JPS6015329Y2 - 貫通形コンデンサ - Google Patents

貫通形コンデンサ

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JPS6015329Y2
JPS6015329Y2 JP1980067780U JP6778080U JPS6015329Y2 JP S6015329 Y2 JPS6015329 Y2 JP S6015329Y2 JP 1980067780 U JP1980067780 U JP 1980067780U JP 6778080 U JP6778080 U JP 6778080U JP S6015329 Y2 JPS6015329 Y2 JP S6015329Y2
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JP
Japan
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capacitor
internal terminal
electrode
inclusion
hole
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JP1980067780U
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JPS56169538U (ja
Inventor
耕一 山本
昭雄 菊地
厳 宇沼
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として、TV受信機のアンテナ入力回路に
使用するのに好適な貫通形コンデンサに関する。
TV受信機においては、信号電波の反射によるコースト
あるいは反射像等の映像障害を防止すると共に、伝送能
率を向上させ、フィーダ線における信号の往復反射等を
防止するため、従来より、第1図に示すように、同軸ケ
ーブルの中心導体に結合コンデンサC1を接続すると共
に、外部導体に不要周波数信号をパスさせるためのバイ
パスコンデンサC2を接続した構成のアンテナ入力回路
ユニットが使用されてきた。
しかし、この従来のアンテナ入力回路ユニットは、コン
デンサC,,C2がリード線を有するため、リード線の
インダクタンスが働らいて、VHF、 UHF帯の周波
数特性が悪化し、反射係数が大きくなること、またリー
ドインダクタンスが大きいため、同軸ケーブルの特性イ
ンピーダンスとの間の整合をとることが困難であること
等の欠点があった。
この従来の欠点を除去するものとして、第2図に示すよ
うな構造の貫通形コンデンサが提案されている。
この貫通形コンデンサは、底部1に貫通孔2を設けた筒
状の外部金具3の内部に、両面に開口させた貫通孔4の
まわりに電極5,6を有する平板状の磁器コンデンサ7
を、電極6が底部1上に対接するようにして固着すると
共に、電極5には磁器コンデンサ7の貫通孔4内を貫通
させた筒状の内部端子8を、半田付は等の手段によって
固着し、該内部端子8と外部金具3とによって囲まれた
磁器コンデンサ7のまわりに、絶縁樹脂9を充填した構
造となっている。
しかし上述のような構造であると、同軸ケーブル等を接
続するにあたって、たとえばF形接栓等の特別のコネク
タを使用し、これを内部端子8内に挿着する必要がある
ため、コスト高になり、またF形接栓に対する同軸ケー
ブルおよび結合コンデンサの半田付は作業が必要となり
、アンテナ入力回路ユニット化する時の組立作業が面倒
になる。
また、絶縁樹脂9が、縮率が一桁以上も小さい外部金具
3、磁器コンデンサ7および内部端子8と、直接的に接
触する構造であるため、絶縁樹脂9の硬化収縮時または
ヒートサイクル試験時等における熱ショックにより、絶
縁樹脂9と外部金具3、磁器コンデンサ7および内部端
子8との界面に、隙間、亀裂または剥離等が発生し、耐
電圧特性や耐湿性等が劣化し易いという欠点もあった。
上記貫通形コンデンサの欠点を除去するものとして、第
3図に示す貫通形コンデンサが提案されている。
この貫通形コンデンサにおいては、内部端子8は、磁器
コンデンサ7の貫通孔4内を貫通する小径部10と、こ
れより大径の内径を有する大径部11とを同軸状に連設
し、周方向に現われる端縁間にスリット12を設けた段
付円筒状の構造となっている。
この内部端子8は、小径部10、大径部11の端面が、
