JPS6015622B2 - アミノラクタム化合物の同時分割及びラセミ化 - Google Patents

アミノラクタム化合物の同時分割及びラセミ化

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JPS6015622B2
JPS6015622B2 JP50039849A JP3984975A JPS6015622B2 JP S6015622 B2 JPS6015622 B2 JP S6015622B2 JP 50039849 A JP50039849 A JP 50039849A JP 3984975 A JP3984975 A JP 3984975A JP S6015622 B2 JPS6015622 B2 JP S6015622B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D223/00Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D223/02Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D223/06Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D223/12Nitrogen atoms not forming part of a nitro radical

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
Q−アミ/−ご−カプロラクタム(以下ACLと記す)
の分割およびラセミ化を別々に行うことは知られている
。 「Q−アミノカプロラクタムの分割」と題する米国特許
第3824231号はこの様な別々の操作を次の如く開
示している。‘a’メタノール、エタノール又はイソプ
ロパノール或はこれらの混合物の様な溶剤中の約10〜
100℃のD・L一Qーアミノーご−カプロラクタム(
D・L一ACL)を或る可溶性遷移金属塩、例えば十2
価状態のニッケルと混合することにより、好ましくは銭
塩中のNio塩を使ってD・L−ACL:金属イオンの
約化学量論的比、即ち3:1で混合することにより、鍔
体の飽和溶液を形成し、‘bー この溶液にD−または
L一異性体、例えばL−異性体のACL/金属塩鍵体の
結晶で種晶を造り、
【c’沈澱したL一異性体鍔体から
L−ACLを回収し、‘dー 同様に母液からD一異性
体鍔体を沈澱させ、そのD−異性体鍔体をラセミ化して
‘b}段階のために使用する溶液に再循還する。 D−異性体鍔体のラセミ化のための触媒としてはこの米
国特許第3824231号は無機塩基または有機塩基、
特に遊離のD・L−ACLを教示し、また少くとも10
0℃、特に120こ0の温度の1時間使用を教示してい
る。上記の様なD・L−ACL/Ni塩鍔体の飽和溶液
からの所望の異性体鍔体の結晶化によっては所望の異性
体鰭体の小部分が過飽和の解消前に回収できるだけであ
る。 結晶化の程度は同時に溶剤を除去することにより、例え
ば蒸発により増すことができる。然しこの場合には所望
でない異性体錯体の濃度が増加して結局それも晶析し従
って分割を崩壊さすだろう。従って所望の異性体鍔体の
結晶化の程度を比較的低水準に維持することが必要であ
る。残りの溶液は所望の鏡像体の残りと所望でない鏡像
体とを含有する。以前はラセミ化工程における所望の鏡
像体の回復できない熱的損失の故に一結晶イ○袋階後に
残る全母液をラセミ化することは望まれなかった。この
理由からD・L−ACL/金属塩の錆体溶液をD一及び
L一種晶の交互の床を通過させる方法が用いられていた
。新しいD・L−混合物は循還工程の流れに連続的に加
えられ同時にD−及びL−異性体結晶が刻々に溶液から
夫々の床上に次積する。回収後所望でないD一緒晶はそ
れから溶解され、ラセミ化されて再循還し一方所望のL
−異性体は金属塩鍵体から回収されて更に処理される。
我々の方法は所望のQ−アミノーご−カプロラクタム鏡
像体の回収後に残る全母液のラセミ化を行わせる。更に
我々の方法は所望でない異性体の同時の結晶化による汚
染なくして一回通過で所望の異性体の高い回収を行う。
我々はACLのNio又はCoo塩の鍔体が後に述べる
様に比較的低温で速かにラセミ化させ得ることを発見し
た。我々は更に所望の光学的異性体の結晶が、対応する
