JPS60173153A - 熱軟化性物質の短繊維の製造方法 - Google Patents

熱軟化性物質の短繊維の製造方法

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JPS60173153A
JPS60173153A JP59028369A JP2836984A JPS60173153A JP S60173153 A JPS60173153 A JP S60173153A JP 59028369 A JP59028369 A JP 59028369A JP 2836984 A JP2836984 A JP 2836984A JP S60173153 A JPS60173153 A JP S60173153A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、熱軟化性物質の短tamの製造方法に係り、
特に集綿用コンベアの洗浄水を再利用するようにした製
造方法に関するものである。
[)A明の背景] 熱軟化性物質の繊維としては、ガラス繊維、ロックウー
ル、スラグウール、あるいはアルミナ繊維等のセラミッ
ク繊維があるが、説明を簡素化するためガラス繊維につ
いて説明する。ガラス知識MEの製造方法として一般的
には、蒸気吹付法、火焔吹付法、遠心法等がある。また
近年回転ガスジェット法が実用化され公知となった。
これらの製造法は溶解したガラスを短繊維状にした直後
これにフェノール樹脂、メラミン樹脂などの結合剤を水
と共に噴霧して付着させ、これを直ちに集綿部コンベア
ーネット(集綿用コンベア)上に落下させコンベアーネ
ットの反対面は負圧として落下してきた綿を吸着してい
る。そして集綿部コンベアーネット上に収集した短繊維
は連続的に積層体として後工程へ送られる。
ところがこの網目状のコンベアーネットにはこの結合剤
が4−1着し長期間の連続」!搬の間に結合剤がコンベ
アーネット網目表面で硬化し[1づまり等の欠点を生じ
る。目づまりが生じた網目面ではネッMAj面への空気
の流れが妨げられるため綿が吸着されなくなる。このた
め集綿部フード内で短繊維の脚上がりや、又コンベアー
ネットに収集した繊維塊の密度ムラが生じ収集繊ME塊
を幅方向に均一にすることが出来ない等の欠点が生じる
。このため網目状に形成されたコンベアーネット収集面
を常に目づまりのない状態に保持しなければならない。
従来このような]]的で使用されている9置としては、
コンベアーネットを洗浄するためにコンベアーネットが
m維収集運搬区域から出た位置に温水を利用した洗浄槽
を設け、その温水の中にコンベアーネットを浸漬させ、
コンベアーネットの網目に伯着硬化したフェノール樹脂
、メラミン樹脂等の結合剤を溶解メは分解させ取り除く
ものがある。
このような洗浄槽内は装置の運転に伴って取り除かれた
フェノール樹脂、メラミン樹脂等の結合剤が次第に蓄積
し洗浄水の濃度は次第に高くなる。そこで真水を洗浄槽
に補給し洗浄槽液の濃度を一定植以下に保持し、ネット
の汚れが落ちやすいようにしている。このため洗浄槽内
の液は次第に増加するようになるので抜き出す必要があ
る。
ところがこの洗浄槽液はフェノール樹脂等が溶は込んで
いるので植物、動物に害を与えるおそれがあるところか
らそのまま外部に放出させるわけにいかず、燃焼したり
、バクテリアによる分解を行ったりすることもあるが、
費用がかかる。そこで、フェノール樹脂やメラミン樹脂
等の結合剤の調合液として用い、その調合された結合剤
含有水をいわゆるバインダー液として再利用するのが一
般におこなわれている。(例えば米国特許3,356 
、565 ) *即ち、繊維化ユニットによって細緻化
された硝子繊維に噴霧し、固形分は繊維に刺着させ、水
分は蒸発させるのである。
この噴霧されたバインダー液は、集綿コンベアーネット
上に繊維に付着しつつ到達するが、この間にその大部分
の水分は蒸発し、はとんどが固形分のみとなる。その後
硬化炉へと運ばれた短繊維の連続リボン状積層体は一定
の間隙をおいて対置されたフライトと呼ばれる無限軌道
状の上下対からなるコンベアにはさまれたまま加熱され
バインダー液中の残った水分が蒸発すると共にバインダ
ーは硬化する。そして硝子繊維同志を結合させ、一定厚
みを有したJJ1層体に仕上げられる。
ところが、前記コンベアーネット上に積層されたmrm
に4=J着した結合剤含有水の水分量の多寡によって#
!!m積層体製品の品質(主に復元値、即ち製品が運送
