲が、第6図の矢印6Aの如くT
DSサブシステムの範囲に限定される。TDSサブシス
テムの管理プログラムTOEは実行可能状態にあるトラ
ンザクションの待ち行列から、例えばトランザクション
#2の要求に従ってTPR#1へ制御を渡そうとする。
TPR#1に制御を渡すに当ってはアクセス可能な範囲
を第6図の矢印68にと更に縮少する必要がある。とこ
ろが、主メモリ上のアクセス可能な範囲を示す前記レジ
スタBARはマスターモード50でのみ更新できるレジ
スタであるので、BARの内容を6Bの範囲へ緒少した
後TPR#1の開始番地へ制御を渡す様にTDEはOS
に依頼する。この時用いられる命令が“MMEGELB
AR’’である。この“MMEGELBAR”はMM町
(MasterModeEntry)命令のアーギュメ
ントに特定の値をもったものであり、MME命令はFa
山tの一種を惹起するので、CPUの状態は第7図2の
如くマスターモード50へ遷移する。OSはMMEGE
LBARの依頼をうけ、実行したことを示すソフトウェ
ア上の状態を変化させる。第7図の下部は、その状態変
化を示したもので、マスターモード50から3に示すよ
うにマスターモード50′に移る。そして、前記レジス
夕BARを第6図の6Bに示す範囲に設定しなおして、
TSS命令4を再び実行して制御をTPRに移す。これ
によりCPUの状態は再びスレーブモード51′となり
、主メモリ上のアクセス範囲は第6図の6Bに示す範囲
となって、TPR#1が実行される。やがてTPRはデ
ータベースアクセスをTDEに要求することになる。こ
の時TDEの前記レジスタBARに設定したアクセス可
能な範囲6Bの外にあるのでTPRからTDEへ直接制
御を渡すことができない。従ってTPRはOSに対しD
RL(Derail)命令を用いてデータベースアクセ
ス要求をTDEに知らせる様依頼する。DRL命令もF
aultの一種を惹起するので、CPUの状態は5の如
くマスターモード50′に遷移する。その後OSは6の
如くソフトウェア上での状態を第7図の上部に示すマス
ターモード50‘こ復元し、且前記レジスタも6Aの範
囲に設定しなおして、再びTSS命令7を実行して、ス
レーフモード5 1におけるTDS管理プログラムのT
DEに制御を移す。TDSではそのトランザクションを
データベースアクセス待ちにすると共に、そのデータベ
ースアクセス要求を物理的な1/0処理要求に変換して
、MME命令8を実行することによって、0SIこ対し
て1/0処理要求を出す。以上述べたようにして、従来
はソフトウェア的にTDSを含む情報処理システムを構
築してきたのであるが、この従来の方法に於ては、シス
テムオーバヘツド(ここではOS及びTDEを実行して
いる時間からデータベース及び端末アクセスに要した時
間を引いたものを言う)が大きく、CPUの処理能力を
十分にTPR処理及びデータベース処理に利用できてい
ない欠点がある。システムオーバヘツドのうち特に大き
なものは次に挙げる2点である。その1点は、TDEと
TPRとの間で制御を移すに当って必ずOSの介入を必
要とする点である。第7図で状態51から状態51′へ
の状態遷移がないことがこれに対応する。そして従釆例
で、状態51から状態51′への遷移ができなかった理
由はハードウェアが2層の論理構成しかもたなかった点
にある。具体的には主メモリ上のアクセス可能範囲を決
めているベースアドレスレジスタBARがスレーブモー
ドでの主メモリアクセス範囲を限定する唯一の手段であ
るため、自分自身がスレーブモードで動作しているTD
Eに於て、前記レジスタBARの内容を変更する(制御
を移そうとするTPR形の範囲、即ち第6図の矢印6B
の様にレジスタBARを設定する)ことが不可能だから
である。第2点はTPRの実行開始前にはトランザクシ
ョンストレージTXSをTPR内のワーキングスペース
へ移し、TPRの実行を終了して、次のTPRを呼ぶ時
には再びTPR内のワーキングスペースをトランザクシ
ョンストレージTXSへ移しておかなければならないと
いう点である。第6図を参照するとTPRの実行中は主
メモリアクセスの範囲は矢印6Bとなり、トランザクシ
ョンストレージTXSはアクセス不可能となるためであ
