JPS60164295A - クロス配管構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、例えば沸騰水型原子炉の再循環系に介装され
ているヘッダのようなりロス配管構造の改良に関する。

〔発明の技術的背景〕

第１図は一般的な沸騰水型原子炉の概略を示すものであ
り、原子炉圧力容器１内には上下方向における中央位置
よシやや下方に炉心２が形成されている。この炉心２の
上方には気水分離器３が配設されてお９、この気水分離
器３によシ分離された蒸気は管路４によりタービン（図
示せず）に供給されるようになっている。また、図示し
ない蒸気乾燥器からの蒸気が管路５がら原子炉圧力容器
ｌ内に戻されるようになっている。さらに、原子炉圧力
按器１内には管路６により給水がなされるようになって
いる。

前記原子炉圧力容器１内には炉心２を囲繞するように複
数個のジェットポンプ７が配設されており、原子炉圧力
容器１内の冷却材を炉心２を通過するように循環せしめ
るようになっている。このため、原子炉圧力容器１外に
は、この容器１内の冷却材をジェットポンシフに供給す
るための一対の再循環系８が配設されており各再循環系
８には再循環ポンプ９が介装され、この再循環ポンプ９
の下流側には冷却材を各ジェットポンシフに分配するた
めのヘッダ１０が設けられている。

前記ヘッダ１０は、第２図および第３図に示すように円
筒形の直管１１をＭし、この直管１１の軸方向同一位置
には直管１１より小径の口径からなる一対の分岐管１２
Ａ、１２Ｂが接続されている。そして、両分岐ｆ１２　
Ａ　＊　１２　Ｂの直管１１に対する接続位置は一方の
分岐管１２Ａが他方の分岐管１２Ｂの軸線に対し直管１
１０円周方向にずれるようになされている。

すなわち、第３図に詳示するように、両分肢管１２Ａ、
１２Ｂの軸線ＬＡ、ＬＢは直管１１の直径線りに対し同
方向に角度αだけずれるように接続されている。

前記直管１１は下端を入口部１３とされ、冷却材は下か
ら上に流れるようになっておシ、この直管１１における
分岐管１２Ａ、、１２Ｂの接続部位よシ下流側の出口部
１４はレデューサ１５によシロ径金漸減されている。

〔背景技術の問題点〕

前述したヘッダｌＯのようなりロス配管構造においては
、第４図Ａ、Ｂ、、Ｃに示すように、入口部１３、およ
び両分肢管１２Ａ、１２Ｂが直管１１と交差するクロス
部１６における冷却材の偏流ａによりクロス部１６から
分岐管１２Ａ、１２Ｂにかけて冷却材の旋回流すが生じ
る。また、この旋回流すは、上流および下流における冷
却材の流れの変化により第４図りに示すように分岐管１
２Ａ、１２Ｂの直下位置の偏流Ｃに変化し、旋回流が。

なくなる状態になる。

したがって、このようなりロス配管構造においては、旋
回流すの有無が不規則に繰返えされるので、分岐管１２
Ａ、１２Ｂ内における冷却材の流れが大幅に変動し、安
定した分岐流量を得ることができないという問題点があ
った。

〔発明の目的〕

本発明は、このような点に鑑み、分岐管内における旋回
流の有無の変動をなくして安定した分岐流１１１ｔ’ｒ
得ることのできるクロス配管構造を提供することを目的
とする。

〔発明の概要〕

本発明に係るクロス配管構造は、直管と、この直管の軸
方向同一位置に接続された一対の分岐管とを令し、一方
の分岐管は他方の分岐管の１１４ＩＩ線に対し直管の円
周方向にずれた位置に接続されているクロス配管構造に
おいて、前記分岐管の接続部位より上流側でかつ両分岐
官路の交差角度の小さい側の直営内部に流れを阻止する
流れ阻止部材を装着し、直営内部における流れの方向を
分岐管と反対側に偏流させたことを特徴としている。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。なお
、前述した従来のものと同一の構成については、図面中
に同一の符号を付し、その説明は省略する。

第５図および第６図は本発明の第１実施例を示すもので
あり、クロス配管構造の一例としてのヘッダ加における
直管１１の入口部１３内には、両分肢管１２Ａ、１２Ｂ
の交差角度の小さい側に、冷却材の流れの横断方向に延
在する流れ阻止部材たる２本の丸棒２１　、２２が上下
方向に間隔を隔てて配設されている。このうち上方の丸
棒２１は、直管１１の内径をＤとしたとき、分岐管１２
Ａ、１２Ｂの軸線からの距離ｌが５Ｄ以内であることが
望ましい。