及び保管時などに一定圧縮を受けた後1元の厚みに復す
る力)が変わる。即ち、硬化される前のm維に付着した
バインダー液の水分量が多い場合は復元値は悪くなり、
少ない場合(a度が高い場合)は良くなる。
これらの原因は、バインダー液の水分量が多い場合には
、uA雑にイ・」着したバインダー粒は水分を多く含み
、当該バインダー粒の表面のみが先に硬化し、硬い皮膜
を作る。その後バインダー粒内部の残った水分が蒸発す
る。この際当該蒸気が表面皮膜を破ってしまう。このた
めバインダーの結合力が弱くなってしまい、結合剤とし
ての働きをなさない。一方、バインダーの水分量が少な
い場合は硬化炉で急加熱されてもバインダー粒の表面及
び内部からほとんど同時に水分が蒸発するので表面皮膜
が破れることもない。そのためその結合力は1−分大き
い。
又、バインダー液の水分量が多い場合は毛細管現象によ
って、その水分はmra同志をその長手方向に近接させ
、繊維同志を束ねた状態にし、その部分のみ繊維密度を
高くしてしまう、従って、密度の高い部分と低い部分が
積層体中にでき、復元値や断熱性が悪くなる。
なおこのようなバインダー水分量の多寡が製品性状に与
える影響は外気の天候、主に湿度によって変化すること
が認められた。即ち、外気湿度が高い時は噴霧されたバ
インダー粒巾の水分の蒸発は悪く、マット中に水分が多
く残る。一方外気湿度が低い時は、噴霧されたバインダ
ー膣中の水分の蒸発は良いのである。
このようなバインダー水分量の多いことによる製品品質
の低下を防ぐためにはバインダー液の濃度を高めて使用
すれば良いのであるが、常時濃度の高い結合剤含有水を
用いることは製造コストを押し上げる原因となる。
[発明の目的1 本発明は上記従来技術の問題点を解消すべくなされたも
のであって、その目的は、コンベアーネットの洗浄水を
外気湿度に応じてバインダー液へ混合させるようにし、
コンベアーネットの洗浄水を出来るだけ多く使い、なお
かつ硬化炉に入る前のガラス繊維積層体のバインダーの
水分量を低くすることができ、製造コストの低廉化を実
現することができると共に、外気湿度の変化に迅速に対
応して、上記洗浄水の混合量を調節することができ、こ
れにより高品質の製品を確実に製造することができる熱
軟化性物質の短m#Iの製造方法を提供することにある
[発明の構成1 本発明は集綿用コンベアの洗浄水を、洗浄槽力)ら抜き
出して結合剤を添加し、これを噴霧ノズルから、飛翔中
の熱軟化性物質の知識維番と吹き付邑すて集綿するに際
し、噴霧ノズルへ供給される結合剤含有水(バインダー
液)に、大気中の相対湿度に応じて、清水又は集綿用コ
ンベア洗浄水を混合させ、相対湿度が高いときには噴霧
される結合剤含有水の濃度を高くし、相対湿度が低1.
)ときにCよ濃度を低くするよう構成したものである。
以下図面を参照しながら本発明を更に詳細に説明する。
なお本発明において、熱軟化性物質の繊維としてはガラ
ス繊維、ロックウール、スラグウールあるいはアルミナ
111I維等があるが、以下ガラス繊維を製造する場合
について説明する。
f51図はガラスミm製造工程に本発明を適用したもの
を示す図である。溶融炉で溶解されたガラスは炉5を経
てノズル2よりガラス流となって流出し、 mm生成ユ
ニット6によって繊維化され繊la3を生成する。(図
中1は流量調節用のプランジャである。) 次にフード9中の繊維3に結合剤であるフェノール樹脂
、メラミン樹脂等を含有する/(イングー液が複数の噴
霧ノズル7で噴霧される。
壁状囲い(コレクションチャンバ)8の基底即ち開口底
にはコンベアーネット16が配置されている。h該コン
ベアーネット16の繊維生成ユニット6の下方相当位置
には吸引室lOが設けられており、大気圧以下の圧力、
即ち負圧を室10に作るための通常構造の排風機(図示
せず)に吸引管13によって接続されている。各繊維生
成ユニット6から生成された繊維3は集積して積層体1
4となり、コンベアーネット16は平板状積層体14を
比較的高密度なマット15に圧或する定寸ロール即ちサ
イジングロール11の下に運ぶ。
更にマット15はオーブン即ち硬化室12を経由して運
ばれ、同オーブン内で繊維上の結合剤で硬化される。
このような製造装置において繊維収集M*区域から出た
位置に当該コンベアーネット洗浄装置を配置する。連続
運転による収集X*を経た当該コンベアーネット16が
洗浄浴槽17内の温水18液面下に浸漬するように回転
ロール19.19カ〜配置されている。
即ち、洗浄槽17内の温水18液面下を通過させること
