JPS6019416Y2 - 位相反転型スピ−カ−システム - Google Patents
位相反転型スピ−カ−システムInfo
- Publication number
- JPS6019416Y2 JPS6019416Y2 JP1976058120U JP5812076U JPS6019416Y2 JP S6019416 Y2 JPS6019416 Y2 JP S6019416Y2 JP 1976058120 U JP1976058120 U JP 1976058120U JP 5812076 U JP5812076 U JP 5812076U JP S6019416 Y2 JPS6019416 Y2 JP S6019416Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knob
- speaker system
- gear
- inner cylinder
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はスピーカー背面より放射される音波をポート
を通して大気中に放射せしめるごとくした、いわゆる位
相反転型スピーカーシステムに関する。
を通して大気中に放射せしめるごとくした、いわゆる位
相反転型スピーカーシステムに関する。
位相反転型スピーカーシステムは周知のごとくバッフル
板面に開口を有するポート内の質量とボックス内空気の
呈するコンプライアンスによる共振を利用し、スピーカ
ー背面より放射される音波を、スピーカー前面より放射
される音波と同位相にしてポート開口より放射せしめて
低音再生能力を増大せしめたものであり、その共振周波
数fはボート長をL1ボックスの内容積を■、ポートの
開口面積をA1音の伝播速度をCとするとf ’=2w LV で表わされる。
板面に開口を有するポート内の質量とボックス内空気の
呈するコンプライアンスによる共振を利用し、スピーカ
ー背面より放射される音波を、スピーカー前面より放射
される音波と同位相にしてポート開口より放射せしめて
低音再生能力を増大せしめたものであり、その共振周波
数fはボート長をL1ボックスの内容積を■、ポートの
開口面積をA1音の伝播速度をCとするとf ’=2w LV で表わされる。
したがって位相反転型スピーカーシステムにおいては設
計時に上記の式に従がってボックス内容積、ボート長、
ポート開口面積を決定し最良の特性が現出できるように
しているが、実際にはこのスピーカーシステムを使用す
る再生空間の音響的条件が聴感に影響する場合が多く、
かつ該再生空間は種々異なるため、何らかの補正を必要
とするが、従来のスピーカーシステムにおいてはポート
部が一定であるので補正することができず最良の状態で
聴取できるとは限らなかった。
計時に上記の式に従がってボックス内容積、ボート長、
ポート開口面積を決定し最良の特性が現出できるように
しているが、実際にはこのスピーカーシステムを使用す
る再生空間の音響的条件が聴感に影響する場合が多く、
かつ該再生空間は種々異なるため、何らかの補正を必要
とするが、従来のスピーカーシステムにおいてはポート
部が一定であるので補正することができず最良の状態で
聴取できるとは限らなかった。
この為、従来においてもポートの長さを可変せしめるよ
うな構成が考えられているが、操作が煩瑣であったり、
ボート長を簡便に指示する手段がなかったため再現性に
乏しい等の欠点により実用的でなかった。
うな構成が考えられているが、操作が煩瑣であったり、
ボート長を簡便に指示する手段がなかったため再現性に
乏しい等の欠点により実用的でなかった。
。この考案はバッフル面に配置したツマミの回動に応
じてボート長を連続的に変化せしめて、前記種々の音響
条件に対応することができるようにし音響空間に応じた
最良の再生を可能にするとともに、ツマミにボート長に
対応した目盛を付することにより、ボート長を視覚的に
確認できるようにしたものであって以下実施例について
更に詳しく説明する。
じてボート長を連続的に変化せしめて、前記種々の音響
条件に対応することができるようにし音響空間に応じた
最良の再生を可能にするとともに、ツマミにボート長に
対応した目盛を付することにより、ボート長を視覚的に
確認できるようにしたものであって以下実施例について
更に詳しく説明する。
第1図及び第2図はこの考案のスピーカーシステムであ
って同一番号は同一部品を示す。
って同一番号は同一部品を示す。
図中1はバッフル板2面に配置したツマミであり該ツマ
ミ1はバッフル板2を貫通したシャフト3の一端に固定
され、該シャフト3の他端には歯車4が固定され、かつ
前記ツマミ1には後述の内筒の軸方向の移動量、すなわ
ちポート長に対応した目盛1aが付しである。
ミ1はバッフル板2を貫通したシャフト3の一端に固定
され、該シャフト3の他端には歯車4が固定され、かつ
前記ツマミ1には後述の内筒の軸方向の移動量、すなわ
ちポート長に対応した目盛1aが付しである。
又シャフト5の一端には前記歯車4と係合した同径かつ
同ピツチの歯車が固定され、他端にはカサ歯車7が固定
される。
同ピツチの歯車が固定され、他端にはカサ歯車7が固定
される。
該カサ歯車7には前記シャフト5と直角な軸線を有する
カサ歯車8が係合し、該カサ歯車8と同軸状に歯車9が
固定されている。
カサ歯車8が係合し、該カサ歯車8と同軸状に歯車9が
固定されている。
更に該歯車9はバッフル板1に取付けられ、かつバッフ
ル板1面上に開口を有する外筒11の内面を軸方向に摺
動するごとくした内筒12の外面に摺動方向に沿って設
けたラック13と係合している。
ル板1面上に開口を有する外筒11の内面を軸方向に摺
動するごとくした内筒12の外面に摺動方向に沿って設
けたラック13と係合している。
又、各歯車の形状はツマミ1の1回転以内において、内
筒12が外筒11に最も挿入された位置と最も引き出さ
れた位置を取れるように設定する。
筒12が外筒11に最も挿入された位置と最も引き出さ
れた位置を取れるように設定する。
この考案は上記のごとき構成により、ツマミ1を回動す
ると、歯車4,6を介してカサ歯車7が回動腰該カサ歯
車7と直角の軸線を有して係合した歯車8が回動し、該
カサ歯車8と同軸に固定した歯車9が回動する。
ると、歯車4,6を介してカサ歯車7が回動腰該カサ歯
車7と直角の軸線を有して係合した歯車8が回動し、該
