JPS60164146A - 排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、調理台上方に位置し、調理する際に生じる煙
、臭気、水蒸気などの排出エアを捕集、吸引して排出す
る排気装置に関する。

［従来技術］ 従来、調理台上方に排気フードの開口部を位置してなる
排気装置としては「建築設備ポケットブック」　（相模
書房発行）等に記載されるように、例えば第１図に示す
ようなものがある。

第１図は、従来の排気装置を厨房に設置した状態を示す
断面図である。排気装置は、厨房１の調理台２の上方に
位置し、厨房ｌの壁３に形成した排気口４に電動排気フ
ァン５を設けるとともに、該排気ファン５に対し、調理
台２の上方に開口部６を位置してなる排気フード７を取
着している。

これにより駆動電源により回転する排気ファン５の吸引
力で、調理台２の上部の調理火器８を使用して調理した
際に生じる煙、臭気、水蒸気などの排出エアを捕集吸引
し、これらを厨房ｌから戸外９へと排出可能としている
。

ところで排気装置は、煙、臭気、水蒸気などの排出エア
を効率よく捕集するため、排気フード７の開口部６の面
積を調理台２の面積より大きいものとし、しかも両者の
位置関係は、それらを鉛直方向［矢示Ａ方向］から投影
して見た場合に調理台２の投影が、開口部６の投影内に
収まることが適当とされ、通常これらの基準に基づいて
厨房１の設計が行われている。このため開口部６の端部
ｌＯが調理台２の手前側に広げられ、排気フード７の庇
部１１が調理する人間１２の頭上に覆い被さる状態とな
る。この結果調理する人間１２の邪魔となったり、また
調理する人間１２に対し圧迫感を与えることにもなり、
作業性、採光性等の面で多くの難があり、調理台２まわ
りの作業環境に悪影響を及ぼすという不具合がある。

このような不具合を解消すべく、従来、開閉式の排気フ
ードを備えた排気装置が提案されている。第２図は、開
閉式の排気フードを備えた排気装置を厨房に設置した状
態を示す断面図である。

この排気装置は、開閉式の排気フード１３の開口部１４
を、厨房ｌの調理台２の上方に位置させて設けられ、扉
体１５をヒンジ１６を中心にして矢示Ｂ方向に開閉移動
させることにより、開口部１４の面積を自由に調節して
いる。すなわちこの排気フード１３は、調理する人間１
．２の邪魔にならず、圧迫感を感じない所望の位置に扉
体１５を調節、位置決めすることができ、例えば調理す
る人間１２が調理台２の前面に立ち、調理火器を使用し
て調理を行う場合、扉体１５を所望の位置に閉移動させ
て位置決めすれば、調理台２での調理作業において、そ
の作業性、採光性の向上が図れる。これに対し調理する
人間１２が調理台２の前面を離れた状態で煮炊き等の調
理を行う場合、扉体１５を最も開移動させた状態とし、
排気フード１３の開口部１４の開口面積を大とすれば、
調理の際発生する煙、臭気、水蒸気などの排出エアを排
気フード１３で確実に捕集することが可能である。さら
に調理台２上の調理火器８を使用しないときは、扉体１
５を２点鎖線に示す閉位置に移動させるようにしておけ
ばよい。

しかしながら、このような従来の排気装置にあっては、
調理する人間１２が圧迫感を感じない所望位置に扉体１
５を位置決めすることで、調理台２まわりでの作業環境
の向上が図れるものの、扉体１５は、閉位置に近づけれ
ば近づける程開口部１４の開口面積が小さくなり、これ
により調理の際発生する排出エアが開口部１４の外方へ
逃げてしまい、その分排出エアの捕集効率が低下してし
まうという問題点がある。

［発明の目的］ 本発明は、上記従来の問題点に着目してなされたもので
、排気フードの開口部の開口面積がいかなる状態であっ
ても調理火器の使用時に発生する排出エアを確実に捕集
可能とし、同時に調理台まわりの作業環境を向上可能と
する排気装置を提供することを目的としている。

［発明の要旨］ 本発明に係る排気装置は、調理台上方に、電動排気ファ
ンを設けるとともに、調理台上方に開口部が位置され、
該開口部の開口面積を調整自在とする排気フードが取着
されている排気装置において、排気フードの開口部の開
口面積を大とした場合に、排気ファンを低回転として吸
引力を減少させ、開口面積を小とした場合に排気ファン
を高回転として吸引力を増大させる排気風量調整手段を
備えてなることを要旨としている。

［発明の構成］ 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第３図は本発明の一実施例に係る排気装置を厨房に設置
した状態を示す断面図、第４図は駆動電源、排気ファン
、排気風量調整手段の関係を示すブロー２り図、第５図
は第３図に示す排気装置の回路構成図である。

排気装置は、厨房２１の調理台２２の上方に位置してな
り、厨房２１の壁２３に形成された排気口２４に電動排
気ファン２５を設け、さらに該排気ファン２５に対し排
気フード２６を取着させてなる。

排気ファン２５は、駆動電源２７が供給する電力により
回転し、調理台２２の調理火器２８を使用した際に生ず
る煙、臭気、水蒸気などの排出エアを吸引し、厨房２１
から戸外２９へと排出可能としている。

排気フード２８は、全体箱状の排気フード本体３１の前
面側にヒンジ３２を介して矢示Ｃ方向に開閉し、所望の
角度位置に位置決め可能な扉体３３を備えてなり、排気
フード本体３１の後面側に形成した連通口３４と排気口
２４とを連通ずる状態下で、厨房２１の壁２３に固定さ
れている。

