JPS60163987A - 滑り止め剤 - Google Patents
滑り止め剤Info
- Publication number
- JPS60163987A JPS60163987A JP1875584A JP1875584A JPS60163987A JP S60163987 A JPS60163987 A JP S60163987A JP 1875584 A JP1875584 A JP 1875584A JP 1875584 A JP1875584 A JP 1875584A JP S60163987 A JPS60163987 A JP S60163987A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip agent
- glass
- tong
- less
- glass plate
- Prior art date
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はトングにて板ガラスを吊下げ支持するにあたり
、板ガラスがトングに対して滑らないようにするための
滑り止め剤に関する。
、板ガラスがトングに対して滑らないようにするための
滑り止め剤に関する。
従来から強化曲げガラスを製造するにあたっては、第1
図及び第2図に示すように、トング1にて板ガラス2の
上辺部を吊下げ、この状態で加熱炉に板ガラス2を入れ
て軟化点近くまで加熱し、次いで、板ガラス2をトング
1で保持したまま加熱炉から引き出し、プレス装量3の
オス型4とメス型5の間に板ガラス2を臨ませて曲げ成
形し、この後急冷することで強化された曲げガラスを得
るようにしている。また上記に限らず、強化ガラスを製
造するにあたり、トングにて板ガラスを吊下げ支持する
工程が多く用いられている。
図及び第2図に示すように、トング1にて板ガラス2の
上辺部を吊下げ、この状態で加熱炉に板ガラス2を入れ
て軟化点近くまで加熱し、次いで、板ガラス2をトング
1で保持したまま加熱炉から引き出し、プレス装量3の
オス型4とメス型5の間に板ガラス2を臨ませて曲げ成
形し、この後急冷することで強化された曲げガラスを得
るようにしている。また上記に限らず、強化ガラスを製
造するにあたり、トングにて板ガラスを吊下げ支持する
工程が多く用いられている。
ここで、トング1にて板ガラス2を吊下げるに際して従
来からトング1のチップ6先端又はチップ6と接触する
板ガラス2の表面に滑り止め剤7を塗布するようにして
いる。
来からトング1のチップ6先端又はチップ6と接触する
板ガラス2の表面に滑り止め剤7を塗布するようにして
いる。
このように、滑り止め剤7を塗布することにより、吊下
げ時にトング1から板ガラス2が滑り落ちること、トン
グ1のチップ6に軟化点近(まで加熱されたガラスが融
着すること及びトング1のチップ6が板ガラス2に当接
する際にクラックが発生することを防止し、更に板ガラ
ス2表面に滑り止め剤7を塗布する場合には、吊り位置
を指示するマークとして利用し得るようにしている。
げ時にトング1から板ガラス2が滑り落ちること、トン
グ1のチップ6に軟化点近(まで加熱されたガラスが融
着すること及びトング1のチップ6が板ガラス2に当接
する際にクラックが発生することを防止し、更に板ガラ
ス2表面に滑り止め剤7を塗布する場合には、吊り位置
を指示するマークとして利用し得るようにしている。
そして、斯る滑り止め剤7として、従来から軽石(Si
O+ : 77%、Al2O3:12%、 Na2O:
4%、その他トl、 ”CFe2O3、CaO、K2
Oを含む)を粉砕シテする粒径5μ以下のパーミスパウ
ダーを使用している。
O+ : 77%、Al2O3:12%、 Na2O:
4%、その他トl、 ”CFe2O3、CaO、K2
Oを含む)を粉砕シテする粒径5μ以下のパーミスパウ
ダーを使用している。
しかしながら、上記の如き滑り止め剤を用いても、板ガ
ラスに発生するクラックを完全に防止できない。その具
体例を第3図に示した。
ラスに発生するクラックを完全に防止できない。その具
体例を第3図に示した。
即ち、冷却後期以降にトングとガラスに機械的ショック
を与えると、吊跡8の内外に弧状の傷9aが発生し易く
、加熱前にトング又はガラスに機械的ショックを与える
と、吊跡8の外側には深い弧状の傷9bが、内側には浅
い弧状の傷9cが発生し易く、冷却後の搬送の際のガラ
スの揺れによって吊跡8の周縁に連続的な弧状の傷9d
が発生し易く、滑り止め剤の塗布量が不足していたり、
吊り荷重が犬であったり、ガラス温度が高すぎて吊り伸
びする場合にあっては、トングチップにガラスの一部が
融着し、剥離部9eが発生し易く、またガラス軟化状態
のときにトングとガラスが引っばられたり、トングチッ
プが動かないものを使用した場合には直線状のプレスク
ラック9fが発生し易い。
を与えると、吊跡8の内外に弧状の傷9aが発生し易く
、加熱前にトング又はガラスに機械的ショックを与える
と、吊跡8の外側には深い弧状の傷9bが、内側には浅
い弧状の傷9cが発生し易く、冷却後の搬送の際のガラ
スの揺れによって吊跡8の周縁に連続的な弧状の傷9d
が発生し易く、滑り止め剤の塗布量が不足していたり、
吊り荷重が犬であったり、ガラス温度が高すぎて吊り伸
びする場合にあっては、トングチップにガラスの一部が
融着し、剥離部9eが発生し易く、またガラス軟化状態
のときにトングとガラスが引っばられたり、トングチッ
プが動かないものを使用した場合には直線状のプレスク
ラック9fが発生し易い。
本発明は上述した従来の問題点に鑑み、トングと板ガラ
スとの滑りを有効に防止するとともに、板ガラスに発生
