JPS60185303A - 誘電体フイルムの製造方法 - Google Patents
誘電体フイルムの製造方法Info
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- JPS60185303A JPS60185303A JP3849684A JP3849684A JPS60185303A JP S60185303 A JPS60185303 A JP S60185303A JP 3849684 A JP3849684 A JP 3849684A JP 3849684 A JP3849684 A JP 3849684A JP S60185303 A JPS60185303 A JP S60185303A
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- dielectric film
- resin
- powder
- oxalate
- perovskite
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、無機強誘電体微粉末が樹脂中に分散されて
なる誘電体フィルムの製造方法に関し、更に詳細には、
高い誘電率を有し、薄膜成形が可能な誘電体フィルムの
製造方法に関する。
なる誘電体フィルムの製造方法に関し、更に詳細には、
高い誘電率を有し、薄膜成形が可能な誘電体フィルムの
製造方法に関する。
無機強誘電体粉末を樹脂中に分散してなる誘電体フィル
ム等の誘電体組成物は優ねた成形部−に性を有し薄膜成
形が容易である誘電体として知られている。この誘電体
フィルム等の誘電体組成物において、樹脂中に分散、混
合さ才1ている無機強誘電体粉末としては、チタン酸バ
リウド等が多く用いられており、このような化合物はペ
ロプスカイト型の結晶構造を有することが知られている
。このような無機強誘電体粉末の製造方法は乾式法と湿
式法に大別することができる。チタン酸バリウムを製造
する場合乾式法では例えば、炭酸バリウムと酸化チタン
とを所定量混合し、1,300〜1..400℃で焼成
する。生成したチタン酸バリウムは焼結しているので、
これをさらに粉砕して粉末状にするという工程がとられ
ている。しかしこの方法では、粒径の小すいチタン酸バ
リウムが得にくく、1〜211m程度が限度である。ま
た粉砕の際に結晶形が崩れる恐れがあり、さらに不純物
が混入しやすいという欠点を有している。そのため、こ
のような乾式法によって製造したチタン酸バリウム等の
強誘電体粉末を用いて作製(また誘電体)・イルムでは
、充分に高い誘電率が得られなかった。
ム等の誘電体組成物は優ねた成形部−に性を有し薄膜成
形が容易である誘電体として知られている。この誘電体
フィルム等の誘電体組成物において、樹脂中に分散、混
合さ才1ている無機強誘電体粉末としては、チタン酸バ
リウド等が多く用いられており、このような化合物はペ
ロプスカイト型の結晶構造を有することが知られている
。このような無機強誘電体粉末の製造方法は乾式法と湿
式法に大別することができる。チタン酸バリウムを製造
する場合乾式法では例えば、炭酸バリウムと酸化チタン
とを所定量混合し、1,300〜1..400℃で焼成
する。生成したチタン酸バリウムは焼結しているので、
これをさらに粉砕して粉末状にするという工程がとられ
ている。しかしこの方法では、粒径の小すいチタン酸バ
リウムが得にくく、1〜211m程度が限度である。ま
た粉砕の際に結晶形が崩れる恐れがあり、さらに不純物
が混入しやすいという欠点を有している。そのため、こ
のような乾式法によって製造したチタン酸バリウム等の
強誘電体粉末を用いて作製(また誘電体)・イルムでは
、充分に高い誘電率が得られなかった。
またチタニ:Iンム・シーI・ライツブ「7ボギザイド
と水酸化バリウムとからチタン酸バリウムを製造するよ
うにした湿式法の1つの方法では、チタン酸バリウムの