る。TPRと、TPRがアクセスするトランザクション
ストレージTXSとが隣り合っていればアクセス範囲を
両者をカバーする範囲として設定すればよいのであるが
トランザクションは通常複数個の異るTPRで逐次処理
をうけてゆくものであり、且トランザクシヨンストレー
ジTXSは、本質的にトランザクションに個有のもので
ある。ゆえに、あるTPRと、TPRがアクセスするト
ランザクションストレージTXSとを連続した一つの主
メモリ領域を構成する様に主メモIJ上に配置すること
は原理的に不可能である。上記の様な問題をより一般的
に解決するためには、例えばMULTICSシステムに
見られる様な多層のハードウェア構造をもってメモリ保
護を行い、且仮想アドレス方式と組合わせて、非連続な
複数個の主メモリ上の領域へのアクセスを許すような主
メモリ保護方式をとることができる。しかし、そうした
解決法はハードウェアのコスト増加も大きいし、何より
もソフトウェア特にオペレーティングシステムの全面変
更を要するという欠点がある。本発明は以上の欠点によ
り鑑みてなされたもので、ハードウェアの増加分を少く
し、且つソフトウェア、特にオペレーティングシステム
の変更量が少くてすむ様にした情報処理装置を提供する
ものである。
以下、本発明の概略を説明する。
第8図は本発明を適用したCPUのハードウェアの状態
図であり、従来例における第2図と対応するものである
。状態70はマスターモード、状態71はスレーブモー
ドであり従来のマスターモード、スレーブモードと同じ
である。状態72は本発明により新設されたTPRモー
ドである。第3図のOSは主にマスターモード70で実
行され、ユーザプログラム#1〜#m及びTDEはスレ
ーブモード71で実行される点は従釆例と同じであるが
、トランザクション処理ルーチンTPR#1〜TPR#
1は新設されたTPRモード72で実行される。またマ
スターモード70‘こ於ては主メモリの全範囲をアクセ
ス可能であり、スレープモード71に於てはベースアド
レスレジスタBARの設定に従って主メモリ上の単一の
連続した領域のみがアクセス可能である点も従来と同じ
である。そして本発明にて新設したTPRモードでは第
9図の矢印9B,9Cで示す主メモリ上の2つの4・さ
な領域をアクセス可能とした。第9図の矢印9Aで示し
た領域を前記レジスタBARで与えられたTDSサブシ
ステムが、例えばトランザクション#2に対してTPR
#1の処理を開始しようとするときは、以下に述べる様
な手段で該当する主メモリ上の領域9B,9Cを設定す
る。そして後述する手段によってTPRモードにするこ
とによってTPR実行中は、そのTPRに必要のない主
メモリ上のTDS領域はメモリアクセスを禁止する。即
ちTDEと、TPRとの間の制御の移行に当ってOSの
介入を要することなくTPR実行中のTDS領域内のメ
モリ保護ができ、且つ(TPRモードに於て、トランザ
クションストレージTXSをアクセスできるので)TP
R実行の前後でトランザクションストレージTXSとT
PRワーキングエリアとの間のデータ移送を行う必要が
ない。以下、本発明の詳細を図面を参照しつつ説明する
第8図に於てマスターモード70、スレーブモード71
間の状態遷移は第2図、即ち従来例と全く同じであるの
で説明を省略する。
スレーブモード7 1からTPRモード7 2への移行
は新設のTST(Transferaftersett
ingTPRMme)命令によって行われる。この新設
したTST命令は、従来例で示したTSS命令のマスタ
ーモードとスレーフモードとの間で行なっている役割お
よび動作と全く同一の役割および動作をスレーブモード
71とTPRモード72との間で行う命令である。従っ
て、このTST命令を実行するとCPUはスレーブモー
ド71からTPRモード72となり、次に実行すべき命
令はTPR中(例えば第9図9B内)のTST命令で指
定された番地から取り出される。TPRモード72から
スレーブモード71へ移る条件は基本的にはFa山tす
べてである。即ち、従来例で示したTPRからTDEへ
制御を戻すようなOSに依頼するのに用いていたDRL
命令(第7図参照)はハードウェア的にはFaultを
生じるので、そのまま本発明のTPRモード72からT
