JPS60161773A - チリメン模様状塗膜の形成方法 - Google Patents

チリメン模様状塗膜の形成方法

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JPS60161773A
JPS60161773A JP1893884A JP1893884A JPS60161773A JP S60161773 A JPS60161773 A JP S60161773A JP 1893884 A JP1893884 A JP 1893884A JP 1893884 A JP1893884 A JP 1893884A JP S60161773 A JPS60161773 A JP S60161773A
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Seiji Matsubara
松原 静治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、被塗物表面の全面に均一なチリメン模様状の
塗膜を確実に形成する方法に関するものである。 従来、塗料を塗布した被塗物を直接式加熱乾燥炉で焼付
乾燥した場合、時に平滑な塗膜を得ることができず、塗
膜表面の一部に結晶模様やチリメン模様状の塗膜不良が
発生することが知られている。 この現象をガスチェツキングと称するが、ガスチェツキ
ングの発生原因については種々の研究がなされており、
焼付炉内に存在する酸性ガス、例えば、塩化水素ガス、
二酸化窒素、−二酸化炭素、亜硫酸ガス等が塗膜表面に
接触すると、酸性ガスの触媒作用により表面硬化が促進
され、塗膜の内部歪によって収縮をおこすために生ずる
ものと考えられている。又、湿気が多いこと。 換気不十分、脱脂等の前処理の不完全等、間接的な発生
原因についても多くの研究結果が報告されている。 しかしながら、直接間接を問わず、ガスチェツキングの
発生原因の研究は、いずれも不良であるガチェッキング
の発生を防止する目的でなされたものであり、そこには
、ガスチェツキングを利用して均一な模様を得ようとす
る思想は皆無であった。 本発明は、上記の通り従来不良としてその発生が厭われ
ていたガスチェツキングを積極的に利用して、艶消状の
チリメン模様を被塗物の全面に均一に且つ確実に発生さ
せることを目的として鋭意研究の結果完成されたもので
ある。 即ち、本発明は被塗物に無機顔料を含有する熱硬化型樹
脂塗料を塗装した後、被塗物表面を、塩化水素ガスをs
 ppm以上含む加温された酸性雰囲気中で焼付乾燥す
るか、もしくは上記酸性雰囲気に接触させ、しかる後焼
付乾燥することを特徴とするものである。 更に、本発明を詳述する。まず、樹脂塗料は熱硬化型で
さえあればよく、アクリル樹脂塗料。 ポリエステル樹脂塗料、アクリル−メラミン系樹脂塗料
等の一般的な熱硬化型樹脂塗料が使用可能であり、又、
無機顔料も特別なものでなくカーボンブラック、リトポ
ン、鉛白、黄酸化鉄。 亜鉛華、黄鉛、酸化チタン、べんがら等を所望の色調に
より、単独もしくは適宜混合して上記塗料に添加すれば
よい。 本発明は、後述の通り、未硬化の塗膜を塩化水素ガスa
 ppa+以上を含む加温された酸性雰囲気に接触させ
て硬化反応を促進させ、塗膜の内部歪を利用してチヂミ
模様を形成するものであるが、本発明の塗料は、無機顔
料を含有するものであるから、無Im顔料と樹脂分の熱
伝導度の差によって、塗膜の硬化反応の進行度に部分的
な差を生じ、塗膜の内部歪を拡大してチリメン模様の発
生を確実にするものであり、塗料が無機顔料を含有する
ものであることが、本発明の必須不可欠の要件である。 尚、有機顔料では樹脂分との熱伝導度に大差がなく、上
記の如き効果を期待することができない。 塗膜厚さについては特に限定はしないが、鮮明な外観を
得る意味で7μm以上であることが好ましく、塗膜厚さ
が厚ければ厚い程、凹凸のあるチリメン模様となる。 更に、塗装方法については、従来公知の方法が適用可能
であり、水溶性もしくは溶剤型浸せき塗装方法、電@塗
装方法、静電塗装方法等によって上記塗料を塗装すれば
よい。 このようにして塗装された被塗物は、次いで、塩化水素
