JPS6017877Y2 - 電気機器巻線 - Google Patents

電気機器巻線

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JPS6017877Y2
JPS6017877Y2 JP12185780U JP12185780U JPS6017877Y2 JP S6017877 Y2 JPS6017877 Y2 JP S6017877Y2 JP 12185780 U JP12185780 U JP 12185780U JP 12185780 U JP12185780 U JP 12185780U JP S6017877 Y2 JPS6017877 Y2 JP S6017877Y2
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JP
Japan
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winding
cooling
horizontal
electrical equipment
cooling passages
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JP12185780U
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JPS5747010U (ja
Inventor
義行 畔蒜
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気機器巻線に係り、特に変圧器やりアクドル
など円板巻線を備えた電気機器巻線に関する。
従来の電気機器、例えば、円板巻線を備えた変圧器にお
いてはその巻線は第1図に示すように円内側絶縁筒1と
外側絶縁筒2との間に素線導体を巻回して成る複数段の
円板巻線3が軸方向に積み重ねられて構成されている。
その円板巻線3の各間には複数個の水平間隔片4が放射
状に等間隔で配置され、円板巻線3の半径方向に水平冷
却路5が形成され、更に内側絶縁筒1および2と前記円
板巻線3との各間には、垂直間隔片6および7が水平間
隔片4に対応する円板巻線3の内外周上に配置されて内
側垂直冷却路8および外側垂直冷却路9がそれぞれ形成
されている。
この巻線には第2図に示すように、数段の前記円板巻線
3で一つの冷却区域が形成されるように、内側閉塞栓1
0および外側閉塞栓11が、前記円板巻線3の数段毎に
その全周に沿って設けられ、内側絶縁筒1と円板巻線3
および外側絶縁筒2と円板巻線3との間に前記各垂直冷
却路8および9を完全に交互に閉塞するように取付けら
れている。
従って、冷却流体、例えば絶縁油は前記冷却区域毎に絶
縁油の流入口および流出口が反転腰ジグザグ状となって
各円板巻線3の間を流通し巻線の冷却を行っている。
しかしながら、上記構造の変圧器巻線においては、内側
閉塞栓10と外側閉塞栓11とによって形成された、あ
る冷却区域内の各水平冷却路5に分流する絶縁油の流れ
は均一とならず、一般に絶縁油流入口付近にある下部の
水平冷却路5内の油流速度が絶縁油流出口付近にある水
平冷却路5内の油流速度に比較して非常に小さくなる。
即ち、この冷却区域内の各水平冷却路5における油流速
度分布12は、破線矢印で示されるような状態となる。
従って、油流出口付近に配置される円板巻線3に比べ、
油流入口付近に配置される円板巻線3の冷却が充分にな
されない問題がある。
このため、折角、内側および外側閉塞栓10゜11を取
付けて巻線に絶縁油をジグザグ状に通すようにしても期
待したような各円板巻線3の一様な冷却効果は得られず
、巻線温度上昇の均一化を行うことができず、各冷却区
域内において部分的に過大な温度上昇が起こり、巻線絶
縁物を劣化させ変圧器の寿命を短縮してしまう問題が生
ずる。
このような問題の対策として円板巻線3を形成している
素線導体の断面積を大きくして電流密度を下げることや
、絶縁油の水平冷却路5内の最小流速を基準とした巻線
冷却設計を行うようにしているが、いずれの場合も変圧
器を大形にさせてしまう欠点がある。
また、各水平冷却路5内の油流速度の均一化をはかるた
めに、絶縁物で製作した流動抵抗体を、水平冷却路5や
垂直冷却路8,9に取付け、各冷却路の断面積を変化さ
せ、絶縁油の流動抵抗を調節して油流の一様分布を得る
方策も考えられる。
しかしながら、このような方策は変圧器巻線の冷却路形
状を複雑にするばかりでなく流動抵抗体の製作およびそ
の取付に相当の手間がかかり変圧器の価格上昇につなが
る欠点がある。
本考案は上記従来技術の欠点を取除き各冷却区域内にお
いて各水平冷却路の油流速度の均一化を計り、効果的に
かつ一様に冷却することのできる電気機器巻線を得るこ
とを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例を第3図に基づいて説明する。
図中、第1図と同一符号は同−又は相当部分を示す。
円板巻線を備えた変圧器巻線において、内側絶縁筒1と
外側絶縁筒2との間に素線導体を巻回して戊る複数段の
円板巻線3が軸方向に積み重ねられて構成されている。
その円板巻線3の各間には複数個の水平間隔片が放射状
に等間隔で配置され、円板巻線3の半径方向に水平冷却
路5を形成し、更に内外絶縁筒1および2と前記円板巻
線3との各間には各垂直間隔片が水平間隔片に対応する
円板巻線3の内外周上に配置され、内側垂直冷却路8お
よび外側垂直冷却路9をそれぞれ形成する。
このようにして構成する内側垂直冷却路8および外側垂
