JPS60156613A - 透析シヨツク防止剤 - Google Patents

透析シヨツク防止剤

Info

Publication number
JPS60156613A
JPS60156613A JP1155884A JP1155884A JPS60156613A JP S60156613 A JPS60156613 A JP S60156613A JP 1155884 A JP1155884 A JP 1155884A JP 1155884 A JP1155884 A JP 1155884A JP S60156613 A JPS60156613 A JP S60156613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dialysis
shock
carnitine
patients
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1155884A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Niisato
徹 新里
Fuminao Yoshida
吉田 文直
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN HOSUPITARU SUPPLY KK
Original Assignee
JAPAN HOSUPITARU SUPPLY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JAPAN HOSUPITARU SUPPLY KK filed Critical JAPAN HOSUPITARU SUPPLY KK
Priority to JP1155884A priority Critical patent/JPS60156613A/ja
Publication of JPS60156613A publication Critical patent/JPS60156613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、透析ショック防止剤に係り、特に腎不全患者
に対して実施される血液透析時において発生する透析シ
ョック症状を効果的に抑制乃至は防止し得る医薬に関す
るものである。
近年、腎不全患者の治療に、更にはその生命の維持に、
所謂人工腎臓を用いた血液透析手法が採用されてきてお
り、その顕著な効果が認められている。この血液透析手
法は、患者の血液を一旦体外に取り出し、そしてそれに
対して所定の浄化操。
作を施した後、再び患者の体内に戻そうとするものであ
って、このような血液透析手法により、血液中の代謝産
物などが除去せしめられ、以て正常腎の機能の一部が代
行され、或いは補助されることとなる。
ところで、このような血液透析治療を受ける腎不全患者
においては、その血液透析中に、血圧が異常に低下する
現象を惹起することがあり、そしてこの急激な血圧低下
によって、嘔吐や、痙彎などの症状を発生せしめ、更に
は患者の意識を喪失せしめて、甚だしい場合には、患者
を死に直面させるに至らし−める。これが、所謂透析シ
ョックと呼称されるものであって、一般に、−週間当た
り三 :回の透析治療を受ける透析患者において、甚だ
しい場合には、−回の透析治療において四回もの透析シ
ョックが発生することが認められている。また、このよ
うな透析ショックは、透析患者の透析前の血圧の状態、
換言すれば患者の血圧の高低に拘わらず1発生すること
も認められている。
、従来にあっては、このような透析操作中における透析
シロツク症状の発生を未然に予測し、またそれを逸早(
キャッチするために、血第透析操作中に、おいて頻繁に
透析患者の血圧を測寓し、その透析操作の続行の可否を
決定したり、或いは透析操作のコンI・ロール、薬剤の
投与などの対策を採りている。しかしながら、かかる透
析ショックの直接の原因となる急激な血圧低下症状が、
僅か2゜3分の間に発生ずるものであるところから、そ
の発生を未然に予知することは勿論、その発生を直ちに
把握することが極めて難しく、このため透析ショック対
策が後手となり勝ちであったのである。
そして、このような状況下において、医師や看護婦にと
っては、透析中における透析患者の透析状態を如何に監
視するかが重大な問題となっているのである。
ここにおいて、本発明者らは、かかる透析操作中におけ
る透析ショックの症状について種々検討した結果、透析
患者においては、その血中り一カルニチン量が少ないと
いう事実に着目して、かかるし−カルニチンが透析ショ
ックに何等かの関与を為しているとの仮説をたて、これ
を透析患者に対し°C臨床的に適用せしめたとごろ、そ
の素晴らしい透析ショック防止効果を見い出し、本発明
を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、透析患者の透析操作中における透
析ショック症状について、その発生を抑制し、またそれ
を防止し得る透析ショック防止剤を提供することを、そ
の目的とするものであり、そしてそのために、有効成分
としてL−カルニチンを含むように医薬を構成したので
ある。
ところで、このような本発明に用いられるし一カルニチ
ンは、下記一般式: %式% で示される構造を有し、またビタミンB。とも呼ばれる
ものであり、かかるし−力ルニチンが脂肪−酸化機構に
関与し、ミトコンドリアの膜を通過シナい長鎖脂肪族ア
