JPS6017591B2 - アルマイト皮膜処理板の塗装方法 - Google Patents

アルマイト皮膜処理板の塗装方法

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JPS6017591B2
JPS6017591B2 JP6064378A JP6064378A JPS6017591B2 JP S6017591 B2 JPS6017591 B2 JP S6017591B2 JP 6064378 A JP6064378 A JP 6064378A JP 6064378 A JP6064378 A JP 6064378A JP S6017591 B2 JPS6017591 B2 JP S6017591B2
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JP
Japan
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aqueous treatment
paint
alumite film
acid
weight
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Expired
Application number
JP6064378A
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English (en)
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嘉也 秋山
平二郎 我妻
敏郎 柏崎
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルマイト皮膜処理板の塗装方法に関するも
のである。
建物のサッシ、カーテンウオールなどに用いられるアル
マイト皮膜処理板、とくに陽極酸化処理後に金属塩を含
む裕中で電解して着色するいわゆる電解着色法により得
られたものは、塗料の付着がよくないために塗装しない
か、または付着がよくないことを承知していながら塗装
するのが通常である。
そのようなサッシ、カーテンウオールなどを用いた建物
が、とくに都市地域、海岸地域、工業地域などのような
環境条件のきびしいところにあるときは、サッシ、カー
テンウオールなどに斑点状の腐食が発生するため、関連
業界の大きな問題となつていた。
本発明者らは、この問題を解決すべく種々研究の結果、
電解着色法により得られたアルマイト皮膜処理板の表面
に金属塩(酢酸ニッケル、)界面活性剤(リグノスルホ
ン酸ソーダ)などが徴基に存在していることが化学分析
などの結果わかり、それらが塗膜の付着を阻害している
ことをつきとめた。
そこで、それらの金属塩、界面活性剤を酸などを用いて
除去した後に塗料を塗装するならば、塗膜の付着がよく
なることを見出し、さらに研究の結果、本発明を完成し
たものである。
すなわち、本発明は、アルマイト皮膜処理板を酸0.3
〜10重量%、界面活性剤0.05〜1の重量%、多価
アルコール0〜1の重量%を含む水性処理液で前処理し
た後、合成樹脂塗料を塗装することを特0数とするアル
マイト皮膜処理板の塗装方法に関するものである。
本発明で用いられている水性処理液は、酸0.3〜1の
重量%、界面活性剤0.05〜10重量%、多価アルコ
ール0〜1の重量%を含む水溶液である。
タ 水性処理液をつくる場合の酸、界面活性剤、多価ア
ルコールおよび水の混合はいかなる順序で行ってもよい
。水性処理液における酸としては、水可溶性の有機酸ま
たは無機酸があげられる。
水可溶性の有機り酸としては、たとえばリンゴ酸、ギ酸
、マロン酸、シュウ酸、酢酸、酪酸、アクリル酸、クエ
ン酸、グリコール酸、サリチル酸、酒石酸、マレィン酸
、プロピオン酸などがあげられる、水可溶性の無機酸と
しては、たとえばリン酸、硫酸などが夕あげられる。こ
れらの水可溶性の有機酸または無機酸は、金属塩を溶解
したり、エッチングしたりして塗膜の付着を良好にする
ために用いられるが、水性処理液中、0.3〜10重量
%になるように配合するものであり0.3重量%未満で
ある場合は、エッチング効果を得るのがむずかしく、1
の重量%を超える場合は、アルマイト皮膜処理板の酸化
皮膜が侵されやすい。水性処理液における界面活性剤と
しては、上記酸との相溶性よりみて非イオン系、両性系
のものに限られるが、非イオン系界面活性剤としては、
たとえばポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシヱチレンア
ルキルフエニルエーテル、ポリエチレングリコールモノ
ラウレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノ/ぐルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソル
ビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモ/
ステアレートなどがあげられ、両性系界面活性剤として
は、たとえばジメチルアルキルベタイン、アルキルグリ
シンなどがあげられる。
これらの非イオン系または両性系の界面活性剤は、アル
マイト皮膜処理板に付着していた界面活性剤および金属
塩を相溶、除去するほか、じんあい、ばい煙などをも除
去して塗腰の付着を良好にするためは用いられるが、水
性処理液中、0.05〜10重量%なるように配合する
ものであり、0.05重量%未満である場合は、付着し
ていた界面活性剤などの除去作用がなく、1の重量%を
超える場合は、前処理後の水性処理液の水洗において、
水性処理液中の界面活性剤が十分に水洗されずに残存す
る可館性がある。水性処理液における多価アルコールと
しては、たとえばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコール、ブ.タンジオール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ベンタエリスリト
ール、エチルヘキサンジオール、ヘキサントリオール、
トリメチロールエタン、ソルビトール、ネオベンチルグ
リコ−ルなどがあげられる。これらの多価アルコールは
