JPS60165360A - 高強度・高靭性蒸気タ−ビンロ−タ - Google Patents
高強度・高靭性蒸気タ−ビンロ−タInfo
- Publication number
- JPS60165360A JPS60165360A JP2076184A JP2076184A JPS60165360A JP S60165360 A JPS60165360 A JP S60165360A JP 2076184 A JP2076184 A JP 2076184A JP 2076184 A JP2076184 A JP 2076184A JP S60165360 A JPS60165360 A JP S60165360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toughness
- content
- strength
- less
- creep rupture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/40—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
- C22C38/48—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with niobium or tantalum
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明の対象
本発明は高強度・高靭性蒸気タービンロータに関し、さ
らに詳しくは、高温度において機械的性質の浸れた高強
度・高靭性120r 蒸気タービンロータに関する。
らに詳しくは、高温度において機械的性質の浸れた高強
度・高靭性120r 蒸気タービンロータに関する。
従来技術
最近、省エネルギーの面から、火力発電の熱効率の向上
、即ち、蒸気温度の高温化および蒸気圧力の高圧化が計
画されてきておシ、現在使用されている蒸気タービンロ
ータの568℃、246kg/−のものから、593℃
、316kg/cnF級で、かつ、容量は600〜10
00 MWという大型の蒸気タービン口iりの設置が要
望されできている。
、即ち、蒸気温度の高温化および蒸気圧力の高圧化が計
画されてきておシ、現在使用されている蒸気タービンロ
ータの568℃、246kg/−のものから、593℃
、316kg/cnF級で、かつ、容量は600〜10
00 MWという大型の蒸気タービン口iりの設置が要
望されできている。
本発明の目的
本発明は上記に説明した蒸気タービンの現状に鑑みなさ
れたものであシ、従来から使用されているG、 IC,
型120r 耐熱鋼ロータでは593℃において充分な
高温強度が得られ々いことから、本発明者が種々研究し
た結果、550〜630℃において滑れた長時間クリー
プ破断強度、切欠クリープ破断強度、クリープ破断伸び
および絞シを有し、かつ、常温においても擾れだ靭性を
有する高強度・高靭性の蒸気タービンロータを提案する
ものである。
れたものであシ、従来から使用されているG、 IC,
型120r 耐熱鋼ロータでは593℃において充分な
高温強度が得られ々いことから、本発明者が種々研究し
た結果、550〜630℃において滑れた長時間クリー
プ破断強度、切欠クリープ破断強度、クリープ破断伸び
および絞シを有し、かつ、常温においても擾れだ靭性を
有する高強度・高靭性の蒸気タービンロータを提案する
ものである。
本発明の要点
本発明に係る高強度・高靭性蒸気タービンロータの特徴
とするところは、0010〜0.25%(重量%、以下
同じ)、810.01〜0.10%、Mn 0.05〜
1.5%、Or 10.0〜11.50%、MoO,1
3〜2.2%、V D、10〜0.30%、N1)00
2〜0.15%、N O01〜0.05%、N10.0
1〜1,5%を含有し、残部鉄および不可避的不純物よ
シなる鉄基合金で構成されていることにある。
とするところは、0010〜0.25%(重量%、以下
同じ)、810.01〜0.10%、Mn 0.05〜
1.5%、Or 10.0〜11.50%、MoO,1
3〜2.2%、V D、10〜0.30%、N1)00
2〜0.15%、N O01〜0.05%、N10.0
1〜1,5%を含有し、残部鉄および不可避的不純物よ
シなる鉄基合金で構成されていることにある。
また本発明タービンロータは上記の成分元素の他にコバ
ルト5%以下タンタル0.05%以下チタン005%以
下ボロン0,01%以下ジルコニウム0.1%以下セリ
ウムとランタンの合計0.1%以下の中の1種または2
種以上の元素を含有するものである。
ルト5%以下タンタル0.05%以下チタン005%以
下ボロン0,01%以下ジルコニウム0.1%以下セリ
ウムとランタンの合計0.1%以下の中の1種または2
種以上の元素を含有するものである。
本発明の成分の限定理由
本発明に係る高強度・高靭性蒸気タービンロータを構成
