JPS60169689A - ベ−ン型回転圧縮機 - Google Patents
ベ−ン型回転圧縮機Info
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- JPS60169689A JPS60169689A JP2485884A JP2485884A JPS60169689A JP S60169689 A JPS60169689 A JP S60169689A JP 2485884 A JP2485884 A JP 2485884A JP 2485884 A JP2485884 A JP 2485884A JP S60169689 A JPS60169689 A JP S60169689A
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- JP
- Japan
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- pressure
- passage
- lubricating
- vane
- oil
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- Pending
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
- F01C21/0818—Vane tracking; control therefor
- F01C21/0854—Vane tracking; control therefor by fluid means
- F01C21/0872—Vane tracking; control therefor by fluid means the fluid being other than the working fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分!!1’)
この発明は冷房装置などに利用されるベーン型回転圧縮
機に関する。
機に関する。
(従来技術)
従来、こめ種のベーン型回転圧縮機として、潤滑系統に
おりる高圧部とロータのベーン背圧との間に絞り部分を
設け、潤漬油をこの絞り部分を介して背圧通路に導き、
更にロータ側面とプレートとの間の隙間を介して低圧部
に導”くことに、1、す、吐出圧力に比例した適正圧力
ちベーン背面に作用させて、ベーンの摩耗を有効Gこ防
1にするようにしたものが既に提案されている(実1頭
昭55−169127号)。
おりる高圧部とロータのベーン背圧との間に絞り部分を
設け、潤漬油をこの絞り部分を介して背圧通路に導き、
更にロータ側面とプレートとの間の隙間を介して低圧部
に導”くことに、1、す、吐出圧力に比例した適正圧力
ちベーン背面に作用させて、ベーンの摩耗を有効Gこ防
1にするようにしたものが既に提案されている(実1頭
昭55−169127号)。
まず、かかるべ〜ン型回転圧縮機を第1図および第2図
により説明する。
により説明する。
同図において、■、2は一対のフロントプレートおよび
リヤプレートで、これらの間にカムリング3がボルト4
に依り固定されている。
リヤプレートで、これらの間にカムリング3がボルト4
に依り固定されている。
5ばこれらを覆って高圧室5aを画成する外筒で、この
外筒5内のりャプレート2側には、圧縮行程にあるポン
プ室(f&述する)に連通ずる図外の吐出孔が開口し、
これに臨んでガス・油分離部材6が設けられ、ここが潤
滑油の高圧部7となっている。8はこの高圧部7に連通
ずる様に外筒5に取り付けられた吐出口で、圧縮ガスを
図外の冷房装置に導く。9は上記各プレートI、2の中
心孔にニードルへアリング10.11を介して支承され
たロータ12のロータ軸である。
外筒5内のりャプレート2側には、圧縮行程にあるポン
プ室(f&述する)に連通ずる図外の吐出孔が開口し、
これに臨んでガス・油分離部材6が設けられ、ここが潤
滑油の高圧部7となっている。8はこの高圧部7に連通
