JPS60166613A - 肝疾患治療剤 - Google Patents

肝疾患治療剤

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JPS60166613A
JPS60166613A JP2076884A JP2076884A JPS60166613A JP S60166613 A JPS60166613 A JP S60166613A JP 2076884 A JP2076884 A JP 2076884A JP 2076884 A JP2076884 A JP 2076884A JP S60166613 A JPS60166613 A JP S60166613A
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JP
Japan
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remedy
liver
hepatic cell
verapamil
hepatocytes
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Pending
Application number
JP2076884A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Koyama
小山 保
Hiroshi Uno
宇野 洋
Nariyuki Ishii
石井 成幸
Hisao Yamaguchi
久夫 山口
Tokutaro Makita
蒔田 徳太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は肝疾患治療剤に関する。更に詳IIBKは5 
((3,4−ジメトキシフェネチル)メチルアミン) 
−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−インブロ
ビルバレaニトリル(ベラパミル)またはその誘導体を
有効成分とする肝疾患治療剤に関する。
臨床上記められる肝疾患は、肝炎、脂肪肝。
肝硬変、黄痘、循環障害、アミqイドーシス。
#瘍、胆路系の障害等の種々のタイプがある。
このうち肝炎、脂肪肝および肝硬変はもつともしばしば
みられる疾患である。肝炎は、その原因により、A型、
B型あるいは非A型非B型肝炎ウィルスによるウィルス
性肝炎、アルコールによるアルコール性肝炎、化学物質
による中嵩性肝炎、薬剤アレルギーによる薬剤アレルギ
ー性肝炎に分類されるが、そのいずれにおいても肝細胞
壊死は主たる病態を占める。、脂肪肝は、脂肪の過剰摂
取、アルコール過飲1代謝異常。
栄養不良等の原因で生ずるが、病変が進行すると肝細胞
壊死を伴い、脂肪性肝硬変へと移行する。肝硬変につい
ても種々な分類がなされているが、その病態は肝細胞壊
死、あるいは持続する炎症の結果、肝111に広範な線
維化、肝細胞の結節状再生肥大を生じ、肝固有の小乗構
造が失なわれ、改築が起った状態を指すものである。
このような肝炎、脂肪肝および肝硬変等の肝疾患にあっ
ては肝細胞壊死が主たる病態を占める。
従って肝細胞壊死を阻止することは、これら肝疾患の病
態の改善および進展を阻止する上できわめて1要なポイ
ントである。
肝細胞壊死の機序については、四塩化炭素肝障害モデル
で多くの検討がなされている。例えばミ)コンドリアの
機能障害による細胞内ATp減少(Pharmacol
ogical Revi ewa 、 19 、145
−208 、1967 ;Am。
J 、 Pajhol −+旧、237−250.19
75) ;ライリゾームの関与(Am、J、Patho
l、、81.237−250.1(+75) ;四塩化
炭素により生じたフリーラジカル(Cc I、・)の酸
化作用による小胞体膜破壊に基づくタンパク合成阻害(
Pbarmacological Reviews 、
 19 、145−208 、1967 ;Am 、 
J 。
PathOl、、81,237−25J1975)等ノ
ilが示すレテイる。これらの機序からATP、高タン
パク製剤。
タンパク合成促進剤、抗酸仕剤、ラジカルスカベンジャ
ー尋が肝細胞壊死を阻止する薬剤、すなわち肝疾患治療
剤として開発されてきた。
しかしながら、かかる種々の薬剤の臨床治療上の治療効
果は充分なものではなく、かかる薬剤を用いても尚かつ
安静と食事療法によって自然回復を待つという消極的治
療に頼らざるを得ないのが肝疾患治療の現状である。
一方、最近、肝細胞壊死の模作について新らしい学説が
提唱されている。
すなわち、J、!7.Farberらは、肝細胞壊死と
カルシウムとの関係を調べ、培養液中にカルシウムが存
在しない場合には肝細胞壊死が牛じないこと、培養液中
にカルシウムが存在してはじめて肝細胞壊死が生ずるこ
と、生ずる肝細胞壊死は培養液中のカルシウム濃度に依
存すること、死んだ肝細胞のカルシウム含量は、正常な
肝細胞に比較して増加していることを示した。そして、
四塩化炭素、ガラクトサミンおよび種々の膜毒素(例え
ばA23187 、 [、ysoleclthln 、
AmphotencinB。