している鉄基合金における含有成分および成分割合につ
いて説明する。
している鉄基合金における含有成分および成分割合につ
いて説明する。
Cは高温強度を著しく変動させる元素であって、含有量
が0.10%未満では充分な炭化物および均一なマルテ
ンサイト組織を得ることがでキス、マルテンサイト、ベ
イナイト、デルタフェライト等の混合組織となシ高温強
度、高温疲労強度を著しく低下させ、また、025%を
越える含有量ではマルテンサイトと残留オーステナイト
組織になるが、550〜630℃付近において炭化物の
凝集粗大化が著しくなシ長時間のクリープ破断強度の低
下が著しくなる。よって、C含有量は0.10〜0.2
5%とする。
が0.10%未満では充分な炭化物および均一なマルテ
ンサイト組織を得ることがでキス、マルテンサイト、ベ
イナイト、デルタフェライト等の混合組織となシ高温強
度、高温疲労強度を著しく低下させ、また、025%を
越える含有量ではマルテンサイトと残留オーステナイト
組織になるが、550〜630℃付近において炭化物の
凝集粗大化が著しくなシ長時間のクリープ破断強度の低
下が著しくなる。よって、C含有量は0.10〜0.2
5%とする。
si は脱酸剤として使用され、含有量はできるだけ少
なくするのがよく、大型鋳塊でも偏析を少なくし、かつ
、長時間使用後における靭性を確保するものであシ、含
有量の下限を0.01%としたのは現在の製鋼法ではこ
れ以下とすることは困難であシ、また、0.10%を越
える含有量では偏析がはげしくなシ、さらに、長時間使
用後の靭性が低下する。よって、81 含有量は0.0
1〜0.10%とする。
なくするのがよく、大型鋳塊でも偏析を少なくし、かつ
、長時間使用後における靭性を確保するものであシ、含
有量の下限を0.01%としたのは現在の製鋼法ではこ
れ以下とすることは困難であシ、また、0.10%を越
える含有量では偏析がはげしくなシ、さらに、長時間使
用後の靭性が低下する。よって、81 含有量は0.0
1〜0.10%とする。
Mn は脱酸剤と[7ていままでは0.3〜0.8%程
度含有されているが、本発明に係る高強度・高靭性蒸気
タービンロータを構成する鉄基合金ではMn 含有量が
下限の0.05%でも充分に鎮静鋼が得られ、長時間使
用後においても靭性を低下させることがなく、また、1
.5%を越える含有量では長時間使用後の靭性および長
時間のクリープ破断強度を低下させるようになる。よっ
て、Mn 含有量は0.05〜1.5%とする。
度含有されているが、本発明に係る高強度・高靭性蒸気
タービンロータを構成する鉄基合金ではMn 含有量が
下限の0.05%でも充分に鎮静鋼が得られ、長時間使
用後においても靭性を低下させることがなく、また、1
.5%を越える含有量では長時間使用後の靭性および長
時間のクリープ破断強度を低下させるようになる。よっ
て、Mn 含有量は0.05〜1.5%とする。
Or は耐酸化性、耐蝕性を向上させるが、含有量が1
0.0%未満では充分な耐酸化性および長時間クリープ
破断強度が得られず、また、11.5%を越えて含有さ
れると長時間クリープ破断強度は低下させないがデルタ
フェライトが析出し、高温疲労強度を低下させる。よっ
て、Cr含有量は10.0〜11.5%とする。
0.0%未満では充分な耐酸化性および長時間クリープ
破断強度が得られず、また、11.5%を越えて含有さ
れると長時間クリープ破断強度は低下させないがデルタ
フェライトが析出し、高温疲労強度を低下させる。よっ
て、Cr含有量は10.0〜11.5%とする。
Mo は最も重要な元素で長時間クリープ破断強度を著
しく高めるものであシ、含有量が0.8%未満では析出
する炭化物(Fθ、Cr、 Mo )uoa〔一般にM
n3 a、と書く。〕が550〜650℃の温度で安定
でないので長時間クリープ破断強度が低くなり、また、
2.2%を越えて含有されると1100℃の焼入温度で
も炭化物の固溶が充分でなく、かつ、デルタフェライト
も析出し始めるためクリープ破断強度、高温の疲労強度
も低下する。よって、MO含有量は0.8〜2.2%と
する。
しく高めるものであシ、含有量が0.8%未満では析出
する炭化物(Fθ、Cr、 Mo )uoa〔一般にM
n3 a、と書く。〕が550〜650℃の温度で安定
でないので長時間クリープ破断強度が低くなり、また、
2.2%を越えて含有されると1100℃の焼入温度で
も炭化物の固溶が充分でなく、かつ、デルタフェライト
も析出し始めるためクリープ破断強度、高温の疲労強度
も低下する。よって、MO含有量は0.8〜2.2%と
する。
■は炭化物v4C3を形成し、マトリックスを強化する
と共に、後で析出するM23C6を微細にし、長時間の
クリープ破断強度を著しく高める元素であり、含有量が
0,10%未満では形成されたV2O3の効果が充分で
なくクリープ破断強度が低く、また、0.60%を越え
る含有量では長時間使用中に炭化物が凝集粗大化してク
リープ破断強度を低下させる。よって、■含有液は0.