DEを実行するスレーフモード7 1へ移るための手段
として利用できる。また、TPRモード72でFa山t
を検出した時には、CPUは状態をTPRモード72か
らスレーブモード71に移し、スレーフモード71での
アクセス可能範囲内(第9図では9A内)の予じめ定め
られた特定の番地へ制御を移し、例外処理(Fa山t)
のフオルトベクタを実行しスレーブモード71に入る。
(尚、この際CPUがもつている番号に従ってこの特定
の番地が変えられる(ィンデクシングされる)様にして
おくと都合がよい。更に本発明では少数の例外的条件に
よってTPRモード72から直接マスターモード70に
遷移することも可能である。その1つはTDSサブシス
テムに割り当てられた時間が終って、バッチ処理ユーザ
ーとの間で再度CPUリソースの配分をしなおすべき時
であり、TR○(TimerRunOut)Fault
発生となる。その2つ目は入出力サブシステムから送ら
れてくる割り込み信号(lntemupt)及び外部か
ら送られてくる外部割り込み信号(lnにてmpt)で
ある。前記した2つの割り込み信号(lntenupt
)は、TPR処理中に発生したものであっても、実際に
はTDSサブシステムとは必ずしも関係のないシステム
全体にして処理すべき出来事の発生を示すものであるの
で、従来通り直接マスターモード‘こ遷移して06へ制
御が渡るようになされている。TPRモード72からO
Sへの直接遷移があった場合に、TPRモード72から
の直接遷移であることをOSが知る手段として、ィンデ
ィケータレジス夕の従来は空きとなっていた(第10図
参照)ィンディケータのビット31がTPRモード72
で生じたFa山t処理中にハードウェアでセット(第1
1図参照)されることにより行なわれる。これは、Fa
ultがマスターモードで発生したか否かを知るために
利用されていたィンディケータビット28(第11図参
照)と同様である。ただし、前記したビット31は従来
空きとなっているので、一部の例外的なユーザプログラ
ムがこのビットを一般の命令(LoadIndicat
or命令)でセットしているおそれもあるので、本実施
例ではインデイケータのビット3 1をそのままTPR
モード72を表わすハードウェア手段とすることを避け
、第8図に示した如く、TPRモード72とスレーフモ
ード7 1との間の移行はLoadIndicator
命令によって行うことはできない様になつている。
次に、TPRモード72に於ては第9図の9B,9Cの
2つの領域にアクセスできる訳であるが、どの様にして
TPRのプログラムから9B,9Cの2つの領域を区別
してアクセスするかを述べる。
本発明における基本的な命令の形式は第12図のように
なっておりビット29が“1”とするとアドレスレジス
タAR(第13図のアドレスレジスタ102参照のこと
)によって修飾される。前記アドレスレジスタARは#
0から#7まで8個あり、前記命令語ビット29が“1
”であるときには命令語ビット0〜2でこのアドレスレ
ジスタの番号nを指定する様になっている。前記動作は
第13図の回路を参照すればより明らかとなるであろう
。そして、本発明ではTPRモード72にあるときには
通常は第9図の矢印9Bの領域がアクセスされる。また
、例えば第12図の命令語ビット29を“1”とし、且
つ同ビット0〜2をゼロとした時に、換言すればアドレ
スレジスタ#0(第11図のアドレスレジスタ102の
ARO)によるアドレス修飾を行った時には、第9図の
矢印9Cの領域がアクセスされるようにしている。
なお、第12図でY部はアドレス部OP部は命令機械コ
ード指定部、1部はインターラプト(lnにrmpt)
禁止ビット、タグ(TAG)部はインデックスレジスタ
修飾及びィンダィレクト修飾などを指定する部分である
ことを参考までに付記する。この様なアドレシングを行
うためのハードウェアの実施例を以下に説明する訳であ
るが、その準備として従来例のアドレシング回路を第1
3図を参照して説明する。
第13図は従来例の実アドレス生成回路の概略ブロック
図であり頃頃を避けるために細部は省略されている。第
13図において命令レジスタ100のアドレス部Y、イ
