JPS60179581A - 逆転起動の容易な電動弁 - Google Patents
逆転起動の容易な電動弁Info
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- JPS60179581A JPS60179581A JP3688084A JP3688084A JPS60179581A JP S60179581 A JPS60179581 A JP S60179581A JP 3688084 A JP3688084 A JP 3688084A JP 3688084 A JP3688084 A JP 3688084A JP S60179581 A JPS60179581 A JP S60179581A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/04—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はモータの回転子と一体に構成された弁軸の回転
をねじ作用により直進運動に変換し弁座を と針状弁の間の隙間按変化させることにより流量を制御
する°電動弁において、全閉あるいは全開位置に達した
ときの直進停止を比較的強いバネを介して止めることに
より、停止後の逆方向への弁軸回転・直進再起動性を保
証できる構造を提供しようとするものである。
をねじ作用により直進運動に変換し弁座を と針状弁の間の隙間按変化させることにより流量を制御
する°電動弁において、全閉あるいは全開位置に達した
ときの直進停止を比較的強いバネを介して止めることに
より、停止後の逆方向への弁軸回転・直進再起動性を保
証できる構造を提供しようとするものである。
従来の電動弁においては、モータの回転そのものを機械
的に停止させる構造を弁内に内蔵しておリ、その−例を
第1図および第2図によって説明すると、弁軸■を弁座
■側から針状弁■、おねじ■、外周多極着磁された円筒
形の永久磁石からなるモータの回転子■および軸受端■
の順に一体化して形成し、おねじ■は弁本体■に固定さ
れ中心にめねじ■を切った推進軸受■とはめあわされ、
軸受端■は、非磁性体からなるケース[相]内に固定さ
れた軸受■とはめあわされている。
的に停止させる構造を弁内に内蔵しておリ、その−例を
第1図および第2図によって説明すると、弁軸■を弁座
■側から針状弁■、おねじ■、外周多極着磁された円筒
形の永久磁石からなるモータの回転子■および軸受端■
の順に一体化して形成し、おねじ■は弁本体■に固定さ
れ中心にめねじ■を切った推進軸受■とはめあわされ、
軸受端■は、非磁性体からなるケース[相]内に固定さ
れた軸受■とはめあわされている。
ケース[相]の外側には、モータの回転子■に対応する
位置にモータの固定子コイル[相]が固定されてお9、
このケース[相]は流体の出入口[相]■と弁座■を有
する弁本体■にプラズマ溶接などにより気密的に一体化
されている。そして機械的な停止機構として弁軸■上に
はおねじ■の両端部より少し離れて止めピン0[相]を
圧入などの方法で固定するとともに、この止めピン[相
][相]の回転を制限する丸形ピン状のストッパー■を
第2図に示すような推進軸受■の固定穴[相]に貫油し
て固定していた。
位置にモータの固定子コイル[相]が固定されてお9、
このケース[相]は流体の出入口[相]■と弁座■を有
する弁本体■にプラズマ溶接などにより気密的に一体化
されている。そして機械的な停止機構として弁軸■上に
はおねじ■の両端部より少し離れて止めピン0[相]を
圧入などの方法で固定するとともに、この止めピン[相
][相]の回転を制限する丸形ピン状のストッパー■を
第2図に示すような推進軸受■の固定穴[相]に貫油し
て固定していた。
以上のごとく構成された従来品においては、モータの固
定子コイル@に所定量の通電をすると回転子■が回転し
、おねじ■とめねじ■のねじ作用によシ弁軸■は回転し
ながら前方(閉弁方向)あるいは後方(開弁方向)に移
動し、あらかじめ設定された弁軸位置(この位置は、た
とえば閉弁方向においては弁部■が弁座■に着座して閉
弁し、ねじ部■■間に強いねじつけ摩擦力が発生し、次
の量弁運動が不能になるといったことを避けるよう、針
状弁■と弁座0間にきわめてわずかな隙間があるように
設定される)で止めピン[相]あるいは[相]とストッ
パ@が接触して弁軸の直進運動が停止させられる。止め
