JPS60170546A - ばね座金の製造方法 - Google Patents
ばね座金の製造方法Info
- Publication number
- JPS60170546A JPS60170546A JP2525384A JP2525384A JPS60170546A JP S60170546 A JPS60170546 A JP S60170546A JP 2525384 A JP2525384 A JP 2525384A JP 2525384 A JP2525384 A JP 2525384A JP S60170546 A JPS60170546 A JP S60170546A
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- JP
- Japan
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- wire
- heat treatment
- baking
- steel wire
- electrogalvanizing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 ・
この発明は、ばね座金の製造方法(二関するものである
。
。
まず、従来のばね座金の製造方法を表1によって説明す
る。表1はその製造工程を示したもので。
る。表1はその製造工程を示したもので。
表中の番号は工程順を示す。これに関連するものとして
は特開昭51−77541号に開示されたものがある。
は特開昭51−77541号に開示されたものがある。
同表にしたがって説明すると、伸線工程は、適寸法の硬
鋼線(丸線)1例えばJIS、8WRH62A線材に異
形ダイスにより伸線加工を加え、規格に定められた断面
の異形鋼線を得る工程である。巻取り工程は、この異形
鋼線をコイル状(二巻き取る巻取り工程である。切断工
程は、コイル状(二巻き取った異形鋼線を切断してばね
座金の原形であるチップ座形を得る工程である。熱処理
(ブルーイング)工程は、伸線工程における加工歪を除
去するため熱処理する工程であり、電気亜鉛メッキ工程
は、ブルーイング工程で熱処理後のチップ座金(二電気
亜鉛メッキを施す工程である。ぺ−キング工程は、電気
亜鉛メッキ時の水素浸透(二よる脆性を除去するために
通常200℃以上で加熱してベーキング処理を行なう工
程である。なお、ベーキング処理後は、必要に応じクロ
メート処理を施して莞成品とする。
鋼線(丸線)1例えばJIS、8WRH62A線材に異
形ダイスにより伸線加工を加え、規格に定められた断面
の異形鋼線を得る工程である。巻取り工程は、この異形
鋼線をコイル状(二巻き取る巻取り工程である。切断工
程は、コイル状(二巻き取った異形鋼線を切断してばね
座金の原形であるチップ座形を得る工程である。熱処理
(ブルーイング)工程は、伸線工程における加工歪を除
去するため熱処理する工程であり、電気亜鉛メッキ工程
は、ブルーイング工程で熱処理後のチップ座金(二電気
亜鉛メッキを施す工程である。ぺ−キング工程は、電気
亜鉛メッキ時の水素浸透(二よる脆性を除去するために
通常200℃以上で加熱してベーキング処理を行なう工
程である。なお、ベーキング処理後は、必要に応じクロ
メート処理を施して莞成品とする。
表1 表2
↓ ↓
以上が従来の製造方法であるが、この方法では1、熱処
理を施す工程を電気亜鉛メッキ工程を挾んで前後に設け
なければならなかった。すなわち、異メッキ時の水素浸
透による脆性を除去するためのベーキング処理における
熱処理とを前後2回に分けて別々に行なわなければなら
なかった。このため、従来の製造方法は、処理工数が多
く、かつ作業ラインが長くなるとともに、作業に多くの
時間を要し、コスト高になるという問題があった。
理を施す工程を電気亜鉛メッキ工程を挾んで前後に設け
なければならなかった。すなわち、異メッキ時の水素浸
透による脆性を除去するためのベーキング処理における
熱処理とを前後2回に分けて別々に行なわなければなら
なかった。このため、従来の製造方法は、処理工数が多
く、かつ作業ラインが長くなるとともに、作業に多くの
時間を要し、コスト高になるという問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、従来の熱処理とベーキングとを同時に
、かつ、電気亜鉛メッキ後に行なうことにより、コスト
の低減を図り得るばね座金の製造方法を提案するもので
ある。
なされたもので、従来の熱処理とベーキングとを同時に
、かつ、電気亜鉛メッキ後に行なうことにより、コスト
の低減を図り得るばね座金の製造方法を提案するもので
ある。
この発明によるばね座金の製造方法は、次の5つの工程
、すなわち、硬鋼線を使用し、これを異形ダイスによっ
て伸線して異形鋼線を得る伸線工程と、この異形鋼線を
コイル状に巻き取る巻取り工程と、コイル状に巻き取っ
た異形鋼線を切断してチップ座金を得る切断工程と、こ
のチップ座金に電気亜鉛メッキを施す心気亜鉛メッキ工
程と。
、すなわち、硬鋼線を使用し、これを異形ダイスによっ
て伸線して異形鋼線を得る伸線工程と、この異形鋼線を
コイル状に巻き取る巻取り工程と、コイル状に巻き取っ
た異形鋼線を切断してチップ座金を得る切断工程と、こ
のチップ座金に電気亜鉛メッキを施す心気亜鉛メッキ工
程と。
前記伸線工程における加工歪を除去する熱処理と電気亜
鉛メッキ時の水素浸透による脆性を除去するベーキング
とを同時(二行なう熱処理・ベーキング工程とを備えた
