JPS60193312A - 変圧器直結ケ−ブルヘツドの直流課電試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■〔発明の背景と目的〕 本発明は変圧器直結の、すなわちより詳細にはエレファ
ントシツシング型変圧器におけるエレファントケース内
のケーブルヘッド全直流課′亀により試験する方法に関
するものである。

従来変圧器にはも橡の形式のものがあるが、たとえば塩
害の著しい海岸地区に設置される変圧器トシて、エレフ
ァントシツシング型変圧器がめる。

この型式の変圧器は充電部を気中に露出させない方式で
、送電線にケーブルを用い、そのケーブルヘッドを直接
あるいは油中壁貞プツ／ング葡介して変圧器の巻線端子
に接続しているが、その形状が象の鼻に似ているところ
からエレファントブッシング型変圧器と呼ばれている。

そして変圧器本体に隣接してエレファント（ブッシング
）ケースが設けられておシ、このケース内には、変圧器
本体と隔離する壁面にそれを貫通するブッシングか取り
付けられ、さらに本体容器とは連通していない該ケース
内に絶縁油が入れられ、その油中において他の壁部より
ｉ人、配置されたケーブルのヘラＰと前記ブッシングが
接続されるのである。

このエレファントシツシング型変圧器のケーブルヘッド
を検査する場合、一般に直流電圧によって耐電圧試験が
行なわれているが、エレファントケース内の絶縁油は時
の経過と共に劣化し、従って絶縁油中には金檎粉や劣化
により生成する物質が存在して浮遊しておシ、時にはケ
ーブルヘッド付近に凝集しているため、試験結果に大き
な誤差を生ずることがあった。これらの凝集物によシエ
レファントケースやシツシングシールｒなどに対する絶
縁間隔を橋絡してし筐い、絶縁耐力の低下を生じてしま
うからである。

本発明は上述したごときエレファントブッシング型変圧
器におけるケーブルヘッドの試験方法にあった問題点を
解決するものであって、上記試験方法においてより正確
な結果が得られる新規な手段を提供することを目的とし
、さらに上記試験と共にエレファントケース内の絶縁油
を浄化することができる手段を提供することを目的とす
るものである。

■〔発明の概要〕 上記の諸口的を達成する本発明はエレファントブッシン
グ型変圧器におけるエレファントケース内のケーブルヘ
ッドを直流課電により試験？する方法において、該ケー
ブルヘッドが配置されているエレファントケース内の絶
縁油を循環させてのち、あるいは循環させながら直流を
課電して該ケーブルヘッドを試験する方法である。

本発明が対象とするエレファントブッシング型変圧器の
概要は前述した通電であるが、これはその充電部を気中
に露出しない方式であるほかに、ゾツシングカ式が絶縁
距離をきわめて小さくすることができ、しかも開閉装置
との関係位置にも制約がないので、設置する空間が小さ
い場所に好適な型式の変圧器である。特有なエレファン
トケースを備え、ケース内には変圧器本体から隔壁を貢
いて突出しているブッシング、外部より導入されたケー
ブルのヘッド、両者を接続するリード線が配置され、絶
縁油が満たされている。絶縁油としては、絶縁破壊の強
さが大きいこと、低粘度であること、引火点が高いこと
、凝固点が低いこと、非侵食性であること、電気的化学
的に安定でｂることなどの諸物件が要求され、具体的に
は鉱油系絶縁油や単項、多項芳香族系絶縁油、シリコー
ン油、重合炭化水素油、エステル油など各棟多数の絶縁
油がある。これらの絶縁油は好１しからぬことであるが
、熱、酸素、金塊、紫外線、有機物、放電などによって
劣化（分解）シ、種々の廟機酸化物、固型酸化物（スラ
ッジ）、ガス状物質を生ずる。これら劣化した絶縁油自
体は勿論、分解生成物は変圧器各部の絶縁耐力を、さら
には自己冷却能力を低下させる原因となる。　・ 前記変圧器におけるケーゾルヘツｒを直流課電によシ試
験するには、まずエレファントケース内の絶縁油を抜き
とシ、次いでシツシングとケーブルヘッドとの間のリー
ド線をはずし、再度絶縁油を入れて通電操作に入る。こ
の通電は変圧器の定格電圧の交流波高値に等しいかまた
はそれ以上の直流尚電圧を数分ないし１０分程度印加し
て電流の時間的変化や印加電圧に対する電流の変化を測
定する。その測定によってたとえばケーブルヘッドの上
部（クールＰ付近）からエレファントケースあるいはシ
ツシングの７−ルドへの短絡を見出すこともできる。

