JPS60179057A - 腹腔鏡用受精卵移植三重針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 しくは腹腔鏡のチャンネルを通じて腹腔に誘導し、更に
子宮内に刺入し、目的の位置に受精卵を移植することの
できる三重針に関するものである。

受精卵を受卵家畜へ注入する方法は観血法（切開法）と
非観血法（子宮頚管法）に大別される。

前者は後者に比較して受胎率が約７０〜８０％と高いが
繰り返し施術できないこと、時間や経費が多くかかるな
どの欠点がある。

後者はこれらの欠点をカハーできるが受胎率が３０〜５
０％と低いという欠点がある。

現用のもので特公昭４４−２２４６３号公報記載のもの
は膣内に挿入された器具の針先か果たして子宮内まで刺
通されたかどうかを確知するため同器具に別途用意した
設備から炭酸ガスを送り、これを子宮内に圧入すること
により子宮をふくらまゼ、これを直腸に挿入した手先で
直腸内壁より感知し、これにより針先の正規な位置を判
断して同器具に採取しである受精卵の注入操作を行うよ
うにしたもので操作が煩雑で熟練を必要とする難点があ
る。

又、以上のような方法を改良したものとして特公昭５　
４−２　２　９　０　４号公報のものがある。

この方法によれば術者一人でも手許側を適時監視するだ
けで子宮内への刺入を確認し、全操作を手軽に持ち運べ
る器具だけで行いうるちのであるが、本器は未だ市販で
きる段階ではなく、本器を用いた成功率は耳にしたこと
がない。

本発明は以」−の点に観みて考案されたもので無菌的且
つ正確に受精卵を移植することのできる受精卵移植器を
うろことを目的として次のような構成を採用した。

すなわち、腹腔鏡のチャンネルを通して押入できる内外
側チューブと内側チューブ内に挿通されるｔＬ人針とか
らなり、注入針の先端は内側チューブから突出し、内側
チューブには炭酸ガス注入孔が形成され、外側チューブ
の鋭利先端は内側チューブ先端を被覆できる如く前後進
できるように構成された腹腔鏡用受精卵移植三重針であ
る。

本発明によれば腹腔鏡のチャンネルを通して腹腔に誘導
し、更に子宮内に刺入し、目的の位置に受精卵を移植す
ることができるもので子宮を光学視管で観察しながら移
植部位が決定できる。

又、手術法や子宮頚管法に比べて終始無菌的に操作でき
、子宮中を汚染する心配がない。

不受胎は子宮中の細菌汚染が原因になる場合が多いが本
発明のものはかかるｌち染はない。

更に又、子宮頚管法と同じく何回でも移植できるという
特徴がある。

以下図面に示す実施例について説明する。

（１）は手許管でこれにはこれと直交する方向に炭酸ガ
ス供給管（２）があり、手許管（１）の延長方向には注
入針挿入管（３）がある。

手許管（１）の注入針挿入管（３）と反対な延長方向に
は固定管（４）があって、手許管（１）と固定管（４）
を貫く、挿通孔（５）には注入針（６）が挿入される。

挿通孔（５）には前記した炭酸ガス供給管（２）の内孔
（７）が連通しており、２等挿通孔（５）、内孔（７）
を開閉するコック（８）　（９）がある。

固定管（４）の先端には鍔（１０）があり、固定管（４
）に嵌装した外套管（１１）との間にスプリング（１６
）が介装され、外套管（１１）を固定管（４）の突起（
１２）に係止してスプリング（１６）を圧縮することの
できる鍵型のロック孔（１３）が外套管（ＩＩ）に設け
られている。