するクラック及び剥離等を極力抑えることができる滑り
止め剤を提供することを目的とする。
スとの滑りを有効に防止するとともに、板ガラスに発生
するクラック及び剥離等を極力抑えることができる滑り
止め剤を提供することを目的とする。
この目的達成のため本発明に係る滑り止め剤は、粒径3
μ以下の酸化セリウム、炭酸マグネシウム及び弁柄のう
ち少くとも一種を例えば水1000ccに対し、全体と
しての添加量が100f以下の範囲で添加するようにし
たことを要旨とする。
μ以下の酸化セリウム、炭酸マグネシウム及び弁柄のう
ち少くとも一種を例えば水1000ccに対し、全体と
しての添加量が100f以下の範囲で添加するようにし
たことを要旨とする。
以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
先ず、水1000ccを用意し、この水に酸化セリウム
、炭酸マグネシウム又は弁柄を単独で、或いは複数程合
せて添加混合する。ここで添加する酸化セリウム、炭酸
マグネシウム或いは弁柄の粒径は3μ以下のもの、好ま
しくは1μ以下とする。
、炭酸マグネシウム又は弁柄を単独で、或いは複数程合
せて添加混合する。ここで添加する酸化セリウム、炭酸
マグネシウム或いは弁柄の粒径は3μ以下のもの、好ま
しくは1μ以下とする。
また、酸化セリウム等の添加量は表〔1〕の通りである
。
。
表〔1〕
ここで、水1000ccに対しグリセリンを2001乃
至1000r程度添加し、粘度を高めるようにしてもよ
い。このようにすれば、酸化セリウム等が沈殿しにくく
なり、塗布にあたっての作業性が向上する。
至1000r程度添加し、粘度を高めるようにしてもよ
い。このようにすれば、酸化セリウム等が沈殿しにくく
なり、塗布にあたっての作業性が向上する。
以上の如くして得られた滑り止め剤をフェルトを巻回し
たローラ等に含浸せしめ、ローラを板ガラス表面に接触
させるか、或いは板ガラスを移動させてローラに接触せ
しめる等の手段により、板ガラスの吊り位置に滑り止め
剤を付着しめる。
たローラ等に含浸せしめ、ローラを板ガラス表面に接触
させるか、或いは板ガラスを移動させてローラに接触せ
しめる等の手段により、板ガラスの吊り位置に滑り止め
剤を付着しめる。
ここで、滑り止め剤の付着量は吊り荷重によって異なり
、使用可能範囲及び最適範囲は表〔2〕に示す通りであ
る。
、使用可能範囲及び最適範囲は表〔2〕に示す通りであ
る。
次に具体的な実験結果を示す。
〔実験結果1〕
この実験は板ガラスの事跡に発生する剥離(第3図の9
0に相当するもの)の有無を調べたものであり、トング
チップとしてはNi合金からなり2.5朋径のものを用
い、吊り荷重は2. OKy、ガラス温度は680℃と
した。而してその結果は表〔3〕に示す通りである。た
だし、表〔3〕中の数字は、吊跡総数と剥離が発生した
事跡数に基℃・て算出した剥離の発生率を表わす。
0に相当するもの)の有無を調べたものであり、トング
チップとしてはNi合金からなり2.5朋径のものを用
い、吊り荷重は2. OKy、ガラス温度は680℃と
した。而してその結果は表〔3〕に示す通りである。た
だし、表〔3〕中の数字は、吊跡総数と剥離が発生した
事跡数に基℃・て算出した剥離の発生率を表わす。
表〔3〕
上表からも明らかなように、本発明に係る滑り止め剤を
用いれば、従来のノく−ミスノくウダーを用いた場合に
比較して剥離が大巾に減少する。
用いれば、従来のノく−ミスノくウダーを用いた場合に
比較して剥離が大巾に減少する。
〔実験結果2〕
この実験は板ガラスの事跡に発生する弧状クラック(第
3図の9d乃至9dに相当するもの)の有無をハンマー
ホール試験(H、F )にて調べたものであり、実験条
件は、滑り止め剤の塗布量を1点当り5■、トングチッ
プを25■径のNi合金0、吊り荷重を12に2、板ガ
ラスを4喘厚の自動車用リヤーウィンドとした。而して
、その結果を表〔4〕に示す。
3図の9d乃至9dに相当するもの)の有無をハンマー
ホール試験(H、F )にて調べたものであり、実験条
件は、滑り止め剤の塗布量を1点当り5■、トングチッ
プを25■径のNi合金0、吊り荷重を12に2、板ガ
ラスを4喘厚の自動車用リヤーウィンドとした。而して
、その結果を表〔4〕に示す。
この表〔4〕からも明らかなように本発明による滑り止
め剤を用いた場合には、強化ガラスの破壊強度は粒径1
μ以下のパーミスパウダーを用いた場合と同等か、それ
以上の強度を示す。ここで粒径1μ以下のパーミスパウ
ダーは極めて凝固し易く、実際の使用に供することはで
きないことを考えれば、本発明の滑り止め剤は極めて有
効であることが分かる。
め剤を用いた場合には、強化ガラスの破壊強度は粒径1
μ以下のパーミスパウダーを用いた場合と同等か、それ
以上の強度を示す。ここで粒径1μ以下のパーミスパウ
ダーは極めて凝固し易く、実際の使用に供することはで
きないことを考えれば、本発明の滑り止め剤は極めて有
効であることが分かる。
径3μ以下の酸化セリウム107乃至100f、炭酸マ
グネシウム51乃至1007及び弁柄10?乃至100
fのうち少くとも一種を添加するようにしたので、従来
のパーミスパウダーに比較し、板ガラスの吊り跡部分に
発生するクラック及び剥離が極めて少なくなり、破壊強
度に優れた強化ガラスを得ることができる。更に本発明
に係る滑り止め剤は従来のパーミスパウダーに比較して
、粒径を小さくしても凝固しにくいため、クラック等は
より発生しにくく、塗布の際の作業性が大巾に向上する
等多くの効果を発揮する。
グネシウム51乃至1007及び弁柄10?乃至100
fのうち少くとも一種を添加するようにしたので、従来