により網目の周囲に付着硬化したフェノール樹脂、メラ
ミン樹脂等の結合剤を分離溶解させるものである。
なお、洗浄槽の水温としては、60℃〜70”Cを保つ
のが洗浄効果を上げるに適切である。水温が60℃より
低いとネットに付着した樹脂の除去ムラが生じる。一方
70℃以上にあげることtよネットの洗浄効果は上るが
加熱エネルギーの無駄遣いとなる。
而して洗浄槽17中の洗浄水18は、配管20によって
抜き出され一旦貯水槽21中に貯えられる。次いで、ポ
ンプ23により配管24から調合槽25に導入される。
調合槽25には、配管26から結合剤が供給可能とされ
ており、攪拌羽根47によって所定濃度のバインダー液
27が調整される。例えば、調合槽25に所足量の洗浄
水と結合剤とを導入し、これらを攬き混ぜて所定濃度の
バインダー液を1バツチずつ調合する。(なおバインダ
ー液を調啜するには、このように洗浄水を用いる以外に
も、水道水、地下水などの清水を用いるようにしても良
い。また洗浄水と清水とを併用しても良い。)この調合
槽25中のバインダー液27はポンプ28、配管29を
経て噴霧ノズル7へ供給される。配管29の途中には流
量調節弁30、流量計31、ミキサ32が設置されてい
る。
また調合槽25を迂回するようにバイパス管路33が設
けられており、貯水4121中の水22は管路33を通
ることにより、調合槽25を通らずに噴霧ノズル7へ供
給+JI能とされている。この管路33には流量計(フ
ローメータ)34、流量調節弁35が設けられており、
流量計31のデータ出力部37、湿度センサ38から入
力されるデータに基いて弁30.35の開度を調節する
制御器36が設置されている。なお弁30.35の調節
は手動によって行なっても良い。
図中42.43.44は各管路の流量を調節するための
弁であり、このうち弁44は、ポンプ23のド流側から
洗浄水の一部を槽21に戻し配管24から供給される洗
浄水の流量を調整する配管45に設けられている。
次に上記装置を用いてガラス類tataを製造するに際
して行なわれる、バインダー液の濃度調節について説I
Iする。
前述のように溶解したガラスはノズル2から流出し繊維
生成ユニット6により短繊維状にされる。このvAli
am生成ユニット6下方に位置したノズル7から噴霧さ
れた結合剤含有水は液滴となりガラス繊維3に付着する
。ノズル7から噴霧された液滴は粒径が小さいので、そ
の比表面積が大きく集綿コンベアネット16上に到達す
るまでに、ガラス繊維が有する熱量、繊維化装置より発
せられた熱風及びその熱風に吸い込まれた外気によって
、液滴中の水分の大部分が蒸発する。
ところが前述のように、この蒸発速度は外気の湿度の影
響を著しく受ける。即ち、外気の相対湿度が低い場合は
バインダー膣中の水分の蒸発速度が大きい、従ってこの
場合はノズル7より噴霧するバインダー液の固形分比を
少なくし、水分量を多くしてもコレクションチャンバ8
内で水分は十分に蒸発し、捕集時の水分残存量は僅少と
なるので、ガラスマット製品の性能に悪影響を及ぼさな
い、一方外気の相対湿度が高い場合にはコレクションチ
ャンバ8内の相対湿度が高くなり、ノズル7から噴霧さ
れた液滴中の水分の蒸発速度が小さくガラス繊維に伺着
しだ液滴は繊維捕集時にも多くの水分を残している。こ
のためガラスla維同志をその長手方向にv13着させ
所謂束ねた状態にガラスmInが集まりガラスm維製品
の重要な特性である復元性、断熱性あるいは遮音性能な
どが低下する。
そこで未発りjにおいては外気の相対湿度が高い場合に
は噴霧ノズル7から噴霧されるバインダー液の濃度を高
め、ガラスta維に付着しだ液滴からの水分蒸発量が少
なくて足りるようにし優れた製品品質を維持する。また
外気の相対湿度が低い場合には結合剤含有水の濃度を低
くし、結合剤の使用量を減少させ製造コストを低下させ
る。(この場合、ガラス繊維に付着しだ液滴からの水分
の蒸発速爪が大きいので、製品品質は低下しない、)し
かも木発すJにおいては、バインダー液の濃度を変える
ために、調合槽と噴霧ノズルとの間の部分にて清水又は
洗浄水を混合させるようにしているので、バインダー液
の濃度調整が極めて迅速であり、外気湿度の急激な変動
に対しても迅速に対処することができる。(因に、外気
湿度の変動に対して調合槽25中の調合濃度を変えるよ
うにしたのでは噴霧されるバインダー濃度が変化するま
でにに時間を要してしまう、) このc度調節は手動によって行なっても良く自動制御す