シルC”oAからSアシルカルニチンを形成し、股を透
過さセるとされ、またアセチルCoAも同様の機序で膜
を通過し、糖代謝を促進する等の作用を有することは、
よく知られているところであるが、本発明者らは、上述
のような仮説に基づいて、かかるし−力ルニチンを透析
患者に対し゛ζ臨床的に適用した結果、その有効な透析
多ヨソレ防止効果を実証し得るに至ったのである。しか
も、この本発明にて用いられるL−カルニチンは、広く
生体重につ)・布するものであり、また一部食欲増進剤
としても珀いられて・いるものである゛ところから、人
体に対する安全性も極めて高いものである。 ・□ また、本発明に従うし一カルニチンを有効成分とする透
析ショック防止剤は、一般に液状□、粉末、或いは錠剤
として経d投与□・されるものである゛が、・□また注
射液として調製C・ぞ、静注によっ□て投与す□るよう
にすることも可能であり、更にばその他J公知′□の手
法に挫ゲζ−剤化して投与したりしても同等差支えない
。なお、□そ物際・、本発明に従□うし一カルニチンと
共に、好め□有□用な薬効成分゛や補助成分□などを併
用すること′4)可能である。 ・□□そして、本発明
に従う誦−カルニチンの適用量は、患者の症状など社応
じて適宜に決鎗さ亀、一義的に規制することは困1で1
あるが、強いぞ挙げるならば、患者−人に対□し:て3
00mg□〜′1000mg/日程度の割合にて投与さ
れ、またその投与は一日当たり2〜3回の複数回に分け
て行なわれ、更に継続的に投与されるものであって、こ
の投与が少なくとも継続されている限りにおいて、有効
な透析ショック防止効果を期待し得るのである。特に、
このL−カルニチンの継続的投与によって、そのショッ
ク防止効果は、早い患者で、投与後2・週目位から発現
され、−4にその最大効果は投与後4週目程度から発揮
されるものであり、その継続的投与が行なわれている限
りにおいて、その最大効果を持続することが可能である
このように、本発明に係るL−カルニチンを有効成分ど
する透析ショック防止剤は、経口などによる投与によっ
て、透析操作中の腎不全患者における急激な血圧低下を
効果的に防止し、またその効果も持続させ得るところか
ら、透析操作中におけ□る透析ショックの発生頻度を軽
減ないしは解消せしめて、透析患者の精、神的並びに肉
体的負担を著□しく改善せしめ得るものであり、また透
析治療を行なう医師や看護婦にとっても、そのようなト
ラブルから開放され得、更には透析状態に対する監視体
制も効果的に緩和され得ることとなったのである。
因みに、かくの如き本発明の効果LSI、以下の実施例
にも和実に示されるところである。
実施例 透析を定期的に行なっている腎不全患者の25人に対し
て、本発明に従うし一カルニヂンをを効成分とする透析
ショック防止剤を継続的に経口投5、シた。なお、これ
ら腎不全患者゛は、−週間当たり三回の透析治療を受り
”ζおり、また過去四週間の透析治療(透析回数:12
回)において、透析ソヨノクが三回以上あった患者であ
る。
このよへな患者に対して、L−カルニチンを50 ry
+ 8含む錠剤を、患者−人当たり、−日三回かつ一回
につき三錠ずつ(=・口当たり合a1で九錠投すするこ
とになる)、継続的に投与した。
それぞれの患者について、L−カルニチン投与前の四週
間及び投与、後の四週間ごとの透析治療中における急激
な血圧低下、即ち透析シコノクの回数を調べ、その結果
を下記第1表に示した。
第1表の結果から明らかなように、本発明に従うカルニ
チンを含む錠剤を経口投与した場合において、その投与
前の平均ショック回数が6.2±2゜6回であったのに
対し、その投与後においては、四週目で3.7±3.2
回、へ週目で2.6±1.8回、十二週目で2.2±2
.1回と著しく改善されることが認められた。また、か
かるし−カルニチンの透析ショック防止作用の効果につ
いての統計学的なP値は、o、ooi以下を示し、通雷
の統計学的有意差の存在を意味するP<0.05の値に
対して極めて優れた効果を示した。
以上詳述したように、本発明は、L−カルニチンの投与
によって、従来、全くその有効な対策が採られていなか
った透析操作中における急激な血圧低下、換言すれば透
析ショックに対して、その極めて効果的な防止作用を発
揮せしめるものであって、またその継続的な経口投与処
方によってその効果を持続的に発揮せしめ得るところに
、大きな意義を有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. L−カルニチンを有効成分として含むことを持徴とする
    透析ショック防止剤。
JP1155884A 1984-01-24 1984-01-24 透析シヨツク防止剤 Pending JPS60156613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1155884A JPS60156613A (ja) 1984-01-24 1984-01-24 透析シヨツク防止剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1155884A JPS60156613A (ja) 1984-01-24 1984-01-24 透析シヨツク防止剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60156613A true JPS60156613A (ja) 1985-08-16

