JPS6017538B2

JPS6017538B2 - メリヤスアンダ−ソツクス

Info

Publication number: JPS6017538B2
Application number: JP12150782A
Authority: JP
Inventors: 吉彦井戸端
Original assignee: NITSUTO GUROOBU KK
Current assignee: NITSUTO GUROOBU KK
Priority date: 1982-07-12
Filing date: 1982-07-12
Publication date: 1985-05-04
Also published as: JPS5911849A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、メリヤスアンダーソックスの改良に関する
ものである。

足の指部等に水虫が発生するのを予防し或いは治療する
目的をもって、爪先部に５本の足指が入りうる５本の指
袋をもったメリヤス製の靴下及びアンダーソックスが開
発されている。

そして、このような５本の指袋をもつた靴下とかアンダ
ーソックスは、何れも、それを着用すると、各足指の間
、特にその指又部に、上記各指袋の指又部位が介在する
ことになって、直接隣接する足指同志が互に接触せず、
したがってこの間の吸湿性と通気性が良好に保たれるた
め、水虫を予防し、また薬剤との併用下に水虫の治療効
果を助長するといった優れた効果を発揮できるものであ
る。ところが、従釆公知の上記のような５本の指袋をも
ったメリヤス製の靴下とかアンダーソックス中、靴下の
場合にはともかく、アンダーソックスの場合には、その
上に、上記のような指袋をもたない靴下又はストッキン
グ等を重ねばきするものであるから、次のような問題が
あった。

すなわち、５本の指袋を有するアンダーソックスの上に
通常の靴下を重ね‘まさすると、アンダーソックスをそ
の内側に覆いた部位の足中が特に大となって、そのため
、靴を覆いた際、アンダーソックスを内覆さしている部
分の指先と、各指の間の部分が、強く圧迫されて、痛い
といった問題があった。

これは、靴のサイズが一定であるのに、各足指が、アン
ダーソックスの各指袋によって夫々被覆されるので、全
く致し方のないこと、と考えられていたのであるが、こ
の発明の目的は、上記したような指袋を有するアンダー
ソックスの効用を減殺することなく、上言己の欠点が解
消された、アンダーソックスを提供しようとするもので
ある。また、上記のような５本の指袋をその爪先部位に
有するアンダーソックスは、その上に、通常の指袋を有
しない靴下又はストッキング等を重ねばさしたときにお
いて、該アンダーソックスが種を越える位置まで達する
長さを有しないものであった場合には、それが、靴下又
はストッキング内で、爪先方向に滑って移動し易く、し
たがって脱げ易い、といった問題もあったのであるが、
この発明の他の目的は、上記したような指袋を有するア
ンダーソックスの効用を減殺することなく、このような
欠点も併せて解消されたアンダーソックスを提供しよう
とするものである。

すなわち、上記したような目的課題を解決したこの発明
のメリヤスアンダーソックスは、アンダーソックスの、
５本の指が入る爪先の部位に、各１本宛指が入る指袋と
、各１本宛指が露出する指孔とを、交互に配して形成す
ると共に、前記指袋を、その先端部が開放された筒状に
形成してあること、を要旨とするものであるが、実施例
を図について説明すると、次の通りである。

第１，２図は、この発明に係るアンダーソックスの一実
施例を示したもので、この実施例のアンダーソックスー
川こは、それを覆いたとき、５本の足指１，２，３，４
，５が入る爪先の部位１０ａに、次のような指袋と指孔
とを形成してある。

