JPS60193981A - 1,3−ジオキソラン−4−イルカルビノ−ル類の製造方法 - Google Patents
1,3−ジオキソラン−4−イルカルビノ−ル類の製造方法Info
- Publication number
- JPS60193981A JPS60193981A JP4934084A JP4934084A JPS60193981A JP S60193981 A JPS60193981 A JP S60193981A JP 4934084 A JP4934084 A JP 4934084A JP 4934084 A JP4934084 A JP 4934084A JP S60193981 A JPS60193981 A JP S60193981A
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- dioxolan
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- glycidol
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- carbinol
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、1.3−ジオキソラン−4−イルカルビノー
ル類の製造方法に関するものである。
ル類の製造方法に関するものである。
1.3−ジオキシラン−4−イルカルビノール類は、医
薬、農薬9表面活性剤など、各種ファインケミカルズの
中間原料として有用な化合物である。
薬、農薬9表面活性剤など、各種ファインケミカルズの
中間原料として有用な化合物である。
また9例えば、1.3−ジオキシラン−4−イルカルビ
ノールは、それ自体、消火剤の一成分として有用なこと
が知られている(ソ連特許第607,582号参照)。
ノールは、それ自体、消火剤の一成分として有用なこと
が知られている(ソ連特許第607,582号参照)。
従来、1.3−ジオキソラン−4−イルカルビノール類
はグリセリン類をアルデヒド類またはケトン類と反応さ
せることによって製造されている。
はグリセリン類をアルデヒド類またはケトン類と反応さ
せることによって製造されている。
しかしながらこの方法では目的物である1、3−ジオキ
ソラン−4−イルカルビノール類の他に、1.3−ジオ
キサン−5−オール類が多量に副生じ、その生成割合は
、はぼ1:1である(例えば、グリセリンとホルムアル
デヒドとの反応では、1.3−ジオキサン−5−オール
と1.3−ジオキソランー4−イルカルビノールとが5
7:43の割合で生成することが、 Z、 Anali
tische Chemie 、 265 。
ソラン−4−イルカルビノール類の他に、1.3−ジオ
キサン−5−オール類が多量に副生じ、その生成割合は
、はぼ1:1である(例えば、グリセリンとホルムアル
デヒドとの反応では、1.3−ジオキサン−5−オール
と1.3−ジオキソランー4−イルカルビノールとが5
7:43の割合で生成することが、 Z、 Anali
tische Chemie 、 265 。
328〜331(19マ3)に記されている)。
そのため、1.3−ジオキシラン−4−イルカルビノー
ル類の収率が低いうえ、1.3−ジオキサン−5−オー
ル類との分離操作が複雑で、かつ1,3−ジオキソラン
−4−イルカルビノール類の取得率が低く’+1+”−
ジオキソラン−4−イルカルビノール類の工業的な製法
としては満足できるものではなかった。
ル類の収率が低いうえ、1.3−ジオキサン−5−オー
ル類との分離操作が複雑で、かつ1,3−ジオキソラン
−4−イルカルビノール類の取得率が低く’+1+”−
ジオキソラン−4−イルカルビノール類の工業的な製法
としては満足できるものではなかった。
本発明者は、このような現状に鑑み、1,3−・ジオキ
ソラン−4−イルカルビノール類を工業的に有利に製造
する方法を確立すべく鋭意研究を行った結果、グリシド
ール類を酸触媒の存在下に水溶媒中でアルデヒド類と反
応させることによって。
ソラン−4−イルカルビノール類を工業的に有利に製造
する方法を確立すべく鋭意研究を行った結果、グリシド
ール類を酸触媒の存在下に水溶媒中でアルデヒド類と反
応させることによって。
l、3−ジオキソラン−4−イルカルビノール類が高い
選択率で収率よく得られることを見い出し。
選択率で収率よく得られることを見い出し。
本発明を完成した。
本発明は1.3−ジオキソラン−4−イルカルビノール
類の工業的に有利な製造方法を提供するものである。
類の工業的に有利な製造方法を提供するものである。
本発明は9式
%式%
(1)
(式中 R1およびR2は、水素原子またはメ“チル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル
基であり、R1およびR2は互いに異なっていても、同
一でもよい。)で表わされるグリシドール類を酸触媒の
存在下に水溶媒中でアルデヒド類と反応させることを特
徴とする式 (式中 R1およびR2は、前記R′およびR2と同意
義であり HBは水素原子または低級アルキル基である
。)で表わされる1、3−ジオキソラン−4−イルカ、
ルビノール類の製造方法に関する。
、エチル基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル
