JPS60184490A - ろう付用フラツクス - Google Patents

ろう付用フラツクス

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JPS60184490A
JPS60184490A JP4079084A JP4079084A JPS60184490A JP S60184490 A JPS60184490 A JP S60184490A JP 4079084 A JP4079084 A JP 4079084A JP 4079084 A JP4079084 A JP 4079084A JP S60184490 A JPS60184490 A JP S60184490A
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JP
Japan
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flux
brazing
aluminum
weight
fluoride
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Application number
JP4079084A
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English (en)
Inventor
Akinori Ogasawara
明徳 小笠原
Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
Hideo Takada
高田 秀男
Masamichi Suzuki
正道 鈴木
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/36Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest
    • B23K35/3601Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest with inorganic compounds as principal constituents
    • B23K35/3603Halide salts
    • B23K35/3605Fluorides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はアルミニウム及びアルミニウム合金材(以下単
にアルミニウム材という)とアルミニウム材、及びアル
ミニウム材と他の金属材や非金属材2例えば、アルミニ
ウムー鋼材、アルミニウムーステンレス材、アルミニウ
ムーセラミックス材のろう付接合を行なう際に、当該材
料の被接合部分に塗布する反応性フラックスに関するも
のでめシ、特にフッ化アルミニウムーフッ化カリウム−
フッ化アルミニウムアンモン等から成るフッ化物系フラ
ックスに関するものでめる。
従来技術 一般にろう付手段は一工程で完成品を得ることが困難な
複雑な形状をしたものか、製品の品質特性をより向上式
せたい場合等において用いられており、近年その適用分
野が拡大さnつつめるが、かようなろう付接合を行なう
場合、例えばアルミニウム材相互間をろう付するような
場合には、ろう付温度近傍でアルミニウム材間の接合面
の酸化物皮膜を破壊してアルミニウム材同士が金属接触
するようにすると共にろう付温度近傍で溶融する溶融ろ
う材の上記接合面に対するろう材の濡n拡がシ性を良好
にするためにフラックスが用いら扛ておシ、従来この種
フラックスの主流は塩化物系でめつ友。
しかしながら当該塩化物系フラックスはその優nた特性
にもかかわらず水溶性でかつ吸湿性であるため、フラッ
クス自身やろう何時の反応残渣が接合材に付着残留した
場合に当該接合部においてアルミニウム材を腐食させる
という欠点がめつfc。
このため塩化物系フラックス?使用する場合にはろう付
作業後すみやかに残留分を洗浄除去する工程が必須でめ
った。また、例え洗浄操作を行なう場合でも狭小なろう
何部を有する製品のときには、未除去のフラックスが残
存し腐食を発生させてしまうことがしばしばゐつ7’C
n このような塩化物系フラックスの腐食問題を回避できる
反応性フラックスとしては、米国特許第3.951.3
28号に開示さしているフッ化アルミニウム(AtFa
 )−フッ化カリウム(KF )系フラックスが注目さ
し実用化されている。
しかし、とnに提案さしているAtFa KF系フラッ
クスの場合にはマグネシウム(Mgl含有するアルミニ
ウム材のろう付に使用したとき、ろう材のアルミニウム
材に対する濡n拡がシ性を悪化し、ろう付性そのものを
劣化させ所望の接合強度が得られないという問題がるり
、実用的にはマグネシウム(Mg)含有量が0゜4%程
度のアルミニウム合金のろう接にしか適用することが出
来なかった。
上記したフシックス特性を改善したフラックスとして、
特開昭58−132394号、特開昭58−16709
7号等に見られるように、フッ化リチウム(LiF) 
20モル%(i、s〜7.0 重量%)程度加えること
が提案さnておシ、そしなシの効果がるることが本発明
者等によっても確認さnているが、マグネシウム(Mg