ガスs pp+i以上の酸性雰囲気中で焼付乾燥するか
、もしくは上記酸性雰囲気に接触させた後、別の焼付乾
燥炉内で焼付乾燥される。 塩化水素ガスがs ppm未渦の場合は、被塗物の全面
に均一なチリメン模様状塗膜を確実に形成させることが
できず、又、炭酸ガスその他の酸性ガスを用いる場合は
、チリメン模様を全面に確実に形成しようとすれば、酸
性ガスrIi度を極端に高くせざるを得ず、現実的では
ない。 又、酸性雰囲気の温度については、本発明方法が塩化水
素ガスとの接触により、塗料が硬化して内部歪をおこす
現象を利用するものであるから、少なくとも塗料の硬化
が生じる温度に設定する必要がある。 ところで、塗料が硬化する温度は酸性ガス雰囲気中では
通常の雰囲気中で硬化する温度よりも低下することがわ
かった。例えば、通常の雰囲気中で160〜110℃で
硬化し始めるアクリル−メラミン系の樹脂塗料の場合は
、塩化水素ガス81)Dllの酸性雰囲気中では130
〜140℃でも硬化することが認められた。 従って、酸性雰囲気の温度を設定する場合は、通常の雰
囲気で硬化する温度以上であれば問題はない。 又、酸性雰囲気中で焼付乾燥する場合も、通常の焼付乾
燥温度で充分であり、更に、酸性雰囲気に接触後、別の
専用の焼付乾燥炉で焼付乾燥する条件も何ら格別のもの
ではない。 塗料硬化は速やかに生じるので、被塗物表面と酸性雰囲
気との接触は瞬時でよい。ただ、通常の雰囲気中で塗膜
の表面に硬化が生じてしまった後で、酸性雰囲気に接触
させてもチリメン模様状の塗膜を形成することはできな
い。 以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】 アルミニウム合金A 60638−75材(長さ300
n+m )を通常の前処理を施した後、硫酸1501’
7.20℃の電解浴中で電流密度1.5A/hiで20
分間陽極酸化処理を行ない、9μmの陽極酸化皮膜を生
成した。このアルミニウム合金 A60638− T 
5材を縦mり状態で無機顔料として酸化チタンを含有す
る白色のアクリル−メラミン系樹脂浴(固形分濃度35
%、顔料a度45%)に60℃で−3分間浸せぎした後
、引上げ速度上8m/iで引上げ、しかる後、縦吊り状
態のまま塩化水素ガス濃度12ppmの酸性雰囲気とし
た電気炉内で170℃、20分の条件で焼付乾燥したと
ころ、全面均一で艶消状のチリメン模様を有する白色塗
膜を生成した。
【比較例1】 実施例1と同様の前処理、IIJj極酸化追酸化処理せ
き塗装処理を施したアルミニウム合金 At3063s
 −T 5材を塩化水素ガスを含まない雰囲気の電気炉
で170℃、20分の条件で焼付乾燥したところ、全面
平滑で光沢の有る塗膜が生成した。
【比較例2】 実施例1と同様の前処理、陽極酸化処理及び浸せき塗装
処理を施した縦吊り状のアルミニウム合金A 6063
8− T 5材(長さ300mm )を塩化水素ガス濃
度6 ppmの酸性雰囲気とした電気炉内で110℃、
20分の条件で焼付けしたところ、上部から約160m
mまでは艶消状のチリメン模様を生成したが、下部に行
くにしたがい光沢のある平滑な塗膜を有する不均一な外
観となった。
【比較例3】 実施例1と同様の前処理、Illll化処理及び浸せき
塗装処理を施したアルミニウム合金 A60633− 
T 5材を濃度12ppmの二酸化窒素雰囲気の電気炉
内で170℃、20分間焼付乾燥したところ、全面平滑
で光沢の有る白色塗膜を生成した。 同様に、二酸化窒素に替えて、電気炉内を夫々−酸化窒
素、二酸化炭素、−酸化炭素を12ppm含む雰囲気と
して焼付乾燥したところ、いずれも二酸化窒素の場合と
同じ外観の白色塗膜を生成した。
【比較例4】 実施例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施したアル
ミニウム合金A 60638− T 5材を、顔itを
含まないアクリル−メラミン系樹脂浴(固形分濃度20
%)に60℃で3分間浸せきした後、引上げ速疫l、8
m/、、、で引上げ、しかる後、実施例1と同様の電気
炉内で実施例1と同様の焼°付乾燥をしたところ、艶有
のクリA7−塗膜が得られた。