10〜0.30%とする。
と共に、後で析出するM23C6を微細にし、長時間の
クリープ破断強度を著しく高める元素であり、含有量が
0,10%未満では形成されたV2O3の効果が充分で
なくクリープ破断強度が低く、また、0.60%を越え
る含有量では長時間使用中に炭化物が凝集粗大化してク
リープ破断強度を低下させる。よって、■含有液は0.
10〜0.30%とする。
NbはVと同様に炭化物NbOを形成し、マトリックス
を強化すると共に、後から析出するM23 a、を微細
にし、長時間クリープ破断強度を著しく高める元素であ
り、含有量が0.02%未満ではこの効果が少ないので
充分なりリープ破断強度が得られず、また、0.15%
を越える含有量では1100℃の焼入温度でもNbCが
充分固溶できず、かつ、析出したNbOがクリープ中に
凝集粗大化し、て長時間のクリープ破断強度が低下する
。よって、Nb 含有量は0.02〜015%、望まし
く幻:0.05〜0.15%とする。
を強化すると共に、後から析出するM23 a、を微細
にし、長時間クリープ破断強度を著しく高める元素であ
り、含有量が0.02%未満ではこの効果が少ないので
充分なりリープ破断強度が得られず、また、0.15%
を越える含有量では1100℃の焼入温度でもNbCが
充分固溶できず、かつ、析出したNbOがクリープ中に
凝集粗大化し、て長時間のクリープ破断強度が低下する
。よって、Nb 含有量は0.02〜015%、望まし
く幻:0.05〜0.15%とする。
Nは550〜600℃の短時間のクリープ破断強度を高
める元素であるが、含有量が多くなシ過ぎると600℃
の104〜105時間のクリープ破断強度を低下させる
ようになシ、含有量が0.01%未満では充分なりリー
プ破断強度が得られず、また、0.05%を越えて含有
されると600℃の104〜105時間のクリープ破断
強度Ml は焼入性および常温における靭性を向上させ
る元素であシ、含有量が0.01%未満ではこのような
効果が少なく、また、1.5%を越えて含有されると5
00〜600℃の温度の長時間クリープ破断強度を低下
させる。よって、Nl含有量は0.01〜1.5%とす
る。
める元素であるが、含有量が多くなシ過ぎると600℃
の104〜105時間のクリープ破断強度を低下させる
ようになシ、含有量が0.01%未満では充分なりリー
プ破断強度が得られず、また、0.05%を越えて含有
されると600℃の104〜105時間のクリープ破断
強度Ml は焼入性および常温における靭性を向上させ
る元素であシ、含有量が0.01%未満ではこのような
効果が少なく、また、1.5%を越えて含有されると5
00〜600℃の温度の長時間クリープ破断強度を低下
させる。よって、Nl含有量は0.01〜1.5%とす
る。
なお、上記に説明した含有成分の外に以下説明する元素
を適宜含有させることができる。
を適宜含有させることができる。
Co は鋼中のデルタフェライトを消し、炭化物のマト
リックス(地鉄)への固溶量を増大させる元素であシ、
含有量が5.0%を越える含有量では550〜゛600
℃の長時間クリープ破断強度が低下する。よって、CO
含有量は5.0%以下とする。
リックス(地鉄)への固溶量を増大させる元素であシ、
含有量が5.0%を越える含有量では550〜゛600
℃の長時間クリープ破断強度が低下する。よって、CO
含有量は5.0%以下とする。
TaはNl)と同様な効果を示すが、含有量が0゜05
%を越えると1100℃付近の焼入温度でもマトリック
スに固溶できず、充分なりリープ破断強度が得ることが
できない。よって、Ta含有量は0,05%以下とする
。
%を越えると1100℃付近の焼入温度でもマトリック
スに固溶できず、充分なりリープ破断強度が得ることが
できない。よって、Ta含有量は0,05%以下とする
。
TIはTt(c、x)を形成してNを固定するので、短
時間のクリープ破断強度をやや低下させるが、長時間の
クリープ破断強度を高めるもので、含有量り;0.05
%を越えて含有されると鋼中のNが低下するため短時間
のクリープ破断強度を著しく低下させる。よって、Ti
含有量は0.05%以下とする。
時間のクリープ破断強度をやや低下させるが、長時間の
クリープ破断強度を高めるもので、含有量り;0.05
%を越えて含有されると鋼中のNが低下するため短時間
のクリープ破断強度を著しく低下させる。よって、Ti
含有量は0.05%以下とする。