直冷却路9に円板巻線3の数段毎に円板巻線3の全周に
沿って内側閉塞栓13および外側閉塞栓15をそぞれ交
互に取付ける。
その際、内側閉塞栓13の幅を内側垂直冷却路8の幅よ
り幾分小さくして、内側絶縁筒1と内側閉塞栓13との
間に少流量の絶縁油が流動できるよに内側隙間14を設
ける。
また、外側閉塞栓15と外側絶縁筒2との間にも、前記
内側絶縁筒1と内側閉塞栓13との関係と同様にして外
側隙間16を設ける。
このようにして構成される各冷却路を有する変圧器巻線
に絶縁油を流通すると、内側閉塞栓13および外側閉塞
栓15とによって形成される一つの冷却区域内の各水平
冷却路5における油流速度分布17は破線矢印で示すよ
うになる。
これは冷却区域内に流入する絶縁油が、例えば内側隙間
14から、従来の内側閉塞栓に近い油のほとんどよどん
でいた垂直冷却路8の部分に噴出流を与えることにより
、非常に油流速度の小さかった絶縁油流入口に近い水平
冷却路5内に前記噴出流のエジェクター作用により、強
制的に油流を発生させることができるためである。
これにより、従来の巻線構造において油流速度の極小さ
かった水平冷却路の油流速度を上昇することができ、冷
却区域内の各水平冷却路の油流速度が非常に良く均一化
される。
また、外側隙間16からの噴出流は、上記内側隙間の説
明と同様の作用により、次の冷却区域内の各水平冷却路
の油流速度を均一化する。
本実施例のような内側隙間14や外側隙間16の冷却区
域内の各水平冷却路の油流速度の均一化に果たす影響に
ついて、隙間の大きさを系統的に変化して行ったモデル
実験によれば、垂直冷却路幅の10乃至20%の隙間幅
を有する場合に各水平冷却路の油流速度が良く均一化し
、同時に分流々量が多くなることが確認されている。
この結果、従来の変圧器巻線のような油流の不均一を取
除くことができるため、全ての円板巻線は均一な冷却効
果を得ることができ、巻線の温度上昇が部分的に過大に
なるというような不都合をなくすことができる。
また、従来の変圧器巻線のように冷却区域内の最低油流
速度を基準として冷却設計ではなく、これよりも大きな
平均化された油流速度を基準として冷却設計を行うこと
ができ、冷却効果の優れた変圧器を得ることができる。
これにより素線導体の断面積を小さくして電流密度を上
げることが可能となり、変圧器の小形、軽量化をはかる
ことができる。
また本実施例では製作や取付に手間のかかる流動抵抗体
を新たに追加取付するという必要はなく、従来の変圧器
巻線と同様にして製作することができる。
以上説明したように本考案によれば、各冷却区域内にお
いて各水平冷却路の油流速度の均一化が計れ、巻線の冷
却効果の良好な電気機器巻線が得られ、この結果電気機
器本体の小型、軽量化をはかることができ、換言すれば
、将来に大容量化する電気機器の設計、製作に征処して
ゆくことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の電気機器巻線の断面図、第2図は従来の
電気機器巻線の冷却路形状と油流状態を示す第1図のI
−I矢視図、第3図は本考案による電気機器巻線の一実
施例を示す断面図である。 1・・・・・・内側絶縁筒、2・・・・・・外側絶縁筒
、3・・・・・・円板巻線、4・・・・・・水平間隔片
、5・・・・・・水平冷却路、6,7・・・・・・垂直
間隔片、8・・・・・・内側垂直冷却路、9・・・・・
・外側垂直冷却路、10・・・・・・内側閉塞栓、11
・・・・・・外側閉塞栓、12,17・・・・・・油流
速度分布、13・・・・・・内側閉塞栓、14・・・・
・・内側隙間、15・・・・・・外側閉塞栓、16・・
・・・・外側隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側および外側絶縁筒間に円板巻線を複数段配置すると
    とにこの円板巻線の各間に複数個の水平間隔片を介在さ
    せて複数の水平冷却路を放射状に形成し、前記内、外側
    絶縁筒と円板巻線との間に複数個の垂直間隔片を介在さ
    せ前記水平冷却路を連通して複数の内、外側垂直冷却路
    を形成し、前記複数の水平冷却路で1つの冷却区域を構
    成するように内、外側垂直冷却路に円板巻線の全周に沿
    って内側、外側交互に閉塞栓を設けて、絶縁流体をジグ
    ザグ状に流動させる電気機器巻線において、前記内、外
    側絶縁筒と閉塞栓との間に前記内、外側垂直冷却路幅の
    10乃至20%の隙間を設けたことを特徴とする電気機
    器巻線。
JP12185780U 1980-08-29 1980-08-29 電気機器巻線 Expired JPS6017877Y2 (ja)

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JP12185780U JPS6017877Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29 電気機器巻線

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Publication Number Publication Date
JPS5747010U JPS5747010U (ja) 1982-03-16
JPS6017877Y2 true JPS6017877Y2 (ja) 1985-05-31

Family

ID=29482500

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