)が1.0重量係以上の高含有率になるに従って、ろう
付性が不安定となる傾向は否めなかった。
発明の目的 本発明は上記したような従来のAtFa KF −Li
F系フラックスにおける問題点の解決策としてAtFB
 KF NH4AtF4 (或は、(NH4)8AtF
6)系フラックスを提供することを目的とするもので、
さらに詳しくは、付加的にI、、1aAtF6−および
に2LiAtF6等のフッ化物を含有するフラックスを
提供することを目的とするものである。
発明の構成 本発明は単体化合物表示でフッ化アルミニウム(AtF
B) 60〜50重量係、フッ化カリウム(KF’)4
0〜50重量%全含有するフルオアルミン酸カリウム、
またはフルオアルミン酸カリウムとフッ化アルミニウム
との混合組成物kloo重量係とし、この全量に対して
フッ化アルミニウムアンモン(NH4AtF4或は(N
H4)aAtF6)を5〜15重量係配合してなること
を特徴とするフラックスを提供するものでめる。さらに
本発明フラックスのろう付性、濡れ広がシ性を向上でせ
ると共に、フラックスの融点の低下を目的とする等の為
に付加的に加えるLi8AtF6 、およびに2LiA
tF6等のフッ化物から選ばれた少なくとも1種類と、
フッ化アルミニウムアンモンを全量として20重量係含
有することを特徴とするフラックス全提供するものであ
る。
本発明によるフラックスの特徴を以下に詳細に述べると
、本スラックスの組成範囲内の融点はほぼ569〜58
0℃でろって、アルミニウム材中の滝含有量が2重量係
近辺までのアルミニウム材+7)7)う付が可能でロシ
、約400℃前後で活性化するフッ化アルミニウムアン
モン(NH4AtF4/(NH4)aAtFs )が上
記したような従来のフラックスでは十分に破壊すること
の出来なかったろう何時に生成するマグネシュウムの酸
化物(例えばMgO,MgO,At20a等)の強固な
膜を積極的に破壊し、ろう材のアルミニウム材への濡扛
広が9性を一層向上させることが後述の比較例1に示す
如く確認てれておシ。
又、従来のフラックスではアルミニウム材の表面に拡散
して来たマグネシュウム(Mg)元素が、フラックスの
有効成分(KAlF3 )と反応して、当該フラックス
の基本組成のバランスを後述の比較例2に示す如くくず
す方向にめり、スラックス本来の特性が損われるのに反
し2本発明のフラックスは上記したようにフッ化アルミ
ニウムアンモンが他のフラックス成分に優先してMg元
素と反応するために、フラックスの基本成分のバランス
を損なうことなくその特性を十分に活かすことが出来る
ものでるる□ 又、フッ化アルミニウムアンモンとして、フッ化アルミ
ニウム/フッ化カリウム比60:40〜50 : 50
に相当する混合組成物を全量として、5〜15重量裂重
量式含有のが好ましく、5重量製以下ではほとんど加え
た効果がなく、又、20重量%を超えて添加すると逆に
ろう付性が低下するのみならず黒色不溶性残渣が発生し
て、好ましくなく、前述の範囲内においては、フッ化ア
ルミニウムアンモンはアルミニウム材の表面全活性にし
た後NH4Fとして蒸発するため、ろう付後の残渣には
存在しないことも確認されたー さらに、付加的に加えるLl a AtFa k およ
びに2LiAtFa 等oフッ化物をフッ化アルミニウ
ムアンモンとの全量として20重量係の添加することに
よシ本発明フラックスのろう付性、ろう材の濡扛拡がり
性?さらに向上させると共に、フラックスの融点の低下
をも望み得るが、それ以上や以下の量を添加し几場合に
は、前述の効果は望めないばかりか、フラックスの融点
上昇や、残渣の発生が多くなる等の不都合が生じる。
さらに1本発明の7ラツクスの場合においては。
フッ化アルミニウムアンモンを除< AtFaとKl”
ハフルオアルミン酸塩又はフルオアルミン酸塩とフッ化
アルミニウムとが共存している形で存在している状態が
好ましく、フルオアルミン酸塩の形としてはKAtF4
 s KsAtF6h等であるが、フラックスの製造方
法によっては前述の錯塩よりも不安定な化合物例えばに
2AtF8・H2O等が微量存在することもl)得るが
、ろう何時の昇温によって前述の錯塩の形に変態するの
で、その存在はさして問題にナラないし、一方%AtF
 aと■がフルオアルミン酸塩として存在することが望
まれる理由は、フラックスの均質性や安定性めるいはフ
ラックス融点に対する信頼性等が優れているからでめる
次に本発明のフラックスの製造方法について詳述する。
初ずフッ化アルミニウムアンモンは1例えば次の方法で
容易に製造される。
韮+At(OH) a + NHa OH−→NH,i
 AlF2又は(NH4) aAtF6次に本発明の主
几るフラックスについては。
KAtF4とKaAtFs が所定の配合となるように
調整した100重量係に対して上記した方法等で製造式
れたNH4AtF4又は(NH4)aAtF s の5
〜15重量%e三者粉体混合することによってもよく、
当該混合を行うに際し、NH4AtF、s又は(NH4
)8AtF4 とさらに付加的に加える他のフッ化物の
少なくとも1種類を加えて全量20重重量板下で囲者粉
体混合する方法でもよく、さらに、 AtFgと汀とを
所定の配合となるように調整し、混合溶融させた後。
当該溶融凝固物を粉砕したものを100重量係に対して
NH4AtF4又は(NH4)BAtF6 の5〜15
