JPS6018310B2 - 絵柄を有する焼結体の製造方法 - Google Patents

絵柄を有する焼結体の製造方法

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JPS6018310B2
JPS6018310B2 JP52143760A JP14376077A JPS6018310B2 JP S6018310 B2 JPS6018310 B2 JP S6018310B2 JP 52143760 A JP52143760 A JP 52143760A JP 14376077 A JP14376077 A JP 14376077A JP S6018310 B2 JPS6018310 B2 JP S6018310B2
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JP
Japan
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resin
water
sintered body
layer
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JP52143760A
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JPS5476610A (en
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栄一 兵藤
信義 福田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、陶磁器、タイル製品等の競結体の製造方法に
係わり、特に下絵付を付した煉緒体を製造する方法に関
する。
従来、陶磁器あるいはタイルへの絵付法として手描き法
、スクリーン印刷法、転写法等種々の方法がとられてい
る。
しかし、手描き法は、人手によるため時間がかかり、同
一絵柄の再現性がないという欠点がある。またスクリー
ン印刷法および転写法では絵柄の再現性があるものの、
転写絵柄層にインキバインダーとして疎水性樹脂を用い
るため、水と柚油とからなる混合液が絵柄面ではじかれ
てしまい、焼成を行なうと、絵柄の上に柚届が乗らず、
下絵付とはならない。したがって、紬掛けの前に、前記
疎水性樹脂を取り除くために予備焼成を行ない、絵柄中
の余分な成分(特に疎水性樹脂分)を取り除き、絵柄上
にも紬油の泥液が乗るようにしていた。このことは、従
来は、焼成に予備焼成と本焼成の二回を要することを意
味し、手間と費用の点を勘案すれば、欠点というべきも
のであった。本発明は、上記した、絵付後の予備焼成工
程を省略できる下絵付技術を提供し、一回限りの焼成で
下絵付つき暁結体を得ようとするものである。
すなわち、疎水性樹脂により構成され少なくとも剥離層
、絵柄層、接着層を有する転写紙を用いたときには、陶
磁器、タイル等の暁結体の素地に絵柄を転写し、さらに
水に界面活性剤を添加した溶媒と純薬とで調整した混合
液にて紬掛けを行なえば良く、一方、水溶性または親水
性の樹脂により構成された転写紙を用いたときには、焼
結体の素地に絵柄を転写した後、袖薬と水との混合液に
て柚掛けを行なえば良い。紬掛けのあとは、通常の焼成
を施して、絵付焼結体を得るものである。更に、本発明
を詳細に説明する。本方法によると、前述した、絵付後
の予備焼成工程が省略できることが大きな特徴である。
詳しくは、絵付方法として熱転写方式を用い、転写紙構
成としては、紙、セロフアン、ポリエステル等の加圧加
熱に耐える基材上に、陶磁器、タイル絵付用顔料を含む
インキ層及び、転写紙が陶磁器タイル素地面に加圧加熱
により接着する接着層及び転写を行うに際し、基材側か
ら加圧、加熱する際基材とインキ届とを分離する剥離層
との少なくとも3層より構成される転写紙である。接着
層としては、陶磁器、タイル素地へ加圧、加熱により接
着性を付与する樹脂であり〜ポリァミド、アクリル、マ
レィン酸樹脂、セルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂、ェ
ポキシ等の熱硬化性樹脂及びポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、メチルセルロース、水性アクリル
、ポリビニルメチルヱーテル等の水溶性樹脂又は親水性
樹脂である。インキ層としては高温耐熱性に優れた陶磁
器、タイル用顔料を保持し、焼成途上にてクラックやピ
ンホールと生じない樹脂バインダーを用いる。樹脂とし
ては水溶性樹脂、親水性樹脂、油溶性樹脂のいずれでも
よい。剥離層としては、加圧、加熱により、基村と剥離
層との間にて剥離性を有するものであり、更に焼成にて
、樹脂分を完全消失せるものである。樹脂としては、ポ
リアミド、セルロース系樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑
性樹脂、あるいはポリビニルアルコール、メチルセルロ
