JPS60179518A - スラスト軸受の水混入検出装置 - Google Patents
スラスト軸受の水混入検出装置Info
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- JPS60179518A JPS60179518A JP59032838A JP3283884A JPS60179518A JP S60179518 A JPS60179518 A JP S60179518A JP 59032838 A JP59032838 A JP 59032838A JP 3283884 A JP3283884 A JP 3283884A JP S60179518 A JPS60179518 A JP S60179518A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/12—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load
- F16C17/24—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load with devices affected by abnormal or undesired positions, e.g. for preventing overheating, for safety
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は例えば、縦軸形回転機械の軸受に潤滑油を阻害
する水等の液体が混入した時に、これを確実に検出し得
るようにしたスラスト軸受の水混入検出装置に関する。
する水等の液体が混入した時に、これを確実に検出し得
るようにしたスラスト軸受の水混入検出装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点〕
近年、一般産業のプラントの規模は大型化の一途を辿っ
ており、これにともなって回転機械も大形化するととも
にその設置数も増大している。したがって、このような
回転機械にあっては、高い信頼性が要求されるために、
保守点検を確実に行なって事故を未然に防止する必要が
ある。特に、回転機械のうちで事故を起しゃすいすべり
軸受の異常は、他へおよぼす影響が大きいことがら、そ
の保守はより確実に行なわなければならない。
ており、これにともなって回転機械も大形化するととも
にその設置数も増大している。したがって、このような
回転機械にあっては、高い信頼性が要求されるために、
保守点検を確実に行なって事故を未然に防止する必要が
ある。特に、回転機械のうちで事故を起しゃすいすべり
軸受の異常は、他へおよぼす影響が大きいことがら、そ
の保守はより確実に行なわなければならない。
すなわち、この種の回転機械において例えば、軸受油冷
却用の油冷管からの水漏れが生じ、その水量が多いと回
転機械の上カバーより水があぶれ出し、回転機械の充電
露出部に水が浸透して高電流による短絡事故につながり
、また少々の水が漏れても軸受部が錆でおかされて起動
時に軸受が焼付けを生じる。そしてこれらは、回転機械
の運転を不能とするにとどまらず場合によっては装置全
一体の破損をも引き起し、その復旧には多額の費用と日
時を要することに゛なる。従って、軸受への水混入を検
出することが必要である。
却用の油冷管からの水漏れが生じ、その水量が多いと回
転機械の上カバーより水があぶれ出し、回転機械の充電
露出部に水が浸透して高電流による短絡事故につながり
、また少々の水が漏れても軸受部が錆でおかされて起動
時に軸受が焼付けを生じる。そしてこれらは、回転機械
の運転を不能とするにとどまらず場合によっては装置全
一体の破損をも引き起し、その復旧には多額の費用と日
時を要することに゛なる。従って、軸受への水混入を検
出することが必要である。
ところで、従来から軸受への水混入を検出する手段とし
ては、主として巡回保守員による発見に頼るものと、ま
た検出器としては潤滑油に水が混入すると潤滑油が白濁
することを利用して発光ダイオードにより検出するよう
な対策がとられている。しかしながら、前者の保守nに
よるものは面倒であり、また発光ダイオードによるもの
では潤滑油にゴミが入ると、これを誤って水混入である
と検出してしまう等の問題がある。一方、定量的測定に
よるものとしては振動測定、温度測定等があげられるが
、これらの測定方式のものも決定的なものであるとは曾
い難い。つまり、例えは軸受潤滑油に水が少々混入し7
j f¥度では潤滑特性には殆んど影響はなく、その撮
動、温度には全く変化はなくまた例えば回転や負荷が大
幅に変動すると振動や温度は大幅に変化覆るので、この
変化と軸受に水が混入したことによる変化とを識別する
ことは困難である。
ては、主として巡回保守員による発見に頼るものと、ま
た検出器としては潤滑油に水が混入すると潤滑油が白濁
することを利用して発光ダイオードにより検出するよう
な対策がとられている。しかしながら、前者の保守nに
よるものは面倒であり、また発光ダイオードによるもの
では潤滑油にゴミが入ると、これを誤って水混入である
と検出してしまう等の問題がある。一方、定量的測定に
よるものとしては振動測定、温度測定等があげられるが
、これらの測定方式のものも決定的なものであるとは曾
い難い。つまり、例えは軸受潤滑油に水が少々混入し7
j f¥度では潤滑特性には殆んど影響はなく、その撮
動、温度には全く変化はなくまた例えば回転や負荷が大
幅に変動すると振動や温度は大幅に変化覆るので、この
変化と軸受に水が混入したことによる変化とを識別する
ことは困難である。
[発明の目的]
本発明は上記のような事情に鑑みて成されたもので、そ
の目的は回転機械の運転中にその・軸受に潤滑油を阻害
する水等の液体が混入した時に軸受の異常現象を確実に
検出することができ、併せて軸受の保守点検の信頼性を
向上して軸受の事故を未然に防止覆ることが可能なスラ
スト軸受の水混入検出装置を提供することにある。
の目的は回転機械の運転中にその・軸受に潤滑油を阻害
する水等の液体が混入した時に軸受の異常現象を確実に
検出することができ、併せて軸受の保守点検の信頼性を
向上して軸受の事故を未然に防止覆ることが可能なスラ
スト軸受の水混入検出装置を提供することにある。
[発明の概要]
上記目的を達成するために本発明では、回転機械の回転
軸およびこの回転軸に直結されたスラストカラーからな
る回転体の外側面をガイド軸受で支承すると共にその下
面をスラスト軸受で推力を受ける構成とし、且つ前記ガ