ずる様に外筒5に取り付けられた吐出口で、圧縮ガスを
図外の冷房装置に導く。9は上記各プレートI、2の中
心孔にニードルへアリング10.11を介して支承され
たロータ12のロータ軸である。
13は上記ニードルベアリング10に並置されてロータ
軸9との間に第1絞り部分+32を形成するオリフィス
リング、14はスラストヘアリングである。
軸9との間に第1絞り部分+32を形成するオリフィス
リング、14はスラストヘアリングである。
上記I:1−り12には潤?Pk浦を通ずる背圧通路1
5およびこれに連続し外周面に開口するほぼ半径方向の
複数のスリンl−16が設けられ、これらにベーン17
が摺動自在に取り付&Jられている。
5およびこれに連続し外周面に開口するほぼ半径方向の
複数のスリンl−16が設けられ、これらにベーン17
が摺動自在に取り付&Jられている。
これらベーン17は、ロータ12の回転にともないカム
リング3の内周面を摺接し、吸入および圧縮行程を繰り
返す複数のポンプ室17aを画成する。18はフロント
プレート1側に取り付りられたヘッドで、これの中心孔
にはスナップリング19に係止されたシールリング20
を介して上記ロータ軸91η1,1が挿入され、これの
内側にロータ軸9rA:、メカニカルシール21が摺接
している。これらシール20.21を収容する室22は
通路23を介して、フ1′1ントプレートlに設けられ
た通路24に連11ηしている。この通路24はロータ
12の左端面に臨み開口し、その開口位置は、背圧通路
15内の圧力と共にメカニカルシール21等のために室
22の圧力をも最適に保つために、適当に選択される。
リング3の内周面を摺接し、吸入および圧縮行程を繰り
返す複数のポンプ室17aを画成する。18はフロント
プレート1側に取り付りられたヘッドで、これの中心孔
にはスナップリング19に係止されたシールリング20
を介して上記ロータ軸91η1,1が挿入され、これの
内側にロータ軸9rA:、メカニカルシール21が摺接
している。これらシール20.21を収容する室22は
通路23を介して、フ1′1ントプレートlに設けられ
た通路24に連11ηしている。この通路24はロータ
12の左端面に臨み開口し、その開口位置は、背圧通路
15内の圧力と共にメカニカルシール21等のために室
22の圧力をも最適に保つために、適当に選択される。
なお、25ば図外の冷房装置から導かれる冷媒の吸入孔
、26はこれに連なる室である。
、26はこれに連なる室である。
かかる構成になるベーン型回転圧縮機では、図中矢印で
示すように、吐出圧力によって高圧部7にある高圧の潤
滑油がりャブレ−1・2に設LJk通孔27および第1
絞り部分13aを通って上記ニードルベアリング10部
に給入された後、−コータ12とリヤプレート2との間
に画成された環状室29を経て、背圧通路15に導入さ
れる。このとき、このニードルベアリング10に並置し
たオリフィスリング13が第1絞り部分13aを形成し
てその潤滑油の流れを絞るため、背圧通路15には低圧
化した/llll漬樽かれ、ベーン17をカムリング3
内周に所定の圧力で押圧する。なお、このときのベーン
背圧はベーン17がカムリング3の内周面から離れない
必要最小圧に設定する。
示すように、吐出圧力によって高圧部7にある高圧の潤
滑油がりャブレ−1・2に設LJk通孔27および第1
絞り部分13aを通って上記ニードルベアリング10部
に給入された後、−コータ12とリヤプレート2との間
に画成された環状室29を経て、背圧通路15に導入さ
れる。このとき、このニードルベアリング10に並置し
たオリフィスリング13が第1絞り部分13aを形成し
てその潤滑油の流れを絞るため、背圧通路15には低圧
化した/llll漬樽かれ、ベーン17をカムリング3
内周に所定の圧力で押圧する。なお、このときのベーン
背圧はベーン17がカムリング3の内周面から離れない
必要最小圧に設定する。
また、上記背圧通ll−15に給入されたIf!I滑油
はスラストベアリング14、ニードルベアリング11を
潤滑して室22に導出され、シール20.21を潤滑し