なおNb 、 TaあるいはTi が共存するときはW
b 十−Ta + 2 TI≦0,2%を満足すること
が望ましい。これをしないとクリープ破断強度が低下す
る。
b 十−Ta + 2 TI≦0,2%を満足すること
が望ましい。これをしないとクリープ破断強度が低下す
る。
Zr は強力な炭化物形成元素であると共に窒化物、酸
化物を形成し、鋼中のN、0を固定するため、常温の靭
性を高めるが、含有量が0.1%を越えて含有されると
鋼中の固溶N量が低減し、クリープ破断強度が低下する
。よって、Zr含有量は01%以下とする。
化物を形成し、鋼中のN、0を固定するため、常温の靭
性を高めるが、含有量が0.1%を越えて含有されると
鋼中の固溶N量が低減し、クリープ破断強度が低下する
。よって、Zr含有量は01%以下とする。
Oe −1−Laは強力な脱酸剤で鋼中の酸素を固定す
るため常温の靭性を良くするが、クリープ破断強度には
殆んど効果がなく、0.1%を越える含有量では常温の
靭性はあま9改善されない。
るため常温の靭性を良くするが、クリープ破断強度には
殆んど効果がなく、0.1%を越える含有量では常温の
靭性はあま9改善されない。
よって、Os+lLa含有量は0.1%以下とする。
Bは600〜650℃のクリープ破断強度を著しく高め
るが、含有量が0.01%を越えて含有されると熱間加
工が困難となる。よって、B含有量は0.01%以下と
する。
るが、含有量が0.01%を越えて含有されると熱間加
工が困難となる。よって、B含有量は0.01%以下と
する。
なお、At は、002%を越えて含有されると600
℃、105時間のクリープ破断強度を著しく低下させる
ので、0.02%以下、望ましくは0.00.5%以下
に抑える。
℃、105時間のクリープ破断強度を著しく低下させる
ので、0.02%以下、望ましくは0.00.5%以下
に抑える。
本発明ロータの製法
本発明に係る高強度・高靭性蒸気タービンロータの製造
法の一例について簡単に説明するが、製造法を限定する
ものではない。
法の一例について簡単に説明するが、製造法を限定する
ものではない。
上記に説明した含有成分、成分割合となるように各合金
元素を配合し、電気炉で溶解精錬後、真空カーボン脱酸
を行ない、さらに、エレクトロスラグ溶解によシ溶融す
るが、この時、St含有量が0.03〜005%でも均
質清浄な鋼塊が得られる。次に、1000〜1250℃
の温度に加熱して熱間加工によりロータ形状とし、その
後、1050〜1120’Cの温度に25時間加熱し、
直ちに油焼入れを行ない均質なマルテンサイト組織とし
、さらに、58o℃に20時間加熱後空冷、670℃に
50時間加熱空冷の2回の焼戻しを行なって焼戻しマル
テンサイト組織とする。しかして、本発明に係る高強度
・高靭性蒸気タービンロータを構成する鉄基合金は、1
0〜50屯の大型鋼塊でも1050〜1120℃からの
焼入れによシ、デルタフェライトが発生しないように含
有成分および成分割合を調整しておシ、このデルタフェ
ライトは高温使用時の疲労強度を著しく低下させるので
絶対に生成させてはいけないのである。
元素を配合し、電気炉で溶解精錬後、真空カーボン脱酸
を行ない、さらに、エレクトロスラグ溶解によシ溶融す
るが、この時、St含有量が0.03〜005%でも均
質清浄な鋼塊が得られる。次に、1000〜1250℃
の温度に加熱して熱間加工によりロータ形状とし、その
後、1050〜1120’Cの温度に25時間加熱し、
直ちに油焼入れを行ない均質なマルテンサイト組織とし
、さらに、58o℃に20時間加熱後空冷、670℃に
50時間加熱空冷の2回の焼戻しを行なって焼戻しマル
テンサイト組織とする。しかして、本発明に係る高強度
・高靭性蒸気タービンロータを構成する鉄基合金は、1
0〜50屯の大型鋼塊でも1050〜1120℃からの
焼入れによシ、デルタフェライトが発生しないように含
有成分および成分割合を調整しておシ、このデルタフェ
ライトは高温使用時の疲労強度を著しく低下させるので
絶対に生成させてはいけないのである。
以上述べたように本発明は蒸気タービンのロータである
が、高温で用いられるタービンブレード、各種の高温用
ボルト、各種のロール、弁棒や弁座用としても用いるこ
とができる。
が、高温で用いられるタービンブレード、各種の高温用
ボルト、各種のロール、弁棒や弁座用としても用いるこ
とができる。
実施例1
第1表、第2表および第3表に示す化学成分の鋼を真空