Family

ID=11781265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1155884A Pending JPS60156613A (ja) 1984-01-24 1984-01-24 透析シヨツク防止剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60156613A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661314A (en) * 1979-10-24 1981-05-26 Otsuka Pharmaceut Factory Inc Preventive against side-effect for dialytic patient

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661314A (en) * 1979-10-24 1981-05-26 Otsuka Pharmaceut Factory Inc Preventive against side-effect for dialytic patient

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100479968B1 (ko) 위장 리파아제 억제제의 용도
WO2007053134A1 (en) A method for normalizing insulin levels
IL90069A (en) The use of 31 cysts of retinoic acid in the preparation of a drug for the treatment of congenital conjunctivitis
US20150328176A1 (en) Composition for treatment of neurodegenerative disease
JPS60156613A (ja) 透析シヨツク防止剤
Davin et al. Febrile reactions to para-aminosalicylic acid
Jensen et al. Chronic paroxysmal hemicrania: continued remission of symptoms after discontinuation of indomethacin
EP3616714A1 (en) Lactate-protected hypoglycemia to treat glycolysis dependent pathological conditions, in particular cancer
Vincent Case report fatal theophyllineinduced seizures
CN109172550B (zh) 一种复合麻醉药物
DE602004012152T2 (de) Verwendung von cystin oder cystein zur vorbeugung und behandlung von oxidativem stress hervorgerufen durch hämodialyse bei patienten mit chronischen nierenerkrankungen
WO1985002541A1 (en) Chromone-2-carboxilic acid derivatives as cardiovascular agents
US7838526B2 (en) Method of treating neurological disorders
Waisbren Lincomycin in larger doses
Petty et al. Chronic paroxysmal hemicrania: first reported British case.
WO2003022292A1 (fr) Formulation pharmaceutique orale contenant du charbon actif et utilisation de cette formulation
WO2024067579A1 (zh) 银杏萜内酯在制备预防或治疗糖尿病及糖尿病并发症药物上的用途
US20190381034A1 (en) Pharmaceutical composition and method for acute on chronic liver failure and related liver diseases
US3150044A (en) Treatment and composition for high blood pressure and palpitation
Mcgovern et al. The use of cromolyn sodium in the prevention of nerve degeneration in Bell's palsy
US10639292B2 (en) Method of treating hyperglycemia
JPH0445494B2 (ja)
US4385064A (en) Method for treating sickle cell anemia
US4731380A (en) Tolerstat as an agent for diabetic periodontitis
Christensen Bradycardia as a side‐effect to oxybuprocaine