ピン[相]は閉オ方向運動を停止、止めピン[相]は開
弁方向運動を停止するときにはたらくものである。ここ
で、ピン状のストッパ@は第2図のように推進軸受0面
上に等角度で複数個穿った固定穴[相]のうちの1ケ所
に選択的に挿入することによって、ねじピッチP内での
軸方向の止め位置バラツキを少なくするよう調整される
。
定子コイル@に所定量の通電をすると回転子■が回転し
、おねじ■とめねじ■のねじ作用によシ弁軸■は回転し
ながら前方(閉弁方向)あるいは後方(開弁方向)に移
動し、あらかじめ設定された弁軸位置(この位置は、た
とえば閉弁方向においては弁部■が弁座■に着座して閉
弁し、ねじ部■■間に強いねじつけ摩擦力が発生し、次
の量弁運動が不能になるといったことを避けるよう、針
状弁■と弁座0間にきわめてわずかな隙間があるように
設定される)で止めピン[相]あるいは[相]とストッ
パ@が接触して弁軸の直進運動が停止させられる。止め
ピン[相]は閉オ方向運動を停止、止めピン[相]は開
弁方向運動を停止するときにはたらくものである。ここ
で、ピン状のストッパ@は第2図のように推進軸受0面
上に等角度で複数個穿った固定穴[相]のうちの1ケ所
に選択的に挿入することによって、ねじピッチP内での
軸方向の止め位置バラツキを少なくするよう調整される
。
以上のように構成された従来の電動弁では機械的にモー
タの回転運動を停止させる方法であるため、弁の停止機
能としては確実なものであるが、次のような欠点を有し
ていた。
タの回転運動を停止させる方法であるため、弁の停止機
能としては確実なものであるが、次のような欠点を有し
ていた。
(1)止めピン[相][相]とストッパ@が衝撃的に当
たることによって騒音が発生する。
たることによって騒音が発生する。
とくに本電動弁を低騒音が峨しく要求されるルームエア
コンやガス燃焼器具などの家庭用機器に適用しようとす
る場合に、この騒音が問題となるものである。
コンやガス燃焼器具などの家庭用機器に適用しようとす
る場合に、この騒音が問題となるものである。
(2)止めピン[相][相]とストッパ@の部品加工精
度、組付精度に高いレベルが要求され、したがって高価
となる。
度、組付精度に高いレベルが要求され、したがって高価
となる。
(8)ストッパ@の挿入位置が複数個の固定穴[相]か
らの選択のため、軸方向停止位置のバラツキ縮少に限度
がある。
らの選択のため、軸方向停止位置のバラツキ縮少に限度
がある。
本発明は、以上のような従来品の欠点を解決する新しい
構造を提供するものであり、詳しくは、モータの回転子
■とともに回転・直進運動する弁軸■をバネ定数が比較
的大きなコイルバネなどの弾性体を介して弁軸■の直進
運動そのものを停止させるものである。
構造を提供するものであり、詳しくは、モータの回転子
■とともに回転・直進運動する弁軸■をバネ定数が比較
的大きなコイルバネなどの弾性体を介して弁軸■の直進
運動そのものを停止させるものである。
以下、第8図によって本発明の詳細な説明するが、第8
図において第1図と同じ番号を付したものは、従来の電
゛動弁と同様の働きをする部分である。また第1図と比
較して後部の軸受■が省かれ、弁軸■を芯とした回転・
直進体は推進軸受■による片持ち状態で運動をするよう
構成されているが、これは単に電動弁を廉価に製造する
だめのものであって、本発明に不可欠な要素ではない。
図において第1図と同じ番号を付したものは、従来の電
゛動弁と同様の働きをする部分である。また第1図と比
較して後部の軸受■が省かれ、弁軸■を芯とした回転・
直進体は推進軸受■による片持ち状態で運動をするよう
構成されているが、これは単に電動弁を廉価に製造する
だめのものであって、本発明に不可欠な要素ではない。
第8図は弾性体として線材をコイル状に成形した圧縮コ
イルバネを2個用いたもので、弁軸■を推進軸受■にね
じ込んだ後にコイルバネ[相]を弁軸■の前方からはめ
こみ、フランジ状のノくネ受け@を弁軸■に圧入固定し
てコイルバネ[相]が抜は出さないようにし、次いでコ
イルバネ@を弁軸にはめ込んだ後、これらを弁本体■に
て包囲する如く推進軸受■と弁本体■の後部とをカシメ
ると共に、その後部からケース[相]の前方を臨ませプ
ラズマ溶接などで固定したものである。コイルバネ@は
閉弁時に、コイルバネ■は開弁時に弁軸■の直進停止部
材として働き、第8図は閉弁時に停止した状態を示すも
