JPS60180434A - 変圧器保護継電装置 - Google Patents
変圧器保護継電装置Info
- Publication number
- JPS60180434A JPS60180434A JP3340084A JP3340084A JPS60180434A JP S60180434 A JPS60180434 A JP S60180434A JP 3340084 A JP3340084 A JP 3340084A JP 3340084 A JP3340084 A JP 3340084A JP S60180434 A JPS60180434 A JP S60180434A
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- transformer
- cable
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- differential
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、高感度化を図った変圧器保護継電装置に関
するものである。
するものである。
従来この種の変圧器保護継電器として第1図に示すもの
があった。
があった。
変圧器保護としては第1図に示す比率差動継電器方式が
最も代表的なものである。図においてTrはタップ付被
保護変圧器、vHはこの変圧器Trの1次側電力線を示
し、VLは変圧器Trの2次側電力線を示す。
最も代表的なものである。図においてTrはタップ付被
保護変圧器、vHはこの変圧器Trの1次側電力線を示
し、VLは変圧器Trの2次側電力線を示す。
CTHは上記1次側電力線vHに設置した変流器、CT
Lは上記2次側電力線VLに設置した女流器、1は変圧
器保護用の比率差動継電器を示し、内部に抑制コイルR
CH,RCLと動作コイルOC1と比率差動手段3を内
蔵しており、2は電源である。
Lは上記2次側電力線VLに設置した女流器、1は変圧
器保護用の比率差動継電器を示し、内部に抑制コイルR
CH,RCLと動作コイルOC1と比率差動手段3を内
蔵しており、2は電源である。
比率差動継電器1は変流器CTHとCTLの2次電流差
を動作力とし、該変流器c’rH,c’rL各2次電流
の和を抑制力とする継電器である。抑制力については、
上記変流器CTH、c’r、、各2次電流のうち大きい
方または各2次電流の和を採用してもよい。抑制力を付
加している理由は、外部故障時の大きな貫通電流によっ
て発生する変流器c’rH、c’r、、間の差動誤差電
流で比率差動継電器1が誤動作するのを防ぐためである
。
を動作力とし、該変流器c’rH,c’rL各2次電流
の和を抑制力とする継電器である。抑制力については、
上記変流器CTH、c’r、、各2次電流のうち大きい
方または各2次電流の和を採用してもよい。抑制力を付
加している理由は、外部故障時の大きな貫通電流によっ
て発生する変流器c’rH、c’r、、間の差動誤差電
流で比率差動継電器1が誤動作するのを防ぐためである
。
この従来の比率差動継電器1の検出感度(IDKと称す
)は、通常の差動誤差電流(IDJ )で誤動作しない
だめに、IDJよりは大きくしておかないといけない。
)は、通常の差動誤差電流(IDJ )で誤動作しない
だめに、IDJよりは大きくしておかないといけない。
通常の差動誤差電流IDJを分析実施すると、第1図の
変圧器Trのタップチェンジャーによる誤差電流IDT
%変圧器両端の変流器CTHA 、CTLAの特性のバ
ラツキによる誤差電流TDC%及びリレー上の誤差(整
定誤差やハード上の誤差)電流IDRである。この内上
記誤差電流IDCとIDRの和は定格電流の5チ程度で
あシ、タップチェンジャーによる誤差電流IDTは定格
電流の10%程度である。
変圧器Trのタップチェンジャーによる誤差電流IDT
%変圧器両端の変流器CTHA 、CTLAの特性のバ
ラツキによる誤差電流TDC%及びリレー上の誤差(整
定誤差やハード上の誤差)電流IDRである。この内上
記誤差電流IDCとIDRの和は定格電流の5チ程度で
あシ、タップチェンジャーによる誤差電流IDTは定格
電流の10%程度である。