カーボン脱酸法(以下、vCD法という。)によって5
0 k17/ Cb4rge ずつ溶解鋳造して得た。
カーボン脱酸法(以下、vCD法という。)によって5
0 k17/ Cb4rge ずつ溶解鋳造して得た。
その後鋼塊を1100℃〜950℃の温度範囲で鍛伸し
て直径20覇の丸棒を得た。
て直径20覇の丸棒を得た。
1100℃X 3Hr AOおよび700℃X I H
rACの熱処理を施した後、20℃における2■Vノツ
チシヤルピ一試験片による衝撃試験および直径6WII
I+の試験片によるクリープ破断試験を行なった。その
結果を第4表に示すが、本発明鋼の高温におけるクリー
プ破断強度は極めてすぐれておシ、また常温における靭
性もすぐれている。
rACの熱処理を施した後、20℃における2■Vノツ
チシヤルピ一試験片による衝撃試験および直径6WII
I+の試験片によるクリープ破断試験を行なった。その
結果を第4表に示すが、本発明鋼の高温におけるクリー
プ破断強度は極めてすぐれておシ、また常温における靭
性もすぐれている。
第4表
第4表(続き)
※1応カ一時間線図から推定したものである。
実施例2
実施例1の試験の結果本発明鋼は極めてすぐれた高温強
度および常温の靭性を持っていることがわかったので、
実際のロータに近いもので諸性質を確かめることにした
。
度および常温の靭性を持っていることがわかったので、
実際のロータに近いもので諸性質を確かめることにした
。
鋼塊重量的zoookgのものを電気炉を用いてVOD
法によシ溶解後再度エレクトロスラグ再后解法によって
2種製造した。化学成分の分析結果を第5表に示すが、
2種とも本発明範囲内にあるものである。
法によシ溶解後再度エレクトロスラグ再后解法によって
2種製造した。化学成分の分析結果を第5表に示すが、
2種とも本発明範囲内にあるものである。
熱間鍛造によって直径380mmの丸棒にした稜、次の
熱処理を行なった。
熱処理を行なった。
ロータ外周部に対応するものとして
(A) 1100℃X15Hr 1000℃/Hr冷却
+5501::X20HrAO十650℃×23Hr1
?IC ロータ中心部に対応するものとして (B) 1100℃×15Hr 100C/Hr冷却+
5501::X20HrAO+650℃X25HrFO の熱処理を行った。
+5501::X20HrAO十650℃×23Hr1
?IC ロータ中心部に対応するものとして (B) 1100℃×15Hr 100C/Hr冷却+
5501::X20HrAO+650℃X25HrFO の熱処理を行った。
常温における機械的性質を第6表にまとめて2示すが、
この表から明らかなように本発明鋼の常温における機械
的性質は非常に秀れてお9、またロータ外周部相当と内
周部相当の機械的性質の差は非常に小さい。更にロータ
中心部相当の靭性もすぐれておシ、50%FATT (
この温度が低い種籾性が良い)も外周部と殆んど変らな
い。
この表から明らかなように本発明鋼の常温における機械
的性質は非常に秀れてお9、またロータ外周部相当と内
周部相当の機械的性質の差は非常に小さい。更にロータ
中心部相当の靭性もすぐれておシ、50%FATT (
この温度が低い種籾性が良い)も外周部と殆んど変らな
い。
実施例3
実施例2の材料についてクリープ破断試験を行なった。
その結果をまとめて第1図のラルソンミラー線図に示す
。ロータ中心部および外周部ともにデータは第1図中斜
線で示したバンドの中にいずれもあったが、600℃、
105時間のクリープ破断強度は12〜18.5kg/
−であり、非常に高いクリープ破断強度を示した。
。ロータ中心部および外周部ともにデータは第1図中斜
線で示したバンドの中にいずれもあったが、600℃、
105時間のクリープ破断強度は12〜18.5kg/
−であり、非常に高いクリープ破断強度を示した。
第1図は本発明の実施例で得た結果を示す図表である。
復代理人 内 1) 明
復代理人 萩 原 亮 −
Claims (2)
- (1)重量パーセントで、ago、10〜0,25%、
8t 二 0.01 〜0.10 % 、Mn:’0.
0 5 〜1. 5 0%、Or : 1[1,Q
〜11.50%、Mo:0.80〜2.20%、V :
0.10〜0.30%、Nb : 0.02〜0.1
5%、N : 0.01〜0.05%、NI:0゜01
〜1.5%を含有し、残部鉄および不可避的不純物よシ
なる鉄基合金で構成されていることを特徴とする高強度