のである。
イルバネを2個用いたもので、弁軸■を推進軸受■にね
じ込んだ後にコイルバネ[相]を弁軸■の前方からはめ
こみ、フランジ状のノくネ受け@を弁軸■に圧入固定し
てコイルバネ[相]が抜は出さないようにし、次いでコ
イルバネ@を弁軸にはめ込んだ後、これらを弁本体■に
て包囲する如く推進軸受■と弁本体■の後部とをカシメ
ると共に、その後部からケース[相]の前方を臨ませプ
ラズマ溶接などで固定したものである。コイルバネ@は
閉弁時に、コイルバネ■は開弁時に弁軸■の直進停止部
材として働き、第8図は閉弁時に停止した状態を示すも
のである。
コイルバネ■[相]の内径は、装着されている弁軸■の
外径よりやや大き目にして軸方向へ自由にたわむことが
でき、かつ常時は弁軸■の中心にコイルバネの中心が位
置するように弁座■の内面とバネ受@の両面に四部が設
けられている。そしてこのコイルバネ[相][相]のバ
ネ特性は弁軸■が移動し、コイルバネが挟圧され碗んで
弁軸■が停止するまでに発生するたわみ量が、コイルバ
ネの密着たわみ量より十分小さく、かつ単位たわみ量当
りのバネ力も弁軸■の推進力にくらべ十分大きくなるよ
う設計されている。すなわち、弁軸が前後いずれに移動
してもコイルバネが圧縮されて密着する前に弁軸の直進
が停止するように選定されている。
外径よりやや大き目にして軸方向へ自由にたわむことが
でき、かつ常時は弁軸■の中心にコイルバネの中心が位
置するように弁座■の内面とバネ受@の両面に四部が設
けられている。そしてこのコイルバネ[相][相]のバ
ネ特性は弁軸■が移動し、コイルバネが挟圧され碗んで
弁軸■が停止するまでに発生するたわみ量が、コイルバ
ネの密着たわみ量より十分小さく、かつ単位たわみ量当
りのバネ力も弁軸■の推進力にくらべ十分大きくなるよ
う設計されている。すなわち、弁軸が前後いずれに移動
してもコイルバネが圧縮されて密着する前に弁軸の直進
が停止するように選定されている。
一方、弁軸■のおねじ■と推進軸受■のめねじ■は、た
とえば2条ねじにするなどの方法で、ねじ効率を50%
未満の範囲で高くするように構成されている。
とえば2条ねじにするなどの方法で、ねじ効率を50%
未満の範囲で高くするように構成されている。
本発明の要点は以上のよう(比較的強力なバネを介して
弁軸■の進行を停止させることと、回転運動を直進運動
に変換するねじ部のねじ効率を50%未満の範囲で高く
したことにあるが、次にその作用と効果について実験例
のデータに基き説明するO 表−1はその実験結果の概要を示すものであり電動弁の
モータ部としては4相永久磁石型のステッピングモータ
で起動トルク約2201−1’lNのものを使用し、ね
じ部には外径6騎、ピッチ9 、3 mm、ねじのリー
ド1.6朋の2条ねじ(結果として、弁軸■の推進力は
約2に9の電動弁となる)を用いて実験したものである
。
弁軸■の進行を停止させることと、回転運動を直進運動
に変換するねじ部のねじ効率を50%未満の範囲で高く
したことにあるが、次にその作用と効果について実験例
のデータに基き説明するO 表−1はその実験結果の概要を示すものであり電動弁の
モータ部としては4相永久磁石型のステッピングモータ
で起動トルク約2201−1’lNのものを使用し、ね
じ部には外径6騎、ピッチ9 、3 mm、ねじのリー
ド1.6朋の2条ねじ(結果として、弁軸■の推進力は
約2に9の電動弁となる)を用いて実験したものである
。
弾性体としてはコイルバネを用い、電動弁の具体的な構
成は第4図に示す構造の電動弁を用いている。
成は第4図に示す構造の電動弁を用いている。
表−1においてはコイルバネの強さ、すなわちバネ定数
k (”97m )を変えた時、各バネととモータ通電
中に弁軸■とコイルバネが当接して弁軸が停止したあと
反対方向へ回転させるのに必要な回転トルクTCf−3
)をトルクゲージで機械的に測定した結果を中央の欄に
示しているが、この数値がモータの起動トルクより小さ
ければ逆転起動可能となる。
k (”97m )を変えた時、各バネととモータ通電
中に弁軸■とコイルバネが当接して弁軸が停止したあと
反対方向へ回転させるのに必要な回転トルクTCf−3
)をトルクゲージで機械的に測定した結果を中央の欄に
示しているが、この数値がモータの起動トルクより小さ
ければ逆転起動可能となる。
又、右側の欄のバネ反力とは、弁軸停止時のバネたわみ