た後、通路23.24を介してフロントプレー11とロ
ータ12との摺動間隙(第2絞り部分)2日に押し込ま
れ、しかる後に低圧部としての吸入室に送り込まれる。
はスラストベアリング14、ニードルベアリング11を
潤滑して室22に導出され、シール20.21を潤滑し
た後、通路23.24を介してフロントプレー11とロ
ータ12との摺動間隙(第2絞り部分)2日に押し込ま
れ、しかる後に低圧部としての吸入室に送り込まれる。
この場合においζ、潤滑油は、オリフィスリング13を
介して適正圧力で背圧通路15内に導かれるため、カム
リング3内周面に対するベーン17の接触圧力を適正に
保つとトモに、適当な圧力でメカニカルシール2Iを潤
1%−uしめる。更に、摺動間隙2Bによる絞り効果の
ために、背圧通路15の潤滑油は適正圧力に保持され、
また、低圧部に導出される潤〆11油量は必要最小限に
制御されるので、冷房装置全体における潤滑油の循15
i量も最小に抑えることができるものである。
介して適正圧力で背圧通路15内に導かれるため、カム
リング3内周面に対するベーン17の接触圧力を適正に
保つとトモに、適当な圧力でメカニカルシール2Iを潤
1%−uしめる。更に、摺動間隙2Bによる絞り効果の
ために、背圧通路15の潤滑油は適正圧力に保持され、
また、低圧部に導出される潤〆11油量は必要最小限に
制御されるので、冷房装置全体における潤滑油の循15
i量も最小に抑えることができるものである。
しかしながら、かかるベーン型回転圧縮機では、オリフ
ィスリング13により形成された第1絞り部分13aお
よび摺動間隙28で吐出圧を減圧してベーン17の押し
出し油圧を得るため、吐出圧が10 (kg/ cJ)
〜30 (kg/ c+a)の範囲で変動するような
自動車用冷房装置のコンプレツサとして使用すると、ベ
ーン17の押し出し油圧を適正Iに力に維持することが
困ケ1fで、吐出圧が比較的I0iい状態ではカムリン
グ3に摺接するベーン17の先端が摩耗し易く耐久性を
低下させるという問題を!Lじ、逆に、吐出圧が比較的
低い状態では、・\−ン17のカムリング3に対する押
し付は力が弱まり、ベーン17のカムリング3に対する
ランディング(浮上と着地の繰り返し動作)を生じ、こ
れらの破損や異音を発生するという問題があった。
ィスリング13により形成された第1絞り部分13aお
よび摺動間隙28で吐出圧を減圧してベーン17の押し
出し油圧を得るため、吐出圧が10 (kg/ cJ)
〜30 (kg/ c+a)の範囲で変動するような
自動車用冷房装置のコンプレツサとして使用すると、ベ
ーン17の押し出し油圧を適正Iに力に維持することが
困ケ1fで、吐出圧が比較的I0iい状態ではカムリン
グ3に摺接するベーン17の先端が摩耗し易く耐久性を
低下させるという問題を!Lじ、逆に、吐出圧が比較的
低い状態では、・\−ン17のカムリング3に対する押
し付は力が弱まり、ベーン17のカムリング3に対する
ランディング(浮上と着地の繰り返し動作)を生じ、こ
れらの破損や異音を発生するという問題があった。
(発明の目的)
この発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、
背圧通路と低圧部側とを連通ずる/I!l!1%通路を
設け、この潤滑通路の流路面積を吐出圧力と吸入圧との
圧力差に応じて変化させることにより、吐出圧が変化し
てもカムリングに対する適切なベーンの押し付は力を確
保し、以ってベーンおよびカムリングの19耗やランデ
ィングを有効に防止するようにしたベーン型回転圧縮機
を提供することを目的としている。
背圧通路と低圧部側とを連通ずる/I!l!1%通路を
設け、この潤滑通路の流路面積を吐出圧力と吸入圧との
圧力差に応じて変化させることにより、吐出圧が変化し
てもカムリングに対する適切なベーンの押し付は力を確
保し、以ってベーンおよびカムリングの19耗やランデ
ィングを有効に防止するようにしたベーン型回転圧縮機
を提供することを目的としている。
(発明の構成)
この発明にがかるベーン型回転圧縮機は、フロントプレ