カサ歯車8と同軸に固定した歯車9が回動する。
しかして歯車9と係合しているラック13が摺動して、
内筒12が外筒11内面を軸方向に移動して、外筒11
と摺動する内筒12よりなるポートの長さを変化せしめ
ることができる。
内筒12が外筒11内面を軸方向に移動して、外筒11
と摺動する内筒12よりなるポートの長さを変化せしめ
ることができる。
したがって、この考案によればツマミを回動することに
よって、ポート長を変化せしめスピーカーシステムの共
振周波数を任意に変化することができるので、聴空間の
音響特性に応じて最適なる再生音場を容易に得ることが
できる。
よって、ポート長を変化せしめスピーカーシステムの共
振周波数を任意に変化することができるので、聴空間の
音響特性に応じて最適なる再生音場を容易に得ることが
できる。
たとえば、比較的低音周波数の吸音率の高い室であると
か、高域周波数の反射率の高い室においては低域に比べ
て高域のレベルが高くなるが、ポートを長くして共振周
波数を低め、低域の再生能力を向上せしめて高低のバラ
ンスを取ることができる。
か、高域周波数の反射率の高い室においては低域に比べ
て高域のレベルが高くなるが、ポートを長くして共振周
波数を低め、低域の再生能力を向上せしめて高低のバラ
ンスを取ることができる。
又その反対の条件の室においてはポートを短くして共振
周波数を高くすることにより、高低のバランスを取るこ
とができる。
周波数を高くすることにより、高低のバランスを取るこ
とができる。
又再生ソース、あるいは聴取者の好み等によりその都度
簡単に再生特性を変化せしめることができる。
簡単に再生特性を変化せしめることができる。
又各歯車の形状はツマミ1の1回転以内においてポート
長が最大炎と最少長の値を得るべく構成しであるのでツ
マミ1円周に設けた目盛の位置によってポート長が一見
して判断することができる。
長が最大炎と最少長の値を得るべく構成しであるのでツ
マミ1円周に設けた目盛の位置によってポート長が一見
して判断することができる。
このように、種々の再生聴空間の音響特性あるいは再生
ソース、聴取者の好み等によって、聴取者はスピーカー
ボックスの前面に位置して、実際に再生音を聴取しつつ
、バッフル板面に配置したツマミを回動して再生音量を
変化せしめることができるので、極めて簡単に、又最も
良好なる再生音場を得ることができる。
ソース、聴取者の好み等によって、聴取者はスピーカー
ボックスの前面に位置して、実際に再生音を聴取しつつ
、バッフル板面に配置したツマミを回動して再生音量を
変化せしめることができるので、極めて簡単に、又最も
良好なる再生音場を得ることができる。
この考案実施例においては、ツマミの回動を内筒に伝達
する手段として歯車を使用しているが、その他にまさつ
車、あるいはフレキシブルシャフト等を使用しても同様
の効果を得ることができるものである。
する手段として歯車を使用しているが、その他にまさつ
車、あるいはフレキシブルシャフト等を使用しても同様
の効果を得ることができるものである。
第1図はこの考案のスピーカーシステムの斜視図、第2
図は同要部断断面図である。 2はバッフル板、11は外筒、12は内筒、1はツマミ
である。
図は同要部断断面図である。 2はバッフル板、11は外筒、12は内筒、1はツマミ
である。
Claims (1)
- バッフル板2面に開口を有する外筒11と該外筒11の
内面に接して摺動する内筒12とよりなるポートと、バ
ッフル板2に配置したツマミ1と、該ツマミ1の回動に
よって内筒12をその軸方向に摺動せしめる伝達手段と
を具備し、前記ツマミ1の1回転以内においてボート長
の最大値と最小値が得られるように構成するとともに、
前記ツマミ1に前記内筒12の軸方向の摺動量に対応し
た目盛1aを付してなることを特徴とする位相反転型ス
ピーカーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976058120U JPS6019416Y2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 位相反転型スピ−カ−システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976058120U JPS6019416Y2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 位相反転型スピ−カ−システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52148929U JPS52148929U (ja) | 1977-11-11 |
JPS6019416Y2 true JPS6019416Y2 (ja) | 1985-06-11 |
Family
ID=28517157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976058120U Expired JPS6019416Y2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 位相反転型スピ−カ−システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019416Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4312622Y1 (ja) * | 1966-06-02 | 1968-05-30 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415089Y2 (ja) * | 1972-07-19 | 1979-06-19 |
-
1976
- 1976-05-07 JP JP1976058120U patent/JPS6019416Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4312622Y1 (ja) * | 1966-06-02 | 1968-05-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52148929U (ja) | 1977-11-11 |
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