重量%を王者粉体混合することによってもよく、当該混
合を行うに際し* N)(4AtF4又は(NH4)a
AtF4とさらに付加的に刃口える他のフッ化物の少な
くとも1種類を加えて全量20重重量板下で王者粉体混
合する方法でもよく、さらにKAtF 4とa Ka 
kl−F4を得る段階で7ラツクスの主たる成分の水酸
化物At(OH)a 、 KOH’frフッ酸水溶液に
溶解し反応させる湿式法により生成したフッ化物を乾燥
させた後NH4AlF2或いは(NH4) 5AtFs
 を5〜15重量%を加えて両者を粉体混合したり、 
NHaAtF4或いは(NHa )aAtF e と付
加的に加える他のフッ化物の少くとも1種類を加えて全
量20重重量板下を力D 、tて三者を粉体混合するこ
とで得ら扛る。
本発明のフラックスは前述のような各種の製造方法によ
って製造テ牡得る外、その他の適宜の類似の方法でも可
能で1)、特に限定するものではなく、又、フラックス
中の不可避的不純物が2係程度に止まるように使用原料
の純度や製造条件の調整を行なうのが望ましい。又、フ
ラックスの粉体の大きさは、微細なほど好ましく1通常
は74μ以下とするのが適当でるる。
本発明のフラックスはこのようなフッ化物組成の形態を
有することによって従来のAtFg KF系ブラックス
よシもろう材の高Mg含有アルミニウム合金材への濡れ
拡が9性をさらに良好にすると共にフラックスの主たる
組成分が脚と反応して消費さnることなく安定的な組成
比を維持することが可能となることで、ろう付性の安定
が計れるなどろう付可能なアルミニウム材の適用範囲の
拡大が期待できるのでめる。
即ち2本発明のフラックスの使用によp、At−Cu系
合金及びMg’e 2%以上含むAt−廊系合金を除い
て大部分のアルミニウム合金製品が展伸材であるか鋳物
材でるるかの製造履歴を問わずろう付可能である。また
1本フラックスはアルミニウム材のろう付板外にも、ア
ルミニウム材と鋼材。
アルミニウム材とステンレス材、アルミニウム材とセラ
ミックス材等のろう付にも適用しうるものである。
本発明のフラックスを用いたろう付性は、従来提案され
ているAtFs −KF系フラックスで適用さ扛ている
と同様の方法が適用さ乳る。
即ち、ろう付作業前において適宜接合面に脱脂処理や地
荒し処理等の前処理を行なった後、粉体のままろう何面
にフラックスを載置する方法及びろう何時に残渣を生じ
ない媒体1例えば水と7ラツクス全混合して水性スラリ
ー(フラックス量として5〜60重量%)とし、適当な
塗布手段(はけ塗り、スプレー塗り、シャワー塗υ、浸
漬塗シ)で接合面にフラックス塗布量が3〜15 g/
m’程度になるように塗布した後、乾燥させる工程を経
る方法、或いは前述の各方法においてろう材の粉粒体を
フラックスに混合ぢせて、同一の処理を行なう方法等適
宜の方法によってフラックスを接合面に塗布し1次いで
ろう材をフラックス全塗布した面に載置する。本発明の
フラックスに用いるろう材としては、従来のスラックス
に用いられるろう材と同等の融点が580℃近辺にある
アルミニウム合金1例えばJIS規格表示でA−434
3、A−4045。
A−4074合金の使用が適当である。
又、と扛らの合金材は接合面の形状やろう付作業の簡便
性を勘案して、粉粒体状、線状、板状、打ち抜き板状、
或いは芯材とのクラッド状等の適宜の形態において使用
される。
次に、ろう材を接合面に載置した被接合材相互を所定形
状になるように適当々治具を用いて組付けた後、窒素ガ
ス等の不活性ガス雰囲気中で更に好ましくは雰囲気中の
水分が250 ppm以下となっている乾燥雰囲気下で
590〜610℃のろう付温度で3〜20分間保持する
ことによってろう付処理が完了する。
ろう付処理は被接合材の形状や所望の生産性に対応して
適宜のろう付手段、装置が採用さt得るが、一般的には
トーチろう付装置、高周波ろう付装置並びに炉中ろう付
装置等が使用さnる。
本発明のフラックスは1以上のようなろう付方法で使用
されるが、接合面上の酸化物破壊性能。
ろう材のアルミニウム材への濡れ拡がシの促進性、ろう
付反応時におけるスラックス組成の安定性ならびに残渣
の発生、接合性の全ての評価項目に於いて従来のAtF
a KF系フラックスに比して遜色なく、むしろそれ以
上のフラックス性能を有することが確認嘔f′した。ま
た、従来適用が困難でめった高濃度マグネシウム含有ア
ルミニウム材のろう付も極めて容易となった。また、フ
ラックス構成成分にフッ化物を用いたため、ろう付作業
後のフラックス除去工程例えば洗浄処理工程を不要とす
るものでメジ、塩化物系フラックスな用いる場合と比較
して工程の省略化と製品の使用時における腐食の問題を
回避出来ることも実用上優れた特性でるると言える。
以下に1本発明のフラックスの使用態様を明らかにする
ための実施例を示す。
比較例1 第1図のように下板50膿×50調×1.0露tの大き
さのJIS規格表示A−1050のアルミニウム材に%
 lO調×50閣×1゜0−の大きはで12o0の角度
を付したA−1050のアルミニウム材の上板を置き、
JIS規格表示A−4047のアルミニウム合金材から
彦る2、OL++++lφで長さ5咽のろう材を上板に
接して置き1本発明のフラックスを所定配合したものと
、特開昭58−167097号に示さ−n、たフラック