ートとりャプレートとの間にカムリングを取り付け、こ
のカムリング内に、はぼ半径方向の、背圧通路を有する
スリット内に収容した摺動自在なベーンを有するロータ
を備えこのロータのローフ軸を軸受を介し゛ζ前記各プ
レートに支承し、ロータの回転に住いへ−ンを出没させ
、ベーンの一端をカムリング内周に摺接せしめ、吐出圧
力と吸入圧力との圧力差によって循環し各回転摺動部分
を潤滑する潤滑油の潤dキ系統を持つベーン型回転圧縮
機において、吸入側部ら低11一部側とロータの背圧通
路との間に他の潤滑通路を設けて、この潤滑通路の開口
面積を前記田川圧部の潤滑油圧力と前記吸入圧との圧力
差に応じて制御弁により変化させるものである。
ートとりャプレートとの間にカムリングを取り付け、こ
のカムリング内に、はぼ半径方向の、背圧通路を有する
スリット内に収容した摺動自在なベーンを有するロータ
を備えこのロータのローフ軸を軸受を介し゛ζ前記各プ
レートに支承し、ロータの回転に住いへ−ンを出没させ
、ベーンの一端をカムリング内周に摺接せしめ、吐出圧
力と吸入圧力との圧力差によって循環し各回転摺動部分
を潤滑する潤滑油の潤dキ系統を持つベーン型回転圧縮
機において、吸入側部ら低11一部側とロータの背圧通
路との間に他の潤滑通路を設けて、この潤滑通路の開口
面積を前記田川圧部の潤滑油圧力と前記吸入圧との圧力
差に応じて制御弁により変化させるものである。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は、この発明の第1実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、カムリング3には、フ1゛2
ンI・プレート1に形成された穴1aを介し室2〔;に
連通ずるとともに透孔3bを介して吸入行程ル、二ある
ポンプ室17bと連通ずる導孔3aが形成され、リヤプ
レート2には、ロータ12の軸線方向に巴通ずるシリン
ダ孔38および該シリンダ孔38に直角方向から開口す
るa湯通路31が形成されている。シリンダ孔38は、
高圧室5aに開口した大径部38aおよび導孔3aに開
口した小径部38bから成り、また、潤滑通路31ば、
−bmがシリンダ孔38の小j条部38bを介して導孔
3aに連通し、他端が環状室29を介し背圧通路15に
連通している。
ンI・プレート1に形成された穴1aを介し室2〔;に
連通ずるとともに透孔3bを介して吸入行程ル、二ある
ポンプ室17bと連通ずる導孔3aが形成され、リヤプ
レート2には、ロータ12の軸線方向に巴通ずるシリン
ダ孔38および該シリンダ孔38に直角方向から開口す
るa湯通路31が形成されている。シリンダ孔38は、
高圧室5aに開口した大径部38aおよび導孔3aに開
口した小径部38bから成り、また、潤滑通路31ば、
−bmがシリンダ孔38の小j条部38bを介して導孔
3aに連通し、他端が環状室29を介し背圧通路15に
連通している。
シリンダ孔38には、潤滑通路31aの流路面積を変更
可能な制御弁32が収納されている。制御弁32は、シ
リンダ孔38に摺動自在に嵌入して室34を画成するピ
ストン33と、該ピストン33と一体に成形されて小径
部38bに摺動自在に嵌入したスプール35と、室34
内に縮設されてピストン33を図中右方の高圧室5a側
へ伺勢するスプリング36と、を有している。室34は
、リートプレート2に形成された細孔2bを介して前述
の吸入行程にあるポンプ室17aに連通し、また、スプ
ール35にば、潤滑油路31に連通する条溝35aが形
成されている。このスプール35の条溝35aは、スプ
ール35が図中左方の導孔3a側へ変化すると、導孔3
a内に開口するよう構成されている。なお、37はスナ
ップリングである。
可能な制御弁32が収納されている。制御弁32は、シ
リンダ孔38に摺動自在に嵌入して室34を画成するピ
ストン33と、該ピストン33と一体に成形されて小径
部38bに摺動自在に嵌入したスプール35と、室34
内に縮設されてピストン33を図中右方の高圧室5a側
へ伺勢するスプリング36と、を有している。室34は