イド軸受およびスラスト軸受を潤滑油が充填された油槽
内に収納して成る軸受装置において、前記回転体とスラ
スト軸受との間の軸受油膜圧力を検出しこれを電気信号
として取出す圧力検出手段と、この圧力検出手段により
検出された圧力検出波形を処理してこれを水)昆入のな
い正常な圧力検出波形と比較して軸受の水混入の有無を
判別する比較判定手段とを具備して成ることを特徴とす
る。
軸およびこの回転軸に直結されたスラストカラーからな
る回転体の外側面をガイド軸受で支承すると共にその下
面をスラスト軸受で推力を受ける構成とし、且つ前記ガ
イド軸受およびスラスト軸受を潤滑油が充填された油槽
内に収納して成る軸受装置において、前記回転体とスラ
スト軸受との間の軸受油膜圧力を検出しこれを電気信号
として取出す圧力検出手段と、この圧力検出手段により
検出された圧力検出波形を処理してこれを水)昆入のな
い正常な圧力検出波形と比較して軸受の水混入の有無を
判別する比較判定手段とを具備して成ることを特徴とす
る。
[発明の実施例]
以下、本発明をまず図面に示す一実施例について説明す
る。第1図は本発明による被検出物体の一例として縦軸
形電動機の軸受装置の断面図、第2図は曲用1図の■−
■線の断面図を夫々示したものである。図にJ3いて酋
通、たで型電動門の回転軸1には、筒状のスラストカラ
ー2が直結されており、その外側面をガイド軸受3で支
承し、その面をスラスト軸受4で推ノjをうける軸受構
造になっている。ガイド軸受3およびスラスト軸受4は
、図示のように油槽5の底部に設けた軸受ハウジング6
によってそれぞれ支持されている。また油槽5内には、
両軸受3,4を浸す位置まで潤滑油7が注油されている
。さらに、この潤滑油7を冷却するために油冷管8を設
け、油冷管支持9により取付けられている。
る。第1図は本発明による被検出物体の一例として縦軸
形電動機の軸受装置の断面図、第2図は曲用1図の■−
■線の断面図を夫々示したものである。図にJ3いて酋
通、たで型電動門の回転軸1には、筒状のスラストカラ
ー2が直結されており、その外側面をガイド軸受3で支
承し、その面をスラスト軸受4で推ノjをうける軸受構
造になっている。ガイド軸受3およびスラスト軸受4は
、図示のように油槽5の底部に設けた軸受ハウジング6
によってそれぞれ支持されている。また油槽5内には、
両軸受3,4を浸す位置まで潤滑油7が注油されている
。さらに、この潤滑油7を冷却するために油冷管8を設
け、油冷管支持9により取付けられている。
一方本発明においては、スラスト軸受4に油冷管8等か
らの水漏れが生じた時の水混入を検出するために、スラ
スト軸受4の潤滑面の油膜圧力の測定を次のように構成
して行なう。つまり、油膜圧ツノの取り出しは第1図お
よび第2図に示すように、スラスト軸受4中火にキリ穴
をあけてこれをスラスト軸受4中火に導き、スラスト軸
受4側面からは検出器取付用治具11を介して圧力検出
器10に導いている。ここで、圧力検出器10としては
圧力を電気信号として取出す公知のひずみゲージを応用
した圧力検出器を使用し、且つ第2図の如く圧力検出器
10を6ケのスラスト軸受4中1ケおきに3ケのスラス
ト軸受4に圧力検出器10a 、10b 、10cを取
付けて、水混入の現象を検証する。すなわち、圧力検出
器10a。
らの水漏れが生じた時の水混入を検出するために、スラ
スト軸受4の潤滑面の油膜圧力の測定を次のように構成
して行なう。つまり、油膜圧ツノの取り出しは第1図お
よび第2図に示すように、スラスト軸受4中火にキリ穴
をあけてこれをスラスト軸受4中火に導き、スラスト軸
受4側面からは検出器取付用治具11を介して圧力検出
器10に導いている。ここで、圧力検出器10としては
圧力を電気信号として取出す公知のひずみゲージを応用
した圧力検出器を使用し、且つ第2図の如く圧力検出器
10を6ケのスラスト軸受4中1ケおきに3ケのスラス
ト軸受4に圧力検出器10a 、10b 、10cを取
付けて、水混入の現象を検証する。すなわち、圧力検出
器10a。
10b、10Cにより回転軸1およびスラストカラー2
の回転体とスラスト軸受4との軸受油膜圧力を検出して
みると、水混入時には圧力検出器10a 、1.Ob
、 1ocの検出圧力信号波形から、特殊の波形を示す
ことを実験的に究明することができ、これにより水混入
の有無を判定することができる。
の回転体とスラスト軸受4との軸受油膜圧力を検出して
みると、水混入時には圧力検出器10a 、1.Ob
、 1ocの検出圧力信号波形から、特殊の波形を示す
ことを実験的に究明することができ、これにより水混入
の有無を判定することができる。
第3図(a)、(b)、(c)は、圧力検出器10a
、10b’、10cにて検出された圧力検出波形を示す
もので、同図(a)は水混入のない圧力検出波形、(b
)は水混入が少量の圧力検出波形、(C)は水混入が多
缶の圧力検出波形である。
、10b’、10cにて検出された圧力検出波形を示す
もので、同図(a)は水混入のない圧力検出波形、(b
)は水混入が少量の圧力検出波形、(C)は水混入が多
缶の圧力検出波形である。
つまり、水混入のない(a )の波形と比較すると、水
混入のある(b)のものはその実効値xOが大きくなっ
ており、さらに(C)のものではその実効値が変動して
おり、かようにしてスラスト軸受4に水混入があるか否
かを、水混入のない正常な検出波形と検出波形の実効値
を圧絞することで判定することができる。
混入のある(b)のものはその実効値xOが大きくなっ
ており、さらに(C)のものではその実効値が変動して
おり、かようにしてスラスト軸受4に水混入があるか否
かを、水混入のない正常な検出波形と検出波形の実効値
を圧絞することで判定することができる。
次に、第4図は上記前えに基づく本発明の第1の実施例
による軸受の水混入検出装置40を示すブロック図であ
り、本実施例における検出方法を第3図の圧力検出波形
を用いて説明する。第4図において、いま圧力検出器1
0aの圧力検出波形eは第3図(a>と同様の波形が得
られ、圧力検出器10bの圧力検出波形fには第3図(
b)の波形が得られたとする。この各圧力検出波形e。
による軸受の水混入検出装置40を示すブロック図であ
り、本実施例における検出方法を第3図の圧力検出波形
を用いて説明する。第4図において、いま圧力検出器1
0aの圧力検出波形eは第3図(a>と同様の波形が得
られ、圧力検出器10bの圧力検出波形fには第3図(
b)の波形が得られたとする。この各圧力検出波形e。
fは、レベル判定器14でその実効値を検出する。
つまりこのレベル判定器14においては、圧力検出波形