ンデックスレジスタ101、およびアドレスレジスタ1
02の出力を加え合わせて実効アドレスを作る実効アド
レス用加算回路103があり、更に、その出力は実アド
レス用加算回路104への入力となる。実アドレス加算
回路104の他の入力として、ベースレジスタ群16,
107,108,109からの出力がセレクタ105を
介して選択されたアドレスが供給されている。命令レジ
スター00のアドレス信号ビット17の位置は語単位の
アドレシングをするための最下位ビットであり、実効ア
ドレスは25舷Wまで指定できる。
この実効アドレスはプログラムで使用されるもので、本
発明と直接関係するものでないためその詳細は省略する
。アドレスレジスタ102はビット単位のアドレシング
までできるようにビット23まで用意されている。実ア
ドレス110は−6ビットから17ビットまで24ビッ
トあり、語単位アドレシングで18MWまで指定できる
。この実アドレス11川ま主メモリをアクセスするアド
レスであって、25狐W以下のシステムでは実アドレス
11川ま0ビットから17ビットまでで表現でき、この
場合は前記アドレス群のうちMBA106、MBBI0
7、BERI08は全く用いられない。MBAI06、
MBBI07はマスターモードに於て25舷W以上のメ
モリをァドレシングするためのベースレジスタであり、
本発明と直接関連しないので、ここでは説明を省略する
。BARI O9はスレープモードに於て、例えば第6
図の6A又は第6図の6Bの如くアドレシング範囲を限
定するためのベースアドレスレジスタであり、このBA
RIO9の上位9ビットはセレクタ105を介し加算回
路104に転送し、加算回路103からの実効アドレス
の上位9ビットと加えられ、アクセスできるアドレス範
囲の下限を512W単位で設定するのに用いられる。一
方BARIO9の下位9ビットは加算回路103からの
実効アドレスの上位9ビットと比較回路111において
比較され、アクセスできるアドレス範囲の上限を越えな
いことをチェックするのに用いられる。もしも上限を越
えれば比較回路111の出力が転送されている例外処理
回路(図示せず)が働いて、そのジョブの実行を打ち切
ることになる。BERI 08はBARI O9の上位
9ビットを更に上位へ拡張する目的で設けられており、
BERI08とBARI O9の上位9ビットとを連結
することにより8MWまでのアドレス範囲内でアクセス
できる範囲の下限を設定できる。本発明の実施例では第
13図の一点鎖線で囲まれた範囲を第14図の如く変更
した。
第14図より明らかな如く本発明の実施例に於ては、B
AR200(これは第13図のBARIO9と対応する
)と同じく18ビットの2つのベースアドレスレジスタ
BART202、BARS203が新設される。BAR
T202、BARS203の上位、下位の各9ビットは
2つのセレクタ204,205に送られる。上位9ビッ
トに接続されたセレクタ204の出力は、新設された加
算回路206に接続され、BER201(これは第13
図のBERI08と対応する)およびBAR200の上
位9ビットと加えられる。第8図に示したTPRモード
72にあって例ば第13図のアドレスレジスタ102中
ARCによるアドレス修飾がない時、前記2つのセレク
タ204,205ではBART202が選ばれる。とこ
ろが、TPRモード72にあって、例えば前記アドレス
レジスター02#0によるアドレス修飾がある時、前記
2つのセレクタ24,205によってBARS203が
接続される。スレ−ブモード71にある時には、上位9
ビットに接続されたセレクタ204ではゼロ(ゼロ入力
207から)が選択され、また下位9ビット205に接
続されたセレクタ205ではBAR200の下位9ビッ
トが選択される。従って、スレーブモード71にあって
、且つTPRモード72にない時の第1 4図に示した
回路の動作は第13図の一点鎖線内の回路の動作と同一
であることは自明である。
即ち、TDE実行中は第9図の9Aの範囲がアクセス可
能であることは、従来例で第6図の6Aの範囲がアクセ
ス可能であったことと同じである。そして第14図に示
した本発明の実施例によれば、TDE実行中、セレクタ
24はゼロを選択し、セレク夕205はBAR200の