スの所定配合のものをそnぞn15%濃度のスラリーと
し、当該フラックスに酸化マグネシウム(MgO)を重
量係でo、i 、 o。2,0゜4 、0.6 。
0.8 、1.0加え、夫々のろう付性について比較試
験を行なった結果。
l)、特開昭58−167097号によシ所定配合さ扛
たフラックスは、MgOk 0.6%以上加えるとろう
材の濡れ広がり性が低下し、健全なろう付が得られなか
った、 2)。本発明により所定配合されたフラックスでは。
MgOをt、o %添加しても健全なろう付が得られる
ことが確認された。
比較例2 第2図のように50闘X50mmX1.O−の大き式の
JIS規格衣示A−1050のアルミニウム材とJIS
規格表示A−6061アルミニウム材上に1本発明によ
シ所定配合し几フシックスと、米国特許第395132
8号に示さし所定配合したフラックスをそれぞれ100
■乗せてろう付?行なった後。
当該残渣tX線回折方法によシ回折しKg AtFt、
対KAtFaの量比を比較した結果衣−1に示す通りで
めった。
以上の結果のごとく1本発明フラックスは、フッ化アル
ミニウムアンモン(NH4AtF4 又u(NHa )
 aAtF s )が、フラックスの基本組成でめるに
8AtF6やK)、tF4に先がけてMgOに対し活性
化を示し、フラックスの基本組成のバランスを損なうこ
となくフラックス本来の作用を十分に行ない得ることが
確認出来た。
実施例1 溶融後、粉砕して製造した単体化合物光示としてAtF
BとKFをそれぞれ53゜2 : 46.8からなるフ
ルオアルミン酸カリウムとフッ化アルミニウムとの混合
組成物の100重量%に対してNH,1AtFaと(N
H4)aAtFa kそれぞれ15重量%を加えてフラ
ックスを調製した。
本フラックス粉末は融点が574℃でメジ、このフラッ
クスを水と混合して10重量%の水性スラリーとし、ト
リクロルエチレンで脱脂処理したJIS規格弐示A−1
050アルミニウム合金からなる偏平管と、 JIS規
格界示A−3003アルミニウム合金を芯材とし、こn
にAt−10%51−4%Cuの合金を両面にクラッド
し几素材から製造したコルゲートフィン部材とを一体に
組付けた後当該スラリーをスプレー塗布し、150℃で
5分間乾燥処理した後、ベルトコンベヤ一式連続ろう付
炉内で窒素ガス雰囲気の下で600℃5分間保持するこ
とによシ、各部材が一体化してなる自動車用コンデンサ
ーを複数個製作した。
得られたコンデンサーの品質評価試験では2コルゲート
フインと偏平管との接着率が平均98%以上と良好であ
り、また2塩水噴霧によシ腐食促進試験を行なった所、
1.000 時間経過した後も有害な孔食の発生が見ら
れず、接合強度も十分でメジ、本発明フラックスの優f
lRろう付性が確認で詐ると共に、フラックスによる製
品の耐食性に対する悪影響も見らnず、フラックスとし
て所要の特性を全て満足するものでめつ几。
実施例2 湿式法で製造式tたKaAtF6及び臥tF4をAtF
sと汀の単体表示で50:50重量係となるようにそれ
ぞれ65.7重量係と34.3重量係配合して、全体で
100重量係の混合組成物に(NH4)a htF6 
とLiaAtFs ’jeそれぞ扛工O重量係と5重量
多湿合したものを加えて、フラックスを調整した。
本フラックス粉末は融点が571℃で6D、このフラッ
クスを水と混合してIO重量係及び30重量係の水性ス
ラリーとした。
次に実施例1と同様の自動車用コンデンサーを50台用
意し、A−1050アルミニウム合金からなる扁平管と
コルゲートフィンを一体に組付けた後、ろう何部分には
lO重量係のスラリー状フラックスをスプレーによシ塗
布し、150℃で5分間乾燥処理した。以上のようにし
て得らnたコンデンサーの扁平管部両端面にJIS規格
衣示A−7NO1押出形材よシ加工した管継手をセット
し、松葉状に加工したJIS規格A−4045の2.4
叫φろう材を接合部にさし込み、30重景係のスラリー
状フラックスをハケによ如塗布した後、再度当該部分を
150℃で約3分間乾燥処理した。
このようにして得ら扛たコンデンサーを窒素ガス雰囲気
中のパッチ式炉中に入れ605℃で3分間加熱しろう付
を行ない管継手一体のコンデンサーを得た。
得ら:jL7tコンデンサーの品質評価試験1行った所
、ヘリウムリークテストによる漏洩試験結果において5
0台全数に洩扛が認められず全数合格品でめった。又・
これらの合格品について、振動試験(4,4g−8時間
振動)及び繰返し加圧試験(OKg/c++IG−30
Kg/C++1G 10 、000回)を各5台行った
が、問題はなく全数合格品であった。更に。
破壊圧試験を5台について行なったが、120Ky/c
+4の圧力において扁平管が破壊したにもかかわらず管
継手と扁平管との接合部は破壊することなく健全なもの
でめった。
更に、上記条件で比較的に行なった特開昭58−167
097号に開示さ扛ているフラックスを調合してろう付
したコンデンサーにおいては、ヘリウムリークテストに
おいて30%が不合格でめった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそ扛ぞt本発明と従来技術との比較