e、fの実効値の大きさXを水混入のないときの実効値
xOと比較判定するもので、xO≧−×であればスラス
ト軸受4に水混入のない正常運転であるととし、XO<
Xであれば水混入の可能性があると判定する。本例の場
合、圧力検出器10aの圧力検出波形eは類3図(a)
の波形で、レベル判定器14にてx(1,≧−×と判定
したことにより、判定表示器19の圧力検出器10a用
のランプにG (Qood )を表示する。一方、圧力
検出器10bの圧力検出波形fは第3図(b)の波形で
、レベル判定器14により)5g<Xで水混入が生じて
いると判定して判定表示器19の該当ランプに3(ba
d)を表示する。この場合、判定表示器19でBと表示
されたものは、自動的に警報を発するようにしてもよい
。
e、fの実効値の大きさXを水混入のないときの実効値
xOと比較判定するもので、xO≧−×であればスラス
ト軸受4に水混入のない正常運転であるととし、XO<
Xであれば水混入の可能性があると判定する。本例の場
合、圧力検出器10aの圧力検出波形eは類3図(a)
の波形で、レベル判定器14にてx(1,≧−×と判定
したことにより、判定表示器19の圧力検出器10a用
のランプにG (Qood )を表示する。一方、圧力
検出器10bの圧力検出波形fは第3図(b)の波形で
、レベル判定器14により)5g<Xで水混入が生じて
いると判定して判定表示器19の該当ランプに3(ba
d)を表示する。この場合、判定表示器19でBと表示
されたものは、自動的に警報を発するようにしてもよい
。
上述したように水弟1の実施例では、回転軸1とスラス
ト軸受4との間で水混入時に、油膜圧力の波形が水混入
のない油膜圧力の波形に比較して実効値Xが大きくなる
ことを利用して比較判定を行ない、軸受の水混入の有無
を判定するようにしたものである。
ト軸受4との間で水混入時に、油膜圧力の波形が水混入
のない油膜圧力の波形に比較して実効値Xが大きくなる
ことを利用して比較判定を行ない、軸受の水混入の有無
を判定するようにしたものである。
次に、第5図は本発明の第2の実施例による軸受の水混
入検出装置50を示すブロック図であり、第4図と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。つまり
第5図は、破線で囲んだ周波数分析器15と、周波数分
析結果の表示器17と、比較判定器18とを新たに付加
したものである。
入検出装置50を示すブロック図であり、第4図と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。つまり
第5図は、破線で囲んだ周波数分析器15と、周波数分
析結果の表示器17と、比較判定器18とを新たに付加
したものである。
図において、圧力検出器10a 、10b 、10Cで
検出された圧力検出波形e、fは、レベル判定器14に
よってその実効値がXfi<Xの水混入の可能性ありと
判定されたものについて、周波数分析器15で周波数分
析を行なう。第3図の(a ’)(b ) (c )の
圧力検出波形を周波数分析したものを、第6図(a)、
(b)、(c)に夫々示す。
検出された圧力検出波形e、fは、レベル判定器14に
よってその実効値がXfi<Xの水混入の可能性ありと
判定されたものについて、周波数分析器15で周波数分
析を行なう。第3図の(a ’)(b ) (c )の
圧力検出波形を周波数分析したものを、第6図(a)、
(b)、(c)に夫々示す。
第6図の(a )は水混入のない正常なものの周波数分
析、(b、)は水混入が少量の周波数分析、(C)は水
混入が多量の周波数分析の′結果を夫々示すものである
。この結果より、水混入のない時と比較すると、回転数
成分が増大していることと、回転数成分以下の周波数が
ホワイトノイズ的であるという特徴的な現象がみられ、
これにより軸受4に水混入が生じたか否かを判定するこ
とができる。従って、この特徴的なことを利用して第6
図に示す水混入のない周波数分析したものを比較判定器
18に記憶させ、例えばマイクロコンピュータ等の記憶
装置を設けて水混入のない状態の回転数成分の大きさf
nをしきい値として、ここで得られた信号の回転数成分
の大きさfoをめ記憶し、10 <fであれば水混入の
可能性があると判定し、さらに回転数成分以下の周波数
がホワイトノイズ的であると水混入の可能性が大である
と判定する。
析、(b、)は水混入が少量の周波数分析、(C)は水
混入が多量の周波数分析の′結果を夫々示すものである
。この結果より、水混入のない時と比較すると、回転数
成分が増大していることと、回転数成分以下の周波数が
ホワイトノイズ的であるという特徴的な現象がみられ、
これにより軸受4に水混入が生じたか否かを判定するこ
とができる。従って、この特徴的なことを利用して第6
図に示す水混入のない周波数分析したものを比較判定器
18に記憶させ、例えばマイクロコンピュータ等の記憶
装置を設けて水混入のない状態の回転数成分の大きさf
nをしきい値として、ここで得られた信号の回転数成分
の大きさfoをめ記憶し、10 <fであれば水混入の
可能性があると判定し、さらに回転数成分以下の周波数
がホワイトノイズ的であると水混入の可能性が大である
と判定する。
上述したように水弟2の実施例では、回転軸1とスラス
ト軸受4との間で水混入時に、油膜圧力の波形を周波数
分析し、水混入のない油膜圧力の波形を周波数分析した
ものと比較して、回転数成分の周波数が大きくなるとい
うことと、回転数成分以下の周波数成分がホワイトノイ
ズ的になるということを利用して比較判定を行ない、軸
受の水混入の有無を判定するようにしたものである。
ト軸受4との間で水混入時に、油膜圧力の波形を周波数
分析し、水混入のない油膜圧力の波形を周波数分析した
ものと比較して、回転数成分の周波数が大きくなるとい
うことと、回転数成分以下の周波数成分がホワイトノイ
ズ的になるということを利用して比較判定を行ない、軸
受の水混入の有無を判定するようにしたものである。
次に、第7図は本発明の第3の実施例による軸受の水混
入検出装置51を示すブロック図である。
入検出装置51を示すブロック図である。
つまり第7図で6ケのスラスト軸受4中1ケおきに3ケ
のスラスト軸受4に圧力検出器10a。
のスラスト軸受4に圧力検出器10a。
10b、10Cを配置していることは前記各実施例と同
様であり、この圧力検出器10a、10b。
様であり、この圧力検出器10a、10b。
100に振幅分布処理装置100、演算器200、判別
器210、警報器220、およびモニタスコープ110
を付加して構成している。