基であり、R1およびR2は互いに異なっていても、同
一でもよい。)で表わされるグリシドール類を酸触媒の
存在下に水溶媒中でアルデヒド類と反応させることを特
徴とする式 (式中 R1およびR2は、前記R′およびR2と同意
義であり HBは水素原子または低級アルキル基である
。)で表わされる1、3−ジオキソラン−4−イルカ、
ルビノール類の製造方法に関する。
本発明において使用される式(1)で表わされるグリシ
ドール類としては、グリシドール、l−メチルグリシド
ール、3−メチルグリシドール。
ドール類としては、グリシドール、l−メチルグリシド
ール、3−メチルグリシドール。
1.3−ジメチルグリシドール、1−エチルグリシドー
ル、3−エチルグリシドール、 1−n−プロピルグリ
シドール、3−n−プロピルグリシドール、3−n−ブ
チルグリシドールなどを挙げることができる。これらグ
リシドール類は対応するアリルアルコール類をアルキル
ハイドロパーオキサイドなどの過酸化物で処理するなど
、公知の方法で容易に得ることができる。
ル、3−エチルグリシドール、 1−n−プロピルグリ
シドール、3−n−プロピルグリシドール、3−n−ブ
チルグリシドールなどを挙げることができる。これらグ
リシドール類は対応するアリルアルコール類をアルキル
ハイドロパーオキサイドなどの過酸化物で処理するなど
、公知の方法で容易に得ることができる。
また本発明において使用されるアルデヒド類の代表的な
ものとしてはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒドなどの低級脂肪族アルデヒドを挙げ
ることができる。これらアルデヒド類の使用量はグリシ
ドール類1モルに対して1〜2モル、通常1.1〜1.
5モルが好適である。
ものとしてはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒドなどの低級脂肪族アルデヒドを挙げ
ることができる。これらアルデヒド類の使用量はグリシ
ドール類1モルに対して1〜2モル、通常1.1〜1.
5モルが好適である。
本発明の方法は酸触媒存在下に行われる。使用される酸
触媒の例としては塩酸、硫酸などの鉱酸や、酢酸の如き
カルボン酸を挙げることができる。
触媒の例としては塩酸、硫酸などの鉱酸や、酢酸の如き
カルボン酸を挙げることができる。
これらの酸の使用量は、原料グリシドール類1モルに対
して、0.001〜0.1当量1通常0.01〜0.0
5当・M・が好適である。
して、0.001〜0.1当量1通常0.01〜0.0
5当・M・が好適である。
本発明の方法は一般には水溶媒中で行われるが。
原料が水に溶けにくい場合は必要に応じて補助溶媒とし
て水溶性の有機溶媒を使用することもできる。代表的な
補助溶媒としてはメタノール、エタノールなどの低級ア
ルコール類を挙げることができる。これら溶媒の使用量
は、特に制限されないが原料のグリシドール類1モルに
対して、50〜500 ml、、通常100−3001
nlが適当である。
て水溶性の有機溶媒を使用することもできる。代表的な
補助溶媒としてはメタノール、エタノールなどの低級ア
ルコール類を挙げることができる。これら溶媒の使用量
は、特に制限されないが原料のグリシドール類1モルに
対して、50〜500 ml、、通常100−3001
nlが適当である。
反応温度は、20〜100℃の範囲の温度から選ばれる
。反応時間は反応温度などの反応条件によっても異なる
が9通常0.5〜20時間の範囲の時間から選ばれる。
。反応時間は反応温度などの反応条件によっても異なる
が9通常0.5〜20時間の範囲の時間から選ばれる。
本発明の方法は1例えば次のような方法によシ実施する
ことができる。
ことができる。
反応器に原料のグリシドール類とアルデヒド類。
水、および必要に応じて補助溶媒を入れ、これに酸触媒
を加えて、所定の条件下で反応を進行させ。
を加えて、所定の条件下で反応を進行させ。
目的生成物である式(II)で表わされる1、3−ジオ
キソラン−4−イルカルビノール類を生成させる。なお
原料、浴媒、酸触媒などの添加順序には特に制限はない
。目的生成物は9反応終了後9例えば反応液からベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの有機溶媒で抽出し、蒸留
や再結晶などを行う公知の分離精製方法で容易に分能取
得することができる。目的生成物である式〔11〕で表
わされる1、3−ジオキソラ/−4−イルカルビノール
類の代表的なものとしては、1,3−ジオキソラン−4
−イルカルビノール、(2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)カルビノール、(5−メチル−1,3
−ジオキソラン−4−イル)カルビノール、メチル 1
.3−ジオキソラ/−4−イルカルビノール、メチル
(2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)カル
ビノール、(2,5−ジメチル−1,3−ジオキシラン
−4−イル)カルビノール、メチル (5−メチル−1
,3−ジオキソラン−4−イル)カルビノール、メチル
(2,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル)カルビノール、(2−エチル−1,3−ジオキソラ
ン−4−イル)カルビノール、(5−エチル−1,3−
