JPS6017572B2 - アジテ−タの自動供給システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アジテータのバルブ開閉装置に関するもので
特にグラウトプラントにおける自動供Ｖ給用の２槽式ア
ジテータの性能向上を図るものである。

従来、自動供給用の２槽式アジテータにおいては、セン
サーを利用して上槽から下槽へのグラウト供給を行なっ
ているが特にセメントミルクのような硬化し易い溶液を
投入した場合水ぬれ、汚れ、付着物などのため長期間安
定してセンサーによるレベル検出を行なうことができな
かった。

また、超音波レベル計等の非接触形の検出器は高価であ
り、取扱いも技術的にむずかしく、現場での使用は実際
上困難であった。従って、２糟式のアジテータの上槽か
ら下槽へグラウトを移すには、下糟のグラワト残留量を
目視し、手動でバルブを開閉して行なっていたが、省力
化の点と搬送能力の点で問題があり、安価で保守性の高
いバルブ開閉装置の構成が望まれていたのである。

本発明は、こうした欠点を鯛決すべく提案されるもので
、上下２糟から成るアジテーターにおいて、下部を閉口
させた胸部口径１．５インチ以上で頭部の口径は極端に
小さい構成の円筒状本体の上部に空気式圧力スイッチを
付設し、円筒状本体内を昇降敷するグラゥト液面により
変化する内部空気圧に応じて該空気圧式圧力スイッチが
動作するように構成されたレベル検出器を下槽アジテー
タ−内部の適宜個所に鮭設し、レベル検出器からの信号
検出により端末中継部を介して上槽、下槽閥バルブの制
御を行ない適宜上槽から下槽へグラウトの供Ｖ給を行な
うことを要旨とする。

以下、本発明の実施例を更に説明すると下槽２からグラ
ウトが地盤へ圧送されていくわけであるが、グラウトの
残量が一定以下になるとバルブ３を開いて上槽１からグ
ラウトを供Ｖ給する。

下槽２にはしベル検出器４が付設されており、残量を検
出する。レベル検出器４は第２図に示すごとく下部を閉
口させた円筒状本体内６の上部に空気式圧力スイッチ６
を付設した構成となっており、前記本体６内の液面８が
上ると内部の空気が圧縮されて空気式圧力スイッチ５が
作動し、信号を端末中継部９に送り、中継部９からバル
ブ３へ命令が送られてバルブ３を閉じる。逆に液面８が
下るとしベル検出器４が液面８の低下を検出し、信号を
端末中継部９に送り、該中継部９からバルブ３へ命令が
送られてバルブ３が開いて上槽１から下槽２へグラウト
を供Ｖ給することとなる。このようにしてバルブ３の開
閉動作は自動的に行なわれ上槽１から下槽２へのグラゥ
ト供給が自動的に行なわれることとなるのである。レベ
ル検出器４の円筒状本体６は、その口径があまり細いと
セメントミルクなどのように粘性があり硬化し易いもの
は、液面が低下した場合、円筒下部或いは内壁に付着し
て機能しなくなるので、少なくとも１．５インチ以上の
口径を有しなければならないことが実験の結果判明した
。

以上のごとく本発明によれば、簡素な構成のレベル検出
器を有するシステムにより、下槽のグラウト残量を容易
に検出させバルブの制御を自動的に行ない上糟から下槽
へのグラウトの供給を自動的かつ効率的に行なわせるこ
とができるアジテーターの自動供給システムを提供でき
ることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかるシステム全体の実施例を示す
設暁図。 第２図は、レベル検出器の拡大縦断面図。図中１・・・
・・・上槽、２・・・・・・下槽、３・・・・・・バル
フ、４…・・・レベル検出器、５・・…・空気式圧力ス
イッチ、６…・・・円筒状本体、７・・・・・・開□部
、８…・・・液面、９・・・・・・端末中継部。 才７図 オ２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上下２槽からなる端末アジテーターにおいて、下部
   を開口させた胴部口径１．５インチ以上で頭部の口径を
   極端に小さく構成した円筒状本体の上部に空気式圧力ス
   イツチを付設し、円筒状本体内を昇降動するグラウト液
   面により変化する内部空気圧に応じて該空気式圧力スイ
   ツチが動作するように構成されたレベル検出器を下槽ア
   ジテーター内部の適宜個所に配設し、レベル検出器から
   の信号検出により端末中継部を介して上槽、下槽間バル
   ブの制御を行ない、適宜上槽から下槽へグラウトの供給
   を行なうことを特徴とするアジテーターの自動供給シス
   テム。