すなわち、この爪先部位１０ａには、栂指、中指及び小
指に相当する各足指１，３，５が入る部位に夫々位置せ
しめて、これらの各足指１，３，５が入りうる指袋１１
，１３，１５を形成してあり、上記指袋１１と指袋１３
との間に、人差指に相当する足指２が露出しうる指孔１
２を形成し、上記指袋１３と指袋１５との間に、薬指に
相当する足指４が露出しうる指孔１４を形成してあるの
であるが、上記各指袋１１，１３，１５は、いづれも、
その先端部１１ａ，１３ａ，１５ａが葦夫々開放された
筒状に形成してあって、この実施例のものでは、各指袋
１１，１３，１５の各開放端１１ａ，１３ａ，１５ａか
ら、各足指１，３，６の先端部が、夫々若干露出してい
る。この第１，２図に示してあるような、アンダーソッ
クス１０は、例えば、横〆リャス編機によって、先づ前
記指袋１１の部分を先端部１１ａが開放された袋状に編
成し、次に前記指孔１２になる部分を１〜数コース筒状
に編成し、次に前記指袋１３の部分を先端部１３ａが開
放された袋状に編成し、次に指孔１４になる部分を１〜
数コース筒状の編成し、次に上記既編成部分１１，１２
，１３，１４に続けて、４本胴の部分１６を筒状に編成
し、次に指袋１５の部分を先端部１５ａが開放された袋
状に編成し、最後に前記４本月同の部分１６と指袋１５
とに続けて「５本胴の部分１７を筒状に編成し、この
５本胴の部分１７の終りの方の任意数のコースに、ゴム
糸又は弾性糸１８を挿通しておくと、履口１９側が弾性
的に引き締つたアンダーソックス１０であって、その先
端部１１ａ，１３ａ，１５ａが夫々開放された筒状の指
袋１１，１３，１５と、指孔１２，１４とを交互に有す
る、この発明にしたがったメリヤスアンダーソックス１
０を得ることができる。

なお、図において、３０はアンダーソックス１０の上に
履いた靴下又はストッキングである。次に、他の実施例
を第３図以下について説明すると、前記実施例は、アン
ダーソックスを履いたとき、人差指と薬指に相当する足
指２，４が、指孔１２，１４から全部露出され、栂指、
中指及び４・指に相当する足指１，３，５が、ほぼ指袋
１１，１３，１５内に位置されるように、アンダーソッ
クス１０を作った場合に関するが、他の実施例において
は、第３，４図に示してあるように、アンダーソックス
２０を履いたとき、５本の足指１〜５が入る爪先の部位
２０ａに、上記実施例の場合とは逆に、人差指と薬指に
相当する足指２，４が、先端部２２ａ，２４ａが開放さ
れた筒状の指袋２２，２４内にほぼ位置され、縄指、中
指及び小指に相当する足指１，３，５が、指孔２１，２
３，２５から全部露出されるように、メリヤスアンダー
ソックス２０を形成してもよい。

また、上記第１〜４図に示した各実施例においては、ア
ンダーソックス１０，２０を、何れも、その履口１９，
２０が瞳位置まで達しない長さに作ってある例を示した
が、この発明にしたがってアンダーソックスの長さは、
これを、上記実施例に限られるものではないのであって
、他の実施例においては、これを、第５図又は６図に示
してある如く、履口１９又は２９が、種位置を越える長
さ‘こ作ってもよい、ことは言うまでもなく、更に他の
実施例においては、第７図又は第８図に示す如く、履口
１９又は２９が、土踏まずに達しない長さに作ってもよ
い。

ことも言うまでもない。次に、作用効果について説明す
ると、この発明にしたがったアンダーソックス１０，２
０は、上記実施例について記載したところに徴しても明
らかなように、それを履いたとき５本の足指１〜５が入
る爪先の部位１０ａ又は２０ａに、先端部が開放された
筒状の指袋１１，１３，１５と指孔１２，１４、又は先
端部が開放された筒状の指袋２２，２４と指孔２１，２
３，２５とが、夫々交互に配して形成されているので、
これらのメリヤスアンダーソックス１０，２０は、これ
を着用すると、５本並んでいる足指１〜５のうち、１本
おきの足指１，３，５が、ほぼ指袋１１，１３，１５に
夫々入って、その間の１本おきの他の足指２，４が、指
孔１２，１４から夫々全部露出されるか、又は、反対に
、１本おきの足指１，３，５が、指孔２１，２３，２５
から夫々全部露出され、その間の１本おきの他の足指２
，４が、ほぼ指袋２２，２４に夫々入った状態となって
、何れの場合にも、各指１〜５の間ａ，ｂ，ｃ，ｄには
、夫々、一本の指袋１１，１３，１５の部分又は指袋
２２，２４の部分しか存在しない、つまり一枚の指袋生
地しか介在しないことになる。したがって、この発明の
アンダーソックスの場合には、従来公知のアンダーソッ
クスのように、各足指１〜５の間ａ，ｂ，ｃ，ｄに、夫
々２枚の指袋生地が介在しないので、この部分が嵩ばら
ない。したがって、それだけ、アンダーソックスを内履
きしている足指部分の全体の中を小さくなし得て、各指
の間の部分が強く圧迫されるのを柔げ、もって、靴の圧
迫による痛みを減少せしめることができるのである。し
かも、この発明に係るアンダーソックスは、各足指１〜
５の間ａ，ｂ，ｃ，ｄには、夫々、指袋１１，１３，
１５又は２２，２４の生地が介在していて、隣接する足
指１〜５同志が互に直接接触するのを確実に防ぎ、この
間ａ，ｂ，ｃ，ｄにおける吸湿性と通気性を確保できる
ので、従来の５本の指袋を有するアンダーソックス同様
に、水虫を予防しうる効果は、これを充分発揮せしめる
ものである。