外部金具3、絶縁樹脂9の外側に突出するようにして、
コンデンサ7の貫通孔4内を挿通させると共に、大径部
11の段部外表面をコンデンサ7の電極5に対接させて
半田付は等によって固着しである。
また小径部10および大径部11には内径側に突出する
舌片13.14を設けである。
上述のような構造であると、同軸ケーブルまたは同軸ケ
ーブルに結合されたコネクタを内部端子8の小径部10
および大径部11内に直接挿着でき、外部回路の接続作
業が非常に容易になること、スリット12があるため外
部より挿着されるコネクタ等を弾力的に安定に支持でき
ること、内部端子8が弾力性に富むため、絶縁樹脂9の
硬化収縮時またはヒートショックに対する緩和作用が得
られ、耐温度特性、耐湿性、耐電圧特性が向上すること
等々の効果が得られる。
更に、小径部10、大径部11の外周には、たとえばシ
リコンゴム等のような弾力性、耐熱性に富む絶縁チュー
ブ15.16を嵌着してあり、これによって、絶縁樹脂
9の硬化収縮時およびヒートサイクル試験時に各部の縮
率の差に基づいて発生するヒートショックを吸収し、特
にコンデンサ7と絶縁樹脂9との界面における剥離、隙
間もしくは亀裂等の発生を抑制し、耐温度特性、耐湿性
を向上させである。
ところが、内部端子8をコネクタとして使用する関係上
、小径部10および大径部11の軸方向長を長くとらな
ければならないこと、コネクタとしての機械的強度を確
保するため比較的厚い板材を使用しなければならないこ
と等から、加工技術的に、小径部10と大径部11の連
設部分における折曲部16.17を直角に折曲げ形成す
ることは不可能であり、小径部10から大径部11に移
る段面18が傾斜面となるため、当該内部端子8をコン
デンサ7の貫通孔4内に挿通させた場合、第4図に示す
ように、段面18がコンデンサ7の電極5の面に対して
平行にならず、傾斜してしまう。
このため、内部端子8の段面18とコンデンサ7の電極
5を形成した面との間に隙間を生じ、絶縁樹脂9を充填
する際に、絶縁塗料がこの隙間を通して漏出し、耐電圧
特性を劣化させてしまうという欠点があった。
また、内部端子8の段面と電極5との間の接触面積が小
さくなるため、十分な半田付は強度が得られず、内部端
子8に対する外部コネクタの挿入、抜出しの際の外力に
より、半田付は部分が簡単に剥離してしまうという欠点
もあった。
そこで、本考案は上述する欠点を除去し、コンデンサと
内部端子との接続部分における絶縁塗料の流出、半田付
は強度の劣化を防止し、信頼性および機械的強度を向上
させた貫通形コンデンサを提供することを目的とする。
上記目的を遠戚するため、本考案は、貫通孔を有するコ
ンデンサの電極の一方を外部金具上に接続固定し、前記
電極の他方に、前記貫通孔内を貫通する段付筒状の内部
端子を導通させた貫通形コンデンサにおいて、前記内部
端子の段面と前記電極の他方との間に金属材料より戊る
介在物を介装し、該介在物を介して前記内部端子を前記
電極の他方に接続固定したことを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に説明する。
第5図A、 Bは本考案に係る貫通形コンデンサの分解
図および断面図を示し段付円筒状に形威した内部端子8
の段部に、金属材料より成る段付円筒状の介在物19を
套装し、両者間を半田付は等の手段によって接続固定す
ると共に、該介在物19の段面19aをコンデンサ7の
電極5上に対接させ、かつ半田付は等の手段によって固
着しである。
介在物19の筒部19b、19cは、絶縁樹脂9の表面
から外部へ僅かに突き出る程度の長さを有すればよく、
内部端子8の小径部10や大径部11よりは遥かに浅く
形成できしかも薄い板材で良いから、その段面19aが
軸線方向に対して直角、すなわち段面19aが筒部19
b、19cに対して直角になる如く形成するのは極めて
容易である。
したがって、この介在物19の段面19aをコンデンサ
7の電極5の面上に平面状に密着させ、内部端子8の傾
斜する段面18と、コンデンサ7の電極5を形威した面
側との間に発生すべき隙間を、該介在物19によって塞
ぎ、絶縁樹脂9を注入充填する際の絶縁塗料の流出を防
止することが可能となる。
また、電極5に対する介在物19の接合面積が拡大され
、大きな接着強度が得られること、この介在物19を介
して内部端子8を半田付は固定する2重接着構造となる