試験に使用した試料材の形状を示す斜視図。 手続補正書(自発) ■、事件の表示 昭和59年特許願第40790号 2、発明の名称 ろう付は用フラフクス 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (474)日本軽金属株式会社 4、代理人 〒164 明細書の特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面
の簡単な説明の各欄および図面6、補正の内容 全文訂
正明細書 別紙の通り図面 別紙の通り 7、添付書類 明 細 書 り発明の名称 ろう肘用フラックス 2、特許請求の範囲 (υ 単体化合物表示にて重量比でフッ化アルミニウム
/フッ化カリウム比が60:40乃至50:50に相当
する組成を有するフルオアルミン酸カリウムまたはフル
オアルミン酸カリウムとフッ化アルミニウムとの混合組
成物100重量部と。 フルオアルミン酸アンモニウム5乃至15重量部とを含
有してなるろう肘用フラックス。 (2)単体化合物表示にて重量化でフッ化アルミニウム
/フッ化カリウム比が60:40乃至5゜:50に相当
する組成を有するフルオアルミン酸カリウムまたはフル
オアルミン酸カリウムとフッ化アルミニウムとの混合組
成物100重量部と、フルオアルミン酸アンモニウムと
フルオアルミン酸リチウムとを合計量で5〜20重量部
含有してなるろう肘用フランクス。 3、発明の詳細な説明 本発明はアルミニウムおよびアルミニウム合金材(以下
「アルミニウム材」という)とアルミニウム材またはア
ルミニウム材と異種金属材とをろう付接合するに際して
、その接合部に塗布し、接合部のろう付性を改善するた
めに用いられるろう肘用反応性フランクスに関する。 アルミニウム材のろう付接合においては、被接合材間に
ろう材を設置するか、あるいは予じめ被接合材の一方ま
たは両方にろう材をクラッドしておいて被接合材相互を
合せ、ろう材の溶融温度に加熱して、被接合部間に存在
するろう材を溶融させて接合を行表う。 従ってろう材としては融点が被接合材よシも30〜40
℃低いこと、またろう付温度、即ち溶融状態においてろ
う材が十分に被接合部間に広がるよう流動性がすぐれて
いることなどが要求され、これらの見地から一般的には
含珪素アルミニウム合金(溶融開始温度520〜577
℃)が用いられる。 またろう付温度は被接合材や使用するろう材合金の種類
によって異なるが一般に580〜620℃の温度でろう
付が行われる。 しかしてアルミニウム材は通常その表面が酸化皮膜で覆
われているために、これがろう付に際しての被接合材の
接合性を低下するので、ろう付に当っては予じめ被接合
材の接合面に反応性フラックスを塗布し、ろう付温度に
おいて接合面に生じている酸化皮膜を破壊除去し、金属
面を露出させることによってろう材による接合を強固且
つ容易にすることが行われる。 この反応性フラックスにはろう材の融点よりさらに低温
で溶融し、且つ接合面でのろう材の濡れ広が9性を良好
にする性質を有することが要求される。 従来、これらの性質を兼備するフラックスとしては融点
450乃至540℃で、且つろう材濡れ広がり性助長効
果もすぐれている塩化物系スラックスが多用されている
が、この系のフラックスは水溶性でかつ吸湿性があるた
め、ろう付部フラックスまたはその反応残渣が接合部に
残留するとこの部分のアルミニウム材を腐食させるとい
う欠点があった。 このため塩化物フラックスを使用した場合にはろう付作
業後に残留分を洗滌除去する工程が必要であり、また例
え洗滌操作を行なう場合でも狭少なろう何部を有する製
品のときには、しばしば未除去フラックスが存在し腐食
発生の原因となることがあった。 このような塩化物系フラックスによる腐食問題を回避で
きる反応性フラックスとしては米国特許第3,951,
328号に開示されているフッ化物系のフラックスが注
目されている。 上記米国特許第3,951,328号のフラックスは重
量比でフッ化アルミニウム/フッ化カリウム比が60:
40乃至50:50に相当する組成を有するフルオアル
ミン酸カリウム、即ちKAtF、i、又はKAtFaと
KsAtF e の緊密混合物、またはこれらのフルオ
アルミン酸カリウムとフッ化アルミニウムとの緊密混合
物よシなるものであり、非水溶性で且つ吸湿性もないの
でろう付部の残留フラックスによる被接合材の腐食を起
すことがなく、また一般的には被接合面の酸化物除去効
果、ろう材濡れ広がり性助長効果のいずれをも満足しう
るものであるが、このフラックスをマグネシウムを含む
アルミニウム材のろう付に使用すると、アルミニウム材
中のマグネシウムとフラックス成分とが反応を起してフ
ッ化マグネシウム(MgF )を生成し。 ろう材のアルミニウム材に対する濡れ拡がシ性を悪化し
、ろう付性が劣化するので、所望の接合強度が得られな
い問題があり、実際的にはマグネシラム含有量が0.4
 %以下のアルミニウム材のろう付にしか適用できなか
った。 本発明は上記フッ化物系フラックスにおける問題点をこ
の系のもつ利点を損なうことなく改善したものであって
、単体化合物表示にて重量比でフッ化アルミニウム/フ
ッ化カリウム比が60 :40乃至50:50に相当す
る組成を有するフルオアルミン酸カリウムまたはフルオ
アルミン酸カリウムとフッ化アルミニウムとの混合組成
物100重量部とフルオアルミン酸アンモニウム5乃至
15重量部とを含有してなるアルミニウム材ろう何州フ
ラックスである。 本発明のフラックスによるときはマグネシウムを2重量