るようにしても良い。
例えば第1図の装置においては、外気湿度を検知し、こ
の湿度に応じた結合水濃度となるように(この濃度は例
えば制御器36に演算させるようにすることができる、
)、流量計34.37を観察しながら弁30.35の開
度を手動で調節することができる。
また制御器36からの出力信号によって弁30.35の
開閉機構を作動させるようにしても良い。
また濃度の調節は、外気湿度が高くなるに従って徐々に
高くなるように調節しても良く、また基準の湿度を設定
しておき、この基準湿度よりも高くなったときに所定の
濃度(高濃度)となるように調節し、基準湿度を下回っ
たときに所定の濃度(低濃度)となるように流量調節し
ても良い、この場合、1つの基準湿度によって調節して
も良く2または3以上の基準湿度によって調節しても良
い。
なお流量調節するに際しては、配管29を流れるバイン
ダー液の流量と配管33を流れる洗浄水の流量との両方
を調節しても良く、配管33を流れる混合用洗浄水の流
量だけを調節するようにしても良い、ただし、洗浄水を
混合してバインダーice、度を下げた場合、ガラス繊
維3へのバインダーの付着歩留がアップするので、その
分だけ配管29を流れるバインダー液の流量を少なくす
ることができる。
第2図は上記のガラスtIA維製造装置のコレクション
チャンバ8内の相対湿度の外気相対湿度への依存性の一
例を示すものである。バインダー液の固形分濃度を15
%にした場合は外気の相対湿度が90%となってもコレ
クションチャンバ8内の相対湿度は40%以下であり、
ガラスm維に付r1シたバインダー膣中の水分が良く蒸
発し、硬化炉に入る前のガラスm維マット中の水分量は
3%以下に保たれ、ガラス繊維製品の復元性や熱伝率笠
の品質は良好であることが認められた。一方。
バインダー濃度が8.3%の場合は、外気の相対湿度が
60%以下のときにはコレクシ冨ンチャン/へ内の相対
湿度が40%以下の状態が維持されガラス繊維製品の品
質は良好であるが、外気の相対湿度が60%を越すとき
にはコレクションチャンバ内の相対湿度が40%を越し
、バインダー粒のコレクシダンチャンバ内での水分の蒸
発が悪くなり、ガラス繊維製品の品質は悪くなることが
認められた。そして製品品質の低下の度合は外気の相対
湿度が高くなるに従って大きくなることも認められた。
そこで外気の相対湿度が60%以上の場合は、バインダ
ー固形分濃度が15%となるように調合槽25で調合さ
れた調合液をそのままガラス繊維に噴霧し、一方、外気
の相対湿度が60%を下まわった場合は、流量調節弁3
5を制御器36で演算された流量となるように開き、流
量計34にて確認された規定量の洗浄水を配管29巾を
流れる結合剤含有水に混入させミキサ(市販のスタティ
ックミキサ)32にて攪拌し、濃度の薄いバインダー液
とし、これをガラス繊維に噴霧する。
この様にして洗浄槽17中の洗浄水18は、貯水槽21
に貯わえもれた後、外気の相対湿度が低いときに大量に
消費される。外気の相対湿度が高いときは回収されて噴
霧に用いられる洗浄水量は少ないので、貯水m21の貯
水JII:水位が−L−91するが、貯水槽21の容量
を十分大きくしておけば溢れ出るようなことはない。外
気の相対湿度が60%を越した場合、バインダー濃度を
15%以上にすることも考えられるが、回収水の使用量
が少なくなること、又、m維への吹付は量が減じるので
、樹脂ムラが生じ、色ムラや復元性等の品質が悪くなる
ので都合が悪い。
第3図は、相対湿度が60%を下回った場合に上記のよ
うに洗浄水を混入させてバインダー液の濃度を低くする
操作を自動的に行なわせるための制御回路の一例である
。センサ38はマグネタイト系など公知の湿度センサで
あり相対湿度が低くなるに従って電気抵抗値が大きくな
るという特性を有している。
図4<の如くトランジスタTIのコレクタは抵抗R2を
介し、又、同ベースは抵抗R1を介して電l;1VCC
に接続されると共に湿度センサ38を介して接地されて
いる。又、同エミッタは抵抗R5を介しVccに接続さ
れると共に、さらに抵抗R3、R4を介して接地されて
いる。トランジスタT2のベースは抵抗R6を介しトラ
ンジスタT3のコレクタに接続され、同時に抵抗R7を
介して接地されている。
トランジスタT3のベースはトランジスタTIのコレク
タに接続され、エミッタは■CCに接続されている。ト
ランジスタT4のベースは抵抗R8を介してトランジス
タT3のコレクタに接続され、コレクタはリレー50を