、酸、界面活性剤をアルマイト皮膜処理板に十分に浸潤
させるために用いられるが、水性処理液中、0〜1の重
量%になるように配合するものであり、1の重量%を超
える場合は、前処理後の水性処理液の水洗において、多
価アルコールが十分に水洗されずに残存する可能性があ
る。
本発明で用いられる合成樹脂塗料としては、たとえばポ
リウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ェポキシ樹脂
塗料、ビニル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、エッチ
ングプラィマーなどがあるが、耐食性の見地からみてポ
リウレタン樹脂塗料が好ましい。
本発明における前処理は、アルマイト皮膜処理板を水性
処理液に1〜10分間程度浸済することにより行われる
か、または水性処理液をアルマイト皮膜処理板に刷毛で
塗布した後、1〜10分間程度放置して水性処理液を浸
潤させることにより行われる。
なお、それらの場合における水性処理液は、前処理効果
をよくするために5〜60℃程度に加溢することが好ま
しい。ついで、水洗またはアルカリで中和後の水洗によ
りアルマイト皮膜処理坂上の水性処理液を除去した後、
乾燥させて水分を除去する。
本発明における塗装は、以上のようにして前処理したア
ルマイト皮膜処理板(とくに電解着色法により得られた
もの)に合成樹脂塗料を公3敗の塗装手段で塗装し、そ
の合成樹脂塗料の硬化条件にしたがって硬化させれば、
密着性がすぐれた硬化塗膜を形成させることができる。
とくに、その合成樹脂塗料がポリウレタン樹脂塗料であ
る場合は、密着性がすぐれ、かつ、耐食性がすぐれた硬
化塗膜を形成させることができる。つぎに実施例および
比較例をあげて本発明を説明する。
例中、部は、重量部である。実施例 1 シュウ酸4.の都、ニツサンノニオンE−208(日本
油脂■製のポリオキシェチレンオレィルヱーテル)0.
5部、ベンタヱリスリトール0.5部、水95.0部を
混合して水性処理液をつくった。
ついで、水性処理液を50q0に加温し、それに未使用
のアルマイト皮膜処理板(電解着色法により得られたも
のであって、酸化皮膜厚が16〜18仏であった。
)を2分間浸潰した後、水洗し、乾燥させた。以上のよ
うにして前処理したアルマイト皮膜処理板に、/・ィウ
レタンM.5500 3分ツャクリャ−(日本油脂欄製
の途乾性無黄変型のポリウレタン樹脂塗料)を静電塗装
し、12ぴ○で5分間焼付けて硬化塗膜を得た。
この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した。
実施例 2ギ酸5.碇部、ニツサンノニオンNS一2.
1.0.(日本油脂■製のポリオキシェチレンアルキル
フェニルェーテル)5.の郡、水90.悦郎を混合して
水性処理液をつくった。ついで、水性処理液を20午0
に加溢し、それに未使用のアルマイト皮膜処理板(電解
着色法により得られたものであって、酸化皮膜厚が9−
10仏であった。
)を5分間浸潰した後、水洗し、乾燥させた。以上のよ
うにして前処理したアルマイト皮膜処理板に、アクラィ
トM.500クリヤー(日本油脂■製のアクリル樹脂塗
料)を静電塗装し、12ぴ○で5分間競付けて磁化塗膜
を得た。
この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した。
実施例 3シュウ酸3.の部、リン酸0.5部、ニツサ
ンノニオンL−2(日本油脂■製のポリエチレングリコ
ールモノラウレート)3.礎郭、ベンタヱリスリトール
1.0部、水92.5部を混合して水性処理液をつくつ
た。ついで、水性処理液を10℃に加溢し、それを東京
都に在るカーテンウオールビルに用いられてから4年経
過したアルマイト皮膜処理板(電解着色法により得られ
たものであって、酸化皮膜厚が16〜18ムであった。
)に刷毛で塗布してから10分間放置して浸潤させた後
ト水洗し、乾燥させた。以上のようにして前処理したア
ルマイト皮膜処理板に、下塗りとして、ェピコマリプラ
ィマー(日本油脂■製のェポキシ樹脂さび止塗料)をス
プレー塗装し、常温乾燥させた後、上塗りとして、ハィ
ウレタン地.5000エナメル(日本油脂■製の遠乾性
魚黄変型のポリウレタン樹脂塗料)をスプレー塗装し、
常温乾燥させて硬化塗膜を得た。この硬化塗膜の試験結
果を第1表に示した。比較例 1実施例1において水性
処理液を用いて浸糟、水洗するかわりに、ラッカーシン
ナーを用いて表面ふきをしたほかは、実施例1と同よう
にして硬化塗膜を得た。
この硬化塗膜の性能を第1表に示した。
比較例 2 実施例3において水性処理液を塗布、浸潤させるかわり
に、ラッカーシンナーを用いて表面ふきをしたほかは、
実施例3と同ようにして硬化塗膜を得た。
この硬化塗膜の性能を第1表に示した。
第1表 注1 20℃の水に1カ月間浸潰した後、1柳間隔にゴ
バン目100コをつくり、セロハンテープ剥離を行った
注2 沸騰水に7時間浸潰した後、1肋間隔にゴバン目
100コをつくり、セロハンテープ剥離を行った。
注3 デューサイクルウェザーメータ−で200畑時間
照射した後、1側聞隅にゴバン目100コをつくり、セ
ロハンテープ剥離を行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルマイト皮膜処理板を酸0.3〜10重量%、界
    面活性剤0.05〜10重量%、多価アルコール0〜1
    0重量%を含む水性処理液で前処理した後、合成樹脂塗
    料を塗装することを特徴とするアルマイト皮膜処理板の
    塗装方法。
JP6064378A 1978-05-23 1978-05-23 アルマイト皮膜処理板の塗装方法 Expired JPS6017591B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62154494A (ja) * 1985-12-26 1987-07-09 日本板硝子株式会社 導電性ガラス板
JPS63139790U (ja) * 1987-12-07 1988-09-14

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