ラセミ体のNio又はCOOのD・L−ACL/金属塩
鍔体の過飽和溶液中に懸濁して、溶液中で同時ラセミ化
を促進する条件下でさえも該異性体の優先的結晶化によ
り分割を起すことを見出した。このD・L−ACLの分
割ノラセミ化の組合せに5個の主な段階がある。 主な新規性は下の‘b}段階を含む点である。この主な
段階とは次のものである。【a} D・L−ACL/N
m又はCoo塩の鍔体の過飽和溶液を形成し、この際配
位能力は大部分満足されており、‘b} 該溶液に塩基
性のラセミ化触媒を与え、‘cー 談溶液を、該ACL
鏡体の所望の異性体の種晶と周囲温度ないし120『0
の温度で接触さし、‘d’ 溶液からの結晶化により種
晶を成長さし、‘e’残りの溶液から該所望の異性体鍔
体の結晶を取出す。 本発明においては少くとも50qoの温度での操作が充
分に高いラセミ化速度をもつために望ましい。 然し高い温度では分割に対する温度の逆作用を考慮せね
ばならない。 従って適当なラセミ化速度と調和した最敗低の温度を使
うべきである。本発明は次記によって限定さるべきでは
ないが、本発明の系に適用できるものとして次の理論が
提案される、即ち一方の鏡像体(例えばL)の分割が他
の鏡像体(例えばD)のラセミ化と同時に起ると考える
のである。分割の速さがラセミ化の速さと同じである安
定状態の系を仮定する。即ち分割の速さ=Kr(CD−
CL) 式中CoはD一鏡像体の濃度でCLは(所望の)L−鏡
像体の濃度であり、Krはラセミ化の速さの常数でこれ
は少くとも0.001/分でなければならず半寿命(t
l′2)ミ693分に対応する。 好ましくはKrの範囲は0.01/分ないし10/分、
即ち反応のラセミ化部分に対する好ましい半寿命は69
なし、し0.069分である。この式から安定状態では
分割の速さはラセミ化の速さ常数に比例しまた溶液中の
L一に対するD−の過剰濃度に比例する。 然し溶液中のL−に対するD−の過剰は或る制限、例え
ばCOS次Lを越えてはならず、そうでなければD種の
結晶化が始つて分割過程を崩壊さす。従って分割/ラセ
ミ化の同時に組合した方法にとっては第一に重要なパラ
メータ−はラセミ化の速さ常数Krである。Krの値は
2つの方法の何れかによって増すことができる。第1は
一般に温度の10午0上昇毎に速度常数は約2倍になる
から反応温度を上げることによって増してもよい。然し
温度の上昇はまた分割さるべき種の溶解性も増すだろう
。速さ常数Krを増大するも一つの方法は適当な触媒を
利用することである。ACL錆体の分割/ラセミ化のラ
セミ化部分に適当であると我々が見出している触媒は当
該金属イオンの配位飽和の条件下で使われる強塩基(A
CL自身よりも強い)である。この様な飽和は理論量以
上の量のACLの使用により或は他の鍔体化剤の使用に
より得られる。この系は与えられた温度において100
0又はそれ以上でさえの程度のファクターだけKrを増
加する。これとは対照に、触媒を使うことなく匹敵する
Krの増加を得るためには反応温度を約100℃だけ、
分割を行うことが困難な或は少くとも経済的および技術
的に実行可能でない温度に上げることが必要であろう。
本発明の方法では溶液中の所望でない鏡像体(例えばD
一)が急速にラセミ化されていることが認められるだろ
う、それによって溶液中の過剰のその鏡像体が本方法で
は自動的に制御される。 従って本方法では溶液を濃化し(溶解された)所望でな
い鏡像体の沈澱を起すことなく所望の鏡像体の晶析を続
けることができる。D・L−ACLの金属塩鈴体を利用
する単一段階の分割ラセミ化を行うに当って金属成分は
十2原子価状態のNiまたはCo或はこれらイオンの混
合物である。 ACL対金属イオンのモル比は化学量論比の3:1から
20:1、好ましくは3.5:1なし、し10:1であ
る。ニッケル又はコバルトの個々の塩はそれが所望のイ
オン:ACLのモル比を与えるに必要な程度に適当な有
機媒体中に溶解するように選ばれる。 十2原子価状態のNi及びCoの任意の種類、塩化物そ
の他のハロゲン塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩、酷酸、安
息香酸塩等の様なものが使える。塩化物の塩が好適であ
る。ACLと金属イオンとは鍔体形威のために、ACL
溶融体の様なACLを含有する媒体或は好ましくはAC
