JPS6018384Y2 - 磁気テ−プカ−トリツジの収納箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はインデックスカードの装着力に特徴を有する
磁気テープカートリッジの収納箱に関する。

この種の収納箱は、少なくとも磁気テープカートリッジ
の収納室を外部から透視可能なプラスチック材で形成腰
この収納室の内面に沿ってインデックスカードを装着し
、収納室の透明壁面を通してインデックスカードが外部
から見えるようになっているが、収納室からインデック
スカード上を滑らせて磁気テープカートリッジを抜き出
すさいにインデックスカードも同時に連れ出してしまう
不具合がみられた。

この考案は、かかる事実に着目して、収納室からの磁気
テープカートリッジの抜き出し時に、インデックスカー
ドを同時に連れ出さないようにしたものである。

以下、その具体例を図面に基づき説明する。

第１図ないし第３図は本考案の第１実施例を示すもので
、超小型の磁気テープカートリッジ、いわゆるマイクロ
カセット用の収納箱が例示されている。

磁気テープカートリッジａは本体ケース１の中央部左右
に駆動軸挿入孔２を有腰本体ケース内の左右に磁気テー
プが巻かれる一対のバブ４・４を装置し、磁気テープを
一方のバブ４からケース前面に繰出して他方のバブ４に
巻取る構造のものである。

本案収納ケースは透明のプラスチック材で一体成形され
る身５と蓋６とからなる。

身５は左右横長とした矩形の底壁５ａの左右に側壁５ｂ
、５ｃが立設されたものとし、蓋６は上壁６ａの前後に
側壁６ｂ・６ｃが立設されたものとし、前記底壁５ａの
後縁と後側壁６ｃの下縁とが薄肉のヒンジ７を介して開
閉揺動自在に連結枢支され、蓋６を上方に開いた状態に
おいて前面が開口した収納室８に磁気テープカートリッ
ジａがテープ走行面、つまり前面側から抜き差しされる
ようにしたものである。

なお、蓋６の上壁６ａの内面には、これを閉じた状態に
おいて各駆動軸挿入孔２・２に係入して各バブ４・４に
係合するバブ回り止め用部材９・９が穿設されている。

また、身５の左右側壁５ｂ・５Ｃには前端寄りの上縁に
内拡がり状の係合穴１０・１０を設け、蓋６の上壁６ａ
には左右側縁の前端寄りに係合突起１１・１１を設け、
身５に蓋６を閉じ合わせたとき係合穴１０に係合突起１
１が弾性係入して蓋６を閉蓋状態に保持するようになっ
ている。

収納室８には底壁５ａと後側壁６Ｃの内面に沿うよう折
曲線１２を有するインデックスカード１３を装着腰該カ
ード１３の外面に記された記録内容や見出しが底壁５ａ
および後側壁６Ｃを通して外から読み取れるようにする
。

そのインデックスカード１３の左右側縁には小突片１４
・１４を前後に設け、左右側壁５ｂ・５Ｃの立設基部の
内面にはこれら小突片１４・１４が係入する凹穴１５・
１５を設け、小突片１４と凹穴１５との係合によってイ
ンデックスカード１３これ自体の浮き上がりと前後方向
への移動を阻止する。

しかるときは、ヒンジ７を介して蓋６を開閉揺動したと
きにインデックスカード１３が前方に押し出されること
がないし、収納室８から磁気テープカートリッジａを前
方に抜き出すさいにも、インデックスカード１３が同時
に連れ出されることがなくなるに至ったものである。

なお、身５は底壁５ａの前面を除く三方に左右側壁５ｂ
・５ｃおよび後側壁６ｃを立設腰該後側壁６ｃの上端縁
に蓋６の上壁６ａの後端縁をヒンジ連結するようにして
もよい。

また、収納箱は前後に長い縦長形状とし、磁気テープカ
ートリッジａを左右の一側方がわから収納室８に抜き差
しするようにしてもよい。

また、身５と蓋６は別体でプラスチック成形して身５に
蓋６を開閉揺動自在にピン枢支上インデックスカード１
３が敷設される側、多くの場合身５側のみ透明としても
よいであろう。

更に、第４図はよく知られたフ、イリツプス型磁気テー
プカートリッジ用の収納箱に本考案を適用した例を示し
ている。

この場合の収納箱は底壁５ａ１左右側壁５ｂ、５ｅおよ
び前側壁５ｄを有する身５と、上壁６ａ、下壁６ｂ、後
側壁６ｅ、左右側壁６ｄ・６ｅを有し、前面が開口した
ポケット状の収納室８が形成された透明プラスチック製
の蓋６とからなり、身５に蓋６を開閉揺動自在にピン枢
支してなるが、かかる構造のものにおいて収納室８にこ
れの内面に沿うようＵ字状に屈折したインデックスカー
ド１３を装填するものとし、このカード１３のＵ字底部
の左右側縁に小突片１４・１４を設け、一方収納室８の
側壁基端にスリット状の孔１５・１５を透設し、この番
孔１５に各小突片１４を係入１７て収納室８からインデ
ックスカード１３が抜は出すのを防止するようにしたも
のである。

以上説明したように、この考案によれば、収納室８に装
着したインデックスカード１３は突片１４とあな１５と
の係合によって、収納室８から磁気テープカートリッジ
ａを抜き出す方向に位置ずれするのを規制している。

したがって、磁気テープカートリッジａの抜き出し時に
インデックスカード１３が同時に連れ出されることを確
実に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本考案に係る収納箱のひとつの実
施例を示しており、第１図は分割斜視図、第２図は縦断
側面図、第３図は縦断正面図である。 第４図は本考案に係る収納箱の別実施例を示す分解斜視
図である。 ａ・・・・・・磁気テープカートリッジ、５・・・・・
・蓋、６・・・・・・身、８・・・・・・収納室、１３
・・・・・・インデックスカード、１４・・・・・・突
片、１５・・・・・・あな。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 身５とこれに開閉揺動自在に枢支される蓋６とで蓋６が
   開いた状態において前後の一側方から磁気テープカート
   リッジａが抜き差しされる、外部から透視可能なプラス
   チック製の収納室８を形威してなり、該収納室８の内面
   に沿って装着されるインデックスカード１３を有し、該
   カード１３の左右側縁に突片１４を形成するとともに、
   収納室８の左右側壁に該突片１４が係入するあな１５を
   形威し、突片１４とあな１５との係合によって収納室８
   から磁気テープカーｔ−リッジａを抜き出すさいにイン
   デックスカード１３が連れ出されるのを阻止するように
   した磁気テープカートリッジの収納箱。