JPS60171485A

JPS60171485A - チヤンネル・ボツクス

Info

Publication number: JPS60171485A
Application number: JP59027118A
Authority: JP
Inventors: 山成　省三; 富永　研司
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-02-17
Filing date: 1984-02-17
Publication date: 1985-09-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は沸騰水型原子炉の燃料集合体を囲み、炉心を流
れる冷却材の整流、及び制御棒の案内板として設置され
ているチャンネル・ボックスにおいて、燃料棒の脱着を
容易に行なうに好適なチャンネル・ボックスに係る。

〔発明の背景〕

第１図は現在の沸騰水型原子炉で使用している燃料集合
体を示したものである。

燃料棒１はスペーサ３によって等間隔に束ねられており
、中央部にはウォーターロッド２がセラ（１）１−されている（本例では２本）。これらの燃料棒１及
びウォーターロッド２の上下には上部タイブレー１−４
と下部タイブレー１〜５があり、燃料棒１及びウォータ
ーロッド２の上下方向の動きを抑えている。燃料棒のう
ちの周辺部数本は上部タイプレート４及び下部タイプレ
ート５にポル１〜で固定されており、上部タイプレート
４、燃料棒Ｉ、ウォーターロッド２、下部タイプレート
５は一体化されている。燃料棒１の上部はエクスパンシ
ョン・スプリング６を介して上部タイプレート４と固定
されており、燃料棒１やウォーターロッド２の熱膨張に
対処している。

チャンネル・ボックス７は上記燃料集合体の上方から、
これらをかぶせる様に上方からさし込まれており、チャ
ンネル・ボックス７の下端は下部タイブレー１〜５側壁
で止まっている。チャンネル・ボックス７上端はチャン
ネル・ファスナ８により上部タイプレート４にボルトで
止められている。

原子炉の通常運転時には、冷却材（水）が下部タイプレ
ート５の下方穴（下向き）から流入し、（２）燃料棒１の間を熱を吸収しながら」−Ｈし、ボイドを伴
なって」二部タイプレート４をぬけて、さらに上方の気
水分離器へと」−昇してゆく。

原子炉の定検などで原子炉を市め、燃料を変換する時に
は、上部タイプレート４に設置されているハンドル１２
を、専門の燃料用」二げ器によって引っばり上げ、水中
を燃料貯蔵プールに運搬する。

第２図に燃料集合体が炉心にセットされている状態を上
から見た図を示す。

チャンネル・ボックス７は４体−絹で炉心の−に部グリ
ッド９内におさまっている。チャンネル・ボックス７の
間には制御棒１０が配置され、これが上下に動く事によ
り、燃料での核反応を制御するようになっている。この
制御棒１０の動きをスムースにするためにローラ１１が
制御棒ｌＯに設置されている。

チャンネル・ボックス７間を動く制御棒１０のスペース
を確保するために、第１図に示すようにチャンネル・ボ
ックス７の上部に設置されたチャンネル・ファスナ８は
チャンネル・ボックスの外（３）側にある一定の寸法で出つばっており、さらにチャンネ
ル・ポックスフ上部外壁にボタン１３が設置されている
。

以上に示した従来の燃料集合体では燃料とチャンネル・
ボックス７を脱着する際に、次の様な欠点があった。

（１）チャンネル・ボックス内に燃料集合体を挿入して
ゆくので、チャンネル・ボックス側壁にきすが入りやす
く、また、燃料スペーサ３が動いて燃料棒にもきすが入
る可能性があり、作業に多大の時間を要した。