ものである。
鉛メッキ時の水素浸透による脆性を除去するベーキング
とを同時(二行なう熱処理・ベーキング工程とを備えた
ものである。
以下、この発明の実施例を表2によって説明する。表2
はその製造工程を示したものである。
はその製造工程を示したものである。
同表において、(【)の伸線工程、(2)の巻取り工程
および(3)の切断工程の各工程は、順序、内容とも表
1の従来の工程と同じである。14)の電気亜鉛メッキ
工程と(5)の熱処理(ブルーイング)・ベーキング工
程は、従来とは異なる。すなわち、従来のr4)の熱処
理を(6)のベーキングと同時(二行ない、かつこれを
(5)の電気亜鉛メッキの後に行なうよう(ニした点で
異なる。また、電気亜鉛メッキ工程の内容は従来と同じ
であるが、同時に行なう熱処理・ベーキング工程は、そ
の処理温度において異なる。
および(3)の切断工程の各工程は、順序、内容とも表
1の従来の工程と同じである。14)の電気亜鉛メッキ
工程と(5)の熱処理(ブルーイング)・ベーキング工
程は、従来とは異なる。すなわち、従来のr4)の熱処
理を(6)のベーキングと同時(二行ない、かつこれを
(5)の電気亜鉛メッキの後に行なうよう(ニした点で
異なる。また、電気亜鉛メッキ工程の内容は従来と同じ
であるが、同時に行なう熱処理・ベーキング工程は、そ
の処理温度において異なる。
この製造方法は、加工歪を除去するための熱処理とベー
キングとを同時に行なうようにして、従来よりも1工程
減少させたところに特徴があるが、亜鉛メッキをしたチ
ップ座金を熱処理することになるので、適正な処理温度
で処理しないとこれが座金の性質や亜鉛メッキ被膜(二
悪影響を与える場合がある。つまり、処理温度が低過ぎ
ると硬度が不足してバネ反力が不足し、逆に、高過ぎる
と、亜鉛被膜が損傷する。したがって、ここに言う適正
な処理温度とは、ばね座金の性質(硬度)と亜鉛メッキ
の被膜に悪影響を与えない温度である。
キングとを同時に行なうようにして、従来よりも1工程
減少させたところに特徴があるが、亜鉛メッキをしたチ
ップ座金を熱処理することになるので、適正な処理温度
で処理しないとこれが座金の性質や亜鉛メッキ被膜(二
悪影響を与える場合がある。つまり、処理温度が低過ぎ
ると硬度が不足してバネ反力が不足し、逆に、高過ぎる
と、亜鉛被膜が損傷する。したがって、ここに言う適正
な処理温度とは、ばね座金の性質(硬度)と亜鉛メッキ
の被膜に悪影響を与えない温度である。
表3〜6は、それぞれ熱処理・ベーキング工程(二おけ
る適正な処理温度を調べるために行なった試験1〜4の
結果を示したものである。供試サンプルは、伸線から電
気亜鉛メッキまでの工程を終えた熱処理・ベーキング前
のばね座金で、形状・寸法は幅×厚さ= 2.7 mm
X l、 5a+のものである。
る適正な処理温度を調べるために行なった試験1〜4の
結果を示したものである。供試サンプルは、伸線から電
気亜鉛メッキまでの工程を終えた熱処理・ベーキング前
のばね座金で、形状・寸法は幅×厚さ= 2.7 mm
X l、 5a+のものである。
このサンプルは、各試験(=5点ずつ供した。使用線材
は、2.3Mφ硬銅線(丸線)(JIS、5WR)16
2A線材、炭素含量60%)で、サイズは2号6諺であ
る。
は、2.3Mφ硬銅線(丸線)(JIS、5WR)16
2A線材、炭素含量60%)で、サイズは2号6諺であ
る。
試験lでは、熱処理・ベーキングを全く行なわず、試験
2〜4では行なった。すなわち、試験2では200℃で
10分、試験3では300℃で10分、試験4では40
0℃で10分それぞれ熱処理・ベーキングを行なった。
2〜4では行なった。すなわち、試験2では200℃で
10分、試験3では300℃で10分、試験4では40
0℃で10分それぞれ熱処理・ベーキングを行なった。
各試験において、硬度(H几A)は2点測定を行ない、
圧縮は各3回ずつ行なった。
圧縮は各3回ずつ行なった。
表3(試験1)
表4(試験2)
表5(試験3)
表6(試験4)
試験結果について考察すると次のとおりである。
試験1では、圧縮後の高さは2.681111平均とな
り、JISに規定される2、5鰭以上(ばね座金の厚さ
l、5 InX l a以上)の条件は満足するが、硬
度(HRC)が38.5と低く、JISに規定する40
以上の条件は満足できなかった。熱処理・ベーキングを
行なわないので、亜鉛メッキの損傷は。
り、JISに規定される2、5鰭以上(ばね座金の厚さ
l、5 InX l a以上)の条件は満足するが、硬
度(HRC)が38.5と低く、JISに規定する40
以上の条件は満足できなかった。熱処理・ベーキングを
行なわないので、亜鉛メッキの損傷は。
当然生じない。しかし、表示しなかったが、圧縮を10
回以上繰り返すとへたりを生じ、高さか上記2.5離を
割る場合があった。おそらく伸線(=よる加工歪(二よ
るものと推察される。
回以上繰り返すとへたりを生じ、高さか上記2.5離を
割る場合があった。おそらく伸線(=よる加工歪(二よ
るものと推察される。
試験2と試験3では、圧縮後の高さ、硬度(HRC)と
も上記JISの条件を満足し、試験1(二おけるような
へたり現象は生じなかった。また、亜鉛メッキの損傷も
認められなかった。
も上記JISの条件を満足し、試験1(二おけるような
へたり現象は生じなかった。また、亜鉛メッキの損傷も
認められなかった。
試験4は、圧縮後の高さ、硬度(HB、C)とも試験2
.3の場合と同様に問題はなかったが、亜鉛メッキの損
傷が認められた。