粒径d:1μn2以−トのものが得られるにもかかわら
ず、誘電率は高いものが得られなかった。こわはチタン
酸バリウムの結晶がペロブスカイト型ではあるが、立方
晶に近いためと考えられる。
と水酸化バリウムとからチタン酸バリウムを製造するよ
うにした湿式法の1つの方法では、チタン酸バリウムの
粒径d:1μn2以−トのものが得られるにもかかわら
ず、誘電率は高いものが得られなかった。こわはチタン
酸バリウムの結晶がペロブスカイト型ではあるが、立方
晶に近いためと考えられる。
1だ、湿式法の一つとして蓚酸塩の熱分解法がある。こ
の方法で得られた粉末は軽く粉砕するだけで数μm程度
の粒子径とカリ、前記乾式法による粉末より容易に微粉
化され得るが、樹脂との組成物を薄膜化し、高い静電容
量を得ようとするにはなお大きすきる。この粒径より更
に微粉化するには、例えば、ボールミルにょシ長il1
間粉砕することによ勺、05μm程度の粒子径になり得
るが、誘電体フィル1・における誘電率は微粉化前と較
べ、犬lIJに低下する。この(3) 原因は粉砕によシ粉末の結晶の歪が増大するか、結晶性
が悪化するためと考えられる。
の方法で得られた粉末は軽く粉砕するだけで数μm程度
の粒子径とカリ、前記乾式法による粉末より容易に微粉
化され得るが、樹脂との組成物を薄膜化し、高い静電容
量を得ようとするにはなお大きすきる。この粒径より更
に微粉化するには、例えば、ボールミルにょシ長il1
間粉砕することによ勺、05μm程度の粒子径になり得
るが、誘電体フィル1・における誘電率は微粉化前と較
べ、犬lIJに低下する。この(3) 原因は粉砕によシ粉末の結晶の歪が増大するか、結晶性
が悪化するためと考えられる。
上記の状況に鑑み、この発明の目的は高い誘電率を有l
〜、薄膜形成力行」−能な誘電体フィルムの製造方法を
提供することにある。
〜、薄膜形成力行」−能な誘電体フィルムの製造方法を
提供することにある。
従来、蓚酸塩を熱分解し焼成した後の冷却を徐冷してい
たのに対して、この発明は、蓚酸塩を熱分解し焼成後、
急冷することにより得られる1次粒子の平均粒径が1μ
m以下であるペロブスカイト型強誘電体微粉末を樹脂中
に分散させた系が高い誘電率が発現することを知見した
ことに基づくものである。
たのに対して、この発明は、蓚酸塩を熱分解し焼成後、
急冷することにより得られる1次粒子の平均粒径が1μ
m以下であるペロブスカイト型強誘電体微粉末を樹脂中
に分散させた系が高い誘電率が発現することを知見した
ことに基づくものである。
すなわちこの発明は、下記(1)〜(IV)の工程より
なる誘電体フィルムの製造方法に関する。
なる誘電体フィルムの製造方法に関する。
(1) ペロブスカイト型強誘電体を構成する金属の水
溶性塩を蓚酸水溶液と反応させて蓚酸塩を荘る工程。
溶性塩を蓚酸水溶液と反応させて蓚酸塩を荘る工程。
(n) 上記蓚酸塩を、その熱分解温度以上の温(4)
度で熱分解して焼成し、ペロブスカイト型強誘市:体を
得る工程。
得る工程。
(ml) 上記ペロブスカイト型強誘電体を冷媒中で急
冷して粉末を得る工程。
冷して粉末を得る工程。
(IV) L記粉末を樹脂中に分散し、誘電体フィルム
をイ豆る]工程。
をイ豆る]工程。
この発明において、ペロブスカイト型強誘電体を構成す
る金属とは、その金属の蓚酸塩の熱分解によシ形成され
る化合物がペロブスカイト型強誘電体となりうる金属で
あり、例えば、ペロブスカイト型強誘電体がチタン酸バ
リウムの場合には、これを構成するチタンとバリウムの
ことである。
る金属とは、その金属の蓚酸塩の熱分解によシ形成され
る化合物がペロブスカイト型強誘電体となりうる金属で
あり、例えば、ペロブスカイト型強誘電体がチタン酸バ
リウムの場合には、これを構成するチタンとバリウムの
ことである。
蓚酸塩は、ペロブスカイト型強誘電体を構成する金属の
水溶性塩を蓚酸水溶液と反応させることにより得られる
。この反応を行うについては、例えば、上記水溶性塩を