のパーミスパウダーに比較し、板ガラスの吊り跡部分に
発生するクラック及び剥離が極めて少なくなり、破壊強
度に優れた強化ガラスを得ることができる。更に本発明
に係る滑り止め剤は従来のパーミスパウダーに比較して
、粒径を小さくしても凝固しにくいため、クラック等は
より発生しにくく、塗布の際の作業性が大巾に向上する
等多くの効果を発揮する。
第1図は板ガラスをトングで吊り下げている状態を示す
正面図、第2図は吊り下げ部の拡大図、第3図は吊り跡
に発生する傷の種類を示す図である。 尚、図面中1はトング、2は板ガラス、6はトングチッ
プ、7は滑り止め剤である。 特許出願人 日本板硝子株式会社 代理人弁理士 下 1) 容一部 間 弁理士 大 橋 邦 音 間 弁理士 小 山 有
正面図、第2図は吊り下げ部の拡大図、第3図は吊り跡
に発生する傷の種類を示す図である。 尚、図面中1はトング、2は板ガラス、6はトングチッ
プ、7は滑り止め剤である。 特許出願人 日本板硝子株式会社 代理人弁理士 下 1) 容一部 間 弁理士 大 橋 邦 音 間 弁理士 小 山 有
Claims (2)
- (1) 板ガラスをトングで吊り下げる際にトングチッ
プ又は板ガラスの吊り位置表面に塗布する滑り止め剤に
おいて、この滑り止め剤は粒径3μ以下の酸化セリウム
、粒径3μ以下の炭酸マグネシウム及び粒径3μ以下の
弁柄のうち少くとも一種を水に添加してなることを特徴
とする滑り止め剤。 - (2)前記水1000cc に対する酸化セリウム、炭
酸マグネシウム及び弁柄の添加量は、酸化セリウムが1
02乃至1007、炭酸マグネシウムが52乃至807
、弁柄が101乃至100グであり、且つこれらを混合
して水に添加する場合は全体としての添加量が1002
以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の滑り止め剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1875584A JPS60163987A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 滑り止め剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1875584A JPS60163987A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 滑り止め剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60163987A true JPS60163987A (ja) | 1985-08-26 |
JPH0461909B2 JPH0461909B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=11980459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1875584A Granted JPS60163987A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 滑り止め剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60163987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014168149A1 (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-16 | 日本電気硝子株式会社 | 保持部付ガラス基板、ガラス基板の熱処理方法、及びガラス基板支持ユニット |
-
1984
- 1984-02-03 JP JP1875584A patent/JPS60163987A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014168149A1 (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-16 | 日本電気硝子株式会社 | 保持部付ガラス基板、ガラス基板の熱処理方法、及びガラス基板支持ユニット |
JP2014205579A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-30 | 日本電気硝子株式会社 | 保持部付ガラス基板、ガラス基板の熱処理方法、及びガラス基板支持ユニット |
CN105121368A (zh) * | 2013-04-10 | 2015-12-02 | 日本电气硝子株式会社 | 带保持部的玻璃基板、玻璃基板的热处理方法、以及玻璃基板支承单元 |
KR20150143492A (ko) * | 2013-04-10 | 2015-12-23 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 유지부 부착 유리 기판, 유리 기판의 열처리 방법, 및 유리 기판 지지 유닛 |
CN105121368B (zh) * | 2013-04-10 | 2018-03-30 | 日本电气硝子株式会社 | 带保持部的玻璃基板、玻璃基板的热处理方法、以及玻璃基板支承单元 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0461909B2 (ja) | 1992-10-02 |
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