本発明の特徴はかかる試験に際してその直前あるいは試
験中にかけてエレファントケース内の絶縁油を循環させ
ることである。この循環はエレファントケース内のみで
行なう方法、絶縁油をノミイブによりケース外に引き出
して再びケース内に回流させる方法などすべての態様を
含む。勿論試験時には絶縁油には電界が加わシ、ケース
内で絶縁油がかなり対流するが、本発明では絶縁油の循
環を強制的に行ない、前述の不純物質の凝集が赳らロベ
ラを油中に配置してそれを外力によ多回転させて機械的
に攪拌する方法や、絶縁油をノミイブによシュレフアン
トケース外に引き出して送油ポンプによシ再びケース内
に返送し、絶縁油全体を回流させる方法などがある。第
１図には後者の例の概要が図示されている。図中、１は
エレファントブッシング型変圧器の本体拌器壁の一部分
、２は絶縁油、３は容器壁ｌｔ真通して１建されたシツ
シング、４は容器壁１の側部に設けられたエレファント
ケース、５はケース４に充満させた絶縁油、６はケース
４を貫通して１足されたケーブルヘラｒ１７はシツシン
グ３とヘッド６とを電気的に結んだり−ｒ線（ただし試
験中ははずされる。）８はケーブル、９は給油口、１０
は排油口、１１はのぞき窓、１２および１２′はノ々ル
ブ、１３はフィルター、１４は送油ポンプである。

図示されているように、変圧器本体の容器には絶縁油２
が充満しておシ、容器壁１の上部側面にはそれケ貝通し
てブッシング３が取シつけられている。その取付部分は
密閉しており、絶縁油２は漏れないようにされている。

ブッシング３０本体容器内の端部は、図示されていない
が端子になっておシ、変圧器の端子に結ばれている。容
器壁１の上部側面には容器壁ｌを貫通して外側に突出し
ているブッシング３を囲むようにエレファントケース４
が設けられている。ケース４は、液体を収容しうるよう
に容器をなし、その上面には給油口９、側面にはのぞき
窓１１．下面には排油口１０が設けられ、さらに下面の
ケース壁を貫通してケーブルヘッドが取シつけ固定され
ている。各部の取り付は部分は密閉しており、給油口９
、排油口１０はいずれも図示されていないノ々ルゾを閉
じることによって液体が漏れ出ないようになっている。

通常、エレファントケース４には給油口９０ノζルゾを
開けて絶縁油が供給され、満たされる。；のエレファン
トブッシングの機構は給′亀部（１次（Ｍｔｌ）でも送
電部（２次側）でもありうるが、給軍部として説明する
と、図示されていない変圧器本体から変成した電流、電
圧の交流を受け、図示されていないリード線によってブ
ッシング３に至り、さらにリード＋Ｗｉ！　？　、ケー
ブルヘッド６、ケーブル８を経て通電、すなわち電力供
給がなされる。この型式の変圧器の特徴は、各部の接続
部分がすべて絶縁油中にあることである。

変圧器の試験に際して排油口ｌＯのバルブを開け、ケー
ス４内の絶縁油を排出させる。次いで図示されていない
大口径の蓋部を開けてリード線７をはずす。この蓋部に
代えて、のぞき窓１１の枠体を取りはずして行なうこと
も可能である。次いで蓋部を閉め、排油口１０のノ々ル
ゾを閉めたのち、給油口９から再び絶縁油を注入し、ケ
ース４内に満たす。さらに図示されているように外部ノ
ξイゾ系を接続する。外部・ξイゾ系の接続によシネ足
する絶縁油は、Ｓシブ１２より追加注入し、全体を絶縁
油で満たす。各ノζルブを閉回路が構成されるように開
け、送油ポンプ１４を駆動させる。絶縁Ｙ山はノξイゾ
内を流れ、ケース４内に供給される。その流れはケース
４内の絶縁油に流れを生じさせ、排油口ｌＯよシ出てフ
ィルター１３を経て送油ポンプ１４に至る。絶縁油の流
れはケース内に浮遊している不純物をも押し流し、不純
物はフィルター１３に捕集される。

このような操作によりケース４内から凝集物は除かれ、
そのような状態のもとにケーブルヘッド６の試験が行な
われるのである。

Ｏ〔発明の効果〕 本発明によれは、エレファントブッシング型変圧器にお
けるケーブルヘッドを直流課電によシ試験をする場合、
絶縁油中の不純物による電気的障害がなく、実際に合っ
た正確な測定値が得られ、しかもきわめて簡単な装置に
よって実施することができる。さらに本発明の実施の際
に絶縁油の循環流路の中に濾過装置（フィルター）を挿
入配置すると、試験と同時に絶縁油中の不純物質を濾過
することができるので、別途絶縁油の浄化ｆｆ：行なう
必要がないこともも利であり、変圧器の保守点検におけ
る操作を簡単にしかも精密に行なうことができるので、
本発明は実用上きわめて優れたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概念を示す一部断面を含む説
明図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレファントブッシング型変圧器にお□けるエレファン
   トケース内のケーブルヘッドを直流課電によシ試験をす
   る方法において、該ケーブルヘッドが配置されているエ
   レファントケース内に入っている絶縁油を循環させての
   ち、あるいは循環させながら直流を課電して該ケーブル
   ヘッドを試験する方法。