下位9ビットを選択している。そして、TOEから例え
ばTPR#1へ制御を渡そうとするときにはまず新設さ
れたいadPaseRe尊ster S&T命令(LB
RST命令)を用いてBART202、BARS203
にそれぞれ第9図の9B,9Cの範囲を指す様にセット
する。この時、前記9B,9Cのアドレス範囲は9Aの
アドレス範囲の中での相対的位置として、具体的に言え
ば第9図のQと8とで、9B,9Cの領域の位置が与え
られる。第15図は第14図に示したベースレジスタB
ART202、BARS203をロードするための新設
した命令、及びそのオペランドの与え方の具体例である
。第15図は第14図に示したベースアドレスレジスタ
BART2 0 2、BARS203をロードするため
の新設した命令およびそのオペランドの与え方を示すフ
オーマットである。第15図ではaはLBRST命令の
命令語であり、Yはアドレス部、OPは命令コ−ド、1
は割込禁止ビット、ARはアドレスレジスタ修飾ビット
、TAGはインデックス修飾、間接修飾等の指定ビット
である。また第1 5図bはLBRST命令のオペラン
ドであり、Q,8は第9図に示したQ,3に対応し51
毎済(2館樟)単位で9B,9Cの相対位置を指定し、
L9B,L9Cはそれぞれ9B,9Cの大きさを51を
港単位で指定する。この第15図に示した命令を実行し
た時、同bで示したL9B,L9CはそれぞれBART
2 0 2、BARS203のビット9〜17へそのま
まロードされる。本発明によるTDEの実行では、上記
の様にしてBART202、BARS203をセットし
た後、Tra船ferAherSettingTPRM
me(TST)命令を実行する。
このTST命令が実行されるとィンストラクションカウ
ンタにジャンプ先アドレスがロードされると共に、第8
図に見る如くCPUはTPRモード72へ遷移し、第1
4図の2つのセレクタ204,205がBART202
を選択する様に動作する。その結果、第13図の加算回
路206の出力からは第9図の9Bのアドレス範囲の開
始番地アドレスが512W単位として得られる。また、
BART22のビット9一1 7がセレクタ205から
第13図の比較回路111に転送され、比較回路111
においてアドレス範囲のチェックが行なわれる。
従って、本発明によればTPRモードにおいて前記処理
を実行することにより第9図の9Bの範囲のアクセスが
許されることとなる。また、本発明ではTPRモード7
2にあって、且つアドレスレジスタ修飾が指定された場
合は、BAR200の上位ビット0−8の内容にBAR
S203の上位ビット0一8の内容が加算回路206に
よって加えたものがベースとなり、そのアドレス範囲の
リミットはBARS203の下位ビット9−17で決め
られるので、第9図の9Cのアドレス範囲のアクセスが
許されることとなり、TPRからトランザクションスト
レージTXSを直接アクセスすることが可能となる。
そしてTPRがTDEのサービスを要求する時には、従
来通りDRL命令を実行する。
すると第8図に示した如くTPRモード72からスレー
フモード71へと移行する。それによって、第14図の
2つのセレクタ24および205は再び“0”(ゼロ入
力207より)及びBAR200のビット9−17を選
択するようになるのでアクセス範囲は第9図の9Aへと
戻ることができる。またこの時、従来のFaultと同
様に、Faultの種類によって決まるいわゆるFaの
tVectorへ制御が移る訳であるが、この場合は従
来例のFa山tと異なり、スレーフモード71になるの
で、OS常駐都内のFaultVectorではなく、
TDE内のスレーフモードでの同番地がFa山tVec
torとして使われることとなる。・尚、第8図に示す
如く、TPRモード72中で発生するFaultではあ
ってもTimer R肌 ○心Fa山tの起った場合及
びlntenuptが起った場合には、第3図のTDS
サブシステムからOSへ制御を移すことが要請されてい
る訳であるので、特別に従来通り直接マスターモード7
0に遷移する様に設計されている。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、TDE