器210、警報器220、およびモニタスコープ110
を付加して構成している。
図において、圧力検出器10a、10b、10Cで検出
された圧力検出波形は振幅分布処理装置100に入力さ
れる。この振幅分布処理装置100はヒストグラムに処
理するもので、第8図(a )(b ) (c )に示
すように横軸に回転体と軸受との油膜圧力波形の大きさ
をとり、縦軸に圧力検出の発生頻度をとったデータ処理
を行なう。この振幅分布処理装置100で得られた圧力
検出器10a 、10b 、’iocの圧力検出波形の
発生頻度を示す振幅分布を、モニタスコープ110で表
示するとともに演算器2001C入力する。この演算器
200では、振幅分布の振幅の大きさHと分布の対称の
程度を表わす統計値である歪度β1の2つのパラメータ
を演算する。ここで、振幅分布の平均値Xの周わりの1
次積率モーメントMrは次式%式% n−データの個数 ′ そして、このMr値を用いて歪度β1を次のように
定義する。
された圧力検出波形は振幅分布処理装置100に入力さ
れる。この振幅分布処理装置100はヒストグラムに処
理するもので、第8図(a )(b ) (c )に示
すように横軸に回転体と軸受との油膜圧力波形の大きさ
をとり、縦軸に圧力検出の発生頻度をとったデータ処理
を行なう。この振幅分布処理装置100で得られた圧力
検出器10a 、10b 、’iocの圧力検出波形の
発生頻度を示す振幅分布を、モニタスコープ110で表
示するとともに演算器2001C入力する。この演算器
200では、振幅分布の振幅の大きさHと分布の対称の
程度を表わす統計値である歪度β1の2つのパラメータ
を演算する。ここで、振幅分布の平均値Xの周わりの1
次積率モーメントMrは次式%式% n−データの個数 ′ そして、このMr値を用いて歪度β1を次のように
定義する。
β1=M3/M2
(1) β1〉0・・・分布は左傾き
(′2J β1<O・・・分布は右傾き(a 0皿−0
・・・分布は対称 を表わす。ここで、振幅の大きさHは水混入の第1判定
の回転数成分が大きくなるという特性について示″Ij
liで、0里は第2判定の水混入時の波形を判定するも
のである。つまり、演算器200は上記内容を演算処理
するものであり、判別器210でHとβ1の値から水混
入があるか否かを判定して、その結果により警報器22
0を作動させる。
・・・分布は対称 を表わす。ここで、振幅の大きさHは水混入の第1判定
の回転数成分が大きくなるという特性について示″Ij
liで、0里は第2判定の水混入時の波形を判定するも
のである。つまり、演算器200は上記内容を演算処理
するものであり、判別器210でHとβ1の値から水混
入があるか否かを判定して、その結果により警報器22
0を作動させる。
第8図(a)(b)(c)は、代表的な圧力検出波形の
振幅分布を示すものである。同図(a )は水混入が生
じていない状態でその振幅値Hが小さくβ1=0、(b
)は水混入が生じ始めた状態で振幅値Hがやや大きくβ
を出0.(0)は完全に水混入が生じた状態で振幅1m
Hが大きくβ1〈0の場合を夫々示している。第8図
(C)の振幅分布は、第3図(C)に示す水混入時の時
間波形を振幅分布によって表わしたものである。警報器
200は、これらの3つの状態をランプで表示するとと
もに、水混入の発生およびその疑いのあるときはブザー
等の警報により運転員に報知する。
振幅分布を示すものである。同図(a )は水混入が生
じていない状態でその振幅値Hが小さくβ1=0、(b
)は水混入が生じ始めた状態で振幅値Hがやや大きくβ
を出0.(0)は完全に水混入が生じた状態で振幅1m
Hが大きくβ1〈0の場合を夫々示している。第8図
(C)の振幅分布は、第3図(C)に示す水混入時の時
間波形を振幅分布によって表わしたものである。警報器
200は、これらの3つの状態をランプで表示するとと
もに、水混入の発生およびその疑いのあるときはブザー
等の警報により運転員に報知する。
上述したように水弟3の実施例では、スラスト軸受4の
水混入を回転体1,2.と軸受4の油膜圧力を振幅分布
を用いて振幅の大きさHと歪度β1の2段階で判定し、
常時監視によって早期検出を可能ならしめたものである
。
水混入を回転体1,2.と軸受4の油膜圧力を振幅分布
を用いて振幅の大きさHと歪度β1の2段階で判定し、
常時監視によって早期検出を可能ならしめたものである
。
次に、第9図は本発明の第4の実施例によ°る軸受の水
混入検出装置52を示すブロック図であり第5図と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。つまり
、第9図は表示器17を削除すると共に、破線で囲んだ
回転数成分以下の周波数成分の比較判定器20と、回転
計21を新たに付加したものである。
混入検出装置52を示すブロック図であり第5図と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。つまり
、第9図は表示器17を削除すると共に、破線で囲んだ
回転数成分以下の周波数成分の比較判定器20と、回転
計21を新たに付加したものである。
図において、圧力検出器10a、10b、10Cで検出
された圧力検出波形e、fは、レベル判定器14によっ
てそシ実効値がX(1<Xの水混入の可能性ありと判定
されたものについて、周波数分析器15で周波数分析を
行なう。そして本実施例では、上記第2の実施例で説明
したように、水混入が生じると回転数成分以下の周波数
帯域がホワイトノイズ的になるという特徴を利用し、回
転計21により回転周波数を検出して次にその回転周波
数以下の成分のみを比較判定器20において比較する。
された圧力検出波形e、fは、レベル判定器14によっ
てそシ実効値がX(1<Xの水混入の可能性ありと判定
されたものについて、周波数分析器15で周波数分析を
行なう。そして本実施例では、上記第2の実施例で説明
したように、水混入が生じると回転数成分以下の周波数
帯域がホワイトノイズ的になるという特徴を利用し、回
転計21により回転周波数を検出して次にその回転周波
数以下の成分のみを比較判定器20において比較する。
この比較判定器20は、例えばマイクロコンピュータ等
の記憶装置を設けて水混入のない状態の回転数成分以下
の周波数成分の総和すなわちパワーfuを記憶し、今、
得られた信号の回転数成分以下のパワーf×とするとき
fu <Jxであれば水混入の可能性があると判定する
。
の記憶装置を設けて水混入のない状態の回転数成分以下
の周波数成分の総和すなわちパワーfuを記憶し、今、
得られた信号の回転数成分以下のパワーf×とするとき