外套管（１１）には内側チューブ（Ｉ５）が一体形成さ
れ、外側チューブ（１４）の径大部（１４ａ　）が外套
管（１１）のねじ部（ｌｌａ　）に螺合される。

又、前記固定管（４）の先端に一体形成された内側チュ
ーブ（１５）は前記挿通孔（５）と連通している。

そして外套管（１１）のロック孔（１３）が固定管（４
）の突起（１２）と係合している時にはスプリング（１
６）は圧縮されている。

かかる状態の時は外側チューブ（１４）の鋭利先端（１
４ｂ　）が内側チューブ（１５）の先端を被覆している
。係合を外すと、スプリング（１６）で外套管（１１）
が第５図の如く図上で右動する。

このような状態では内側チューブ（１５）の先端がカバ
ーされなくなる。したがって内側チューブ（Ｉ５）先端
に設けられた炭酸ガス注入孔（１５ａ　）が開口する。

前記した注入針（６）は挿通孔（５）、内側チューブ（
１５）を経て内側チューブ（１５）の先端から突出する
。

なお、（１７）は腹腔鏡である。

そして（１８）は腹腔鏡（１，７）の光学視管であり、
（１９）は接眼部、（２０）は把持鉗子である。

さて以上のような器具を操作するには先ず図示しないト
ラカールの針先端を利用して臓器内に挿通し、中針をト
ラカール本体から取り外した後で腹腔鏡の光学視管（１
８）をトラカール本体内に押入する。

そこで光学視管（１８）で子宮先端部分の確認を行う。

次いで卵巣の基体の観察を行う。次に実体顕微鏡下で注
入針（６）に受精卵を入れて保持する。

そして光学視管（１８）のチャンネル内にコック（２３
）を開いて把持鉗子挿入管（２０）から把持鉗子（２１
）を押入し、第１０図の如くその鉗子で子宮をつかみし
っかりと保定する。

更に腹腔鏡におけるコック（２２）を開き光学視管（１
８）のチャンネル内に三重針の内外両チューブを同時に
押入する。

このとき三市針の外套管（１１）は第４図の如く固定管
（４）の突起（１２）にロック孔（１３）が係合してス
プリング（１６）を圧縮した状態にあり、外側チューブ
（１４）で内側チューブ（１５）をカバーしている。

そこで外側チューブ（１４）の鋭利先端（１４ｂ　）で
子宮漿膜を刺通し、次に外套管（１１）のロックを外す
と、第５図の如くスプリング（１６）で外側チューブ（
１４）は後退し、内側チューブ（１５）の先端があられ
れる。

かかる状態で内側チューブで油層、粘膜を経て子宮腔に
達する。子宮腔に達した後でコック（９）を開きガス供
給管（２）から挿通孔（５）を経て内側チューブ（１５
）のガス注入孔（１５ａ　）より子宮内に炭酸ガスを注
入して子宮に空間をつくる。

次に予め受精卵の入った注入針（６）を内側チューブ（
Ｉ４）内に押入してその先端から子宮腔をのぞみ、受精
卵を移植するのである。

注入針（６）を内側チューブ（１４）に入れる前はコッ
ク（８）で入口を閉めて細菌で７ち染されないようにし
ておく。

本発明三重針は以上のようにして受精卵移植に用いられ
るものであるがこの他、子宮疾病治療にも用いられるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明三重針の全体図 第２図は注入針の全体図 第３図は本発明三重針の分解図 第４．５図は本発明三重針の動作説明図第６図は本発明
三重針の部分斜面図 第７図（イ）（ロ）は異なる方向からみた外套管の斜面
図 第８図（イ）（ロ）はコックの動作説明図第９図は本発
明三重針の使用状態図 第１０図は子宮における本発明三重針の使用状態図 （１）・・・・・手許管 （２）・・・・・炭酸ガス供給管 （Ｉ３）・・・・・注入側挿入管 （６）・・・・・注入針

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 腹腔鏡のチャンネルを通して押入できる内外側チューブ
   と内側チューブ内に挿通される注入針とからなり、注入
   針の先端は内側チューブから突出し、内側チューブには
   炭酸ガス注入孔が形成され、外側チューブの鋭利先端は
   内側チューブ先端を被覆できる如く前後進できるように
   構成された腹腔鏡用受精卵移植三重針。