排気フード２６は、これにより排気フード本体３１の下
面で調理台２２の上方位置に開口形成してなる開口部３
５により排出エアを捕集可能としている。すなわち排気
フード２６は、その内部を開口部３５と連通口３４そし
て排気口２４とを連通する排気通路とし、調理台２２の
上方で捕集した排出エアを排気ファン２５の吸引力で戸
外２９へと排出させている。

扉体３３は、その開閉、位置決めにより調理台２２の上
方に位置する開口部３５の開口面積を調整自在としてい
る。排気フード２６には、開口部３５の開口面積を大と
した場合に、排気ファン２５を低回転として吸引力を減
少させ、開口部３５の開口面積を小とした場合に排気フ
ァン２５を高回転として吸引力を増大させる排気風量調
整手段３６が設けられている。この排気風量調整手段３
６は、排気ファン２５と駆動電源２７との間に設けられ
、扉体３３の開閉移動に応じて排気ファン２５の回転数
を制御自在とするものである。

この排気風量調整手段３６は、扉体３３の開閉移動に応
じて抵抗値を可変とする可変抵抗器３７によって構成さ
れ、排気フード本体３１の下方の内面位置に、駆動電源
２７を介して排気ファン２５に接続されてなる抵抗体３
８を設け、他方、扉体３３には、メインスイッチ３９を
介して排気ファン２５に接続され、扉体３３の開閉移動
により、上記抵抗体３８に対してスライドするスライド
接点４０が取付けられている。スライド接点４０は、扉
体３３を開移動させ、開口部３５の開口面積を大きくす
ると可変抵抗器３７の抵抗値が高くなり、逆に扉体３３
を閉移動させ、開口部３５の開口面積を小さくすると可
変抵抗器３７の抵抗値が低くなるように扉体３３に取付
けられている。この結果、メインスイッチ３９をＯＮと
し、扉体３３を開移動させると、排気ファン２５は低回
転となって吸引力を減少することとなる。これに対し、
扉体３３を閉移動させると、排気ファン２５が高回転と
なり、吸引力はその分増大することとなる。すなわち、
この排気風量調整手段３６は、開口部３５の開口面積の
減少による排出エアの捕集効率の低下分を排気ファン２
５の吸引力の増大で補い、これとは逆に開口部３５の開
口面積が大となった場合は、排出エアの捕集効率も増大
するので、その分排気ファン２５の吸引力を減少させる
ようにしている。

次に、上記実施例の作用について説明する。

調理台２２の前面に人間４１が立ち調理を行う場合、先
ずメインスイッチ３９をＯＮとし、扉体３３を調理の邪
魔にならない位置まで閉移動する。すると可変抵抗器３
７の抵抗値が下がりその分排気ファン２５が高回転とな
って吸引力を増大することとなる。これにより、開口部
３５の開口面積が小さくなることによる排出エアの捕集
効率の低下を補い、かつ調理火器２８を用いて調理台２
２で調理作業を行う場合の作業性、採光性の維持を可能
とする。

調理する人間４１が、調理台２２の前面を離れて煮炊き
等の調理を行う場合には、調理の際発生する煙、臭気、
水蒸気などの排出エアを確実に捕集するため、扉体３３
を大きく開放した状態とし、開口部３５の開口面積を大
とする。すると可変抵抗器３７の抵抗値が上がり、排気
ファン２５は低回転となって吸引力を減少することとな
る。

すなわち、開口部３５の開口面積が大となれば、排気フ
ード２６による排出エアの捕集効率が高められることと
なり、たとえ吸引力を減少させたとしても、十分に排出
エアを戸外２９に排出可能である。

［発明の効果］ 以上のように、本発明は、調理台上方に、電動排気ファ
ンを設けるとともに、調理台上方に開口部が位置されて
なり、該開口部の開口面積を調整自在とする排気フード
が取着されている排気装置において、排気フードの開口
部の開口面積を大とした場合に、排気ファンを低回転と
して吸引力を減少させ、開口面積を小とした場合に排気
ファンを高回転として吸引力を増大させる排気風量調整
手段を備えてなる排気装置としたことにより、排気フー
ドの開口部の開口面積がいかなる状態であっても、調理
火器の使用時に発生する排出エアを確実に捕集可能とし
、同時に調理台まわりの作業環境を向上することが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の排気−装置を厨房に設置した状態を示す
断面図、第２図は開閉式の排気フードを備えた排気装置
を厨房に設置した状態を示す断面図、第３図は本発明の
一実施例に係る排気装置を厨房に設置した状態を示す断
面図、第４図は同実施例における駆動電源、排気ファン
、排気風量調整手段の関係を示すブロック図、第５図は
第３図に示す排気装置の回路構成図である。 ２．２２・・・調理台、５．２５・・・電動排気ファン
、６．１４．３５・・・開口部、７．１３．２６・・・
排気フード、３６・・・排気風量調整手段。 特許出願人　積水化学工業株式会社 代表者　藤　招　基　利 第１図 第２ｒｊＡ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）調理台上方に、電動排気ファンを設けるとともに
   、調理台上方に開口部が位置され、該開口部の開口面積
   を調整自在とする排気フードが取着されている排気装置
   において１、排気フードの開口部の開口面積を大とした
   場合に、排気ファンを低回転として吸引力を減少させ、
   開口面積を小とした場合に排気ファンを高回転として吸
   引力を増大させる排気風量調整手段を備えてなる排気装
   置。