Pha I Io ld in 、Me thy 1m
e thanesu l fon a t e 、 E
 thyl+nethanesu Ifonate。
N−Acetoxyacatylaminof 1uc
rene 、 S i l ice 、Asbesto
s )等により生ずる肝細胞壊死に共通したかつ第一次
的変化として、肝細胞内へのカルシウムの流入過剰が生
ずることを示した(Science、2os4oo−7
02,1979; Am、J、Pathol、、105
,138−148.1981)。
本発明者らは、肝細胞壊死とカルシウムとの関係に着目
し、鋭意研究をrねた結果、肝細胞内へのカルシウムイ
オンの流入を制御することにより、肝障害物情の攻撃か
ら肝細胞を保護すζ)ことが可叶であることを発見した
かかる知見に基づき、更に研究した結果、カルシウム拮
抗作用を有する薬物として知られる5−〔(:>、4−
ジメトキシフェネチル)メチルアミノ1−2−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−インプロピルバレロニト
リル(ベラパミル)が、刑障害物!質の攻撃によって惹
起される肝細胞内へのカルシウムイオンの過流入を抑制
し、肝細胞の壊死を防ぎ、それ故肝疾患治療剤として有
用であることを見出し本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は式 %式% で表わされる5−((3,4−ジメトキシフェネチル)
メチルアミン] −2−(3,4−ジメトキシフェニル
)−2−インプロピルバレロニトリルもしくはその薬学
的に許容される酸伺加塩、またはこれらの誘導体を有効
成分とする肝疾患治療剤である。
本発明で用いる化合物は、上記式で表わされる5−((
3,4−ジメトキシフェネチル)メチルアミノ) −2
−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソ7’l’
ビルバレロニトリル(ベラパミル)もしくはその薬学的
に許容される酸付加塩、またはこれらの誘導体である。
薬学的に許容される酸付加塩の酸としては例えば塩酸、
臭化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸;酢酸、プルピ
オン酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸などの有機カ
ルボン酸;メタンスルホン酸、エタ 6− ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸などの有機スルホン酸等があげられる。誘導体と
しては例えば5−r(a、4−ジメトキシフェネチル)
メチルアミノ〕−2−(3,4,5−ジメトキシフェニ
ル)−2−イソプロピルバレロニトリル、a−((3,
4−)メトキシフェネチル)メカルアミノ)−2−(4
−メトキシフェニル)−2−イソプロピルバレロニトリ
ル、5−〔(3,4−ジメトキシフェネチル)メチルア
ミノ〕−2−(3,4−ジクOpフェニル)−2−イソ
プロピルバレロニトリル。
5−((3,4−ジメトキシフェネチル)メチルアミノ
)−2−(3−)リフルオロフェニル)−2−イソプロ
ピルバレロニトリルなどがあげられる。これらの化合物
は、従来公知の化合物であり、公知の方法例えばApp
el、Arzneimittel−Fnrsch、12
,562(1962) に記載の方法によって合成でき
る。
これらの化合物は、従来狭心症、心筋梗塞症等の治療に
用いられる循環器系疾患治療剤である。
本発明によれば、これらの化合物は、その本来有すると
ころのカルシウム拮抗作用によって肝障害物質の攻撃に
よって惹起される肝細胞内へのカルシウムイオンの過流
入を抑制り、肝細胞の壊死を防ぐものである。本発明の
薬剤は、肝炎、脂肪肝、肝硬変等の肝疾患の治療および
予防に有効である。
本発明の化合物は、経口的に、あるいは静脈内、筋肉内
、皮下、直腸内、経皮等の非経口的に投与される。経口
投与の剤型としては、例えば錠剤、火剤、11!粒剤、
散剤、液剤、S濁剤。
カプセル剤などが挙げられる。
錠剤の形態にするKは、例えば乳糖、デンプン、結晶セ
ルロースなどの賦形剤;カルボキシメチルセルロース、
メチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどの結合剤
ニアルギン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの崩
壊剤等を用いて通常の方法により成形することができる
丸剤、顆粒剤、散剤も同様に上記の賦形剤等を用いて通
常の方法によって成形することができる。
液剤、@濁剤は、例えばトリカプリリン、トリアセチン
などのグリセリンエステル類、エタノール等のアルコー
ル類などを用いて通常の方法により成形される。カプセ
ル剤は、顆粒剤。
散剤あるいは液剤などをゼラチンなどのカプセルに充填
することによって成形される。
静脈内、筋肉内、皮下投与の剤型としては、水性あるい
は非水性溶液剤などの形態にある注射剤がk)る。これ
らには例えば生理食塩水、エタノール、プロピレングリ
コールなどの溶媒。