ース、水性アクリル、ポリビニルピロリドン、等の水溶
性樹脂及び親水性樹脂である。水溶性樹脂、親水性樹脂
あるいは油溶性樹脂は転写層を構成する上で、また印刷
性、後加工性等を考慮すると統一した方が好ましい。前
記の如く構成された転写紙は、陶磁器、タイル素地に対
し、基材側を加圧側とし、接着層を陶磁器、タイル素地
面へ当て転写を行なう。
次に実母掛け工程について説明する。
転写紙の転写層(剥離層、インキ層、接着層)に疎水性
樹脂を使用した場合、柚薬の溶媒として水に界面活性剤
を添加することを特徴とし、この結果、陶磁器、タイル
素地へ転写絵付された表面に紬薬がきれいに塗布され、
レベリングの良い紬掛けが行なわれる。ここで界面活性
剤としては、特に、非イオン系活性剤が良好であり、添
加量としては水の添加量に対しlOWt%以内でも効果
が認められる。これを水を溶媒とした純薬混合液で塗工
すると、絵付面と紬薬混合液がなじまず、いわゆるはじ
き現象を起こし、紬薬の塗られた部分と塗られない部分
とができ、製品としての適性がなくなる。また、転写紙
の転写層として水溶性あるいは親水性樹脂を使用した場
合、水を溶媒した純薬混合液でよく、転写絵付された陶
磁器、タイル素地の絵付面に、濡れのよい紬薬塗工品が
得られる。
以上のように紬掛けされた陶磁器、タイル焼成するには
10〜24Hrの昇溢時間にて、最高温度1000〜1
300℃の条件で行なうとよい。温温過程において30
0〜500qo付近で転写層の樹脂成分を分解、昇華せ
しめ、更に、温度を上昇させて純薬の焼成を行なう。こ
の方法によれば、樹脂分の分解、昇華および柚薬焼付が
同一工程ででき、従来のよつに樹脂成分の分解、昇華工
程と事由薬焼成工程とに分ける必要がなく、作業能率の
向上が計られる。以下に実施例を述べる。
なお、実施例中、成分の組成は全て重量比で示している
。実施例 1 上記組成品をポリエステルフィルム上に剥離層、インキ
層、接着層の順に印刷を施し、転写紙を得た。
これらの接着層をタイル素地上にあてがい、230午C
に加熱したシリコンゴムローラをポリエステルフィルム
側から加圧し、転写絵付を行なって、次に、水に非イオ
ン系活性剤を5Wt%添加した溶媒と柚薬の混合液にて
紬掛けを行ない、更に、焼成炉にて、120℃/Hrの
昇温速度にて、最高1200午0まで温度を上げ、焼成
し絵柄再現良好なタイル製品を得た。実施例 2 上記組成品をポリエステルフィルム上に、剥離層、イン
キ層、接着層の順に印刷を施し、転写紙を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 焼結体の素地面へ、疎水性樹脂よりなる下絵付用転
    写紙にて絵柄を転写し、さらに水に界面活性剤を添加し
    た溶媒と釉薬とを調整した混合液にて釉掛けを行ない、
    焼成することからなる絵柄を有する焼結体の製造方法。 2 焼結体の素地面へ、水溶性あるいは親水性の樹脂よ
    りなる下絵付用転写紙にて絵柄を転写し、さらに釉薬と
    水との混合液にて釉掛けを行ない、焼成することからな
    る絵柄を有す焼結体の製造方法。
JP52143760A 1977-11-30 1977-11-30 絵柄を有する焼結体の製造方法 Expired JPS6018310B2 (ja)

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JPS5476610A JPS5476610A (en) 1979-06-19
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3015574A (en) * 1957-04-04 1962-01-02 Buntpapierfabrik A G Underglaze decalcomania and method of making same
US3898091A (en) * 1973-06-04 1975-08-05 M & T Chemicals Inc Novel glazing composition and method
JPS5280316A (en) * 1975-12-27 1977-07-06 Nissha Printing Manufacture of ceramic*tile products having multiicolor tones of under glaze

Patent Citations (3)

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JPS5280316A (en) * 1975-12-27 1977-07-06 Nissha Printing Manufacture of ceramic*tile products having multiicolor tones of under glaze

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