、リートプレート2に形成された細孔2bを介して前述
の吸入行程にあるポンプ室17aに連通し、また、スプ
ール35にば、潤滑油路31に連通する条溝35aが形
成されている。このスプール35の条溝35aは、スプ
ール35が図中左方の導孔3a側へ変化すると、導孔3
a内に開口するよう構成されている。なお、37はスナ
ップリングである。
この制御弁32は、ピストン33を図中右方へ(・]勢
するスプリング36の弾性力と、スプール35の図中ノ
、端面に図中右方へ向かって作用する導孔;3;I内、
圧力、及びピストン33の左端面にし1中右方へ向かっ
て作用する室34内圧力さらにピストン33の右&l:
A面に図中左方へ向かって作用する1(°G圧部7圧力
に応してスプール35およびピストン33が一体的に変
位し、スプール35の条溝35aの導孔3aへの開口面
積を変化さ・lるごとで潤’/(!通路31の流路面積
を連続的に変更するものである。
するスプリング36の弾性力と、スプール35の図中ノ
、端面に図中右方へ向かって作用する導孔;3;I内、
圧力、及びピストン33の左端面にし1中右方へ向かっ
て作用する室34内圧力さらにピストン33の右&l:
A面に図中左方へ向かって作用する1(°G圧部7圧力
に応してスプール35およびピストン33が一体的に変
位し、スプール35の条溝35aの導孔3aへの開口面
積を変化さ・lるごとで潤’/(!通路31の流路面積
を連続的に変更するものである。
次に、作用を説明する。
まず、ベーン型回転圧縮機の1−1−り12が比較的低
速で回転して、吸入圧と吐出圧との圧力差が小さい場合
、制御弁32は、そのビスI−ン33およびスプール3
5が図中イ1方に付勢されζ第(3図に示す位置にあり
1.潤滑油1m3]を閉止している。ごのノこめ、高圧
部7の、fl滑浦は、通孔27、第1絞り部分I3aお
よび環状室29を経て背圧通路15へ導入され、そして
、前述のように、スラストベアリング14およびニード
ルベアリング11を潤111シて室22に導出され、シ
ール20.21を潤滑し通路23.24を経て摺動間隙
28に押し込まれ、この後、低圧部としての吸入行程に
あるポンプ室17aに送り込まれる。すなわちミ高圧部
7から背圧通路I5へ給入された/Ii!I滑油は、絞
り効果を有した摺動間隙28のみを経てポンプ室17a
へ還流する。したがって、背圧通路15内の潤滑油は、
比較的高圧力に保持されて、ヘ−ン17をカムリング3
に圧接せしめる。
速で回転して、吸入圧と吐出圧との圧力差が小さい場合
、制御弁32は、そのビスI−ン33およびスプール3
5が図中イ1方に付勢されζ第(3図に示す位置にあり
1.潤滑油1m3]を閉止している。ごのノこめ、高圧
部7の、fl滑浦は、通孔27、第1絞り部分I3aお
よび環状室29を経て背圧通路15へ導入され、そして
、前述のように、スラストベアリング14およびニード
ルベアリング11を潤111シて室22に導出され、シ
ール20.21を潤滑し通路23.24を経て摺動間隙
28に押し込まれ、この後、低圧部としての吸入行程に
あるポンプ室17aに送り込まれる。すなわちミ高圧部
7から背圧通路I5へ給入された/Ii!I滑油は、絞
り効果を有した摺動間隙28のみを経てポンプ室17a
へ還流する。したがって、背圧通路15内の潤滑油は、
比較的高圧力に保持されて、ヘ−ン17をカムリング3
に圧接せしめる。
次に、ロータ12の回転数が増大して吸入圧と吐出圧と
の圧力差が大きくなると、制御弁32ば、そのピストン
33およびスプール35が第3図に示す位置から図中左
方へ変位し、スプール35の条?M35aが導孔3aに
開口する。ずなわち、ロータI2が高速で回転して高圧
部7の圧力が増大すると、制御弁32は、そのピストン
33の右端面に作用する圧力が大きくなるため、スプー
ル35がスプリング36の弾性力に抗し゛ζピストン3
3とともに図中左方へ変位し、条溝35aが高圧部7と
背圧通路15との圧力差に対応した開[二1面積で導孔
3aと潤滑通路31とを連通ずる。このため、背圧通路
15は潤滑通路31を介し°ζ吸入行行程あるポンプ室