Lの溶液中に上に定義した金属の塩を溶解することによ
るなど、種々の従来の方法によって接触させられる。 迅速なラセミ化を行う為には強塩基の存在が必要である
。 明らかに強塩基は錯体化したACLのQープロトンを無
くしてラセミ化を生じることを容易にする。また本発明
の方法においては鍔体の金属イオンが配位的に飽和させ
られる、即ち鍔体の配位能力が、強塩基が金属イオンと
何ら大きな程度まで配位できない点まで、満足されなけ
ればならぬことが重要である。塩基とのこの様な配位が
起る程度まで強塩基は触媒として機能せずまた金属塩が
ACLを鍔体化するために機能しない。イオンが配位的
に飽和させられることを確実にする好ましい方法は金属
イオン1モル当りACLを理論量の3モルよりも少くと
も0.5モルの過剰量で使用することである。これ程好
ましくないことであるが、ACL:金属イオンのモル比
を3:1に維持しかつ例えばエチレンジアミン、リシン
ナトリウム、1・10ーフエナントロリン、アンモニア
及び類似物の様なも一つの銭体化剤を加えてもよい。金
属塩とACLとの何れとも実質的に反応せずこの両者を
溶解する任意の溶剤が適当である。本発明の方法で使用
できるACL錯体溶液の製造に適当な溶剤には20qo
で2体積%以上の水を溶解するアルコール例えばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、アリルアルコー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリ
セロール及び2ーメトキシェタノールの様なアルコール
がある。好ましくは溶剤は約5体積%以下の水を含むメ
タノ−ル、エタノール、ィソプロパノール、又はその混
合物で、特にエタノール及び無水アルコールである。約
5体積%より多い水を含有する溶剤は、ACLのリシン
への加水分解がリシンを回収せぬ限り損失となるだろう
から避けねばならぬ。またラセミ化の速さが水の存在で
或る程度まで抑制される。本発明での使用に適する強塩
基にはアルカリ及びアルカリ士金属の塩及びその水酸化
物例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等、炭酸ナ
トリウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩、酸化カルシウム
、酸化マグネシウム等の酸化物、ナトリウムアミド、リ
チウムアミド等のアミド、ナトリウムェトキシド、カリ
ウムェトキシド等のアルコラ−ト、テトラプチルアソモ
ニウムヒドロキシド、テトラィソプロピルアンモニウム
ヒドロキシド等の第四アンモニウム化合物及び第四アン
モニウム型などの強塩基性ァニオン交換樹脂がある。 特に充分適当な塩基はニッケル及びコバルトの水酸化物
或はアルコキシドであってこれらの金属の塩は分割/ラ
セミ化の反応において錆体形成のために使われる。 この様な水酸化物またはアルコキシドの溶液はその金属
の塩を含有するアルコール溶液またはアルコール水溶液
を第四アンモニウム型の任意の強塩基性イオン交換樹脂
または第三アミン型の弱塩基性イオン交宅期樹脂で処理
して便利に造ることができる。使用する塩基の量は決定
的ではない。一般に1〜100モル%の塩基が使われ好
ましくは金属イオンに対し5〜30モル%が使用される
。本発明のラセミ化反応は普通の圧力下で該媒体が沸騰
する温度と周囲温度との間の任意の温度で起ることがで
きる。 一般的にいえば温度が高い程ラセミ化速度が遠い。反応
は本質的には圧力に影響されず従って便利さの点から大
気圧または大気圧より少し高い所で行われる。媒体の沸
点またはこれに近い点での反応温度が連続操業では使わ
れるのが好ましく、その理由はその時には溶剤が反応混
合物から容易に蒸発できしかも一方では分割/ラセミ化
の反応が進むからである。 好適な溶剤が使用される時には所望の温度範囲は一般に
約50℃から約120qoまでで好ましくは使用される
温度は7ぴ〜95℃の範囲である。全ラセミ化を行うに
要する時間則ち100%D−またはL−Q−アミノーご
ーカプロラクタムの50/5皿・L‐ラセミ混合物への
転移のために要する時間は種々であるが然し当技術の熟
練者にとっては容易に決定できそしてそれは反応温度並
びにACL錯体、配位剤および触媒の濃度に依存するだ
ろう。最適条件下では5分ないし1時間の時間が完全ラ