（２）燃料貯蔵プールや、燃料再処理時に、燃料棒を取
り出すのに、チャンネル・ボックスを上に引きぬかわば
ならないので、スペーサ的に不経済である。

（３）使用後の燃料棒が万一変形した場合には、脱着時
に燃料棒を破損させてしまい、燃料棒中の放射性生成物
を不用意に放出させてしまう可能性がある。

〔発明の目的〕

（４）本発明の目的は、上記欠点を除去したチャンネル・ボッ
クスを提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、複数の燃料棒を束にしてチャンネル・ボック
スに格納している原子炉において、前記チャンネル・ボ
ックスが格納している燃料棒の長手方向にそって分割で
きる事を特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下に本発明の一実施例を第３図、第４図により説明す
る。

第３図の（、）図は本発明によるチャンネル・ボックス
を有した燃料集合体４体が炉心にセットされているのを
上方から見た図である。（ｂ）図は（ａ）図の■部分を
拡大した図であり、（ｃ）図は（ｂ）図の■矢視図であ
る。

第３図の（、）図、（ｂ）図から判る様に、チャンネル
・ボックス７の制御棒１０先端に位置する２ケ所の角が
、上部グリッド９に接する側に出ない様にちょうつがい
方式になっており、ちょう（５）つがいの心棒１４の」二部は（ｃ　）図に示すように」
二部タイプレート４にボルトで固定されている。

また、この心棒１４の上端は心棒を引きぬく時のために
横穴を設置している。

ちょうつがい部は隣接するチャンネル・ボックス７のち
ょうつがい部と接する事によって、ちょうど前記第１図
に示したボタン】３の役をしており、本実施例ではこの
ボタン１３を削除できる。

また、ちょうつがい部を第３図に示すような位置にする
事によって、制御棒１０駆動時にローラ１１からチャン
ネル・ボックス７が受ける荷重は、ちょうつがい部を介
する事なく上部グリッド９に逃がす事ができ、制御棒１
０の動きにも何ら影響をおよぼす事はない。

第４図は、燃料集合体を炉心から引き出し、片方のちょ
うつがいの心棒１４をボルトをはずしてから引きぬき、
チャンネル・ボックスを開けた所を示したものである。

これにより、燃料集合体はチャンネル・ボックスから矢
印の方向に容易に取り出せる。

（６）〔発明の効果〕本発明の実施によって次の効果がある。

（１）チャンネル・ボックスへの燃料集合体の脱着が容
易で、チャンネル・ボックス及び燃料にきすが付く必要
がない。従ってチャンネル・ボックスのくり返し使用に
より経済性も向上するし、チャンネル・ボックスの廃棄
量も少なくなるので、放射性廃棄物も減少する。また、
燃料の信頼性向」−にもつながり、燃料装着作業時間が
大きく低減される。

（２）燃料貯蔵プールや、燃料再処理時にチャンネル・
ボックスから燃料棒を取り出す時のスペースが、従来の
引きぬきに際して必要だったものが不要となり、経済性
が向−１−する。

（３）使用後の燃料棒が万一変形した場合でも、容易に
チャンネル・ボックスから脱着でき、不用意に燃料棒中
の放射性生成物を放出する恐れがなくなる。

（４）チャンネル・ボックス製造時に溶接が不要とり、
製造・加工が容易となる。

（７）

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の縦断面図と横断面図、第２図は従来例
の−に方視図、第３図は本発明の実施例のに方視図と拡
大図、第４図は本発明の実施例の上方親図である。ｌ・・燃料棒、２・・・ウォーターロンド、３・・・ス
ペーサ、４・・・−１一部タイブレート、５・・・下部
タイプレート、６・・・スプリング、７・・チャンネル
・ボックス。８・・・チャンネル・ファスナ、９・・・上部グリッド
、１０・・・制御棒、１１・・・ローラ、１２・・・ハ
ンドル、１３・・・ボタン、１４・・・心棒。代理人　弁理士　高橋明夫（８）第　１　口（α）第　４　目７

Claims

【特許請求の範囲】

１、複数の燃料棒を束にしてチャンネル・ボックスに格
納している原子炉において、前記チャンネル・ボックス
が格納している燃料棒の長手方向にそって分割できる事
を特徴としたチャンネル・ボックス。