JPS60182489A - 楽器用巻線の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ピアノやギターなどの低音弦として使用さ
れている楽器用巻線の製造方法に係り、振動振幅を大き
くし、かつ雑音発生を減少させようとするものである。

第１図はピアノの巻線を製造する方法の概略図であり、
芯線１をノを右方向に所要張力Ｆ１をｈＸ＆ノた状態で
回転させ、この回転によって銅線２に所要張力［２をか
け、Ｘ方向へ徐々に移動させて巻き付け、第２図のよう
に芯線の片方をリング状に加Ｉ３して巻線として完成さ
せていた。なお、第２図中、Ａは銅線の巻き始め部、Ｂ
は中央部、Ｃは巻き終り部を示づ。又、第３図は第２図
の拡大図である。

さて、従来の巻き始め部Ａも中央部Ｂｔ）巻さ終り部Ｃ
も共に均一条件、すなわち張力「１　・Ｆ２も芯線１の
回転速度も、又、銅線２のＸ方向への移動速度も一定の
もとで行なわれていた。従って、振動の際一番人きく変
位・変形１−る中央部Ｂが巻き始め部へ及び巻き終り部
Ｃと同じ固さで、かつ同じ密度で巻かれていることにな
り、楽音に張りと伸びの点で充分でなかった。そこで中
央部Ｂにおいて最適な固さと密度で全体を巻線加工づる
と、■にかすかに感じる「ジン」という雑音が発生し、
好ましくなかった。

この発明は、上述の点に鑑みなされたものであり、銅線
２の芯線１への巻きイ１けに際し、その巻き始め部Ａと
巻き終り部Ｃとでは中央部Ｂに比して強く巻き付けると
共に密に巻き付Ｇノたことを特徴とする。

具体例としては、巻き始め部Ａ及び巻き終り部Ｃにおい
ては芯線１の回転速度をやや早めて銅線２の張力Ｆ２を
高め、かつ芯線１の回転速度のアップ率より低い率で銅
線２のＸ方向への移動速喚を早めるようにする。あるい
は、芯線１の回転速度を一定にしておき、巻き始め部Ａ
と巻き終り部Ｃにおいては、銅線２の張力Ｆ２を上げ、
かつ銅線２のＸ方向への移動速度をや′−ｉ＜ｖる。

以上のようにこの発明によれば、従来の巻線加工機に多
少改良を加えることにより楽音に張りと伸びのある楽器
用巻線を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はピアノの巻線を製造する方法の概略図、第２図
は巻線の側面図、第３図は巻線の拡大側面図である。 １・・・・・・芯線　２・・・・・・銅線Ａ・・・・・
・巻き始め部　Ｂ・・・・・・中央部Ｃ・・・・・・巻
き終り部 特許出願人 第１図 才２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 銅線の芯線への巻き付（）に際し、その巻き始め部と巻
   き終り部とでは、中央部に比して強く、かつ密に巻き付
   けることを特徴とプる楽器用巻線の製造方法。