蓚酸水溶液に滴下する等の手段を用いることができる。
水溶性塩を蓚酸水溶液と反応させることにより得られる
。この反応を行うについては、例えば、上記水溶性塩を
蓚酸水溶液に滴下する等の手段を用いることができる。
蓚酸塩としては、例えば、チタン酸バリウムBa’I’
iosを得るには、塩化バリウムと四塩化チタンとを溶
かした水溶液を、蓚酸水溶液に滴下しで得たハリウムチ
タニールオギザレ−1・が好適に用いられる。
iosを得るには、塩化バリウムと四塩化チタンとを溶
かした水溶液を、蓚酸水溶液に滴下しで得たハリウムチ
タニールオギザレ−1・が好適に用いられる。
捷だ、チタン酸バリウム中のバリウノ、の1部を他の金
属、例えばストロンチウム、カルシラノ・、鉛等で置換
した、あるいはチタンの一部を他の金属、例えばスズ、
ジルコニウム等で置換した強誘電体を得る場合は、塩化
バリウムと四塩化チタンを溶かした水溶液中に、このよ
う庁置換すべき金属の水溶性塩を含ませることにより、
これらの金属を含む蓚酸塩を得ることができる。さらに
、チタン酸ス)・ロンチウム、チタン酸鉛、ジルコン酸
鉛、ジルコン酸チタン酸鉛なとも、これらに含有されて
いる金属の水溶性塩を蓚酸水溶液に滴下して蓚酸塩を得
ることができる。
属、例えばストロンチウム、カルシラノ・、鉛等で置換
した、あるいはチタンの一部を他の金属、例えばスズ、
ジルコニウム等で置換した強誘電体を得る場合は、塩化
バリウムと四塩化チタンを溶かした水溶液中に、このよ
う庁置換すべき金属の水溶性塩を含ませることにより、
これらの金属を含む蓚酸塩を得ることができる。さらに
、チタン酸ス)・ロンチウム、チタン酸鉛、ジルコン酸
鉛、ジルコン酸チタン酸鉛なとも、これらに含有されて
いる金属の水溶性塩を蓚酸水溶液に滴下して蓚酸塩を得
ることができる。
この様にして得た蓚酸塩をその蓚酸塩の熱分解温度以上
の温度で熱分解し焼成する。熱分解する温度は蓚酸塩の
種類により異なるが、例えば、バリウムチタニールオギ
ザレ−1・の場合には650℃以上、好壕しくけ700
〜1300℃、より一層好゛」、L<U、800〜12
00℃で熱分解し焼成する。才だB ao、7s S
]’o、2s T 】03の場合には750℃以上、好
1L7くは800〜i−400℃、より一層好ましくは
900〜1300℃で熱分解し焼成する。
の温度で熱分解し焼成する。熱分解する温度は蓚酸塩の
種類により異なるが、例えば、バリウムチタニールオギ
ザレ−1・の場合には650℃以上、好壕しくけ700
〜1300℃、より一層好゛」、L<U、800〜12
00℃で熱分解し焼成する。才だB ao、7s S
]’o、2s T 】03の場合には750℃以上、好
1L7くは800〜i−400℃、より一層好ましくは
900〜1300℃で熱分解し焼成する。
熱分解する温度がその蓚酸塩の熱分解温度より低いと、
分解が不十分と々す、樹脂と混合して分解し7たり、無
機物の誘電率が小さく好壕しくない。また熱分解する温
度が高いと、熱分解後の焼成が過度になされ、後述、粉
砕工程で粉砕されにり<、分級1〜たとU7ても収量が
少なく才た粒径を必要とする迄に粉砕すると、誘電率の
低下を招くことがある。、適度に熱分解し焼成すれば後
述の樹脂と混同する過程で粉砕されることも可能であり
、特別粉砕工程を必要とするものではない。
分解が不十分と々す、樹脂と混合して分解し7たり、無
機物の誘電率が小さく好壕しくない。また熱分解する温
度が高いと、熱分解後の焼成が過度になされ、後述、粉
砕工程で粉砕されにり<、分級1〜たとU7ても収量が
少なく才た粒径を必要とする迄に粉砕すると、誘電率の
低下を招くことがある。、適度に熱分解し焼成すれば後
述の樹脂と混同する過程で粉砕されることも可能であり
、特別粉砕工程を必要とするものではない。
この様な熱分解焼成によりペロブスカイト型強誘電体が
得られる。
得られる。
かかる強誘電体を徐冷することなく、冷媒中で急冷する