とTPRとの間の制御の遷移の際にマスターモードプロ
グラムが介在する必要がなくなったこと、及びトランザ
クションストレージTXSとTPR内の作業領域との間
のデータ移送の必要がなくなったことにより、オーバヘ
ツドが大中に減少し、性能が向上するなどの優れた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的にオペーティングシステムの構成を示す
図、第2図は従来の電子計算機の処理形態を示す図、第
3図はTDSサブシステムをバッチユーザジョブと対等
の位置にあることを示す図、第4図は遠隔端末からの入
力に対するトランザクション処理の流れを示した図、第
5図はTDSサブシステムの処理における装置概略構成
を示した図、第6図は従来の主メモリの使用状態の一例
を示した図、第7図は従来のTDSサブシステムを実行
する場合の電子計算機の処理形態を示す図、第8図は本
発明の電子計算機の処理状態を示す図、第9図は本発明
の主メモリの使用状態の一例を示した図、第10図は従
来のィンディケータレジス夕の使用を示した図、第11
図は本発明のインデイケータレジス夕の使用を示した図
、第1・2図は本発明に使用されるTST命令のフオー
マットを示す図、第13図は本発明に適応するハードウ
ェアの概略構成を示す図、第14図は本発令明のために
改良されたハードウェアの構成を示す図、第15図は第
14図に示したレジスタにデータをセットするLBRS
T命令のフオーマツトを示す図である。 TDE……TDS管理プログラム、TXS・・・・・・
トランザクシヨンストレージ、TPR……トランザクシ
ヨン処理ルーチン、70・・・・・・マスターモード、
71・・・・・・スレーフモード、72・・.・・・T
PRモード、100・・・・・・命令レジスタ、101
・・・・・・インデックスレジスタ、102……アドレ
スレジスタ、103・・・・・・実効アドレス用加算器
、104・・・・・・案アドレス加算器、105・・・
・・・セレクタ、106〜109……ベースレジスタ群
、111……比較器、202……ベースレジスタBAR
T、203……ベースレジスタBARS、20 4,2
0 5…・・・セレクタ、206・・・・・・加算器
。 数1図 第2曲 節3図 第6図 第7図 図4図 第5図 第8図 第9図 第10図 豹!1塊 孫ー2図 第13図 豹1′1図 筋15脚

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 OSによつて主メモリの全ての番地をアクセスする
    ことが許されるマスターモードと、このマスターモード
    から第1の命令により遷移しユーザープログラムによつ
    てベースアドレスレジスタの設定に従う上記主メモリの
    ある割当てられた領域をアクセスすることが許されるス
    レーブモードとを有する情報処理装置に於て、上記スレ
    ーブモードから第2の命令により遷移し上記ユーザープ
    ログラムで指定される上記主メモリ領域内の2つの特定
    領域をアクセスすることが許される処理ルーチンモード
    を設けたことを特徴とする情報処理装置。 2 上記第2の命令が実行される時、新たに設けられた
    2つのベースアドレスレジスタに上記特定領域を示すア
    ドレスをセツトすることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の情報処理装置。 3 上記処理ルーチンモードにおける例外処理の少なく
    とも1つにおいて、上記スレーブモードでアクセス可能
    なアドレス範囲のフオルトベクタを実行することにより
    、上記マスターモードでなく上記スレーブモードへ遷移
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の情報
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5023146A (ja) * 1973-05-31 1975-03-12

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