介して電源に接続され、エミッタは接地されている。
而して、外気の相対湿度が低下してくると次第に湿度セ
ンサ38の抵抗が大きくなり、相対湿度が60%を下回
ると湿度センサ38両端の電圧降下が所足値以上となり
、トランジスタTIがONになる。次いで、抵抗R2で
電圧降下が生じトランジスタT3が、そしてひきつづい
てT4がONとなる。これによりリレー50が作動し、
弁35の開閉機構51が作動して弁35が開となり、配
管33を洗浄水が流れるようになる。
逆に相対湿度が上昇した場合には、湿度センサ38の抵
抗が小さくなり、トランジスタTIひきつづいてT3、
T4がOFFとなり、リレー51を通じit開閉Ja構
51が弁35の閉操作を行なう。これにより、結合剤含
有水への洗浄水の混合が停止され、結合剤含有水の濃度
が高められる。
なおトランジスタT2はシュミットトリガ回路を構成し
、相対湿1gL60%でのハンチングを防止している。
なおその他の制御回路を用いても本発明方法を実施する
ことは当然ながら1丁能であり、またマイコンの如きコ
ンピュータを用いても実施できることは明らかである。
、1−記の説明ではバインダー液に途中から洗浄水を1
配合して外気の相対湿度の変化に対応したバインダー液
の濃度調節を行うようにしているが、本発明では、洗浄
水の替わりに水道水、地下水などの清水をバインダー液
に混合するようにしても良い。また洗浄水と清水とを併
用しても良い。
[発明の実施例] 実施例1 551図の装置を用い、外気温度が30℃、外気相対湿
度が50%のときに、濃度8.3%の結合剤含有水を噴
霧し、密瓜toKg/m″、厚さ50mmのガラス短繊
維マット製品(f!Jl造時厚み75m m )を製造
していた。この製品を5mmにまで圧縮した後圧縮力を
開放したときの厚み(復元値)を測定したところ55m
m以上を保持していた。ところが、製造を続行していた
ところ、製品の復元値が52mmとなり規格限界に達し
た。外気条件を調べると、外気温度が26℃、相対湿度
が70%となっていた。そこでバインダー液に混入して
いた洗浄水の量を減らし、バインダー濃度が15%にな
るようにした。その結果、復元値は57 m mと上昇
し、良い製品となった。
[発明の効果] 以北の通り本発明は清水又は集綿用コンベアの洗浄水を
外気湿度に応じて結合剤含有水へ混合させるようにした
ので、結合剤の使用量を減らすことができ、製造コスト
が低廉化される。
また清水又は洗浄水を、調合槽と噴霧ノズルとの間の部
分から結合剤含有水に混合させるようにしたので、外気
湿度に対応した結合剤含有水の濃度調部が極めて迅速で
ある。そのため結合剤含有水の濃度が常に適yJtもの
となり、高品質の製品を確実に製造することが可能とさ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する装置の一例を示す側面図、
第2図は外気の相対湿度とコレクシ禦ンチャンバ内相対
湿度との関係の一例を示すグラフ、ttS3図は制御器
36の構成の一例を示す回路図である。 7・・・・・・噴霧ノズル、16・・・・・・集綿用コ
ンベア、17・・・・・・洗浄浴槽、 25・・・・・
・調合槽、36・・・・・・制御器。 代理人 弁理士 重 野 剛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 加熱されて軟化した熱軟化性物質を短繊維状に
    して飛翔せしめこれに噴霧ノズルから結合剤含有水を吹
    き付けた後、集綿用コンベアにて集綿する工程を有し、
    この集綿用コンベアを洗浄した洗浄水を、前記結合剤含
    有水を調嵯するための用水の少なくとも一部として用い
    るようにした短繊維の製造方法において、 前記噴霧ノズルへ結合剤含有水を送給する送給管に、清
    水及び/又は前記洗浄水を供給して混合させるための混
    合水送給管を接続し、この混合水送給管から供給される
    清水及び/又は洗浄水の流量を調節することにより、大
    気中の相対湿度の高又は低に応じて前記結合剤含有水の
    結合剤濃度を高く又は低くするようにしたことを特徴と
    する熱軟化性物質の短繊維の製造方法。
JP59028369A 1984-02-17 1984-02-17 熱軟化性物質の短繊維の製造方法 Granted JPS60173153A (ja)

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