JPS6016366Y2 - 浴槽掃除装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浴槽の内周面を自動的に掃除できる装置に関す
る。

本考案は浴槽使用後の浴槽内周面の掃除を自動的に行う
ことができると共に、浴槽の側壁に容易に着脱でき、掃
除以外のときは別の場所に収納でき、入浴時の支障とな
らず、しかも構造簡単で安価に製造できる浴槽掃除装置
を提供することを目的とする。

本考案は上記目的を達成するため、図面に数例の実施例
を示す如く、浴槽１の側壁２に着脱自在に取付けられる
と共にその先端部３が浴槽１中夫に向は突出する基台４
と、基台４の先端部適所を中心として回転し、その先端
５が浴槽１の側壁２に沿って移動すると共に該側壁２に
向は付勢された自在アーム６と、自在アーム６の先端５
に取付けた回転洗浄部材７と、回転洗浄部材７に向は開
口し、基端８を水道蛇口などの水供給装置９に接続しう
るように形成した洗浄水放出部材１０とから、浴槽掃除
装置を構成したことを特徴とする。

以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に説明する
。

第１図に示す本考案の第１実施例は、浴槽１の側壁２に
適合する口状の取付部材１１と、先端部３が浴槽１の中
央に向は伸びる水平板１２とから成る基台４を有する。

前記取付部材１１を構成する１対の挟板１３，１４間の
間隔は１、調整ネジ１５．１５で調整できるようにし、
側壁２の幅が異なる種々の浴槽１に適応できるようにし
である。

又一般に浴槽１の側壁２はその内面２ａが傾斜して下方
が広幅になっているので、前記取付部材１１を側壁２に
嵌入するだけで安定状態に取付けられるが、図示するよ
うに挟板１３の内面にゴム等の軟弾性板１６を貼着して
おくと、上記取付状態が一層安定する。

前記基台４の先端部３は浴槽１の略中央に位置し、該部
分に低速モータ１７を載置している。

このモータ１７の回転軸１８には第１アーム１９を固着
し、その先端に第２アーム２０をビン２１で枢着してい
る。

両アーム１９．２０の枢支部にはねじりバネ２２を配し
、その端部を両アーム１９．２０を係止せしめ、両アー
ム１９．２０間の為すが拡開するように付勢している。

本実施例では上述のように第１アーム１９と第２アーム
２゜とを組合せて自在アーム６を構成し、その先端、す
なわち第２アーム２０の先端５を浴槽１の側壁２に沿っ
て移動させうるようにすると共に、該先端５を側壁２に
向は付勢している。

前記第２アーム２０の先端５には小形モータ２３を載置
すると共に、このモータ２３の回転軸２４に、可撓軸２
５にブラシ材２６を植設して成る回転洗浄部材７を接続
している。

この洗浄部材７は側壁２の内面２ａ及び底壁上面２７に
同時に接触し、これらを清掃できるように形成されてい
る。

尚、回転洗浄部材７としてスポンジなどを利用したもの
などを採用することができ、又側壁内面２ａにのみ接触
する構成のものを使用してもよい。

前記回転洗浄部材７上には、第２アーム２０の先端５の
裏面に固着した散水ノズル２８を配し、この散水ノズル
２８と水道蛇口などの水供給装置９とを２本のホース２
９．３０で連通している。

３１は基台４に設けたホース挿込金具で、前記２本のホ
ース２９．３０を接続している。

前記散水ノズル２８は回転洗浄部材７に向は放水し、回
転洗浄部材７の清掃能力を高めている。

本実施例では、上述の如く、散水ノズル２８、ホース２
９゜３０などで洗浄水放出部材１０を構成しているが、
散水ノズル２８の取付位置やその形状を代えたり、自在
アーム６に洗浄水連通路を一体形成したりすることがで
きる。

第２図は上記実施例の自在アーム６と回転洗浄部材７の
動きを示したもので、前記低速モータ１７の回転軸１８
が数回転する間に回転洗浄部材７が側壁２の内面２ａに
沿って浴槽１内を同一回数周回し、その間に全側壁内面
２ａ及び底壁上面２７を洗浄しうろことを示している。

尚、図示しないが、モータ１７，２３駆動用の配電設備
が必要である一方、これらモータ１７，２３を自動的に
スイッチオフできるタイマーを付設すると好適である。

第３図に示す本考案の第２実施例は、自在アーム６を伸
縮自在アームで構成した点に特徴を有している。

この自在アーム６は具体的には低速モータ１７の回転軸
１８に取付けた基端側アーム３２の軸孔３３内に先端側
アーム３４を摺動自在に挿入し、前記軸孔３３内に収容
した圧縮バネ３５の弾発力により先端側アーム３４を前
記側壁２の内面２ａに向は付勢して戒る。

前記自在アーム６の先端、すなわち先端側アーム３４の
先端５には第１実施例と同様に小形モータ２３、回転洗
浄部材７、散水ノズル２８などを配置している。

第４図に示す本考案の第３実施例は、上記第２実施例を
改良したもので自在アーム６の先端にガイドローラ３６
を配し、このガイドローラ３６が前記側壁内面２ａに沿
って転動するように構成し、自在アーム６の回転運動を
円滑にすると共に、回転洗浄部材７に加わる圧力を一定
範囲内におさえている。

本考案装置は上記構成を有し、基台４、自在アーム６、
回転洗浄部材７及び洗浄水放出部材１０の作用により、
浴槽使用後の浴槽内周面の掃除を自動的に行うことがで
きるという効果を有する。

又本考案装置は基台４を浴槽１より容易に取外すことが
できると共に比較的軽量に構成できるので、装置全体を
別の場所に移動させたり収納するこが簡単であり、入浴
時の支障とならないという、利点がある。

更に本考案装置は構造が簡単で安価に製造できるので、
一般家庭においても購入し易く、広範囲に利用すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し第１図は第１実施例の一部
切欠斜視図、第２図はその作用を示す概略平面図、第３
図は第２実施例の要部の斜視図、第４図は第３実施例の
要部の平面図である。 １・・・・・・浴槽、２・・・・・・側壁、３・・・・
・・先端部、４・・・・・・基台、５・・・・・・先端
、６・・・・・・自在アーム、７・・・・・・回転洗浄
部材、８・・・・・・基端、９・・・・・・水供給装置
、１０・・・・・・洗浄水放出装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴槽の側壁に着脱自在に取付けられると共にこの先端部
   が浴槽中央に向は突出する基台と、基台の先端部適所を
   中心とし回転し、その先端が浴槽の側壁に沿って移動す
   ると共に該側壁に向は付勢された自在アームと、自在ア
   ームの先端に取付けた回転洗浄部材と、回転洗浄部材に
   向は開口し、基端を水道蛇口などの水供給装置に接続し
   うるように形成した洗浄水放出部材とからなる浴槽掃除
   装置。