ジオキソラン−4−イル)カルビノール、(2−n−プ
ロピル1.3−ジオキソラン−4−イル)カルビノール
などを挙げることができる。
キソラン−4−イルカルビノール類を生成させる。なお
原料、浴媒、酸触媒などの添加順序には特に制限はない
。目的生成物は9反応終了後9例えば反応液からベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの有機溶媒で抽出し、蒸留
や再結晶などを行う公知の分離精製方法で容易に分能取
得することができる。目的生成物である式〔11〕で表
わされる1、3−ジオキソラ/−4−イルカルビノール
類の代表的なものとしては、1,3−ジオキソラン−4
−イルカルビノール、(2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)カルビノール、(5−メチル−1,3
−ジオキソラン−4−イル)カルビノール、メチル 1
.3−ジオキソラ/−4−イルカルビノール、メチル
(2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)カル
ビノール、(2,5−ジメチル−1,3−ジオキシラン
−4−イル)カルビノール、メチル (5−メチル−1
,3−ジオキソラン−4−イル)カルビノール、メチル
(2,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル)カルビノール、(2−エチル−1,3−ジオキソラ
ン−4−イル)カルビノール、(5−エチル−1,3−
ジオキソラン−4−イル)カルビノール、(2−n−プ
ロピル1.3−ジオキソラン−4−イル)カルビノール
などを挙げることができる。
次に実施例を示す。
実施例1〜8
第1表に示すような原料グリシドール類0.10モル、
ホルムアルデヒドの37重量%水溶液1051(ホルム
アルデヒド0.13モルに相当)またはアセトアルデヒ
ド30重量%水溶液19v(アセトアルデヒド0.13
モルに相当)、および0.2N−塩酸水溶7jf、10
mlを反応器に仕込み、75℃で5時間反応を行った
。
ホルムアルデヒドの37重量%水溶液1051(ホルム
アルデヒド0.13モルに相当)またはアセトアルデヒ
ド30重量%水溶液19v(アセトアルデヒド0.13
モルに相当)、および0.2N−塩酸水溶7jf、10
mlを反応器に仕込み、75℃で5時間反応を行った
。
反応終了後1反応液をガスクロマトグラフィー分析によ
シ未反応原料および目的生成物を定量し。
シ未反応原料および目的生成物を定量し。
次に示す式によって、グリシドール類の反応率および目
的生成物の選択率をめた。結果を第1表に示す。
的生成物の選択率をめた。結果を第1表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 式 (式中 R1およびR2は、水素原子まだは低級アルキ
ル基であり R1およびR2は互いに異なっていても、
同一でもよい。)で表わされるグリシドール類を酸触媒
の存在下に水溶媒中でアルデヒド類と反応させることを
特徴とする式 (式中、 R1およびR2は、前記R1およびR2と同
意義であり )(3は水素原子または低級アルキル基で
ある。)で表わされる1、3−ジオキソラン−゛4−イ
ルカルビノール類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4934084A JPS60193981A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 1,3−ジオキソラン−4−イルカルビノ−ル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4934084A JPS60193981A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 1,3−ジオキソラン−4−イルカルビノ−ル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60193981A true JPS60193981A (ja) | 1985-10-02 |
JPH0219834B2 JPH0219834B2 (ja) | 1990-05-07 |
Family
ID=12828266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4934084A Granted JPS60193981A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 1,3−ジオキソラン−4−イルカルビノ−ル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60193981A (ja) |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP4934084A patent/JPS60193981A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0219834B2 (ja) | 1990-05-07 |
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