必要に応じて防腐剤、安定剤などが用いらえる。
直腸内投与のためにはゼラチンソフトカプセルなどの通
常の坐剤が挙げられる。
杼皮投与の剤型としては、例えば軟膏剤などが挙げられ
る。これらは通常の方法によって成形される。
本発明の化合物な肝疾患治療剤として用いる場合、患者
の症状の程度により異なるが、通常−9= 成人1日あたり5〜500[11g程度を用いる。投与
法は経口ない(−弁解1]的K、1日1 j「いし4回
に分割投与することができる。
9下本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例−1肝細胞壊死阻止作用 肝細胞は中村ら、蛋白質、核酸、酵素、24巻、55−
76頁(1981)の方法に従がい調製した。すなわち
フエノバルビタール処理(SO■/に9/日、3日間、
腹腔内投辱)シたラットの肝臓を0.05 %コラーゲ
ナーゼで潅流後、遠心分離して肝細胞を集めた。得られ
た肝細胞を10係胎児牛血清、デキサメサゾン(10−
6M )インシュリン(0,02unit/mJ )お
よび抗生物質を含むウィリアムE培養液に分散させ5X
IO’細胞/ mlノJf[tl k 浮遊液2 ml
を25順のファルニ1ン皿に入れて37℃、5係Co、
−95係空気下で3時間培養した。この培養3時間目に
肝細胞の5つの培養皿の生存細胞数をトリパンツルー排
出試験−10= によりめ、その平均値をV後に示す肝細胞生存率の対照
とした。接着しない細胞を除いた後エタノールに溶かし
た被験物質を含む培養液と置き換λ、さらに1時間培養
した。被験物質の濃度は、IiX] O−’、FIXI
 O=、5X10 ’モルとし、対照は培養液および0
.5%エタノールを含む培養液でflfきかえた。次に
四基イビ炭素を0.25μl/mAの割合で被験物質を
含む各培養皿に添加し、さらに3時間培養した。また四
塩化炭素のみを添加した肝細胞培養皿も加えた。培養3
時間目にトリバンプルー排出試験によって生存肝実質細
胞数を測定し、先に示した3時間の前培養の後(iた生
存肝実質細胞数に対する割合(パーセント)で肝実質細
胞の生存率を示した。
表1は、肝細胞の5つの培養皿の平均肝細胞生存率およ
び標準備差、ならびに四塩化炭素群に対l、て十−検定
を実施し、た結果を示す。
表1 肝細胞生存率 1)12)、3) :四塩化炭素群に対してそれぞれ1
0%1)、1%2)、o、x%3)の危険率で有意差有
り。
すなわち、肝細胞壊死に対し、ベラパミルはそれを阻止
する効症を有する。従って細胞膜から細胞内へのカルシ
ウム流入を阻止するカルシウム拮抗剤のひとつであるベ
ラパミルは肝炎。
脂肪肝および肝硬変の治療および予防に有効な化合物で
ある。
ベラパミル 20.9 ポリビニルピロリドン(分子量4万〜5万) aooE
カルボキシメチルセルロースカルシウム 19o、9ス
テアリン酸マグネシウム 10g 上記成分を常法により混合攪拌したのち打錠し、−錠当
りベラパミル20111gを含有する錠剤を製造(7た
13− 第1頁の続き [相]発 明 者 蒔 1) 徳太部 日野市旭が詮所
内 牛丁目3番2号 帝人株式会社生物医学研究1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 で表わされる5−〔(3,4−ジメトキシフェネチル)
    メチルアミノ)−2−(3,4−ジメまたはこれらの誘
    導体を有効成分とする肝疾患治療剤。
JP2076884A 1984-02-09 1984-02-09 肝疾患治療剤 Pending JPS60166613A (ja)

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JP2076884A JPS60166613A (ja) 1984-02-09 1984-02-09 肝疾患治療剤

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JP2076884A JPS60166613A (ja) 1984-02-09 1984-02-09 肝疾患治療剤

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JPS60166613A true JPS60166613A (ja) 1985-08-29

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ID=12036347

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JP2076884A Pending JPS60166613A (ja) 1984-02-09 1984-02-09 肝疾患治療剤

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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEM ABSTR *
CHEM.ABSTR *

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