.3の場合と同様に問題はなかったが、亜鉛メッキの損
傷が認められた。
以上の結果から明らかなように、少なくとも5Vll(
62A線材(2,3amφ硬銅線)を使用する場合(−
は、熱処理・ベーキング工程(二おける処理温度は20
0℃〜300℃近傍(二制御する必要のあることが判る
。
62A線材(2,3amφ硬銅線)を使用する場合(−
は、熱処理・ベーキング工程(二おける処理温度は20
0℃〜300℃近傍(二制御する必要のあることが判る
。
この熱処理温度は、使用する硬鋼線、亜鉛メッキ層の厚
さ等(=よって相対的に決定されるものである。したが
って、各使用硬鋼線に対する熱処理温度は、得られるば
ね座金の圧縮後の高さ、硬度、亜鉛メッキ層の損傷の程
度などをチェックしながら決める必要がある。
さ等(=よって相対的に決定されるものである。したが
って、各使用硬鋼線に対する熱処理温度は、得られるば
ね座金の圧縮後の高さ、硬度、亜鉛メッキ層の損傷の程
度などをチェックしながら決める必要がある。
この実施例から言い得ることは、熱処理温度を適正に制
御すれば、伸線による加工歪を除去するための熱処理と
亜鉛メッキ時の水素浸透(二よる脆性を除去するための
熱処理を同時じ行なうことができることである。そして
、これ(=よって、熱処理工程を1つ減らすことができ
ることである。
御すれば、伸線による加工歪を除去するための熱処理と
亜鉛メッキ時の水素浸透(二よる脆性を除去するための
熱処理を同時じ行なうことができることである。そして
、これ(=よって、熱処理工程を1つ減らすことができ
ることである。
以上説明したように、この発明によれば、従来の熱処理
とベーキングとを同時に、電気亜鉛メッキ後(1行なう
ようにしたから、工数の低減と作業時間およびラインの
短縮を図ることができ、コストの低減を実現できる。
とベーキングとを同時に、電気亜鉛メッキ後(1行なう
ようにしたから、工数の低減と作業時間およびラインの
短縮を図ることができ、コストの低減を実現できる。
Claims (1)
- 硬鋼線を使用し、これを異形ダイスによって伸線して異
形鋼線を得る伸線工程と、この異形鋼線をコイル状に巻
き取る巻取り工程と、コイル状に巻き取った異形鋼線を
切断してチップ座金を得る切断工程と、このチップ座金
に電気亜鉛メッキを施す電気亜鉛メッキ工程と、前記伸
線工程における加工歪を除去する熱処理と電気亜鉛メッ
キ時の水素浸透(=よる脆性を除去するベーキングとを
同時に行なう熱処理・ベーキング工程とを備えたばね座
金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2525384A JPS60170546A (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | ばね座金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2525384A JPS60170546A (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | ばね座金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60170546A true JPS60170546A (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=12160834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2525384A Pending JPS60170546A (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | ばね座金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60170546A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010110269A (ko) * | 2001-11-15 | 2001-12-12 | 김우흥 | 철도레일 지지용 스프링와셔의 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5177541A (ja) * | 1974-12-28 | 1976-07-05 | Heiwa Hatsujo Kk | Beekinguoshoryakushita denkimetsukibanezaganeno seizoho |
-
1984
- 1984-02-15 JP JP2525384A patent/JPS60170546A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5177541A (ja) * | 1974-12-28 | 1976-07-05 | Heiwa Hatsujo Kk | Beekinguoshoryakushita denkimetsukibanezaganeno seizoho |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010110269A (ko) * | 2001-11-15 | 2001-12-12 | 김우흥 | 철도레일 지지용 스프링와셔의 제조방법 |
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