すなわち、常時の差動誤差電流IDJは15チ程度とな
るため、約2倍の裕度をみて、検出感度TIIK=30
チとしている。従来、変圧器では、比率差動継電器1の
検出感度(I DK )が30チでも実用上問題はなか
った。しかし、発電所、変電所の敷地状況1機器配置状
況等から長距離の電カケーブルが、比率差動継電器1の
差動保護域内に含まれる場合が生じてきており、この場
合は従来の検出方式、検出感度の比率差動継電器1では
、誤動作の恐れがあるため問題がある。
るため、約2倍の裕度をみて、検出感度TIIK=30
チとしている。従来、変圧器では、比率差動継電器1の
検出感度(I DK )が30チでも実用上問題はなか
った。しかし、発電所、変電所の敷地状況1機器配置状
況等から長距離の電カケーブルが、比率差動継電器1の
差動保護域内に含まれる場合が生じてきており、この場
合は従来の検出方式、検出感度の比率差動継電器1では
、誤動作の恐れがあるため問題がある。
従来の変圧器保護継電装置は以上のように構成されてい
るので、電カケーブルが差動保護域に含まれると、ケー
ブル充電電流(Ic)分が常時の差動誤差として加算さ
れるため、電カケーブルの長さによっては、常時差動誤
差IDJが検出感度IDKを超えてしまい、比率差動継
電器1が誤動作する恐れがある。従って、検出感度ID
Kをさらに大きくすれば誤動作は避けられるが、この場
合は逆に変圧器タンクとの保護協調の点で問題が生じて
くるので現在の検出感度のままで、ケーブル分の影響を
受けない比率差動継電器が必要となってくる。
るので、電カケーブルが差動保護域に含まれると、ケー
ブル充電電流(Ic)分が常時の差動誤差として加算さ
れるため、電カケーブルの長さによっては、常時差動誤
差IDJが検出感度IDKを超えてしまい、比率差動継
電器1が誤動作する恐れがある。従って、検出感度ID
Kをさらに大きくすれば誤動作は避けられるが、この場
合は逆に変圧器タンクとの保護協調の点で問題が生じて
くるので現在の検出感度のままで、ケーブル分の影響を
受けない比率差動継電器が必要となってくる。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、ケーブル分の影響を受けない変圧
器保護継電装置を提供することを目的としている。
めになされたもので、ケーブル分の影響を受けない変圧
器保護継電装置を提供することを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す差動保護域内に電カケ
ーブルを含んだ変圧器保護継電装置の回路図である。
ーブルを含んだ変圧器保護継電装置の回路図である。
まず構成を説明すると図中第1図と同一符号のものは同
様の構成要素を示す。従ってその構成部分の説明は省略
し、本実施例の異なる部分について説明する。第2図の
4は電カケーブルで、変流器CTHと変圧器Trとの間
にある。Cは電カケーブル4の対地静電容量で、ICは
ケーブル充電電流である。CTcは電カケーブル4よp
Tr側に設置した変流器(一般的にはTrの中性点側に
設置)、5は本発明の比率差動継電器で、内部に電流コ
イルoc2を設けている。
様の構成要素を示す。従ってその構成部分の説明は省略
し、本実施例の異なる部分について説明する。第2図の
4は電カケーブルで、変流器CTHと変圧器Trとの間
にある。Cは電カケーブル4の対地静電容量で、ICは
ケーブル充電電流である。CTcは電カケーブル4よp
Tr側に設置した変流器(一般的にはTrの中性点側に
設置)、5は本発明の比率差動継電器で、内部に電流コ
イルoc2を設けている。
第3図は第2図比率差動継電器5の内部詳細回路図で、
i中6,7は差検出器、8はレベル差検出器、9はロッ
ク回路である。
i中6,7は差検出器、8はレベル差検出器、9はロッ
ク回路である。
第2図及び第3図において、ケーブル充電電流ICは変
流器CTHを介して比率差動継電器5の抑制コイルRC
,、動作コイルOC1に流れ、抑制コイルRCHのNH
側に電圧vH,動作コイルOC1の2次側に電圧vcを
誘起する。一方変流器c’rcにはICは流れないので
、動作コイルOC2のN2側、N5側には電圧は誘起し
ない。そのため抑制コイルRCHのNH側出出力動作コ