fu <Jxであれば水混入の可能性があると判定する
。
上述したように水弟4の実施例では、回転軸1とスラス
ト軸受4との間で水混入時に、油膜圧力の波形を周波数
分析し、回転数成分以下の周波数成分に注目して水混入
のない油膜圧力の波形の周波数分析した回転数成分以下
の周波数成分と比較判定を行ない、軸受の水混入の有無
を判定するようにしたものである。
ト軸受4との間で水混入時に、油膜圧力の波形を周波数
分析し、回転数成分以下の周波数成分に注目して水混入
のない油膜圧力の波形の周波数分析した回転数成分以下
の周波数成分と比較判定を行ない、軸受の水混入の有無
を判定するようにしたものである。
次に、本発明の第5の実施例について説明する。
第10図(a )、(b )、(’c >、(d )は
、圧力検出器10a、10b、10cで検出された圧力
信号と回転機械の上部例えば第1図の上カバー12に取
付けられた振動センサ13の振動変位信号を示したもの
で、例えばたて型可変速回転機械において回転数を上昇
していった時の応答を示したものである。
、圧力検出器10a、10b、10cで検出された圧力
信号と回転機械の上部例えば第1図の上カバー12に取
付けられた振動センサ13の振動変位信号を示したもの
で、例えばたて型可変速回転機械において回転数を上昇
していった時の応答を示したものである。
まず同図(a )の圧力信号は、回転数に比例して圧力
が増大している。これは、スラストカラー2とスラスト
軸受4とにm滑油が満たされて、水混入のない正常状態
の検出波形である。また、この圧力信号のAの部分の時
間波形を第3図(a )に示すが、この正常運転状態で
はスラストカラー2とスラスト軸受4との間を相対振動
が小さく従って油膜圧力の変動が小さいので、その実効
値XOの値も小さい。さらに、この波形の周波数分析図
を第6図(a )に示すが、回転数成分でしめられてい
る。この回転数成分は、回転するスラストカラー2とス
ラスト軸受4との傾き、すなわち回転軸と軸受4との相
対振動により発生する。圧力検出器10a、10110
cの圧力検出波形が、第3図(a)および第6図(a
)のような波形の場合は、スラス]・軸受4に水混入が
なく、正常運転であることを確認することができる。
が増大している。これは、スラストカラー2とスラスト
軸受4とにm滑油が満たされて、水混入のない正常状態
の検出波形である。また、この圧力信号のAの部分の時
間波形を第3図(a )に示すが、この正常運転状態で
はスラストカラー2とスラスト軸受4との間を相対振動
が小さく従って油膜圧力の変動が小さいので、その実効
値XOの値も小さい。さらに、この波形の周波数分析図
を第6図(a )に示すが、回転数成分でしめられてい
る。この回転数成分は、回転するスラストカラー2とス
ラスト軸受4との傾き、すなわち回転軸と軸受4との相
対振動により発生する。圧力検出器10a、10110
cの圧力検出波形が、第3図(a)および第6図(a
)のような波形の場合は、スラス]・軸受4に水混入が
なく、正常運転であることを確認することができる。
また第10図(b)の圧力信号は、スラストカラー2と
スラスト軸受4との間に少量の水混入が生じた時の運転
状態における圧力検出器10a。
スラスト軸受4との間に少量の水混入が生じた時の運転
状態における圧力検出器10a。
10b、1oeなどの圧力信号である。この第10図(
b)の圧力信号の応答ではδaくδbとなっている。ま
た、この圧力応答の第9図(b)の8部分の時間波形を
第3図(b)に示すが、この波形では実効値Xの値が大
きくなっている。さらに、この波形を周波数分析したも
のを第6図(b)に示すが、これによると回転数成分が
増大しており、スラスト軸受4に何らかの異常が発生し
そうな事態であることが推測できる。
b)の圧力信号の応答ではδaくδbとなっている。ま
た、この圧力応答の第9図(b)の8部分の時間波形を
第3図(b)に示すが、この波形では実効値Xの値が大
きくなっている。さらに、この波形を周波数分析したも
のを第6図(b)に示すが、これによると回転数成分が
増大しており、スラスト軸受4に何らかの異常が発生し
そうな事態であることが推測できる。
一方第10図(C)の圧力応答は、スラストカラー2と
スラスト軸受4とに水混入が生じた状態の圧力検出器1
0a 、10b 、10cなどの圧力信号応答である。
スラスト軸受4とに水混入が生じた状態の圧力検出器1
0a 、10b 、10cなどの圧力信号応答である。
同図(C)においては、δa〈δCとなってδCが水混
入をしていないδaより大きくなっていることと、Cの
部分でかなりみだれた応答になっている。このCの部分
のRrJI波形を示したものが第3図(C)であり、実
効値Xが大きくなっていることと、低い周期の成分が含
まれている。さらに、この波形を周波数分析したものを
第6図(C)に示す。これにより、回転数成分以下の周
波数成分がホワイトノイズ的に検出されている。この現
象は、スラストカラー2とスラスト軸受4との間に水が
混入したことによってスラスト軸受4の油膜圧力が不安
定な状態となり、第11図に示すようにスラスト軸受4
は上下に振動しやすくなる。また、第10図(C)に示
す第1図の振動センサ13の回転数に対しての振動応答
は、回転機械全体系の振動応答の3次の共振点あたりで
圧力応答がみだれている。この3次の共振点の振動モー
ドを実験的にめたものを第12図に示すが、上下方向に
振動しやすいモードである。つまり、スラスト軸受4に
水が混入したことによってスラスト軸受4は上下に振動
しやすくなり、このような回転機械の全体系のもつ固有
振動モードを有する共振点3次モードで、スラスト軸受
4の油膜圧力に変化が生じて特殊波形となる。
入をしていないδaより大きくなっていることと、Cの
部分でかなりみだれた応答になっている。このCの部分
のRrJI波形を示したものが第3図(C)であり、実
効値Xが大きくなっていることと、低い周期の成分が含
まれている。さらに、この波形を周波数分析したものを
第6図(C)に示す。これにより、回転数成分以下の周
波数成分がホワイトノイズ的に検出されている。この現
象は、スラストカラー2とスラスト軸受4との間に水が
混入したことによってスラスト軸受4の油膜圧力が不安
定な状態となり、第11図に示すようにスラスト軸受4
は上下に振動しやすくなる。また、第10図(C)に示
す第1図の振動センサ13の回転数に対しての振動応答
は、回転機械全体系の振動応答の3次の共振点あたりで
圧力応答がみだれている。この3次の共振点の振動モー
ドを実験的にめたものを第12図に示すが、上下方向に