。冷媒の温度が100℃より高いと(7) 急冷の効果がないので100℃以下の冷媒中で急冷する
のが望ましく、冷媒としては水、アルコール、ドライア
イスメタノール浴等である。
。冷媒の温度が100℃より高いと(7) 急冷の効果がないので100℃以下の冷媒中で急冷する
のが望ましく、冷媒としては水、アルコール、ドライア
イスメタノール浴等である。
温度は低い程好ましいが、常温程度の水でも寸分急冷で
きる。
きる。
この様な急冷により、ひび割れた粉末が得られ、必要に
より分級或いは簡単々粉砕で容易に1次粒子の平均粒子
径が1部1m以下のペロブスカイト型強誘電体微粉末が
得られる。
より分級或いは簡単々粉砕で容易に1次粒子の平均粒子
径が1部1m以下のペロブスカイト型強誘電体微粉末が
得られる。
ここで1次粒子とは最も良い分散媒を用いたときに独立
粒子と認められるものを云う。最も良い分散媒は強誘電
体の種類により異存り、例えばBaTi0:+ではメタ
ノールであり、B ao、7s S r(L2S T
i Oaではブタノールである。
粒子と認められるものを云う。最も良い分散媒は強誘電
体の種類により異存り、例えばBaTi0:+ではメタ
ノールであり、B ao、7s S r(L2S T
i Oaではブタノールである。
まだ1次粒子の平均粒子径は最も良い分散媒を用いて光
散乱法によりめた値である。
散乱法によりめた値である。
上述l〜だ強誘電体微粉末は樹脂中に分散されている限
り、任意の量使用することができるが、好壕しくけ体積
分率で5〜60係であり、更に好1しくは7〜50%、
よシ一層好捷しくは10(8) 〜30%である。これは強誘電体微粉末が多すぎると成
形性が悪くかつフィルムを延伸し/ζ場合に誘電率の低
下が生じやすく、1だ少なすぎるとフィルムの誘電率が
小さくなるためである。
り、任意の量使用することができるが、好壕しくけ体積
分率で5〜60係であり、更に好1しくは7〜50%、
よシ一層好捷しくは10(8) 〜30%である。これは強誘電体微粉末が多すぎると成
形性が悪くかつフィルムを延伸し/ζ場合に誘電率の低
下が生じやすく、1だ少なすぎるとフィルムの誘電率が
小さくなるためである。
この発明において強誘電体は樹脂中に分散、混合される
が、この樹脂として―:比誘電率3以」−を有するもの
が好ましく、例えばポリ塩化ビニルや弗化ビニリチン樹
脂などが広く用いられる。しかしながら、使用する樹脂
の誘電率が高いほど、得られる誘電体フィルムの誘電率
も高くなるので、高い誘電率を有1〜かつその温度依存
性が小さく、形状保持性に優れた弗化ビニリデン系を用
いるのが特に好丑しい。この弗化ビニリデン系樹脂とし
ては、弗化ビニリチンホモポリマー(以下r P V
I) F Jという)、あるいは弗化ビニリチンを50
モル係以上、好ましくは70モル係以−ヒ、より一層好
ましくは80モル係以上含み、この弗化ビニリチンと共
重合可能な1種もしくは2種以上のコモノマー、例えハ
弗化ビニル、クロロフルオロビニリチン、りロロトリフ
ルオロエチレン、テトラノルオ「1ユチレンおよびヘキ
サフルオロプロピレンの含弗素オレフィンなどとの共重
合体を単独であるいは混合して使用できる。゛また、こ
れらの重合体あるいは共重合体と相溶性の良い他の重合
体、例えばポリメチルメタクリレ−1・、ポリメチルア
クリレートなどを混合して使用してもよい。
が、この樹脂として―:比誘電率3以」−を有するもの
が好ましく、例えばポリ塩化ビニルや弗化ビニリチン樹
脂などが広く用いられる。しかしながら、使用する樹脂
の誘電率が高いほど、得られる誘電体フィルムの誘電率
も高くなるので、高い誘電率を有1〜かつその温度依存
性が小さく、形状保持性に優れた弗化ビニリデン系を用
いるのが特に好丑しい。この弗化ビニリデン系樹脂とし
ては、弗化ビニリチンホモポリマー(以下r P V
I) F Jという)、あるいは弗化ビニリチンを50
モル係以上、好ましくは70モル係以−ヒ、より一層好
ましくは80モル係以上含み、この弗化ビニリチンと共