前述した構成によれば、第７図に示すように、２本の丸
棒２１　、２２により冷却材の流れが阻害されるため、
直管１１の入口部１３において冷却材の偏流ａは、安定
的に分岐管１２Ａ、１２Ｂと反対側に位置することにな
る。したがって、分岐管１２Ａ、１２Ｂ内には常時安定
した旋回流すが存在することになり、従来のもののよう
な旋回流すの有無の繰返しが生ずることがない。この結
果、分岐管１２Ａ　、　１２Ｂ内の分岐流量は安定する
ので、分岐流量の制ｆｇ１１に容易になすことができる
。

第８図および第９図は本発明の第２実施例を示すもので
あり、前述した第１実施例における丸棒２１　、２２に
代えて部分円柱２３を設けたものでおる。

この部分円柱ｎは、丸棒２１．２２と同様、ヘッダ冗に
おける直管１１の入口部１３内の両分肢管１２Ａ　、　
１２Ｂの交差角間の小さい側に上下方向に延在するよう
に配設されている。この部分円柱ｎは、全体としてなま
こ状をなしており、前記直管１１の内周面に接合される
、直管１１の内径と同径の周面Ｕと、この周面あに連ら
なる平面状の側面がとを有し、部分円在日の上端は分岐
管１２Ａ、１２Ｂの近傍に位置し、流れに剥離が生じな
いよう傾斜面２ｂとされている。

このような構成によっても、前述した第１実施列と同様
、直管１１の入口部１３において冷却材の偏流は安定的
に分岐管１２Ａ、１２Ｂと反対側に位置することになる
ので、分岐管Ｌ２Ａ、１２Ｂ内には常時安定した旋回流
が存在することになり、分岐管１２Ａ、１３Ｂ内の分岐
流量は安定する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係るクロス配管構造は、
分岐ｆｕの接続部位より上流側でかつ両分肢管の交差角
度の小さい側の直管内部に流れ全阻止する流れ阻止部材
を装着し、直管内部における流れの方向を分岐管と反対
側に偏流させたので、分岐管内には常時旋回流が存在し
、分岐流量が安定することになり、したがって分岐流量
の制御を簡単に行なうことができるという効果金臭する
。

なお、本発明が原子炉のヘッダ以外の種々のものに適用
できることはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な沸騰水型原子炉を示す縦断面図、第２
図は従来のクロス配管構造を示す斜視図、第３図は第２
図の平面図、第４図Ａ−Ｄは第２図および第３図のクロ
ス配管構造の作用を示す図で、第４図Ａは正面図、第４
図Ｂ、Ｄは左側面図、第４図Ｃは平面図、第５図は本発
明に係るクロス配管構造の実施例を示す斜視図、第６図
Ｆｉ第５図の横断面図、第７図は第５図および第６図の
実施例の作用を示す左側面図、第８図は本発明の第２実
施例を示す縦断面図、第９図は第８図の横断面図である
。 ｌ・・・原子炉圧力容器、２・・・炉心、７・・・ジェ
ットポンプ、訃・・再循環系、１０．２０・・・ヘッダ
、１１・・・直管、１２Ａ　、　１２Ｂ・・・分岐管、
１３・・・入口部、１４・・・出口部、１６・・・クロ
ス部、２１．２２・・・丸棒、田川部分円柱。 出願人代理人　波多野　久 第１図 第２図 −６ 第３図 第４図 第５図 第６図 第９図 第１頁の続き

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、直管と、この直管の軸方向同一位置に接続された一
   対の分岐管とを有し、一方の分岐管は他方の分岐管の軸
   線に対し直管の円周方向にずれた位置に接続されている
   クロス配管構造において、前記分岐管の接続部位より上
   流側でかつ両分肢管路の交差角度の小さい側の直管内部
   に流れを阻止する流れ阻止部材全装着し、直管内部にお
   ける流れの方向を分岐管と反対側に偏流させたことを特
   徴とするクロス配管構造。 ２、前記流れ阻止部材は、前記直管内に横〜ｆ方向に配
   置された丸棒とされている特許請求の範囲第１項記載の
   クロス配管構造。 ３、前記流れ阻止部材は、前記分岐管の接続部位まで配
   置された部分円柱とされている特許請求の範囲第１項記
   載のクロス配管構造。