JPS6017003B2 - 低酸素シリコンキルド鋼の製造方法 - Google Patents

低酸素シリコンキルド鋼の製造方法

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JPS6017003B2
JPS6017003B2 JP55130609A JP13060980A JPS6017003B2 JP S6017003 B2 JPS6017003 B2 JP S6017003B2 JP 55130609 A JP55130609 A JP 55130609A JP 13060980 A JP13060980 A JP 13060980A JP S6017003 B2 JPS6017003 B2 JP S6017003B2
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JP
Japan
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steel
ladle
oxygen
weight
melting point
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JP55130609A
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JPS5757823A (en
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啓之 中島
皓一 中村
吉二 岩崎
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低炭素シルコンキルド鋼の製造に際し、特に取
鍋下における溶鋼酸素量を少なくするための製造方法に
関する。
JISG3101,G3106などの規格が適用される
厚鋼板の製造について、表面癖や地癖を嫌う場合、その
対策として通常シリコンキルド(以TSi−Kという)
鋼が指定される。
同様にJISG3461,○3462が適用され蟹総管
として造られる小径管ボイラーチューブ材の場合も表面
癖や地癖の問題ならびにクリープ強度確保の理由からこ
れもSi一K鋼が指定される。これらSj−K戦の場合
、Si合金鉄単独での脱酸となりこれは酸素との親和力
がZr,Ti,AZ等の合金鉄に比較して小さいため十
分な脱酸が行なわれ難く、また前述した対象の鋼材は炭
素含有量のレベルが0.25%以下程度の低炭素鋼であ
るため高炭素レベルのものと比較して酸素量の絶対値レ
ベルが高いという不利な条件をもっている。
一般にキルド鋼の製造に際して、熔鋼中の酸素量が多く
なばなる程、鋼中の酸化物は増加する。その結果、鋼材
の検査過程において、これが原因で不合格品が発生し大
きな歩蟹低下となる。またボイラーチューブ材では一般
に介在物長さが30〃以下であることが要求されている
が介在物の絶対量が大きい程問題発生の頻度も多くなる
。したがって、これらの問題を防ぐためには結局介在物
の発生主因である酸素量を低減させることが必要となる
。以上の如く、鋼材等に対して前者の欠陥を防ぐために
指定された条件が“Si−K鋼”であることに対し、そ
の“Si−K鋼”という条件が一方では後者の欠陥を招
く因果関係を持っているのである。
しかしそれでもこれらの全べての欠陥を解消して要求品
者特性を全べて満足し得る低酸素高級鋼材が要求され、
そ製造方法が展望されるのである。これに対して従来脱
ガス法などの手段もあるが取鍋下酸素値は40〜7瓜風
とからなり高いレベルしか得られない。従来、低酸素高
清浄度鋼の製造方法としては、例えば同一出願人によっ
て提供された特開昭53一76916号公報が開示され
ている。
これはC:0.24〜0.095%の高炭素レベルのも
のであり、Si系以外の脱酸剤を調整用として用い、鍋
底よりアルゴンを吹込む取鍋精錬法であって、背景や条
件は異なるがスラグにアルカリ金属のフツ化物、酸化物
、アルカリ士類金属のフッ化物の蓬化促進化合物を添加
するものである。その他取鍋溶鋼中にィンジェクション
によってフラックスを吹込むことが各種の目的で行なわ
れていることは公知である。
しかし、それらの技術を単なる手段として応用したとし
ても本発明の対象となる低炭素Si−K鋼に対して取鍋
下酸素値が3籾例以下となるような厳しい条件を安定し
て満足させることは出来ない。本発明は前述の対象鋼種
、即ち、成分組成を包括的に示すとC:0.25%以下
、Si:0.55%以下、Mn:1.50%以下、P:
0.050%以下、S:0.050%以下からなる低炭
素Si−K鋼の製に際し有効な低酸素高清浄度鋼の製造
法を提供するものであってその要旨とするところは取鍋
内でィンジェクションにより精錬するに際し、あらかじ
め取鍋内カバースラグ上に融点降下剤を溶鋼トン当り1
.0k9以上を上乗せし、一方ィンジェクション用のフ
ラツクスは酸化カルシウム(以下Ca0という)総〜7
8重量%、融点降下剤17〜22重量%、酸化アルミニ
ウム(以下Aそ203という)5〜10重量%からなり
特に酸化珪素(以下Si02という)を全く含有しない
成分組成のものを溶鋼トン当り2.0k9以上とし、し
かも、前者カバースラグ上乗せ用と後者のィンジェクシ
ョン用フラツクスとの両者の重量は総和で〔融点降下剤
/CaO〕の値が0.5以上となるように配合すること
にある。
本発明の製造方法の提供にあたりその背景となる技術的
思想について次の如き知見を得た。