を測定し、これとは別にバネ単体で測定したバネのたわ
み量と荷重の関係図から、前出のバネたわみ時の荷重を
推定して示したものであり、このバネ反力が小さければ
当然再起動に有利といえるものである。
を測定し、これとは別にバネ単体で測定したバネのたわ
み量と荷重の関係図から、前出のバネたわみ時の荷重を
推定して示したものであり、このバネ反力が小さければ
当然再起動に有利といえるものである。
表−1
後部をケース[相]底などの剛体に当てて停止させた場
合、反対方向へ動かすために必要なトルクTは180〜
400 fl・α、平均値で290g・個とモータの起
動トルク220g・1を上回るため再起動が不可能とな
る場合がほとんどであった。
合、反対方向へ動かすために必要なトルクTは180〜
400 fl・α、平均値で290g・個とモータの起
動トルク220g・1を上回るため再起動が不可能とな
る場合がほとんどであった。
これを弾性体としてコイルバネを用いた本発明の例では
バネ常数k = 9 、2 ”F<7wのコイルバネを
用いると、必要な逆転トルクTは57〜201f−cm
(平均で129f−1)とモータの起動トルクよシ小さ
く実際にモータに通電して実施した逆回転確認実験にお
いても100%逆回転が可能であった。
バネ常数k = 9 、2 ”F<7wのコイルバネを
用いると、必要な逆転トルクTは57〜201f−cm
(平均で129f−1)とモータの起動トルクよシ小さ
く実際にモータに通電して実施した逆回転確認実験にお
いても100%逆回転が可能であった。
このコイルバネの強さを9 、2 嘩/ytmから8
、5Kg/朋へと順次弱くしていくと逆回転に必要なト
ルクT U・C匍は徐々に増してゆき、a 、 51(
g、−のバネではモータの起動トルクを上回る場合も発
生して逆回転に不利となってきている。
、5Kg/朋へと順次弱くしていくと逆回転に必要なト
ルクT U・C匍は徐々に増してゆき、a 、 51(
g、−のバネではモータの起動トルクを上回る場合も発
生して逆回転に不利となってきている。
以上のような傾向は、停止時のバネ反力Fからもうかが
われ、バネ常数kが9 、2 Kg/a+の強いバネの
場合にはバネ反力F=0.41(gと小さい。この値は
供試品の弁軸推進力2Kgのわずかに20%である。
われ、バネ常数kが9 、2 Kg/a+の強いバネの
場合にはバネ反力F=0.41(gと小さい。この値は
供試品の弁軸推進力2Kgのわずかに20%である。
これに対してバネが弱くなり、たとえばに=8.5Kg
/WI、の場合には、バネ反力1.9−となり、はとん
ど供試品の弁軸推進力2Kgに等しい力がバネに保存さ
れていることになる。この力はそのままおねじ−めねじ
間のねじ締付力となって働く。
/WI、の場合には、バネ反力1.9−となり、はとん
ど供試品の弁軸推進力2Kgに等しい力がバネに保存さ
れていることになる。この力はそのままおねじ−めねじ
間のねじ締付力となって働く。
表−五にあげた実験結果は、やや強力なバネを介して弁
軸■を停止させるときには、その弁軸■の推進エネルギ
ーがバネに吸収され、その結果、ねじに働くスラスト方
向の力が弱まってねじ相互の締まり現象が弱まるため、
起動時に必要な回転力が少なくてすむようになるもので
ある。
軸■を停止させるときには、その弁軸■の推進エネルギ
ーがバネに吸収され、その結果、ねじに働くスラスト方
向の力が弱まってねじ相互の締まり現象が弱まるため、
起動時に必要な回転力が少なくてすむようになるもので
ある。
さらにバネ力が強くなると、圧接時のバネのたわみ量な
らびにそのバラツキが小さくなるため軸方向の弁軸停止
位置をあらかじめ設計的に見込んでおくことが可能とな
る。
らびにそのバラツキが小さくなるため軸方向の弁軸停止
位置をあらかじめ設計的に見込んでおくことが可能とな
る。
なお、表−1内のバネ定数9 、2 Kg/、屑のバネ
を用いたときの停止時たわみ量は0.02〜0.14M
Nの範囲にあり、弁軸の全ストローク設計値6闘に対し
極めて小さなものであった。(供試品の弁軸推進力2K
gとバネ定数9 、2 Kg/amから停止時たわみ量
を逆算すると0.28rtxとなるが、実験時のたわみ
はこれより小さかった) 推奨される弾性体のバネ常数(K41./w )は、使
用する電動弁の推進力(Kg )の2倍以上であること
が望ましいことが表−1のデータからいえる。