振動しやすいモードである。つまり、スラスト軸受4に
水が混入したことによってスラスト軸受4は上下に振動
しやすくなり、このような回転機械の全体系のもつ固有
振動モードを有する共振点3次モードで、スラスト軸受
4の油膜圧力に変化が生じて特殊波形となる。
圧力検出器10a 、10b 、10cでこの第3図(
C)の特殊波形を検出したことは、スラスト軸受4の水
混入の異常状態であることを知らせることになる。
C)の特殊波形を検出したことは、スラスト軸受4の水
混入の異常状態であることを知らせることになる。
さらに第10図(d )の圧力応答は、スラストカラー
2とスラスト軸受4とに完全に水混入が生じた状態の圧
力検出器10a 、10b 、10cなどのの圧力信号
応答である。この第10図(d )の応答では、全体的
にみだれた応答になっている。
2とスラスト軸受4とに完全に水混入が生じた状態の圧
力検出器10a 、10b 、10cなどのの圧力信号
応答である。この第10図(d )の応答では、全体的
にみだれた応答になっている。
この第10図(d )のDの部分の時間波形を示したの
が第13図(a>であり、実効値×が大きくなっている
ことと、第3図(C)と同様に低い周期の成分が含まれ
ている。さらに、この波形を周波数分析したものを第1
3図(b)に示す。これにより、回転数成分以下の周波
数成分がホワイトノイズ的に検出されている。この現象
は、スラストカラー2とスラスト軸受4との間に水がか
なり混入し、回転数に関係なく油膜圧力が不安定な状態
となっている。圧力検出器10a、1011゜10cで
この第13図(a ’)の特殊波形を検出したことは、
スラスト軸受4の水混入の異常状態であることを知らせ
ることになる。
が第13図(a>であり、実効値×が大きくなっている
ことと、第3図(C)と同様に低い周期の成分が含まれ
ている。さらに、この波形を周波数分析したものを第1
3図(b)に示す。これにより、回転数成分以下の周波
数成分がホワイトノイズ的に検出されている。この現象
は、スラストカラー2とスラスト軸受4との間に水がか
なり混入し、回転数に関係なく油膜圧力が不安定な状態
となっている。圧力検出器10a、1011゜10cで
この第13図(a ’)の特殊波形を検出したことは、
スラスト軸受4の水混入の異常状態であることを知らせ
ることになる。
したがって、スラストカラー2の運転中に圧力検出器1
0a 、10b 、10cのの検出波形である第3図、
第6−図、第13図の出力で圧力信号波形を表示すれば
、スラスト軸受4の1當運転、異常運転、水混入の初期
状態および水混入の異常状態を判定することができ、ス
ラスト軸受4の水混入を早期に検出することが可能であ
る。すなわち、第10図に示す八′、D′、D′の部分
を定速回転機械の回転数とすると、第14図(a )
(b )(C)に示すように第10図<a >のA−に
あたる部分の時間波形と周波数分析したものを第14図
(a )に示し、第10図(C)のC−にあたる部分の
時間波形と周波数分析したものを第14図(C)に示す
。これにより、定速回転機械の第10図(C)に示すδ
Cは回転数成分のみが大きくなったもので、可変速回転
機械においては前述したように、第13図に示す如く回
転数成分の実効値が大きくなり、回転数成分以下の周波
数がホワイトノイズ的である。よって、たて型可変速回
転機械においては、回転機械全体系の上下方向に振動す
る共振回転数付近で、より速い段階にて特徴的な波形が
検出されることになる。
0a 、10b 、10cのの検出波形である第3図、
第6−図、第13図の出力で圧力信号波形を表示すれば
、スラスト軸受4の1當運転、異常運転、水混入の初期
状態および水混入の異常状態を判定することができ、ス
ラスト軸受4の水混入を早期に検出することが可能であ
る。すなわち、第10図に示す八′、D′、D′の部分
を定速回転機械の回転数とすると、第14図(a )
(b )(C)に示すように第10図<a >のA−に
あたる部分の時間波形と周波数分析したものを第14図
(a )に示し、第10図(C)のC−にあたる部分の
時間波形と周波数分析したものを第14図(C)に示す
。これにより、定速回転機械の第10図(C)に示すδ
Cは回転数成分のみが大きくなったもので、可変速回転
機械においては前述したように、第13図に示す如く回
転数成分の実効値が大きくなり、回転数成分以下の周波
数がホワイトノイズ的である。よって、たて型可変速回
転機械においては、回転機械全体系の上下方向に振動す
る共振回転数付近で、より速い段階にて特徴的な波形が
検出されることになる。
第15図は、対象が上述したたて型可変速回転機械にお
いる軸受の水混入検出装置を示すブロック図であり、第
9図と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。つまり、第15図は共振回転数付近装@16と、振
動センサ13を付加したものである。
いる軸受の水混入検出装置を示すブロック図であり、第
9図と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。つまり、第15図は共振回転数付近装@16と、振
動センサ13を付加したものである。
図において、圧力検出器10a 、10b 、10Cで
検出された圧力検出波形e、fはレベル判定器14によ
ってその実効値がXQ<Xの水混入の可能性ありど判定
されたものについて、分析器22によって分析し比較判
定器18により比較判定する。この分析器22は、本発
明の特許請求の範囲第3項、第4項を実施する。上記第
2、第3の実施例と同様の内容を実施する。その結果、
回転数成分が増大していることと、回転数成分以下の周
波数成分がホワイトノイズ的であると、スラスト軸受4
に水混入が生じていると判定して判定表示器19のラン
プにB(bad)を表示する。
検出された圧力検出波形e、fはレベル判定器14によ
ってその実効値がXQ<Xの水混入の可能性ありど判定
されたものについて、分析器22によって分析し比較判
定器18により比較判定する。この分析器22は、本発
明の特許請求の範囲第3項、第4項を実施する。上記第
2、第3の実施例と同様の内容を実施する。その結果、
回転数成分が増大していることと、回転数成分以下の周
波数成分がホワイトノイズ的であると、スラスト軸受4
に水混入が生じていると判定して判定表示器19のラン
プにB(bad)を表示する。
また、第10図(C)で述べたが、可変速回転機械にに
ついて上下に振動しやすい回転機械全体系の共振回転数
付近で、まずは回転数成分以下の周波数がホワイトノイ