イルoc2のN2側出力を導入している差検出器6の出
力vBはv)Iと等しくなる。ここでケーブル光電電流
ICのみ通電時のvHとVCを等しくなるようにしてお
けばVE = vHであるため、差検出器7の出力Vr
1= V(−VE== 0とナル。すナワチ、ケーブル
充電電流I′c分は差し引かれ差検出器7の出力(Vo
)は考慮する必要がなくなる。
流器CTHを介して比率差動継電器5の抑制コイルRC
,、動作コイルOC1に流れ、抑制コイルRCHのNH
側に電圧vH,動作コイルOC1の2次側に電圧vcを
誘起する。一方変流器c’rcにはICは流れないので
、動作コイルOC2のN2側、N5側には電圧は誘起し
ない。そのため抑制コイルRCHのNH側出出力動作コ
イルoc2のN2側出力を導入している差検出器6の出
力vBはv)Iと等しくなる。ここでケーブル光電電流
ICのみ通電時のvHとVCを等しくなるようにしてお
けばVE = vHであるため、差検出器7の出力Vr
1= V(−VE== 0とナル。すナワチ、ケーブル
充電電流I′c分は差し引かれ差検出器7の出力(Vo
)は考慮する必要がなくなる。
このため差動保護域内に電カケーブルが含まれても検出
感度IDKは現状のままで問題のない変圧器保護継電装
置が成立する。
感度IDKは現状のままで問題のない変圧器保護継電装
置が成立する。
ここでレベル差検出回路8、ロック回路9を設けている
理由は下記による。
理由は下記による。
比率差動継電器5の差動保護域内の変圧器Trのケーブ
ル側(Tr −CTH間)に事故(例えば地絡事故)が
発生した場合、ケーブル充電電流Ic以外に事故電流I
Pが加わる。このIF電流はIcと同じように抑制コイ
ルRCHと動作コイルOCIに流れるため、vc= v
H= V=となシ、VD==VC−Vg==Qとなる。
ル側(Tr −CTH間)に事故(例えば地絡事故)が
発生した場合、ケーブル充電電流Ic以外に事故電流I
Pが加わる。このIF電流はIcと同じように抑制コイ
ルRCHと動作コイルOCIに流れるため、vc= v
H= V=となシ、VD==VC−Vg==Qとなる。
動作力のVDがOとなるため、この状態ではトリップ指
令が出力しない。この点を改善するためにレベル検出回
路8、ロック回路9を設けて対処している。抑制コイル
RCHのNH側出出力動作コイルOC2のN5側出力を
レベル差検出回路8に導入して、両者の差電圧が一定値
vK(例えばIcによる誘起するvHの1.5倍程度)
以上の有無をレベル差検出回路8で検出する。一定値v
K以上ある場合はレベル差検出回路8の出力は「1」と
なシ、ロック回路9によシ、差検出器6の出力側を「0
」にする。このため前記変圧器Tr〜変流器CTH間事
故のように大きなIFが流れた場合、レベル差検出回路
8出力は「1」となるため、vE=0でvD=vc−v
E=vcとなシ、比率差動手段3からトリップ指令が出
力する。
令が出力しない。この点を改善するためにレベル検出回
路8、ロック回路9を設けて対処している。抑制コイル
RCHのNH側出出力動作コイルOC2のN5側出力を
レベル差検出回路8に導入して、両者の差電圧が一定値
vK(例えばIcによる誘起するvHの1.5倍程度)
以上の有無をレベル差検出回路8で検出する。一定値v
K以上ある場合はレベル差検出回路8の出力は「1」と
なシ、ロック回路9によシ、差検出器6の出力側を「0
」にする。このため前記変圧器Tr〜変流器CTH間事
故のように大きなIFが流れた場合、レベル差検出回路
8出力は「1」となるため、vE=0でvD=vc−v
E=vcとなシ、比率差動手段3からトリップ指令が出
力する。
なお、変流器c’rc 、動作コイルOC2を設けてい
る理由は、常時負荷電流IL(Tr貫通電流)が有して
も、差検出器6の出力Vlがケーブル充電電流Ic分の
みに比例した電圧となるようにするためである。すなわ
ち、抑制コイルRCH側にはIL + Icが流れ、動
作コイルOC2側には電流ILのみが流れる。
る理由は、常時負荷電流IL(Tr貫通電流)が有して
も、差検出器6の出力Vlがケーブル充電電流Ic分の
みに比例した電圧となるようにするためである。すなわ
ち、抑制コイルRCH側にはIL + Icが流れ、動