セミ化のために適切であろう。ACL錯体中の出発溶液
が濃いければ濃い程結晶化が容易に起る。 然し所望でない鏡像体の結晶化を避けるために10〜6
匹重量%の熔解された鰭体を含む溶液が本発明での使用
に最も適当である。種晶と接触する当初溶液が正確に5
0/50のD−及びL一翼性体の混合物である必要のな
いことは理解できるだろう。溶液からの結晶化を始める
ために使用される種晶の量は広く変ることができるが普
通は溶液中に存在する異性体の混合物の量に対して少く
とも約1.の重量%の種晶と溶液とを接触さすことが望
ましい。 種晶は最初光学的に純粋なL−ACL(またはD−AC
L)を適当な金属塩と例えば溶液中で接触さすことによ
って造られる。分割/ラセミ化の連続工程においては種
晶は該工程で得られる結晶性生成物の全部または一部を
精製することによって得られる。鰭体化しない形の所望
の生成物の回収を行うには種々の従釆の方法が使われる
。 使用に適する一つの方法は先に言及した米国特許第38
24231号に開示された様なものである。晶折された
鍔体は溶剤好ましくはC,ないしC3のアルコール中に
溶解または懸濁されそして非酸化条件下で任意の強い鍵
酸、好ましくは塩酸で処理される。この酸は錯体の分解
および同時的な所望の異性体例えばL−ACLの塩とし
ての沈澱を行う。結晶化した塩は本質的に光学的に純粋
であり、即ちそれは殆ど専らL一ACL塩酸塩からなる
。分解中にまた生成される少量の○・L−ACLは溶液
中に残る。L‐ACL塩酸塩は概知の方法で加水分解し
てLーリシン塩酸塩の塩を与えることができる。添付の
フローシートは本発明の好ましい具体化に従う連続単一
段階法を示すもので則ちアミノカプロラクタム一塩化ニ
ッケル錆体がラセミ化されかつ分割される。フローシー
トについては説明するまでもないだろう。本発明を次に
実施例で例示する。 実施例 1 ラセミ化の速さ エタノール中のL一ACLO.702夕(2.74ミリ
モル)、D・L−ACLI.100夕(4.30ミリモ
ル)、NiC123.10奴(2.00ミリモル)及び
ナトリウムメトキシド1.0の【(0.3ミリモル)を
エタノールで10.0の‘に調整した。 この溶液中のACL対NiC12のモル比は3.5であ
る。第1表で示す様な他のACL/NiC12比を得る
ためにはそれに応じてL−ACL及びD・L−ACLを
増加した。この溶液の各2.0のZの試料を封入し60
0(500及び400)の浴中に置いた、違った時間間
隔で試料を浴から取出してL−ACLのラセミ化程度を
測定した。この終りに各試料を急冷してIN・HCIで
5.0の‘に調整した。第1表に掲げたこれらの実験の
結果はラセミ化の速さは温度の上昇と共に増加し、また
ある点まではACL:NiC12比の増加と共に増加す
ることを示している。 後者の相関関係はNiHを配位的に飽和させることの重
要性の表示である。4ぴ0の様な低い温度でさえも5:
1及びそれ以上の様なACL:NiC12比を使えば適
当なラセミ化速度の得られることが気につくだろう。 第1表* * NiCと2の濃度は0.20M. 実施例 2 ラセミ化の速さ メタノール50の【中にL−ACL3.84夕(30ミ
リモル)、NiC12・日201.48夕(10ミリモ
ル)及びNaOCは0.081夕(1.5ミリモル)を
含む溶液を造った。 この溶液の部分、各2の‘、をねじ蓋のガラス瓶中に入
れた。測定量の鍔化剤もまた各瓶に加えてそれを703
0に定温調節した裕中に置いた。ラセミ化の程度は種々
の時間間隔で測りそして反応の半寿命を計算した。次表
に現われる結果はACL以外の錆化剤が強塩基の存在に
おいて(ACL)3NiC12鍔体を配位的に飽和さし
て速いラセミ化を生じさせるのに使えることを示してい
る。ACL:Niイオンの化学量論的比3:1だけを使
い鏡化剤を使わない時は非常に遅いうセミ化となる。第
2表 * NaOCH3 15モル%の存在で 実施例 3 ラセミ化の速さ ‘a’(D・L−ACL)3NiC128ミリモル及び
D・L一ACL8ミリモルを含むエタノール溶液20の
‘を強塩基性第四水酸化アンモニウム型(ANGA−5
42、J.T.ベーカーカンパニーから発売)イオン交
換カラムを約1時間かけて通過さした。 次にこの鍵体溶液をエタノール15の【及び緒合溶離液
によって計量フラスコ中で50凧【にした。一部分の滴
定は合計9.8ミリ当量のCI‐を示したがこれは6.
5ミリ当量のOH‐(又はOEr)が鈴体溶液中に漏っ
ていることを示す。エタノール中の50%L一ACL(
88%光学的に純粋)0.518夕(2ミリモル)、エ
タノール中の50%D・L−ACLI.13夕(4.4
ミリモル)及びエタノール中のNiC12・日202.
48の【0.645モル溶液から反応溶液を造った。 これを還流さし上記の溶液2.5泌を加えた。こうして
最終量は全ACL一8ミリモル、Ni十2一2ミリモル
、OH‐(遊離またはNi十2に結合)−0.3ミリモ
ル、及びCI−−3.7ミリモル、全体頚6.7の‘と
なる。ラセミ化の動力学は還流(8ぴ0)で測定されK
=1.1×10‐3/秒またはt./2=10.8分を
与えた。薄層クロマトグラフィー(TLC)による反応
混合物の分析は少量のリシン副生物(1時間の還流後A
CLに対し約1モル%)の存在を示した。‘b} エタ
ノール中のNiC12・40の試料10泌を同様に弱塩
基性のイオン交換樹脂(m−4ふ ロームアンドハース
カンンパニから発売)を通過さした。 溶機液はエタノール中でpH5.5(ガラス電極で測定
)であり、未処理のNiC12溶液の柵は約3.7であ
った。0.15ミリ原子のNiHを含む1の【の溶隣液
部分をメタノール1地中のL−ACL78舷【(0.6
0ミリモル)と混合した。 混合物を封じたガラス瓶中で80℃で30分間加熱した
。次のINHCI中での光学活性の測定はこの混合物が
全にラセミ化していることを示した。実施例 4 (D・L−ACL)3NiC12のバッチ式同時分割/
ラセミ化(a】 エタノール6.1タ中の無水のNiC
120.556夕(4.3ミリモル)の試料を還流に加
熱しそれから固体のD・L−ACL2.05夕(16ミ
リモル)を加えて混合物を還流で2時間加熱してニッケ
ルを溶解した。 溶液を炉過して不溶解の固体10の9を除いた。エタノ
ールKの0.99M・KOHO.60泌の試料を加え溶
液を10分間燈拝しそれから炉過してKCIを除いた。
溶液を再び加熱してェタ.ノール3.2の‘を溜去し約
3紅重量%の鏡体を含む溶液を残した。(L−ACL)
3−NiC12(100%光学的に純粋)200雌の試
料を加えフラスコを時々額拝しがら85〜9ぴ○で1球
時間加熱した。炉過で結晶を集めたエタノールで洗い真
空で60qoで乾燥した。収量646のcで〔Q〕o=
一22.3o(c=4、HCI中)で光学的純度95%
を示した。これは利用できる錨体に対して20%の分割
を表わす。炉過からの母液を洲HCI3の‘及び残りは
INHCIで薄めて25の‘とした。 観察された旋光度Q。世=十0.010は溶液中の(D
−ACL)3NiC12の過剰10の9に対応し本質に
完全ラセミ化を示す。母液の分析はリシンの不在を示し
た。‘b’本実施例4の【a’の操作でNiC121/
2日200.556夕(4ミリモル)だけを層替えた所
ACLに対して1.5モル%のリシンが母液中に検出さ
れた以外は同じ結果が観察された。 実施例 5 補給溶液を加え溶剤を除いた同時的分割/ラセミ化{a
ー 当初の原料溶液はエタノール中の0.69MNiC
12・日2015.2の‘(10.5ミリモル)、エタ
ノール中の50%D・L−ACLI.072夕(42ミ
リモル)、2.1側NaOEto.72の‘(1.58
ミリモル)及びエタノール2.7の‘から造り全体積3
0の‘であった。 補給溶液は0.6則MNiC12・H20溶液16.8
M(11.6ミリモル)、50%D・L−ACL溶液9
.23夕(36ミリモル)、2,1側NaOEの,16
の‘(0,35ミリモル)及びエタノール3.2の上か
ら造り全体積30私であった。 出発溶液を機械的済梓器、添加用ロート及び蒸溜ヘッド
を備えた50叫の三つ首丸底フラスコ内に入れた。 フラスコを120qoの油裕中に沈め1.50夕の(L
−ACL)3NiC12種晶を加えた。種晶の平均寸法
は3.6ムであった。補給溶液をエタノールの溜去する
のと同じ割合でラスコに徐々に加えこれは1.虫時間を
要した。それから反応混合物を炉過して結晶をエタノー
ルで洗い75℃で真空中で乾燥した。収量0.717夕
(利用できる鍔体の50%)で、〔Q〕o=−22.1
o(c=4、INHCI)郎ち光学的純度処%であった
。生成物結晶の平均寸法は5.3〃であった。母液の重
量は19.32夕でその中6.5夕が(ACL)3Ni
C12鍵体であった。INHC15必中の1.0夕の試
料は〔Q〕o=+2.30 をもちこれは溶液中の全A
CLに対する○−異性体の光学的純度7.4%に対応す
る。少量のリシンも母液中に存在した。{b} 時間、
ラクタム対ニッケルの比、種晶の寸法を変えて実験を繰
返した。 ACL:Niモル比が5:1、時間が52分、この時間
の種晶の平均寸法は6.8〃であった。収穫物は光学的
純度92%で利用できる鈴体の35%を表わした。母液
は○一ACLの過剰7.2%であった。この実験でも少
量のリシンが母液中に存在した。実施例 6 (ACL)3CoC12のバッチ式同時分割ノラセミ化
D・L一ACLO.77夕(6ミリモル)、Cに弧.1
9夕(1.5ミリモル)、NaOC2日50.016夕
(0.23ミリモル)を無水エタノール25の【で還流
して溶液を造った。 溶液を40℃に冷却しそれから(L−ACL)3CoC
12、〔Q〕o=−23.9o(c=4、INHCI)
の試料0.030夕を加えて混合物を15時間35o〜
4デCに放置した。それから反応混合物を炉遇し結晶を
エタノールで洗って真空で60℃で乾燥した。(L−A
CL)3Cに12の収量は0.212夕で〔o〕。=−
22.9o(c=4、INHCI)、従って光学的選択
性は96%で溶液中の全(ACL)3Cに12に対する
分割は滋%であった。母液は〔Q〕。こ00で、溶液中
のD−ACLの完全ラセミ化を示した。
【図面の簡単な説明】
添付は本発明の連続式単一段階法のフローシートである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 D・L−アルフア−アミノカプロラクタムの二価の
    Ni又はCoの塩の錯体の飽和溶液を形成し、該溶液を
    周囲温度ないし120℃の温度で該錯体の所望の異性体
    の種晶と接触さし、その種晶を溶液からの結晶化によつ
    て生長さし、そして残りの溶液から該錯体の所望の異性
    体の結晶を取出す段階よりなる該錯体の結合された同時
    的分割及びラセミ化の方法であつて、これらの段階を、
    該溶液中のアミノカプロラクタム対金属イオンのモル比
    が3:1を越える過剰のアミノカプロラクタム又は他の
    錯化剤と共に該溶液中にラセミ化の塩基性触媒を備える
    段階と組合わすことを特徴とする首記の同時的分割及び
    ラセミ化方法。
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