係附近まで含むアルミニウム材のろう付が可能であるの
でろう付可能なアルミニウム材の製品の分野の拡大が期
待される。 また、米国特許第3,951,328号に基ず〈従来の
フラックスは、その溶融温度乃至は溶融開始温度が理論
的にはフッ化アルミニウムとフッ化カリウムとの共融点
560℃附近にあシ、塩化物系フラックスに比べて可成
り高いため、当然のことながらろう付温度も約600℃
以上とカシ実用土その適用できるろう材と被接合材の種
類が限定されてしまう欠点があるが、従来フラックスを
基準とし、その100?ii部に対し、フルオアルミン
酸アンモニウムとフルオアルミン酸リチウムをその合計
量が5乃至20重量部となるように混合することによっ
て、本発明の利点を損はずにフラックスの融点を降下さ
せ、ろう付適合アルミニウム合金材の種類を一層拡大さ
せることに成功した。 本発明において「フルオアルミン酸カリウム」とはKA
lF3およびに8AtF6等で表はされる錯化合物ヲ、
「フルオアルミン酸アンモニウム」トハ1東4AtF4
および(NH,a)a AtF 6等で表わされる錯化
合物を、また、「フルオアルミン酸リチウム」とはLi
AtFa 、 Li2AtF5およびI、1BAtFe
等で表はされる錯化合物をいい、これらの錯化合物はそ
れぞれ単味で含有される場合と、混合物で含有される場
合を含むものである。 なお、「アルミン酸カリウム」にはその製造法によって
は前述した錯化合物よシも不安定な化合物、例えばに2
AtFaφH20等が微量生成し、フラックス中に混入
することもあシ得るが、ろう何時の昇温によって、前述
した錯化合物の形に変態する(9) ので、その存在はさして問題になら彦い。 本発明のフラックスにおいてフッ化物が基本的にフルオ
アルミン酸塩またはフルオアルミン酸塩とフッ化アルミ
ニウムとの緊密混合物として存在することが望まれる理
由は、これらの化合物は殆んど、あるいは全く吸湿性が
々いため組成安定性が高く、フラックス融点に対する信
頼性等がすぐれているからである。 本発明のフラックス成分中フルオアルミン酸カリウム、
フルオアルミン酸すチニウム等の錯化合物は通常この種
のフルオアルミン酸塩錯化合物の製造に際して採用され
る溶融法、湿式法によって得られるが、フルオアルミン
酸アンモニウムの場合には湿式法によってのみ得られる
。 従って、例えば湿式法を採用する場合には、フ(10) ラックス成分の水酸化物(At■扛s s KOHtN
I(aOH、Lieu 等)をフッ酸水溶液中に溶解、
反応させ、乾燥させることによって一段で所望組成のも
のとする方法でフラックスの製造を行左うことができる
し、また、溶融法、湿式法等適宜可能な別々の工程で製
造されたフルオアルミン酸塩を所望の組成となるように
均一混合し、水性スラリーとした後、再度乾燥させる方
法によっても製造することができる。また、その製造は
、その他適宜の類似の方法でも可能であシ、特に限定す
るものではない。 またフラックス中の不可避的不純物はその総量が3重量
部以下に止まるように使用原料の純度や製造条件の調整
を行なうことが好ましい。 また如何なる製造条件によるときも、フランク(11) ス中の遊離のフッ化カリウムの存在は可及的に避けなけ
ればならない。 フラックスの粉末の大きさは微細力はど好ましく、通常
は80μm以下とするのが適当である。 本発明のフラックスは米国特許第3,951,328号
に開示されたフラックスを基本とし、これにフルオアル
ミン酸アンモニウムの適量を加えることによって、従来
フラックスにおいて問題とされたマグネシウム含有アル
ミニウム材のろう付におけるろう材の濡れ拡がシ性を改
善し、マグネシウムを2重量%以上含むアルミニウム材
のろう付を可能としたものであるが、これはろう付時の
昇温過程において、約400℃前後で活性化するフルオ
アルミン酸アンモニウム(NE(4AtF4および/ま
たは(NH4)8AtF6)が上記したような従来の7
ラツクス(12) では十分に破壊することの出来なかったろう付時に生成
するマグネジ番ウムの酸化物(例えばMgOlMgO,
At20a等)の強固な膜を積極的に破壊し、ろう材の
アルミニウム材への濡れ広がシ性を一層向上させること
が後述の実施例1に示す如く確認されておシ、又、従来
の7ラツクスではアルミニウム材の表面に拡散して来た
マグネジ竪ウムvig)元素が、スラックスの有効成分
CI(AlF2)と反応して。 当該フラックスの基本組成のバランスを後述の実施例2
に示す如くくずす方向にあシ、フラックス本来の特性が
損われるのに反し、本発明のフラックスは上記したよう
にフルオアルミン酸アンモニウムが他のフラックス成分
に優先して陶元素と反応するために、フラックスの基本
成分のバランスを損なうことなくその特性を十分に活か
すことが(13) 出来るものである。 又、本発明のフラックスにおいてフルオアルミン酸アン
モニウムを基本フシツク7100重量部に対し5〜15
重量部含有させる理由は、5重量部以下ではほとんど加
えた効果が彦〈、又、15重量部を超えて添加すると逆
にろう付性が低下するのみならず黒色不溶性残渣が発生
して、好ましくなく、前述の範囲内においては、フルオ
アルミン酸アンモニウムはアルミニウム材の表面を活性
にしだ後NH4Fとして蒸発するため、ろう術後の残渣
