JPS6018122Y2 - ハンガ−ネット用掛吊具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、着脱自在のハンガーネット用掛吊具に関し、
簡単な操作でハンガーネットの任意の個所に着脱自在と
し、しかも確実に装着できる掛吊具を提供することを目
的とすものである。

本考案は、縦条と横条とからなるハンガーネットの縦条
を挿入しうる縦溝と、横条に懸垂する懸垂爪とを裏面に
備え表面に切欠き部を穿設した係止板を植設した取付板
と、該取付板に慴動係合する覆蓋と、前記取付板の係止
板切欠き部に一端が係止されるＬ字形掛吊杆とからなる
ことを特徴とするものである。

さらに本考案の一実施例を図面に基いて説明すれば、１
は取付板であって、その裏面には縦条２と横条３とから
なるハンガーネット４の縦条２を挿入しうる縦溝５と、
横条３に懸垂する懸垂爪６とが備えられている。

また、取付板１の表面には切欠き部７を適当数穿設した
係止板８が植設されている。

９は覆蓋であって取付板１の両側部に形成された案内凸
条１０に沿って慴動係合し、取付板１の表面を覆うもの
である。

１１はその一端が取付板１の表面に植設された係止板８
の切欠き部７内に係止されるＬ字形掛吊杆である。

なお、取付板１裏面の懸垂爪６は、図示例のように分割
構造にするとよく、またネット４の横条３の間隔に応じ
て上下多段にすれば、取付板１は一層確実に取り付けら
れる。

また、取付板１表面に植設された係止板８を上下多段に
すれば、Ｌ字形掛吊杆の掛吊状態を一層強固にすること
ができる。

このような掛吊具をハンガーネット４に取付けるに当っ
ては、まず取付板１の裏面の縦溝５内にネット４の縦条
２を挿入し、下方にずらせながら懸垂爪６を横条３に懸
垂させて取付板１を固定したのち掛吊杆１１の一端を係
止板８の切欠き部７内に掛吊させ、次いで覆蓋９を取付
板１に慴動係合すればよい。

あるいはまた、取付板１、覆蓋９、掛吊杆１１を上記の
ように組合わせたのち、ネット４の縦条２と横条３に取
付板１の裏面を取り付けてもよく、またその取付位置を
変えるときは、そのまま上方にずらせて懸垂爪６を横条
３から外すことによって容易に全体を取り外して行うこ
とができる。

したがって、この掛吊具は従来のものと異なり、縦溝５
内にバンガーネット４の縦条が保持されるから、横方向
のずれが完全に防止され、バンガーネット４への取付位
置が確実に保持される。

このように本考案によれば、きわめて簡単な構造によっ
て量産も容易となり、取り付けも簡単で位置の変更も容
易となり、その取付位置は横にもずれることなく確実に
保持され、また覆蓋に各種意匠的美観を表わすことがで
き、さらに３部に分割したことによって包装もコンパク
トになって、客の持ち帰りも便利となる等多くの実用的
効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は全体の部
分的切断面図、第２図ａは取付板の正面図、第２図すは
取付板の側面図、第２図Ｃは取付板の裏面図、第２図ｄ
は取付板の底面図、第３図ａは全体の組立状態の正面図
、第３図すは全体の組立状態の側面図、第３図Ｃは全体
の組立状態の平面図、第４図は全体の取付状態説明図で
ある。 １・・・・・・取付板、２・・・・・・縦条、３・・・
・・・横条、４・・・・・・バンガーネット、５・・・
・・・縦溝、６・・・・・・懸垂爪、７・・・・・・切
欠き部、８・・・・・・係止板、９・・・・・・覆蓋、
１０・・・・・・案内凸条、１１・・・・・・Ｌ字形掛
吊杆。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ ハンガーネットの縦条を挿入しうる縦溝と、横条に
   懸垂する懸垂爪とを裏面に備え、表面に切欠き部を穿設
   した係止板を植設した取付板と、該取付板に慴動係合す
   る覆蓋と、前記取付板の係止板切欠き部に一端が係止さ
   れるＬ字形掛吊杆とからなるハンガーネット用掛吊具。 ２ 上記取付板裏面の懸垂爪を上下二段とした実用新案
   登録請求の範囲第１項記載のハンガーネット用掛吊具。 ３ 上記取付板表面の係止板を上下多段に植設した実用
   新案登録請求の範囲第１または第２項記載のハンガーネ
   ット用掛吊具。