JPS60189744A - カラ−写真現像液の再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカラー写真現像廃液の再生の方法に関するもの
である。

本発明の目的はカラー写真感光材料用現像液使用済みの
廃液を、再生する方法を提供することにある。

カラー写真感光材料の現像の場合、発色現像主薬酸化物
は乳剤層内の色素カプラーと結合して、色素画像を形成
するので、カラー現像廃液中には、発色現像主薬は空気
酸化を受けやすく、また保存剤も空気酸化を受けやすい
ので、廃液中に現像主薬酸化生成物、保存剤酸化物及び
臭素イオンが蓄積する。

発色現像液の再生に際しては、有機薬品が、多種多量に
使用されていることや、写真乳剤層中から放出されてく
る各種薬品との相乗効果、あるいは、色素濃度を上昇さ
せるための塩類、保恒剤としての現像主薬の添加、有機
ゼラチン、漂白剤等々、多数の有機薬品が使用されてい
る。

現像処理することによって、各種成分の薬品は、減少す
るか、あるいは、他の化合物に変化い溶は出し増加する
ものもある。従って、発色現像液の廃液中には、過剰の
臭化物等が溶解しているが、この方法においては、そう
した過剰塩類はイオン交換樹脂により、抽出除去させる
。すなわち、イオン交換樹脂のイオン選択吸着性の性質
を応用して、現像液中に蓄積されたブロムイオンは、強
塩基性のイオン交換樹脂によシ、捕捉除去させることに
よシ、現像廃液の活性化が可能となる。又イオン交換処
理後、主にカラー現像主薬濃度が大巾に低下するので、
処理液に対して、カラー現像主薬を、１０〜２０％添加
すると、良好な再生現像液が得られる。

尚イオン交換樹脂が疲労した場合には、０．５Ｎ〜１．
５Ｎ硫酸にて、樹脂を再生し、連続的に再生使用を可能
とした。

本発明は第１図に例示した如く、イオン交換塔（５）に
は、強塩基性イオン交換樹脂を充填し、カラー現像液（
１）を一定量、ポンプ（２）を用いて、向流方式にて、
イオン交換を行ない、現像により消費されるカラー現像
主薬は、イオン交換後の処理液に対して、一定量を補充
することにより、完全に再生する方法である。

本発明の方法によると、現像廃液の再生利用が可能とな
り、現像液の成分である諸薬品は大巾に節約される。ま
た現像液の再生利用によシ、廃液による環境汚染の問題
も、発生しない利点がある。

以下実施例を挙げて説明する。

まず０．５〜１．５Ｎの硫酸を用いて、イオン交換樹脂
を８０４型とする。次に水で洗浄通水後、純水を用いて
、イオン交換塔の下方より上方に通水する。その後更に
純水を上方より下方に通水する。

イオン交換樹脂をＳＯ４型にした後、発色現像液（１）
を、定量ポンプ（２）を用いて、一定量イオン交換塔へ
送シ込む。

１回の現像廃液再生処理量が、イオン交換樹脂量の１４
倍に達した時点で、送液を停止し、イオン交換樹脂の再
生を繰り返す。イオン交換樹脂、通液後の発色現像液は
、カラー現像主薬を処理液に対し、一定の割合で添加し
、再生現像液として用いる（第１表）。その添加割合は
、処理液に対して１０〜２０％が望ましい。

イオン交換樹脂を５６０回繰返し、再生使用した時点に
おける現像液の通液組成は、第１表の如く変化した。第
１表のＡ乙の処理現像液に、ＣＤ−３、酸化防止剤、緩
衝剤を添加して、再生現像液（第１表羨４）をつくシ、
第１表煮１の現像液の場合と同一条件で、カラーペーパ
ー現像を行った結果、写真特性は、第１表黒１の現像液
の場合と、同一であった。

【図面の簡単な説明】

第１図の図面は、本発明の方法にて実施した、写真現像
廃液再生処理方法の概略図 第２図（赤の写真特性曲線）、第６図（緑の写真特性曲
線）、第４図（青の写真特性曲線）は、本発明の方法で
再生した現像液を用いて処理した写真特性曲線の比較図 （１）は発色現像廃液回収タンク　（２）は液移送用ポ
ンプ　（３）は硫酸ストックタンク　（４）は純水スト
ックタンク　（５）はイオン交換樹脂塔　（６）はイオ
ン交換処理後の発色現像液ストックタンク （７）は攪拌機　（８）はイオン交換樹脂（９）　（１
０αのはパルプ 特許出願人　株式会社東京カラー １１■ ２０６　１０　５　ｌ ス１ップ ス１ッグ ２０ｉ５　１０　５　／ スアッノ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラー写真の現像廃液を塩基性イオン交換樹脂塔に通す
   ことにより活性化し、その活性化現像液に対して、カラ
   ー現像主薬を１０から２０％添加して、再生することを
   特徴とする、カラー写真現像液の再生方法。