ズ的になることを利用し、第15図のレベル判定器14
により実効値XQ<Xで水混入の可能性がありと判定さ
れると、第1図に示す振動センサ13により得られた振
動応答と事前に調べた上下に振動しやすい回転機械全体
系の共振回転数を記憶させた共振回転数記憶装置16に
より、上下に振動しやすい共振回転数付近で分析器22
で分析するように指示をする。これにより、可変速回転
機械は定速回転機械よりも早期に水混入を検出すること
ができる。
ついて上下に振動しやすい回転機械全体系の共振回転数
付近で、まずは回転数成分以下の周波数がホワイトノイ
ズ的になることを利用し、第15図のレベル判定器14
により実効値XQ<Xで水混入の可能性がありと判定さ
れると、第1図に示す振動センサ13により得られた振
動応答と事前に調べた上下に振動しやすい回転機械全体
系の共振回転数を記憶させた共振回転数記憶装置16に
より、上下に振動しやすい共振回転数付近で分析器22
で分析するように指示をする。これにより、可変速回転
機械は定速回転機械よりも早期に水混入を検出すること
ができる。
上述したように水弟5の実施例では、スラストカラー2
とスラスト軸受4との間で水混入時の油膜圧力を表す圧
力検出波形が、たて型可変速回転機械において回転機械
全体系の上下方向に振動づる共振回転数あたりで、水混
入のない正常な検出波形と比較すると特殊な波形を示す
ことを利用し、前記第1.第2.第3.第4の実施例で
述べた方法で行ない、スラスト軸受4の水混入の有無を
判定するようにしたものである。尚、上記の各実施例で
は圧力検出器10を3ケに取付けたが、必ずしも3ケに
限る必要はなく、3ケを越える個数でも、1ケだ()で
も水混入の検出は可能であることは言うまでもない。さ
らに圧力検出器1oはひずみゲージを応用した圧力検出
器を使用しているが、圧力を電気信号として変換できる
ものであればよい。
とスラスト軸受4との間で水混入時の油膜圧力を表す圧
力検出波形が、たて型可変速回転機械において回転機械
全体系の上下方向に振動づる共振回転数あたりで、水混
入のない正常な検出波形と比較すると特殊な波形を示す
ことを利用し、前記第1.第2.第3.第4の実施例で
述べた方法で行ない、スラスト軸受4の水混入の有無を
判定するようにしたものである。尚、上記の各実施例で
は圧力検出器10を3ケに取付けたが、必ずしも3ケに
限る必要はなく、3ケを越える個数でも、1ケだ()で
も水混入の検出は可能であることは言うまでもない。さ
らに圧力検出器1oはひずみゲージを応用した圧力検出
器を使用しているが、圧力を電気信号として変換できる
ものであればよい。
また上記の各実施例ではスラスト軸受における水混入検
出について述べたが、ガイド軸受等の場合には水と油の
比重の関係から水は下よりたまるので、第1図の構成の
場合はまずはスラスト軸受に水混入の反応がでるため、
スラスト軸受について検出すれば水混入検出は可能であ
る。
出について述べたが、ガイド軸受等の場合には水と油の
比重の関係から水は下よりたまるので、第1図の構成の
場合はまずはスラスト軸受に水混入の反応がでるため、
スラスト軸受について検出すれば水混入検出は可能であ
る。
[発明の効果コ
以上説明したように本発明によれば、回転体とスラスト
軸受との軸受油膜圧力を検出し、その軸受の水混入の圧
力検出波形の特殊性を利用して水混入の有無を判定する
ようにしたので従来より定量的管理が極めて困難な軸受
の水混入検出を定量的に行ない、回転機械の信頼性の向
上および保守の自動化を図ることが可能なスラスト軸受
の水混入検出装置が提供できる。
軸受との軸受油膜圧力を検出し、その軸受の水混入の圧
力検出波形の特殊性を利用して水混入の有無を判定する
ようにしたので従来より定量的管理が極めて困難な軸受
の水混入検出を定量的に行ない、回転機械の信頼性の向
上および保守の自動化を図ることが可能なスラスト軸受
の水混入検出装置が提供できる。
第1図は本発明の軸受の水混入検出装置を適用する軸受
装置を示す断面図、第2図は第1図の■−II線断面図
、第3図(a )〜(C)は本発明の軸受の水混入検出
を説明するための圧力検出波形を示す図、第4図は本発
明の第1の実施例を示すブロック図、第5図は本発明の
第2の実施例を示すブロック図、第6図(a)〜(C)
は第5図による周波数分析結果を示す図、第7図は本発
明の第3の実施例を示すブロック図、第8図(a)〜(
0)は第7図における振幅分布処理結果を示す図、第9
図は本発明の第4の実施例を示づブロック図、第10図
(a)〜(d)、第11図、第12図、第13図(a)
(b)、第14図(a)〜<0 )は本発明の第5の実
施例を説明するための図、第15図は本発明の第5の実
施例を示すブロック図である。 1・・・回転軸、2・・・スラストカラー、3・・・ガ
イド軸受、4・・・スラスト軸受、5・・・軸受油槽、
6・・・軸受ハウジング、7・・・潤滑油、8・・・油
冷管、10゜10a 、10b 、10c ・・・圧力
検出器、11−・・検出器取付用治具、12・・・上カ
バー、13・・・振動センサ、14・・・レベル判定器
、15・・・周波数分析器、16・・・共振回転数記憶
装置、17・・・表示器、18・・・比較判定器、19
・・パ判定表示器、40.50゜51.52.53・・
・スラスト軸受の水混入検出装置、100・・・振幅分
布処理装置、200・・・演算器、210・・・判別器
、220・・・警報器、110・・・振幅分布表示モニ
ター、20・・・回転数周波数以下の成分の比較判定、
21・・・回転計、22・・・分析器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 3 第3図 實句禮 □ 時間 第4図 昶 第9図 5フ 第10図 □層茸 第11図 第12図 第13図 □時間 一戸欲 □時間 □周浪軟。
装置を示す断面図、第2図は第1図の■−II線断面図
、第3図(a )〜(C)は本発明の軸受の水混入検出
を説明するための圧力検出波形を示す図、第4図は本発
明の第1の実施例を示すブロック図、第5図は本発明の
第2の実施例を示すブロック図、第6図(a)〜(C)
は第5図による周波数分析結果を示す図、第7図は本発
明の第3の実施例を示すブロック図、第8図(a)〜(
0)は第7図における振幅分布処理結果を示す図、第9
図は本発明の第4の実施例を示づブロック図、第10図
(a)〜(d)、第11図、第12図、第13図(a)
(b)、第14図(a)〜<0 )は本発明の第5の実
施例を説明するための図、第15図は本発明の第5の実
施例を示すブロック図である。 1・・・回転軸、2・・・スラストカラー、3・・・ガ