を用いたときの停止時たわみ量は0.02〜0.14M
Nの範囲にあり、弁軸の全ストローク設計値6闘に対し
極めて小さなものであった。(供試品の弁軸推進力2K
gとバネ定数9 、2 Kg/amから停止時たわみ量
を逆算すると0.28rtxとなるが、実験時のたわみ
はこれより小さかった) 推奨される弾性体のバネ常数(K41./w )は、使
用する電動弁の推進力(Kg )の2倍以上であること
が望ましいことが表−1のデータからいえる。
また、本発明の本来の目的である低騒音化に対しては、
第1図に示した構造の電動弁ではストッパでの当たり音
が60〜70dB(A)と極めて高いものであったのに
対し、本発明品では弾性体との接触であるために音が弱
められ約85dB (A)と実用上、問題のないレベル
まで低下し、また高精度の加工を要する部品の廃止、精
度の高い組付・調整工程の廃止などにともない、極めて
安価に製造できるようになった。
第1図に示した構造の電動弁ではストッパでの当たり音
が60〜70dB(A)と極めて高いものであったのに
対し、本発明品では弾性体との接触であるために音が弱
められ約85dB (A)と実用上、問題のないレベル
まで低下し、また高精度の加工を要する部品の廃止、精
度の高い組付・調整工程の廃止などにともない、極めて
安価に製造できるようになった。
本発明において、ねじ効率を60%を越えない範囲で高
くとるという点は、流体が流れることによってオリフィ
ス部で発生する圧力差による流体力が弁軸に働いて高い
効率で弁軸の回転力に変換され、モータに通電されてい
ない時に弁軸およびモータの回転子が流体力で回転して
しまうことを防ぎ、かつバネによ)弁軸が停止させられ
た時、ねじが自然にゆるむ条件のねじ(すなわち、ねじ
効率50%以上のねじ)に近づけることによってモータ
の逆回転を有利にしようとするためのものであるO 第4図は本発明の別の実施例であり、バネとしては第8
図と同様に圧縮コイルバネを用い、閉弁時に作用するコ
イルバネ[相]は弁軸■のおねじ■後方の弁軸■太径部
[相]と推進軸受■の間で圧縮可能なようにはめこまれ
、また開弁時に作用するコイルバネ[相]は弁軸■の最
後端の段付部■にはめ込み固定され、弁軸■が開弁方向
へ移動した時ケース[相]底の平面部に当たるよう構成
されている。そしてねじ部については第8図と同様に、
ねじ効率50%未満の範囲で高い効率が得られるよう構
成されている。この第4図の実施例における作用、効果
は第8図で説明した例と同一であるが、部品の点数が少
なく、組付けの方法が簡単かつ弁本体部を小形にできる
といった点で有利な実施例である。
くとるという点は、流体が流れることによってオリフィ
ス部で発生する圧力差による流体力が弁軸に働いて高い
効率で弁軸の回転力に変換され、モータに通電されてい
ない時に弁軸およびモータの回転子が流体力で回転して
しまうことを防ぎ、かつバネによ)弁軸が停止させられ
た時、ねじが自然にゆるむ条件のねじ(すなわち、ねじ
効率50%以上のねじ)に近づけることによってモータ
の逆回転を有利にしようとするためのものであるO 第4図は本発明の別の実施例であり、バネとしては第8
図と同様に圧縮コイルバネを用い、閉弁時に作用するコ
イルバネ[相]は弁軸■のおねじ■後方の弁軸■太径部
[相]と推進軸受■の間で圧縮可能なようにはめこまれ
、また開弁時に作用するコイルバネ[相]は弁軸■の最
後端の段付部■にはめ込み固定され、弁軸■が開弁方向
へ移動した時ケース[相]底の平面部に当たるよう構成
されている。そしてねじ部については第8図と同様に、
ねじ効率50%未満の範囲で高い効率が得られるよう構
成されている。この第4図の実施例における作用、効果
は第8図で説明した例と同一であるが、部品の点数が少
なく、組付けの方法が簡単かつ弁本体部を小形にできる
といった点で有利な実施例である。
以上、本発明の実施例では弾性体として圧縮コイルバネ
を例に説明したが、比較的強力なバネとして作用できる
皿バネやバネ座金などを用いても同様な効果が得られる
ものである。
を例に説明したが、比較的強力なバネとして作用できる
皿バネやバネ座金などを用いても同様な効果が得られる
ものである。
第1図は従来の電動弁の一溝成例を示す縦断側面図、第
2図は従来の推進軸受の斜視図、第8図は本発明に係る
電動弁の一構成例を示す縦断側面図、第4図は本発明に