重合可能な1種もしくは2種以上のコモノマー、例えハ
弗化ビニル、クロロフルオロビニリチン、りロロトリフ
ルオロエチレン、テトラノルオ「1ユチレンおよびヘキ
サフルオロプロピレンの含弗素オレフィンなどとの共重
合体を単独であるいは混合して使用できる。゛また、こ
れらの重合体あるいは共重合体と相溶性の良い他の重合
体、例えばポリメチルメタクリレ−1・、ポリメチルア
クリレートなどを混合して使用してもよい。
さらに、高誘電率を有することが知られているエチレン
−ビニルアルコール共重合体などの樹脂をシアンエチル
化したものを使用することもできる。
−ビニルアルコール共重合体などの樹脂をシアンエチル
化したものを使用することもできる。
この発明に係る誘電体フィルムは、溶融成膜法、溶媒の
分散体からの成膜等公知の成膜法により得られる。1だ
未延伸のフィルムであっても延伸フィルムであってもよ
い。延伸は引張り延伸に限らず圧延であってもよく、丑
だ冷延伸に限らず溶融延伸であってもよい。さらに、延
伸する場合にあっては、高温での延伸性を一ヒげるだめ
に樹脂を架橋してもよく、そのために架橋剤を添加し、
延伸前に放射線々どを照射して架橋することも可能であ
る。この場合用いられる架橋剤としてに1、例えばトリ
アリルシアヌレート、ジアリルモノプロパルギルシアヌ
レ−1・、ジプロパルギルモノアリルシアスレート、ト
リプロパルギルシアヌレ−1・々どのシアヌレート類、
トリアリルイソシアヌレ−1・、ジアリルプロパルギル
イソシアヌレ−1,、ジプロパルギルアリルイソンアヌ
レート、トリプロパルギルイソシアヌレ−1・などのイ
ソシアヌレート類、l−リアクリルホルマール、トリメ
リット !J ル、l− 1)メチロールプロパントリメタクリ
レ=1・、エチレングリコールンメタクリレーl−々ど
が好1ニジ<用いられるが、その他公知の架橋剤が使用
できる。
分散体からの成膜等公知の成膜法により得られる。1だ
未延伸のフィルムであっても延伸フィルムであってもよ
い。延伸は引張り延伸に限らず圧延であってもよく、丑
だ冷延伸に限らず溶融延伸であってもよい。さらに、延
伸する場合にあっては、高温での延伸性を一ヒげるだめ
に樹脂を架橋してもよく、そのために架橋剤を添加し、
延伸前に放射線々どを照射して架橋することも可能であ
る。この場合用いられる架橋剤としてに1、例えばトリ
アリルシアヌレート、ジアリルモノプロパルギルシアヌ
レ−1・、ジプロパルギルモノアリルシアスレート、ト
リプロパルギルシアヌレ−1・々どのシアヌレート類、
トリアリルイソシアヌレ−1・、ジアリルプロパルギル
イソシアヌレ−1,、ジプロパルギルアリルイソンアヌ
レート、トリプロパルギルイソシアヌレ−1・などのイ
ソシアヌレート類、l−リアクリルホルマール、トリメ
リット !J ル、l− 1)メチロールプロパントリメタクリ
レ=1・、エチレングリコールンメタクリレーl−々ど
が好1ニジ<用いられるが、その他公知の架橋剤が使用
できる。
上述したような樹脂および強誘電体微粉末の他に、との
発明に係るフィルトにば、例えば酸化チタンやアルミナ
々とを必要に応じて添加することもできる。尚、この発
明でいう強誘電体とは、ある温度でキー−−り一点を有
するものであればよく、キュ−−り一点が室温以上に限
定さく11) れるものではない。
発明に係るフィルトにば、例えば酸化チタンやアルミナ
々とを必要に応じて添加することもできる。尚、この発
明でいう強誘電体とは、ある温度でキー−−り一点を有
するものであればよく、キュ−−り一点が室温以上に限
定さく11) れるものではない。
以下、この発明を実施例によってさらに詳細に説明する
。
。
実施例I
Loom/のTiCl2を氷で冷却した1 0 0 m
lの蒸留水に滴下しながら十分に攪拌し、最終的に透明
液とした。この透明液を5 0 0 mlにうすめた。
lの蒸留水に滴下しながら十分に攪拌し、最終的に透明
液とした。この透明液を5 0 0 mlにうすめた。