【実施例2】 アルミニウム板材A 1200Pを実施例1と同様の前
処理及び陽極酸化処理を施した後、無機顔料として酸化
チタンと黄鉛を含有する黄味の強いクリーム色のアクリ
ル−メラミン系樹脂浴(固形分濃11i 35 % +
 wA料濃度40%)k:40℃で3分間浸せきした後
、引上げ速[1,0111/iで引上げ、しかる後、塩
化水素ガス濃度を15ppHlとし、温度を180℃に
設定した酸性雰囲気の電気炉内で30分間焼付乾燥をし
たところ、全面均一な艶消状のチリメン模様を有するク
リーム色の塗膜が19られた。
【比較例5) 実施例2と同様の前処理、陽極酸化処理及び浸せき塗装
処理を施したアルミニウム板材 へ1200pを、18
0℃に設定した塩化水素ガスを含まない雰囲気の電気炉
内に導入し、アルミニウム板+4 A 12001:)
の実体温度が180℃に達した時点で、塩化水素ガスを
電気炉内に送り込んで塩化水素ガス濃度を15ppmと
した後、更に15分間焼付したところ、全面均一な光沢
を有する平滑な外観の塗膜が得られた。比較例5で使用
した塗料(実施例2で使用した塗料と同一)の塩化水素
ガス15ppmを含む雰囲気中で硬化する下限の温度を
測定したところ130〜140℃であった。 【実施例3】 実施例2と同様の前処理、11極酸化処理及び実施例2
と同一の塗料を用いた浸せき塗装処理を施したアルミニ
ウム板材A 1200Pを塩化水素ガスを15ppm含
む150℃の酸性雰囲気に10秒間接触させた後、この
アルミニウム板材A 1200pを180℃に設定した
塩化水素ガスを含まない電気炉に導入し、30分間焼付
乾燥したところ、実施例2と同様のチリメン模様状塗膜
が得られた。
【実施例4】 実施例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施したアル
ミニウム合金A 60638− T 5材を80℃の純
水に10分間浸せきして仮封孔した後水切り乾燥し、次
いで、無機顔料としてボーンブラックを含む黒色のポリ
エステル系樹脂塗料(顔料濃度20%、粘度岩田カップ
12秒)を用いて静電塗装を行ない10μmの塗膜を得
た。このアルミニウム合金A 60638− T 5材
を塩化水素ガス濃度81)I)lの雰囲気とした電気炉
内で190℃。 30分の条件で焼付乾燥したところ、全面均一な艶消状
のチリメン模様を有する黒色塗膜を生成し 1こ 。
【実施例5】 実施例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施したアル
ミニウム板Al200pを、無機顔料として酸化チタン
を含有する白色のアクリル−メラミン系電着塗料浴(固
形分12%、顔料濃度25%)に浸せきし、150V、
2分間の条件で電着塗装を行なった後、10分間セツテ
ィングした。 このアルミニウム板44 A 1200pを濃度10p
pmの塩化水素ガス雰囲気を有する180℃に設定した
電気炉で30分間焼付乾燥したところ、全面艶消状で均
一なチリメン模様を有する白色塗膜が得られた。 以上のように、本発明方法によれば、チリメン模様状の
塗膜を確実に被塗物の全面に均一に形成させ、美麗な外
観の塗膜を持った被塗物を容易に提供し得る効果を有し
ている。 尚、各実施例には被塗物としてアルミニウム材だけを用
いているが、焼付乾燥温度に耐え得る材料であれば何で
もよく、アルミニウム材に限定されるものではない。 特許出願人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被塗物に無機顔料を含有する熱硬化型樹脂塗料を塗装し
    た後、被塗物表面を塩化水素ガスを81)l)1以上含
    む加湿された酸性雰囲気中で焼付乾燥するかもしくは上
    記酸性雰囲気に接触させ、しかる後焼付乾燥することを
    特徴とするチリメン模様状塗膜の形成方法。
JP1893884A 1984-02-02 1984-02-02 チリメン模様状塗膜の形成方法 Granted JPS60161773A (ja)

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