係る別の構成例を示す縦断側面図。 ■弁軸 ■弁座 ■針状弁 ■おねじ ■モータの回転子 〇軸受端 ■弁本体部めねじ ■推
進軸受 [相]ケース ■軸受@モータの固定子コイル
[相]■流体の出入口[相][相]止めどン ■スト
ッパ [相]固定穴[相]コイルバネ ■バネ受ケ [
相]コイルバネ[相]弁軸の大径部 [F]弁軸後方の
段付部特許出願人 太平洋工業株式会社
2図は従来の推進軸受の斜視図、第8図は本発明に係る
電動弁の一構成例を示す縦断側面図、第4図は本発明に
係る別の構成例を示す縦断側面図。 ■弁軸 ■弁座 ■針状弁 ■おねじ ■モータの回転子 〇軸受端 ■弁本体部めねじ ■推
進軸受 [相]ケース ■軸受@モータの固定子コイル
[相]■流体の出入口[相][相]止めどン ■スト
ッパ [相]固定穴[相]コイルバネ ■バネ受ケ [
相]コイルバネ[相]弁軸の大径部 [F]弁軸後方の
段付部特許出願人 太平洋工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)非磁性体からなるケース[相]の外周部に固定した
モータの固定子コイル@への通電により、ケース[相]
内に収納したおねじ■を有する弁軸■と一体的に形成し
たモータの回転子■を回転させ、この回転をめねじ■を
切った推進軸受■によシ弁軸■の直進運動に変換するこ
とによって弁座■の開口度を制御する電動弁において、
弁軸■の前後動を2個の弾性体を介して所定位置に停止
させることによりモータの逆回転の起動をスムーズに行
えるようにしたことを特徴とする逆転起動の容易な電動
弁。 2)弾性体がコイルバネである特許請求の範囲1)項記
載の逆転起動の容易な電動弁。 8)弾性体が弁座■と推進軸受■の間の弁軸■上に固定
されたバネ受@の前後に設けられているものである特許
請求の範囲l)項記載の逆転起動の容易な電動弁。 4)弾性体が、弁軸■の後端部とケース[相]の問およ
び回転子■と推進軸受■との間に設けられているもので
ある特許請求の範囲1)項記載の逆転起動の容易な電動
弁。 5)おねじ■とめねじ■間のねじ効率が50%を越えな
い範囲で高くしたところの特許請求の範囲1)項記載の
逆転起動の容易な電動弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688084A JPS60179581A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 逆転起動の容易な電動弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688084A JPS60179581A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 逆転起動の容易な電動弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60179581A true JPS60179581A (ja) | 1985-09-13 |
Family
ID=12482089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3688084A Pending JPS60179581A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 逆転起動の容易な電動弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60179581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006084012A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Koki Corp | 電動弁 |
-
1984
- 1984-02-27 JP JP3688084A patent/JPS60179581A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006084012A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Koki Corp | 電動弁 |
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