次に、165F(0.675モル)のBaCe2・2■
■20 を]−、6001711の蒸留水に溶解し、こ
の水溶液に上述したTi329(0.668モル)含む
TiC14水溶液に加えた。
■20 を]−、6001711の蒸留水に溶解し、こ
の水溶液に上述したTi329(0.668モル)含む
TiC14水溶液に加えた。
他方、蓚酸(COOI7T)2・2H20 1 8 5
? ( 1.4. 7モル)をビーカーに入れ、i,
ooomgの蒸留水を加えた。この蓚酸水溶液に上記T
ICg4とBa.C12の混合水溶液を80℃で滴下し
た。このようにしてイ4)られた白色沈殿物である蓚酸
」塩(蓚酸チタニルバリウム)を洗浄乾燥後、電気炉で
1000℃の空気中にて1時間熱分解焼成し、約100
0℃の温度と推定されるBaTi03をただちに約20
℃の水中に投1ニジて急冷しB aT IOsを得た。
? ( 1.4. 7モル)をビーカーに入れ、i,
ooomgの蒸留水を加えた。この蓚酸水溶液に上記T
ICg4とBa.C12の混合水溶液を80℃で滴下し
た。このようにしてイ4)られた白色沈殿物である蓚酸
」塩(蓚酸チタニルバリウム)を洗浄乾燥後、電気炉で
1000℃の空気中にて1時間熱分解焼成し、約100
0℃の温度と推定されるBaTi03をただちに約20
℃の水中に投1ニジて急冷しB aT IOsを得た。
これ(12)
をボールミルで1時間粉砕[7だ。このBaTi03を
光透過法による粒度分布測定装置である■セイシン企業
製のミクロンフォート・ザイザーSKN1000型を用
いて粒径をめた結果、平均粒径は075μmであっ/ζ
。々お分散剤とI−てメタノールを用いた。
光透過法による粒度分布測定装置である■セイシン企業
製のミクロンフォート・ザイザーSKN1000型を用
いて粒径をめた結果、平均粒径は075μmであっ/ζ
。々お分散剤とI−てメタノールを用いた。
このBaTiC):+粉末とP V T−)Fとの27
73体積分率の混合物を180℃の熱ロールで混練し
た。
73体積分率の混合物を180℃の熱ロールで混練し
た。
得られたロールシートを220℃の熱プレスで厚み約2
00μmのプレスシートを得、誘電体フィルムを作製し
た。このフィルト\にアルミニウムを真空蒸着し、これ
を電極と[7てI KHz S室温における比誘電率ε
′および誘電損失tanδを測定した結果ε’=39,
師δ−0.024であった。
00μmのプレスシートを得、誘電体フィルムを作製し
た。このフィルト\にアルミニウムを真空蒸着し、これ
を電極と[7てI KHz S室温における比誘電率ε
′および誘電損失tanδを測定した結果ε’=39,
師δ−0.024であった。
比較例1
実施例1と同様に得た蓚酸塩を電気炉で1000℃の空
気中にて1時間熱分解焼成し、電気炉中で平均冷却速度
約4℃/mで徐冷I−てBa’J’i03を得た。こ′
11をボールミルで1時間粉砕し7た結果、半均粒径が
46μmであった。どの粉末とPVDFとの複合体を実
施例1と同様に評価した結果、ε”” 3s、 tan
δ・・・0.023であった。
気中にて1時間熱分解焼成し、電気炉中で平均冷却速度
約4℃/mで徐冷I−てBa’J’i03を得た。こ′
11をボールミルで1時間粉砕し7た結果、半均粒径が
46μmであった。どの粉末とPVDFとの複合体を実
施例1と同様に評価した結果、ε”” 3s、 tan
δ・・・0.023であった。
一方、BaTlO3の粒子径を小さくするために更にボ
ールミルで75時間粉砕し、た結果、平均粒径が0.7
4μ?nとなったが、この粉末とPVDFとの複合体の
誘電率は29と大幅に低下シ、7/こ。
ールミルで75時間粉砕し、た結果、平均粒径が0.7
4μ?nとなったが、この粉末とPVDFとの複合体の
誘電率は29と大幅に低下シ、7/こ。
又粉砕方法として超音速ジェットにより粉砕した結果、
平均粒径が0.48μmと微粉化されだが、複合体の誘
電率を同様に評価した結果、29と大幅に低下した。