には存在しないことも確認された。 本発明においては、さらに上記基本フラックスにフルオ
アルミン酸アンモニウムと共にフルオアルミン酸リチウ
ムを加え、両者の合計が基本フシツク7100重量部に
対し、5〜20重量部となる(14) ようにすることにより、マグネシウム含有アルミニウム
材に対するろう材の濡れ拡がり性をさらに向上させると
共にフラックス融点を低下させた。 フルオアルミン酸アンモニウムとフルオアルミン酸リチ
ウムとの合計量が、上記範囲をはずれた場合には、却っ
てフラックスの融点が上昇し、またろう術後におけるフ
ラックス残渣の発生が多くなってろう付製品の外観を損
なうなど、種々の不都合を生ずるので好壕しくない。 また、本フラックスはアルミニウム材相互のろう付以外
にも、アルミニウム材とステンレス材、アルミニウム材
とセラミックス材等のろう付にも適用しうるものである
。 本発明の7ラツクスを用いたろう付性は、米国特許第3
951328号等に記載されているフッ化物(15) 系フラックスで適用されていると同様の方法が適用され
る。 即ち、ろう付作業前において適宜接合面に脱脂処理や地
荒し処理等の前処理を行なった後、粉体の壕まろう何面
にフラックスを載置する方法及びろう何時に残渣を生じ
ない媒体1例えば水とフラックスを混合して水性スラリ
ー(フラックス量として5〜60重量係)とし、適当な
塗布手段(はけ塗り、スプレー塗り、シャワー塗り、浸
漬塗シ)で接合面にフラックス塗布量が3〜15 g/
rrl程度に彦るように塗布した後、乾燥させる工程を
経る方法、或いは前述の各方法においてろう材の粉粒体
をフラックスに混合させて、同一の処理を行なう方法等
適宜の方法によってフラックスを接合面に塗布し、次い
でろう材を7シツクスを塗布した(16) 面に載置する。本発明のフラックスに用いるろう材とし
ては、従来のフラックスに用いられるろう材と同等の融
点が580℃近辺にあるアルミニウム合金、例えばJI
S規格表示でA−4343、A−4045。 A−4074合金の使用が適当である。 又、これらの合金材は接合面の形状やろう付作業の簡便
性を勧業じて、粉粒体状、線状、板状、打ち抜き板状、
或いは芯材とのクラッド状等の適宜の形態において使用
される。 次に、ろう材を接合面に載置した被接合材相互を所定形
状になるように適当な治具を用いて組付けた後、窒素ガ
ス等の不活性ガス雰囲気中で更に好ましくは雰囲気中の
水分が250 ppm以下となっている乾燥雰囲気下で
590〜610℃のろう付温度で3〜20分間保持する
ことによってろう付処理(17) が完了する。 ろう付処理は被接合材の形状や所望の生産性に対応して
適宜のろう付手段、装置が採用され得るが、一般的には
トーチろう付装置、高周波ろう付装置並びに炉中ろう付
装置等が使用される。 本発明のフラックスは、以上のようなろう付方法で使用
されるが、接合面上の酸化物破壊性能、ろう材のアルミ
ニウム材への濡れ拡・がシの促進性、ろう付反応時にお
けるフシックス組成の安定性ならびに残渣の発生、接合
性等の全ての評価項目において、従来のフッ化物系フラ
ックスに比し遜色なく、また従来適用が困難であった高
マグネシウム含有アルミニウム材のろう付への適用が可
能となるほか、フルオアルミン酸アンモニウムとフルオ
アルミン酸リチウムの両者を添加した場合には、(18
) 上記効果に加えフラックス自体の融点も低下するので、
ろう付可能々アルミニウム材の合金種類を大巾に拡大す
ることができる。寸だ、フラックス成分に吸湿性の全く
、あるいは殆んどないフッ化物錯体および弗化アルミニ
ウムを使用したため、フラックスの保管取扱が容易であ
り、またろう付作業後の製品の洗浄処理も不要であって
、塩化物フラックス使用の場合と比較して洗浄工程が省
略され、またろう付製品使用時における腐食発の問題を
回避しうるなど実用上、その効果は太きい。 以上述べた本発明の優れた利点は以下に示す実施例によ
シ、一層明確化されるであろう。 実施例1 本発明のフラックスと米国特許第3,951,328号
によるフラックスをそれぞれスラリー化したも(19) のに酸化マグネシウム(MgO) k添加量を変えて含
有させ、これらを一定の方法でろう付して、ろう付性の
良否を判定し、各フラックスの酸化マグネシウムに対す
る活性度を比較評価した。 即ち、第1図のように50 +mn X 50 mm 
X 1゜0叫の大きさのJIS規格表示A−1050の
アルミニウム材下板(1)に、10調X 50 mX 
1.0膿の大きさで120°の角を付したA−1050
のアルミニウム材の上板(2)を置き、JIS規格表示
A−4047のアルミニウム合金材からなる2、0咽φ
で長さ5.0mのろう材(3)を上板に接して置き、米
国特許第3,951.328号の示されたフラックスの
所定配合のもの(AtF8/KF4 重量比50 : 
50 + KAZF4: 65−6重量部、 KaAt
Fs : 34.4重量部)および上記組成のフラック
ス100重量部にフルオアルミン酸ア(20) ンモニウム(Nl(4AtF4) 10重量部を緊密混
合した本発明によるフラックスをそれぞれ155重量%
水中スラリーとし、これらのフラックスに酸化マグネシ
ウム(MgO)を重量%で0.2 、0.4 、0.6
 。 0.8および1.0ヲ加えて、それぞれのろう付性につ
いて比較試験を行なった結果、米国特許第3,951.