17aと連通し、高圧部7から背圧通1/815へ導入
された潤滑油は、前記摺動間隙28とともに潤滑通路3
1を介してポンプ室17aへ還流する。したがって、背
圧通路15の潤14% /lllは、比較的低圧に制御
され、適正な圧力でベーン17をカムリング3に圧接せ
しめる。
の圧力差が大きくなると、制御弁32ば、そのピストン
33およびスプール35が第3図に示す位置から図中左
方へ変位し、スプール35の条?M35aが導孔3aに
開口する。ずなわち、ロータI2が高速で回転して高圧
部7の圧力が増大すると、制御弁32は、そのピストン
33の右端面に作用する圧力が大きくなるため、スプー
ル35がスプリング36の弾性力に抗し゛ζピストン3
3とともに図中左方へ変位し、条溝35aが高圧部7と
背圧通路15との圧力差に対応した開[二1面積で導孔
3aと潤滑通路31とを連通ずる。このため、背圧通路
15は潤滑通路31を介し°ζ吸入行行程あるポンプ室
17aと連通し、高圧部7から背圧通1/815へ導入
された潤滑油は、前記摺動間隙28とともに潤滑通路3
1を介してポンプ室17aへ還流する。したがって、背
圧通路15の潤14% /lllは、比較的低圧に制御
され、適正な圧力でベーン17をカムリング3に圧接せ
しめる。
このように、このベーン型回転圧縮機にあっては、潤滑
通路15の流路面積が背圧通路15と101圧室5aず
なわぢ高圧部7との圧力差に対応した面積に制御されて
潤滑通路15の潤滑油の圧力を適正な圧力に維持するた
め、ベーン17やカムリング3の過剰な摩耗およびベー
ンI7のランディングによる異音の発生が阻止されるも
のである。
通路15の流路面積が背圧通路15と101圧室5aず
なわぢ高圧部7との圧力差に対応した面積に制御されて
潤滑通路15の潤滑油の圧力を適正な圧力に維持するた
め、ベーン17やカムリング3の過剰な摩耗およびベー
ンI7のランディングによる異音の発生が阻止されるも
のである。
第4図と第5図には、それぞれこの発明の第2実施例お
よび第3実施例を示す。なお、以下の各実施例において
は、前述した第1実施例と同一の構成部分には、同一の
番号を付して説明を省略する。
よび第3実施例を示す。なお、以下の各実施例において
は、前述した第1実施例と同一の構成部分には、同一の
番号を付して説明を省略する。
まず、第4図により第2実施例を説明する。
この実施例にがかるベーン型回転圧縮機は、潤lh通路
31が吸入行程にあるポンプ室+72と環状室29とを
連通ずるものである。すなわち、同図に示すように、リ
ヤプレート2には環状室29に開口するとともにシリン
ダ孔38に開Iコした第1潤滑通路31aと、吸入行程
にあるポンプ室17aに開口するとともにシリンダ孔3
+3に開DL、た第2潤滑通路31 bと、が形成され
、これら第1a沿道路31aおよび第2潤滑通路31b
が潤滑通路3Iを構成している。
31が吸入行程にあるポンプ室+72と環状室29とを
連通ずるものである。すなわち、同図に示すように、リ
ヤプレート2には環状室29に開口するとともにシリン
ダ孔38に開Iコした第1潤滑通路31aと、吸入行程
にあるポンプ室17aに開口するとともにシリンダ孔3
+3に開DL、た第2潤滑通路31 bと、が形成され
、これら第1a沿道路31aおよび第2潤滑通路31b
が潤滑通路3Iを構成している。
制御弁32ば、そのスプール35の条溝35aが第1潤
滑通路31aに常時連通するよう設定され、また、この
条/I?J35aはスプール35が図中左方へ変位する
と、スプール35の変位すなわち吐出圧と吸入圧との圧
力差に応じた開口面積で第2潤滑通路31bと連通ずる
よう設定されている。
滑通路31aに常時連通するよう設定され、また、この
条/I?J35aはスプール35が図中左方へ変位する
と、スプール35の変位すなわち吐出圧と吸入圧との圧
力差に応じた開口面積で第2潤滑通路31bと連通ずる
よう設定されている。
このようなベーン型回転圧縮機にあっても、吐出圧が低
い場合は潤滑通路31の流路面積が減少し、また、吐出