低炭素Si−K鋼の場合、結果的には取鍋精錬後のスラ
グ塩基度(Ca○/Si02)を精錬前のそれに対して
低下させるようにすればよい。即ち、取鍋内カバースラ
グをあらかじめ雛則降下剤にて融点を低下させて粘性を
増しておき、一方鍋中のSi02を浮上分離させて、前
記スラグ中に吸着させることにより、スラグ中のSi0
2を増加させてCa○/Si02の値を低させるのであ
る。
スラグの塩基度の低下はとにもなおさず鋼中のSiQが
除去されていることから取鋼下全酸素量が低減するとい
うものである。したがって、本発明法を具体的に述べる
と、■ あらかじめカバースラグの粘性を増すための手
段とその条件、■ 鍋中のSi02を急速に浮上分離す
るための手段とその条件、■ 前記塩基度を望ましいレ
ベルに保証するための条件、が必要となる。
以下にその手段について詳述する。
まず取鍋精錬前のカバースラグ上にスラグの流動性を高
める目的で融点降下剤を上乗せ添加する。
本発明においてこの融則降下剤とはアルカリ士類金属、
またはアルカリフッ化物を指し、例えばCaF2,Na
F,Mが,BaF,SiF2,NaぶiF6等の成分の
うち、一種あるいは二種以上のものが選択的に用いられ
る。この上乗せ添加用の融点降下剤添加量は実験解析に
よれ‘ま第1図に示すように融点降下剤を溶鋼トン当り
1.0k9以上添加して十分な蝿梓時間を与えれば、目
標酸素量である3母奴以下になり得ることが藤つた。
しかしながら十分な時間をかけるとなると、また別の障
害が生じるため短時間内に迅速処理をしなければならな
い。
そこで迅速にそれらの目的を果すためには、単に溶鋼を
渡洋するだけでなく、フラックスを吹込む所謂ィンジェ
クション法を採用する。しかも、そのフラツクスの成分
配合に工夫が必要となる。実験によればCa068〜7
8重量%、融点降下剤17〜松重量%、A夕2035〜
10重量%で構成し、特にSi02を全く含有させない
ことが条件となる。これら数値限定の根拠として、Ca
○の場合総重量%より少ないと充分な脱酸が得られず、
また78重量%より多いと、スラグ塩基度が高くなり毅
化性が悪くなり本発明の目的であるスラグ塩基度の低下
が阻害される。
融点降下剤が1り重量%より少ないと、カバースラグ律
化促進に対して効目が薄く、2重量%より多いと蓬化性
は良好となるが取鍋耐火物の溶損が激しくなり取鍋耐火
物の原単位を悪化させる。またAそ203は5重量%よ
り低いと酸化物の分離浮上に最適な1次ao,7Aそ2
03のランスを失い、脱酸館が著しく低下する。1の重
量%より多いと鍋上スラグのAそ203含有量が高くな
りすぎて脱酸生成物の吸着能が低下するためである。
なおこれらの成分組成からなるフラツクスは少〈とも溶
鋼トン当り2【9以上吹込む。
その理由は2k9/TSより少くなると反応性が著しく
低下するためである。次いで、上乗せして融別降下剤と
鍋中に吹き込まれたフラツクスが全体として作用しその
結果が短時間に〔処理後スラグ塩基度/処理前スラグ塩
基度〕が1.0未満となることが必要でありそのための
条件としては上乗せと吹込み両者の添加量について〔全
融点降下剤/Ca0〕が0.5以上となることが必要で
ある。
このことは第2図に示した実験データによってその関係
が明らかにされた。
本発明の実施例を低炭素Si−K鋼における他の例との
比較において第1表に示す。
以上の如く本発明では結論として処理後スラグの塩基度
が処理前スラグの塩基度より小さくなるようにしかも、
それが迅速に処理されるようにすればよく、そのための
実用的な手段と条件を限定したことに意味がある。
而して本発明法の実施により低炭素Si−K鋼指定の鋼
種の場合、低酸素高純度清浄鋼を安定してしかも容易に
製造することが可能となりその価値は高いものである。
第 1 表
【図面の簡単な説明】
第1図は成品酸素(柳)と取鍋上乗せ融点眼蜂下剤原単
位(k9/TS)との関係を示す図、第2図は処理後ス
ラグ塩基度/処理前スラグ塩基度と全融点降下剤量/全
酸化カルシウム量との関係を示す図である。 多ノ図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 取鍋内溶鋼をインジエクシヨン法により精錬するに
    際し、あらかじめ取鍋内カバースラグ上に上乗せ添加す
    る融点降下剤を溶鋼トン当り1.0kg以上とし、一方
    インジエクシヨン用として成分組成が酸化カルシウム6
    8〜78重量%、融点降下剤17〜22重量%、酸化ア
    ルミニウム5〜10重量%からなり酸化珪素を含有しな
    いフラツクスを溶鋼トン当り2.0kg以上としかつ前
    記上乗せ添加剤とインジエクシヨン用フラツクス両者の
    総和で〔融点降下剤/酸化カルシウム〕の重量比が0.
    5以上となるように上乗せ用添加剤とインジエクシヨン
    用のフラツクスを配合して取鍋下溶鋼の酸素量が35p
    pm以下となるように取鍋精錬することを特徴とする低
    酸素シリコンキルド鋼の製造方法。
JP55130609A 1980-09-22 1980-09-22 低酸素シリコンキルド鋼の製造方法 Expired JPS6017003B2 (ja)

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JPS5757823A JPS5757823A (en) 1982-04-07
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