平均粒径が0.48μmと微粉化されだが、複合体の誘
電率を同様に評価した結果、29と大幅に低下した。
実施例2,3
実施例1と同様に蓚酸塩を電気炉でそれぞれ800℃及
び900℃の空気中にて1時間熱分解焼成し、ただちに
約20℃の水中に投下して急冷しBa T i 03を
得た。実施例1と全く同様に評価した結果を第1表に示
す。
び900℃の空気中にて1時間熱分解焼成し、ただちに
約20℃の水中に投下して急冷しBa T i 03を
得た。実施例1と全く同様に評価した結果を第1表に示
す。
(15)
実施例4.、 5. 6
BaC40,253mol 、5rC120,169m
o]、 TiC140,334,rnolを蓚酸水溶液
に加えた以外は実施例1と同様に蓚酸塩を作り、電気炉
中でそれぞれ900℃、1.000℃、11.00℃で
1時間分解焼成し、ただちに約20℃の水中に投下して
急冷してB ao−75S r O,25T i 03
を得た。実施例1と全く同様に評価I〜だ結果を第2表
に示す。尚、1次粒子の平均粒径を測定1〜だときの分
散剤としてはブタノールを用いた。
o]、 TiC140,334,rnolを蓚酸水溶液
に加えた以外は実施例1と同様に蓚酸塩を作り、電気炉
中でそれぞれ900℃、1.000℃、11.00℃で
1時間分解焼成し、ただちに約20℃の水中に投下して
急冷してB ao−75S r O,25T i 03
を得た。実施例1と全く同様に評価I〜だ結果を第2表
に示す。尚、1次粒子の平均粒径を測定1〜だときの分
散剤としてはブタノールを用いた。
第2表
実施例7. 8. 9
実施例3の方法で得たBaTiへ粉末(平均粒径(16
) 0.34μm)と)) V I) Fとの体積分率を2
7:73として、これにトリアリルイソシアヌレーレを
PVDF 100重量部に対し2布量部添加した。
) 0.34μm)と)) V I) Fとの体積分率を2
7:73として、これにトリアリルイソシアヌレーレを
PVDF 100重量部に対し2布量部添加した。
実施例1と同様にして熱ロールで混合し、熱プレスで成
形を行なって約80μm厚のプレスシートを作製し/こ
。続いてγ線を4Mrad照射1〜架橋させた後、この
プレスジ・−1・を220℃で種々の延伸倍率(厚さ比
)で延伸して誘電体ノイルノ・を得た。これらの誘電体
フィルムの比誘電率を第3表に示す。
形を行なって約80μm厚のプレスシートを作製し/こ
。続いてγ線を4Mrad照射1〜架橋させた後、この
プレスジ・−1・を220℃で種々の延伸倍率(厚さ比
)で延伸して誘電体ノイルノ・を得た。これらの誘電体
フィルムの比誘電率を第3表に示す。
第3表
〔発明の効果〕
前記の実施例からも知られる通り、本発明に係る強誘電
体は1次粒子の平均粒径が1μm以下のものが得られ、
樹脂との組成物が例えば強誘電体の占める体積比率が2
7係のとき、そのフィルムの誘電率を35以上とする誘
電体フィルムが得られる。これは従来の誘電体フィルム
が同じ紹成此のとき、その誘電率を:3o以下であるの
に対し優れた効果を有する。
体は1次粒子の平均粒径が1μm以下のものが得られ、
樹脂との組成物が例えば強誘電体の占める体積比率が2
7係のとき、そのフィルムの誘電率を35以上とする誘
電体フィルムが得られる。これは従来の誘電体フィルム
が同じ紹成此のとき、その誘電率を:3o以下であるの
に対し優れた効果を有する。
この発明によれば、ペロブスカイト型強誘電体の粉末を
得る工程において、蓚酸塩の熱分解焼成によって得られ
たペロブスカイト型強誘電体が冷媒中で急冷されるため
1次粒子の平均粒径が1.l1m 以下の粉末が容易に
得られる。このため、粉末の粒子径を小さくするだめの
粉砕工程を用いることなく、或いは粉砕工程を用いると
しても粉末の結晶形が崩れたり歪んだりすることの少な
い粉砕ですむために、粉末を樹脂中に分散して誘電フィ
ルムを製造するについて誘電率の優れた薄膜状の誘電フ
ィルムを得ることができる。