また、この発明にしたがったアンダーソックスにあって
は、各指袋１１，１３，１５又は２２，２４の生地が、
前記足指１〜５の間ａ，ｂ，ｃ，ｄで、指孔１２，１４
又は２１，２３，２５等から全部露出している足指と、
先端部が開放された筒状の各指袋内にほぼ入っている足
指とでもつて、その両面から直薮挟持された状態になり
、しかも各指袋１１，１３，１５，２２，２４は、何れ
も、その先端部１１ａ，１３ａ，１５ａ，２２ａ，２４
ａが夫々開放された筒状をなしているので、この先端部
の開口縁が、その上に重ねばきした靴下又はストッキン
グ等の裏面に引掛った状態になるので、該アンダーソッ
クスの長さが、第１〜４図に示したような種位置まで達
しない長さのものであっても、重ねばきした靴下３０内
で、指袋が爪先方向に移動して脱げ難いといった長所も
併せ与えられるのであって、この点からも、この発明に
係るメリヤスアンダーソックスは隣接している足指同志
が、互に接触することがないようになつている。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るメリヤスアンダーソックスの一
実施例を示した平面図、第２図は第１図の０ーロ線断面
図、第３図は他の実施例を示したメリヤスアンダーソッ
クスの平面図、第４図は第３図のＷ−Ｗ線断面図、第５
，６，７，８図は夫々更に他の実施例を示したメリヤス
アンダーソックスの平面図である。１〜５……足指、１０，２０……アンダーソックス、１
１，１３，１５，２２，２４・…・・先端部が開放さ
れた筒状の指袋、１１ａ，１３ａ，１５ａ，２２ａ，２
４ａ・・・・・・指袋の先端部、１２，１４，２１，２
３，２５・・・・・・指孔。第１図第２図第３図第４図第５図第６図第７図第８図

Claims

【特許請求の範囲】１アンダーソツクスの、５本の足指が入る爪先の部位
に、各１本宛足指が入る指袋と、各１文宛足指が露出す
る指孔とを、交互に配して形成すると共に、前記指袋を
、その先端部が開放された筒状に形成してあること、を
特徴としてなるメリヤスアンダーソツクス。２前記筒状に指袋が、拇指、中指及び小指に相当する
足指が入る部位に夫々形成され、前記指孔が、人差指及
び薬指に相当する足指を露出せしめる部位に夫々形成さ
れている、特許請求の範囲第１項に記載のメリヤスアン
ダーソツクス。３前記筒状の指袋が、人差指及び薬指に相当する足指
が入る部位に夫々形成され、前記指孔が、拇指、中指及
び小指に相当する足指を露出せしめる部位に夫々形成さ
れている、特許請求の範囲第１項に記載のメリヤスアン
ダーソツクス。４前記指孔が、１乃至数コースの袋編み組織によつて
その口縁部を形成されている、特許請求の範囲第１〜３
項のいづれか一つの項に記載のメリヤスアンダーソツク
ス。５前記アンダーソツクスが、踵に達しない長さのもの
である、特許請求の範囲第１〜４項にいづれか一つの項
に記載のメリヤスアンダーソツクス。６前記アンダーソツクスが、土踏まずに達しない長さ
のものである、特許請求の範囲第１〜５項のいづれか一
つの項に記載のメリヤスアンダーソツクス。７前記アンダーソツクスが、踵をカバーする長さのも
のである、特許請求の範囲第１〜３項の何れか一つの項
に記載のメリヤスアンダーソツクス。