328号によ多配合されたフラックスはMgOを0゜6
重量%以上加えると、ろう付の濡れ広が9性が低下し、
健全なろう付が得られ々かったのに対し、本発明により
所定配合して得られたフラックスでは、MgO’t” 
1゜0重量%添加しても健全なろう付が得られることが
確認された。 実施例2゜ 本発明のフラックスと米国特許第3,951,328号
によるフラックスのマグネシウム合金材に対すC21) る組成安定性について比較評価した。 即ち、第2図に示す50■×50哩×1.0咽のJIS
規格表示A −6061(Mg含有量:1.0重量%)
アルミニウム材、またはこれと同じ大きさのJIS規格
表示A −7N01 (Mg含有量:1.8重量%)ア
ルミニウム材よりなる下板(υ上にAtFa/KE’重
量比が55:45の組成を有する米国特許第3,951
゜328号によるフラックス(’に3AtF 6/KA
tF4重量比二〇。19)と、このフラックス100重
量部にフルオアルミン酸アンモニウム(NE(4AtF
4) 10重量部を加えた本発明によるフラックスとを
それぞれ100■乗せてろう付墓度の600℃まで加熱
した。 次に冷却後、板上のフラックスをX線回折法によシ回折
してKsALFa/FAtF4 の量比を比較した結果
を第1表に示す。 (22) 第 1 表 簀 KaAtFs/i仏tF4重量比 第1表の結果から、本発明のフラックスはろう付温度に
加熱しても、に8AtF6/KALF4重量比は殆んど
変化せず、これに対し米国特許第3.951,328号
によるフラックスでは重量比が可成り変化すること、換
言すれば本発明のフラックスはマグネシウム含有アルミ
ニウム合金のろう付に際し、ろう付性を殆んど損なうこ
となく安定的にろう付が行へるのに対し、米国特許によ
るフラックスは組成比の著しい変化に伴なってろう付性
が著しく低下(23) することが判る。 実施例3 湿式法で製造されたKBAtF 6及びKALF 4を
kLFsとKFFIFF光示重量比で50:50と々る
ようにそれぞれ65.7重量%と34゜3重量係配合し
た全体で100重量部の混合組成物に(M(4)sAt
Fs 10重量部を加えて、フラックスを調整した。 本フラックス粉末は融点が571℃であシ、このフラッ
クスを水と混合して10重量%及び30重量%の水性ス
ラリーとした。 次に実施例1と同様の自動車用コンデンサーを50台用
意し、’A−1050アルミニウム合金からなる扁平管
とコルゲートフィンを一体に組付けた後、ろう何部分に
は10重量%のスラリー状フラックスをスプレーによシ
塗布し、150℃で5分間(24) 乾燥処理した。以上のようにして得られたコンデンサー
の扁平管部両端面にJIS規格表示A−7NO10句含
有量:1.5重量%)押出形材よシ加工した管継手をセ
ットし、松葉状に加工したJIS規格A−4045の2
.4 ranφろう材を接合部にさし込み、30重量%
のスラリー状フラックスを7・ケにより塗布した後、再
度当該部分を150℃で約3分間乾燥処理した。 このようにして得られたコンデンサーを窒素ガス雰囲気
中のバッチ式炉中に入れ605℃で3分間加熱しろう付
を行ない管継手一体のコンデンサーを得た。 得られたコンデンサーの品質評価試験を行った所、ヘリ
ウムリークテストによる漏洩試験結果において50台全
数に洩れが認められず全数合格品(25) であった。又、これらの合格品について、振動試験(4
,4g−8時間振動)及び繰返し加圧試験(OKg/c
+j!G 30T’4/crlG 10,000回)を
各5台行ったが、問題は力く全数合格品であった。更に
、破壊圧試験を5台について行なったが、120 Ky
/caの圧力において扁平管が破壊したにもかかわらず
管継手と扁平管との接合部は破壊することなく健全なも
のであった。 実施例4 湿式法で製造されたに8AtF6及びKALF4をAt
F8とKFf)単体表示重量比で50:50となるよう
にそれぞれ65.7重量%と34.3重量%配合して得
られた混合組成物100重量部に(NH4)8AtF6
とL i a AtF sをそれぞれ10重量部と5重
量部を混合したものを加えてフラックスを調整した。 c26) 本フラックス粉末は融点が571℃であり、とのフラッ
クスを水と混合して300重量%水性ヌラリーとした。 次に自動車空調用配管継手としてA60636063ア
ルミニウムg含有量0.6重量%)製丸管とA6061
6061アルミニウムg含有量1.0重量%)製継手ブ
ロックとを組み合せた後、接合部にA4047アルミニ
ウム合金ろう材ヲセットし上記スラリー状フラックスを
ブラシにより塗布し、150℃で約3分間乾燥処理した
。 これらの組付けられた継手部を窒素ガス雰囲気中のバッ
チ式炉に入れ600℃で2分加熱しろう付を行ない管継
手を作成した。 得られた継手の品質評価試験を行なった結果デ ヘリウムリークナストによる漏洩試験では50ケ(27
) 全数に洩れがみとめられず全数合格品であった。 これら合格品について、振動試験(4,4G−8hr、
振動)および繰返し加圧試験(0−30KgAJG、1
0,000回)を各10ケ行なったが問題なく全数合格
品であった。さらに、耐圧試験を10ケ行なったが、1
30に9/cdHの圧力において丸管部が破壊したにも
かかわらずろう何部は破壊せず健全であった。 4、図面の簡単な説明 第1図及び第2図はそれぞれ本発明と従来技術との比較
試験に使用した試料材の形状を示す斜視図である。 (1)・・・下板、(2)・・・上板、(3)・・・ろ
う材。 よ≧くさ ン 2図 一ζζ0− ノ2 う

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (υ 単体化合物表示にてフッ化アルミニウム60〜5
    0重量%、フッ化カリウム40〜50重量係を含有する
    フルオアルミン酸カリウム又はフルオアルミン酸カリウ
    ムとフッ化アルミニウムとの混合組成物100重量係と
    、その全量に対してフッ化アルミニウムアンモ25〜1
    5重量%を含有してなることを特徴とするろう肘用フラ
    ンクス。 (2)付加的に加える他のフッ化物?少なくとも1種類
    含有する特許請求の範囲第1項記載の7ラツクス。 (3) フッ化アルミニウムアンモンと前記付加的に加
    える他のフッ化物とを全量として20重量係含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のろう付用フ
    ラックス。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5171377A (en) * 1989-12-01 1992-12-15 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Brazing flux
JP2007303492A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Toyox Co Ltd ホース継手
CN103341702A (zh) * 2013-06-29 2013-10-09 江苏亚太轻合金科技股份有限公司 无腐蚀性钎剂及其悬浮液的配置工艺
CN104972242A (zh) * 2015-07-10 2015-10-14 哈尔滨工业大学(威海) 一种铝/钢熔钎焊用自钎剂药芯焊丝
JP2016030453A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 トヨタ自動車株式会社 車両用パネル接合構造
JP2019072737A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 日本軽金属株式会社 鋳ぐるみ方法

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