・高靭性蒸気ター゛ビンロータ。 - (2) 重量パーセントで、O: 0.10〜0.25
%、日l : 0.0 1 〜0. 1 0%、 Mn
: 0. 0 5〜1. 5 0%、Or : 1
0.0〜1 1.50%、Mo : 0.80〜2.2
0X、V : 0.10〜0.50X、yb:a、a2
〜015%、N : 0.0 1〜0.05%、Nl:
0゜01〜1.5%を含有し、且つコバルト5%以下、
タンタル0.05%以下、チタン0,05%以下、ボロ
ン0.01%以下、ジルコニウム0.1%以下、セリウ
ムとランタンの合計0.1%以下の中の1種または2種
以上の元素を含有し、残部鉄および不可避的不純物より
なる鉄基合金で構成されていることを特徴とする高強度
・高靭性蒸気タービンロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2076184A JPS60165360A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 高強度・高靭性蒸気タ−ビンロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2076184A JPS60165360A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 高強度・高靭性蒸気タ−ビンロ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60165360A true JPS60165360A (ja) | 1985-08-28 |
Family
ID=12036167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2076184A Pending JPS60165360A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 高強度・高靭性蒸気タ−ビンロ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60165360A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360262A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-16 | Daido Steel Co Ltd | 耐熱鋼 |
JPH0230739A (ja) * | 1988-07-18 | 1990-02-01 | Nippon Steel Corp | CrーMo系高強度耐熱鋼 |
US6294131B1 (en) * | 1997-11-17 | 2001-09-25 | Ceramic Fuel Cells Limited | Heat resistant steel |
JP2013142201A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-22 | General Electric Co <Ge> | ロータ、蒸気タービン並びにロータの製造方法 |
-
1984
- 1984-02-09 JP JP2076184A patent/JPS60165360A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360262A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-16 | Daido Steel Co Ltd | 耐熱鋼 |
JPH0230739A (ja) * | 1988-07-18 | 1990-02-01 | Nippon Steel Corp | CrーMo系高強度耐熱鋼 |
US6294131B1 (en) * | 1997-11-17 | 2001-09-25 | Ceramic Fuel Cells Limited | Heat resistant steel |
JP2013142201A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-22 | General Electric Co <Ge> | ロータ、蒸気タービン並びにロータの製造方法 |
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