圧が高くなると潤滑通路31の流1洛面積が増大するた
め、背圧通路15内の潤滑油圧力が適1ピ圧力に維持さ
れるものである。
い場合は潤滑通路31の流路面積が減少し、また、吐出
圧が高くなると潤滑通路31の流1洛面積が増大するた
め、背圧通路15内の潤滑油圧力が適1ピ圧力に維持さ
れるものである。
次に、第5図により第3実施例を説明する。
この実施例にがかるベーン型回転圧縮機は、潤滑通路3
1をフロントプレート1に形成したものである。すなわ
ち、同図に示すように、フロントプレート1には、シリ
ンダ孔38と、一端がシリンダ孔3Bに開口するととも
に他端がニードルヘアリング1■、ロータ軸9およびフ
ロントプレート1により画成された環状空間39に開I
コする潤滑通路31と、が形成されている。この環状空
間31)は、スラストベアリング14とフロントプレー
1・1との間の隙間を介して背圧通路15に連通ずるも
のC11r圧通路15と同等の圧力を有する。シリンダ
孔3Bには、リヤプレート2のシリンダ孔38および力
J・リング3を貫通した制御弁32のスプール;35が
摺動自在に嵌入し、また、潤湯通路31の他端は前記環
状空間39を介して背圧通路15に連通している。
1をフロントプレート1に形成したものである。すなわ
ち、同図に示すように、フロントプレート1には、シリ
ンダ孔38と、一端がシリンダ孔3Bに開口するととも
に他端がニードルヘアリング1■、ロータ軸9およびフ
ロントプレート1により画成された環状空間39に開I
コする潤滑通路31と、が形成されている。この環状空
間31)は、スラストベアリング14とフロントプレー
1・1との間の隙間を介して背圧通路15に連通ずるも
のC11r圧通路15と同等の圧力を有する。シリンダ
孔3Bには、リヤプレート2のシリンダ孔38および力
J・リング3を貫通した制御弁32のスプール;35が
摺動自在に嵌入し、また、潤湯通路31の他端は前記環
状空間39を介して背圧通路15に連通している。
このようなベーン型回転圧縮機にあっても、制御弁32
が背圧通路15と高圧部7との圧力差に応じた開口面積
で潤滑通路31を室26に連通するため、環状空間39
ずなわら背圧通路】5内の潤滑油圧力は、前述した各実
施例と同様に、吐出圧にかかわらず適正な圧力に維持さ
れる。
が背圧通路15と高圧部7との圧力差に応じた開口面積
で潤滑通路31を室26に連通するため、環状空間39
ずなわら背圧通路】5内の潤滑油圧力は、前述した各実
施例と同様に、吐出圧にかかわらず適正な圧力に維持さ
れる。
(発明の効果)
以上説明してきたように、この発明にかかるベーン型回
転圧縮機によれば、吸入部と背圧通路とを連通ずる潤滑
通路を設け、この潤滑通路の流路面積を吐出圧と背圧通
路との圧力差に応じて制御弁により変更するよう構成し
たため、吸入圧あるいは吐出圧が変化した場合にあって
も背圧通路の潤滑油圧力を適正な圧力に維持することが
でき、ベーンおよびカムリングの摩耗が低減され、また
、ベーンのランディングを有効に防止できるものである
。
転圧縮機によれば、吸入部と背圧通路とを連通ずる潤滑
通路を設け、この潤滑通路の流路面積を吐出圧と背圧通
路との圧力差に応じて制御弁により変更するよう構成し
たため、吸入圧あるいは吐出圧が変化した場合にあって
も背圧通路の潤滑油圧力を適正な圧力に維持することが
でき、ベーンおよびカムリングの摩耗が低減され、また
、ベーンのランディングを有効に防止できるものである
。
第1図および第2図は従来のベーン型回転圧縮機を示す
図であり、第1図は正面断面図、第2図は一部断面側面
図である。第3図から第5図はそれぞれがこの発明の実
施例にかかるう−ン型回転圧縮機を示す正面断面図であ
り、第3図は第1実施例を、第4図は第2実施例を、第
5図は第3実施例を示している。 1−−−一・フロントプレート、 2−−−−〜−リヤプレート、 3−−−−・−カムリング、 7−・−高圧部、 9−−−−・−ロータ軸、 10.11−−−ニードルヘアリング(回転部分)、】
2−−−〜−−ロータ、 13 a−−−・第1絞り部分、 I4−′スラストヘアリング(回転部分)、+5−−H