イド軸受、4・・・スラスト軸受、5・・・軸受油槽、
6・・・軸受ハウジング、7・・・潤滑油、8・・・油
冷管、10゜10a 、10b 、10c ・・・圧力
検出器、11−・・検出器取付用治具、12・・・上カ
バー、13・・・振動センサ、14・・・レベル判定器
、15・・・周波数分析器、16・・・共振回転数記憶
装置、17・・・表示器、18・・・比較判定器、19
・・パ判定表示器、40.50゜51.52.53・・
・スラスト軸受の水混入検出装置、100・・・振幅分
布処理装置、200・・・演算器、210・・・判別器
、220・・・警報器、110・・・振幅分布表示モニ
ター、20・・・回転数周波数以下の成分の比較判定、
21・・・回転計、22・・・分析器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 3 第3図 實句禮 □ 時間 第4図 昶 第9図 5フ 第10図 □層茸 第11図 第12図 第13図 □時間 一戸欲 □時間 □周浪軟。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1) 回転機械の回転軸およびこの回転軸に直結され
たスラストカラーからなる回転体の外側面をガイド軸受
で支承すると共にその下面をスラスト軸受で推力を受け
る構成とし、且つ前記ガイド軸受およびスラスト軸受を
潤滑油が充填された油槽内に収納して成る軸受装置にお
いて、前記回転体とスラスト軸受との間の軸受油膜圧力
を検出しこれを電気信号どして取出す圧力検出手段と、
この圧力検出手段により検出された圧力検出波形を処理
してこれを水混入のない正常な圧力検出波形と比較して
軸受の水混入の有無を判別する比較判定手段とを具備し
て成ることを特徴とづるスラスト軸受の水混入検出装置
。 (2、特許請求の範囲第(1)項の記載において、比較
判定手段どしては検出された波形の実効値が水混入のな
い正常な検出波形の実効値よりも大きくなることで比較
判定を行なうようにしたことを特徴とするスラスト軸受
の水混入検出装置。 (3)特許請求の範囲第(1)項の記載において、比較
判定手段としては実効値が水混入のない正常な検出波形
の実効値よりも大きい場合に、この検出された波形を周
波数分析して比較判定を行なうようにしたことを特徴と
するスラスト軸受の水混入検出装置。 (4)特許請求の範囲第(1)項の記載において、比較
判定手段としては検出された波形を振幅分布処理して得
られた波形の振幅分布の振幅の大きさと歪度との2つの
パラメータから水混入のない正常な検出波形の振幅分布
処理したものと比較して軸受判定を行なうようにしたこ
とを特徴とするスラスト軸受の水混入検出装置。 (5)特許請求の範囲第(a項の記載において、周波数
′分析して比較判定するものとしては回転数成分以下の
周波数帯域の圧力検出波形を対象として水混入のない正
常な検出波形の回転数成分以下の周波数帯域の圧力検出
波形と比較判定を行なうようにしたことを特徴とするス
ラスト軸受の水混入検出装置。 (6)特許請求の範囲第(2項ないし第(5)項のいず
れか1項の記載において、回転機械をたて型可変速回転
機械とし、且つ、比較判定手段どしては回転機械全体系
の上下方向に振動する共振回転数付近で水混入のない正
常な検出波形と比較記載の方法で行ない判定を行なうよ
うにしたことを特徴とするスラスト軸受の水混入検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59032838A JPS60179518A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | スラスト軸受の水混入検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59032838A JPS60179518A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | スラスト軸受の水混入検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60179518A true JPS60179518A (ja) | 1985-09-13 |
JPH0158770B2 JPH0158770B2 (ja) | 1989-12-13 |
Family
ID=12369960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59032838A Granted JPS60179518A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | スラスト軸受の水混入検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60179518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109406145A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-03-01 | 大连三环复合材料技术开发股份有限公司 | 一种变量润滑智能推力轴承系统 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58615A (ja) * | 1981-06-24 | 1983-01-05 | Hitachi Ltd | 軸受の監視方法 |
-
1984
- 1984-02-23 JP JP59032838A patent/JPS60179518A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58615A (ja) * | 1981-06-24 | 1983-01-05 | Hitachi Ltd | 軸受の監視方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109406145A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-03-01 | 大连三环复合材料技术开发股份有限公司 | 一种变量润滑智能推力轴承系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0158770B2 (ja) | 1989-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |