JPS6015541Y2 - 人工歯配列盤 - Google Patents

人工歯配列盤

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JPS6015541Y2
JPS6015541Y2 JP16966980U JP16966980U JPS6015541Y2 JP S6015541 Y2 JPS6015541 Y2 JP S6015541Y2 JP 16966980 U JP16966980 U JP 16966980U JP 16966980 U JP16966980 U JP 16966980U JP S6015541 Y2 JPS6015541 Y2 JP S6015541Y2
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JP
Japan
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artificial
teeth
board
center line
wax
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JP16966980U
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JPS5793315U (ja
Inventor
忠義 宮地
忠臣 古園井
Original Assignee
和田精密歯研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば、総義歯の補綴作業中、義歯床に人工歯
を配列する際その作業を容易にし、また理想的な咬合関
係を得られる如くし、更にその配列作業に要する時間を
短縮できるようにした人工書記列盤に関するものである
即ち歯科補綴治療の手段として、例えば無歯顎患者に装
着される総義歯は、顎堤を被う義歯床部と人工歯部から
なり、その基本的構造は全く変わらないが義歯床部、人
工歯部の夫々のありかた内至その形態については近年か
なりの変化があり、総義歯をめぐる口腔内環境の解剖学
的、生理学的研究が進み周囲諸筋の動きを積極的に義歯
床の形状にとり入れようとしたことや、生物学的に人工
歯の配列位置、更に臼歯部人工歯の咬合面形態を取り入
れようとする傾向がある。
又、使用する人工歯は審美性、総合咀しやく系と調和し
た咬合、顎堤組線の保全の三点を機能的に満足するもの
でなければならないが、審美性の点は前歯部人工歯では
必要であるが、臼歯部人工歯は自然歯の元位置におくべ
きか、総義歯の維持安定を考慮して力学的要素を重視し
て配列すべきかという点の方が問題であった。
いづれにしても、この人工歯の配列が総義歯を含めてこ
の義歯床製作に重要な課題であることは当然であった。
然しなから従来の人工歯の配列方法は咬合器上に再現さ
れた無歯顎上下模型上のワックス板床に、−歯、−歯を
三次元的な位置、回転、傾むき等を考慮しながら目分量
で人工歯を配列するため良好な咬合関係を得るためには
高度の熟練を必要とする欠点があった。
更に之等の作業は点および微少面積で多くの点を上下接
触をさせながら口腔内で安定した義歯とはならないため
この配列の良否が義歯の品質の多くを左右することにな
りこの作業も熟練と時間を必要とするのである。
本考案は、上記従来法の欠点を除去し複数歯、例えば臼
歯を同時に位置合せをすることを可能にすることによっ
て配列作業に要する時間を短縮し然も、咬合平面と関係
対金歯との関係も同時に見ることを可能にし、義歯に重
要な咬合による安定を得ることも容易になるばかりでな
く熟練者のみによる人工歯の配列作業を単純化し、短時
間にしかも正確に行うことができるようにした人工書記
列盤に係わるものである。
以下その実施例を示すと次の通りである。
第1図は本考案の人工書記列盤1の平面図。
第2図は同じく裏面図。第3図は使用する上顎作業模型
6の平面図。
第4図は上顎作業模型6上にワックス板床部10を配置
腰前歯部人工歯9を違法により審美的、生理的な面を検
討の上、配列した状態を示す正面図。
第5図は臼歯部上顎人工臼歯2を配列するワックス板床
部10の空間部11をスパチュラ13等の器具によって
切り取り軟化させた状態を示す斜面図。
第6図は配列盤1上に透明樹脂材を充填し型取りによっ
て成型した押圧嵌合部5の嵌合溝4内に上顎人工臼歯2
を整列した状態を示す斜面図。
第7図はワックス板床部10と配列盤1を重合させた状
態を示す平面図。
第8図は同じく斜面図。第9図は臼歯部上顎人工臼歯2
を一部配列完了した状態を示す平面図を夫々示しである
即ち上記の如く構成された本考案の配列盤の構成、作用
および効果を説明すると次の通りである。
例えば、日本人の上下歯槽堤の形態、大きさを分析し、
標準的な上下歯槽頂量線と咬合平面の交点を近似した直
線とし、該直線を咬合中心として得られるように透明樹
脂材で構成された配列盤上に中心線として印記し、上顎
人工歯中心溝を配列する直線状の基準中心線3を設定す
る。
そして標準から外れた顎堤型態に対応し易くするため直
線状の基準中心線3の前後1rfrInのところに平行
な参考線を印記する。
この2本の参考線は通常類例咬頭頂と、舌側咬頭頂の参
考線となるのである。
即ち前歯部人工歯9は審美上、生理機能上必ずしも歯槽
頂上に配列するとは限らず、また上顎と下顎の歯槽頂線
が合う場合は極めて稀で、通常上顎の内側下顎が外側に
あるが(上顎は巾が狭く下顎は広い)義歯の安定を考え
れば歯槽頂上に配列すればよいのであるが、どうしても
上顎の人工歯が外側に配列する傾向があるため、一応1
mm前1mm後の参考線を記入しである 更に、上顎人工臼歯2の咬頭頂の一部が嵌合する嵌合溝
4を有する押圧嵌合部5を作業模型6の横側面7まで印
記しである歯槽頂線(又は下顎歯槽頂線)8と前記基準
中心線3とが一致するように取付けて、上顎人工臼歯2
を配列した際適確な配列位置を決定できるようにしであ
る。
また前歯部人工歯9は歯科医師等によって決定された咬
合平面、正中線等を基準として通常法によって審美的、
生理機能上を考慮して配列するが、臼歯部上顎人工臼歯
2は次の如く配列する。
即ち咬合器上の作業模型6上にワックス板床部10の配
列側のワックス堤を削除し、上顎人工臼歯2を配列する
ための空間部11を形威し、残与の部分を加熱したスパ
チュラ13を使用して軟化状態にし、次に配列盤1上の
押圧嵌合部5の嵌合溝4内に上顎人工臼歯2を載置し、
作業模型6に印記した歯槽頂線8と配列盤1に印記しで
ある基準中心線3と一致するように上顎人工臼歯2の位
置決定をしつ)軟化状態の空間部11に沈下配列させる
その際反対側のワックス場面および配列を終了している
前歯部人工歯9を参考にして配列盤1が咬合平面と一致
するかを検討することは勿論である。
また上顎人工臼歯2の基底部が長すぎて当りが生ずる場
合は、適当な長さに削合調整することも従来通りである
また配列作業は反対側の臼歯部も同様であり、この場合
は反対側に基準中心線3が印記してあり、別の配列盤1
を使用する。
これは例えば、左側の人工臼歯の配列の際は右側の臼歯
部で咬合平面を決定する。
これは左側は人工臼歯の配列のため咬合平面として作っ
たワックス堤を削り落してしまうためである。
この結果例えば、総義歯床全体の臼歯部の人工臼歯を配
列する場合は、配列盤1は左右2個が必要となり使用す
る人工歯は現在3種類を使用しているため押圧嵌合部の
嵌合溝に嵌合する人工臼歯に適合する6種類の配列盤を
用意することが理想的である。
この区別を明確にするため例えば、配列盤に’30M−
LJの如き符号12をつけるが、r30ヨは人工歯の大
きさ、r″MJは咬頭〜歯頚まで・・・歯冠長の大きさ
を示し、LJは左側の意味を示すことも理想である。
以上説明した如く、本考案の歯列配列盤は標準的な上下
歯槽堤に理想的な咬合関係が得られるように配列した義
歯と咬合平面盤との間に永久変形を起さないような透明
樹脂材又は、人工歯把持用の弾性樹脂材を充填し、型取
りを行なって陰型を底型し、同陰型を嵌合溝を有する押
圧嵌合部として使用し、この作業は使用する人工歯の種
類が異なるごと行うのは当然であり、また配列盤は上下
の顎模型が取付けられた咬合器上の咬合平面に設置され
、上下の無歯顎歯槽頂線の関係や、解剖学的指標となる
切歯乳頭等から前後的、左右的に最良と思われる位置に
基準中心線を合せ、その上に押圧嵌合部に人工歯を着脱
可能な状態にした状態で載置し、基準中心線を参考に押
圧嵌合部の最適部に配置し、位置が決定したらステイツ
キーワックス及び同等の接着強度が得られる着脱可能な
接着方法で押圧嵌合部を固定する。
次にワックス咬金床と人工歯の空間をワックスおよび同
等の材料で埋め人工歯と咬合床を固定し、後は押圧嵌合
部および配列盤を除去し、違法通り歯肉形成をしワック
ス義歯を完成させ、同作業を上下左右の4、人工臼歯に
於て行い全臼歯の配列を行うため配列されたワックス義
歯ははS゛理想的な咬合関係が得られ、左右側距離の違
いによる若干の咬合運動の相違による咬合関係を修正す
るのみで完成する効果がある。
即ち、本考案の配列盤は従来良好な咬合関係を得るため
には一歯、−歯上下1@の三次元的位置、回転傾き等を
考慮しながら位置合せをする必要があったが、本考案で
は4歯を同時に位置合せができ、しかも咬合平面との関
係対合歯とも関係も同時に見ることが可能で、義歯に重
要な咬合による安定を得ることが容易になるばかりでな
く、従来熟練者のみにしかできなかった人工歯の配列作
業の単純化に成功し、短時間にしかも正確に行うことが
できる特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の平面図。 第2図は裏面図。第3図は作業模型の平面図。 第4図は正面図。第5図、第6図、第7図は夫々の使用
状態図。 第8図は側面図。 第9図は一部の配列を完了した平面図。 1・・・・・・配列盤、2・・・・・・上顎人工臼歯、
3・・・・・・基準中心線、4・・・・・・嵌合溝、5
・=・・・・押圧嵌合部、6・・・・・・作業模型、7
・・・・・・横側面、8・・・・・・歯槽頂線、9・・
・・・・前歯部人工歯、10・・・・・・ワックス板床
部、11・・・・・・空間部、12・・・・・・符号、
13・・・・・・スパチュラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明樹脂材で構成された配列盤面に上顎人工臼歯の中心
    溝を配列する基準中心線とその前後の位置に2本の参考
    線を印記し、該線上に透明樹脂材を充填し型取りによっ
    て嵌合溝を有する押圧嵌合部を接着固定しである人工書
    記列盤。
JP16966980U 1980-11-28 1980-11-28 人工歯配列盤 Expired JPS6015541Y2 (ja)

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JP16966980U JPS6015541Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28 人工歯配列盤

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JP16966980U JPS6015541Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28 人工歯配列盤

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JPS5793315U JPS5793315U (ja) 1982-06-08
JPS6015541Y2 true JPS6015541Y2 (ja) 1985-05-16

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JP16966980U Expired JPS6015541Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28 人工歯配列盤

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JP6468676B2 (ja) * 2015-03-31 2019-02-13 株式会社トクヤマデンタル 連結人工歯、義歯作製キット及び義歯作製方法

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JPS5793315U (ja) 1982-06-08

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