得る工程において、蓚酸塩の熱分解焼成によって得られ
たペロブスカイト型強誘電体が冷媒中で急冷されるため
1次粒子の平均粒径が1.l1m 以下の粉末が容易に
得られる。このため、粉末の粒子径を小さくするだめの
粉砕工程を用いることなく、或いは粉砕工程を用いると
しても粉末の結晶形が崩れたり歪んだりすることの少な
い粉砕ですむために、粉末を樹脂中に分散して誘電フィ
ルムを製造するについて誘電率の優れた薄膜状の誘電フ
ィルムを得ることができる。
Claims (6)
- (1)下記(1)〜(IV)の工程よシなる誘電体フィ
ルムの製造方法。 (1) ペロブスカイト型強誘電体を構成する金属の水
溶性塩を蓚酸水溶液と反応させて蓚酸塩を得る工程。 (ff) 上記蓚酸塩を、その熱分解温度以」二の温度
で熱分解し焼成し、ペロブスカイト型強誘電体を得る工
程。 (III) 上記ペロブスカイト型強誘電体を冷媒中で
急冷して粉末を得る工程。 (IV) 上記粉末を樹脂中に分散し、誘電体フィルム
を得る工程。 - (2)樹脂が弗化ビニリデン系樹脂である特許請求の範
囲第1項記載の誘7電体フィルムの製造方法。 - (3)樹脂が架橋されておI)fl、つ延伸されている
樹脂である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の誘電
体フィルムの製造方法。 - (4) 冷媒が100℃以下の冷媒である特許請求の範
囲第1項記載の誘電体フィルムの製造方法。 - (5) ペロブスカイト型強誘電体を構成する金属がバ
リウムとチタンである特許請求の範囲第1項記載の誘電
体フィルムの製造方法。 - (6) ペロブスカイ)・型強誘電体を構成する金属が
バリウムとストロンチウムとチタンである特許請求の範
囲第1項記載の誘電体フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3849684A JPS60185303A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 誘電体フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3849684A JPS60185303A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 誘電体フイルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60185303A true JPS60185303A (ja) | 1985-09-20 |
Family
ID=12526869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3849684A Pending JPS60185303A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 誘電体フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60185303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014082523A (ja) * | 2010-01-20 | 2014-05-08 | Daikin Ind Ltd | 高誘電性フィルム |
-
1984
- 1984-03-02 JP JP3849684A patent/JPS60185303A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014082523A (ja) * | 2010-01-20 | 2014-05-08 | Daikin Ind Ltd | 高誘電性フィルム |
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