圧通路、 1G −スリット、 I7−− −ベーン、 +7 a’−−−ポンプ室(低圧部)、20−−−−−
シールリング(回転部分)、21−−−−−メカニカル
シール(回転部分)、23.24−−−−一通路、 27−−−−−−通孔、 28−・−摺動間隙(第2絞り部分)、3I・−−−−
−If!Il滑通路、 32−−−−一制御弁。 特許出願人 厚木自動車部品株式会社 代理人弁理士 有我軍一部 第1図
図であり、第1図は正面断面図、第2図は一部断面側面
図である。第3図から第5図はそれぞれがこの発明の実
施例にかかるう−ン型回転圧縮機を示す正面断面図であ
り、第3図は第1実施例を、第4図は第2実施例を、第
5図は第3実施例を示している。 1−−−一・フロントプレート、 2−−−−〜−リヤプレート、 3−−−−・−カムリング、 7−・−高圧部、 9−−−−・−ロータ軸、 10.11−−−ニードルヘアリング(回転部分)、】
2−−−〜−−ロータ、 13 a−−−・第1絞り部分、 I4−′スラストヘアリング(回転部分)、+5−−H
圧通路、 1G −スリット、 I7−− −ベーン、 +7 a’−−−ポンプ室(低圧部)、20−−−−−
シールリング(回転部分)、21−−−−−メカニカル
シール(回転部分)、23.24−−−−一通路、 27−−−−−−通孔、 28−・−摺動間隙(第2絞り部分)、3I・−−−−
−If!Il滑通路、 32−−−−一制御弁。 特許出願人 厚木自動車部品株式会社 代理人弁理士 有我軍一部 第1図
Claims (1)
- フロントプレートとりャプレートとの間にカムリングを
取り伺け、このカムリング内に、はぼ半径方向の、背圧
通路を有するスリット内に収容した摺動自在なベーンを
有するロータを備え、このロータのロータ軸を軸受を介
して前記各プレートに支承し、ロータの回転に伴いベー
ンを出没させ、ベーンの一端をカムリング内周に摺接せ
しめるようにし、吐出圧力と吸入圧力との圧力差によっ
て循環し各回転摺動部分を/Iyl沿する?r8沿油の
潤滑系統をもつベーン型回転圧縮機において、吸入側即
ち低圧部側とロータの背圧通路との間に他の潤滑通路を
設けて、この潤滑通路の流路面積を前記吐出圧力と前記
吸入圧との圧力差に応じて制御弁により変更するように
したことを特徴とするベーン型回転圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2485884A JPS60169689A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | ベ−ン型回転圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2485884A JPS60169689A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | ベ−ン型回転圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60169689A true JPS60169689A (ja) | 1985-09-03 |
Family
ID=12149911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2485884A Pending JPS60169689A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | ベ−ン型回転圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60169689A (ja) |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP2485884A patent/JPS60169689A/ja active Pending
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