作コイルOC2側には電流ILのみが流れる。
両者の差をとれば(It、 +、Ic) −IL =
Icとなり、電流Icに比例した電圧が差検出器6から
得られることになる。
Icとなり、電流Icに比例した電圧が差検出器6から
得られることになる。
以上のように、この発明によれば保護継電装置をケーブ
ル充電電流Ic分によシ差動が生じないような構成とし
たので、差動保護域内に電カケーブルが含まれても検出
感度IDEは現状のままで電カケーブルの影響を受ける
ような問題の全くない変圧器保護継電装置が得られる効
果がある。
ル充電電流Ic分によシ差動が生じないような構成とし
たので、差動保護域内に電カケーブルが含まれても検出
感度IDEは現状のままで電カケーブルの影響を受ける
ような問題の全くない変圧器保護継電装置が得られる効
果がある。
第1図は従来の変圧器保護継電装置を示す回路図、第2
図は本発明の一実施例による変圧器保護継電装置を示す
回路図、第3図は第2図の比率作動継電器5の詳細回路
図である。 2・・・電源、3・・・比率差動手段、4・・・電カケ
ーブル、5・・・比率差動継電器、6,7・・・差検出
器、8・・・レベル差検出器、9・・・ロック回路。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。 特許出願人 三菱電機株式会社 第′l 図 第2図 第3図
図は本発明の一実施例による変圧器保護継電装置を示す
回路図、第3図は第2図の比率作動継電器5の詳細回路
図である。 2・・・電源、3・・・比率差動手段、4・・・電カケ
ーブル、5・・・比率差動継電器、6,7・・・差検出
器、8・・・レベル差検出器、9・・・ロック回路。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。 特許出願人 三菱電機株式会社 第′l 図 第2図 第3図
Claims (1)
- 電力用変圧器および電カケーブルが接続されている系統
において、上記電力用変圧器各端子間の差電流を導出す
る変圧器差電流導出回路と、上記電カケーブル両端の差
電流を導出するケーブル差電流導出回路と、前記電カケ
ーブル両端の差電流の大きさを判定する判定回路と、上
記判定回路の出力を導入して上記ケーブル差電流導出回
路の出力にロック信号を導出するロック信号導出回路と
、前記変圧器差電流導出回路の出力と前記ケーブル差電
流導出回路の出力を導入する差検出器と、前記電力用変
圧器各端子の最大電流あるいは和電流を抑制力とし、前
記差検出器の出力を動作力とする比率差動手段とを備え
た変圧器保護継電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340084A JPS60180434A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 変圧器保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340084A JPS60180434A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 変圧器保護継電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60180434A true JPS60180434A (ja) | 1985-09-14 |
Family
ID=12385542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3340084A Pending JPS60180434A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 変圧器保護継電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60180434A (ja) |
-
1984
- 1984-02-24 JP JP3340084A patent/JPS60180434A/ja active Pending
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