ことから、コンデンサ7に対する内部端子8の接着強度
が増強されると共に、半田付は時の熱衝撃および内部端
子8に対して外部コネクタを挿入しもしくは抜出す際の
機械的ストレスを吸収、緩和し、信頼性を向上させるこ
とができる。
さらに、この実施例の場合には、介在物19を段付筒状
に形威しであるから、内部端子8のスリット12を筒部
19b、19cによって塞ぎ、絶縁塗料がスリット12
を介して流出するのを防止することにもなる。
第6図は本考案に係る貫通形コンデンサの他の実施例に
おける断面図である。
この実施例では、2個のコンデンサ71,7□を直列に
接続した構造となっていて、コンデンサ7□の電極5上
に介在物19および内部端子8を接続固定した構造とな
っている。
このような構造であると、耐電圧が非常に高く、しかも
雷撃やサージ電圧等による一部破壊を受けても、バイパ
スコンデンサとしての機能を確保することができると共
に、火災や感電事故等を防止し得る2重保護絶縁構造と
なり、安全で信頼性の高いものが得られる。
さらに、この実施例では、内部端子8の小径部10に、
ゴムまたは樹脂等の耐熱絶縁チューブ21を嵌着してあ
り、これによって絶縁樹脂9の硬化収縮時およびヒート
サイクル試験時に各部の縮率の差に基づいて発生するヒ
ートショックを吸収するようにしである。
なお、第5図、第6図において、20はコンデンサの表
面に予めコートした絶縁保護層であり、たとえばガラス
層または耐熱性合成樹脂等によって構成されるものであ
る。
以上述べたように、本考案は、貫通孔を有するコンデン
サの電極の一方を外部金具上に接続固定し、前記電極の
他方に、前記貫通孔内を貫通する段付筒状の内部端子を
導通させた貫通形コンデンサにおいて、前記内部端子の
段面と前記電極の他方との間に金属材料による威る介在
物を介装し、該介在物を介して前記内部端子を前記電極
の他方に接続固定したことを特徴とするから、たとえば
内部端子の段面が傾斜していても、その傾斜が介在物に
よって吸収され、コンデンサと内部端子との接続部分に
おける絶縁塗料の流出が防止されるので、耐電圧特性が
劣化することがない。
また、内部端子とコンデンサとの接着構造が2重接着構
造となるので、接着強度が増強されると共に、半田付は
時等の熱衝撃および内部端子に対して外部コネクタを挿
抜する際の機械的ストレスを吸収、緩和し、信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はTVアンテナ入力回路図、第2図は従来の貫通
形コンデンサの断面図、第3図は先に提案された貫通形
コンデンサの断面図、第4図はその欠点を説明する図、
第5図Aは本考案に係る貫通形コンデンサの分解斜視図
、第5図Bはその組立断面図、第6図は同じく他の実施
例における部分断面図である。 3・・・・・・外部金具、4・・・・・・貫通孔、5,
6・・・・・・電極、7・・・・・・コンデンサ、8・
・・・・・内部端子、19・・・・・・介在物。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)貫通孔を有するコンデンサの電極の一方を、外部
    金具上に接続固定し、前記電極の他方に、前記貫通孔内
    を貫通する段付筒状の内部端子を導通接続させた貫通形
    コンデンサにおいて、前記内部端子の段面と前記電極の
    他方との間に金属材料より成る介在物を介装し、該介在
    物を介して前記内部端子を前記電極の他方に接続固定し
    たことを特徴とする貫通形コンデンサ。
  2. (2)前記介在物は、前記内部端子の段部を套装する筒
    状体で成ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の貫通形コンデンサ。
  3. (3)前記コンデンサは、2個のコンデンサを直列に接
    続して成ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の貫通形コンデンサ。
JP1980067780U 1980-05-17 1980-05-17 貫通形コンデンサ Expired JPS6015329Y2 (ja)

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JP1980067780U JPS6015329Y2 (ja) 1980-05-17 1980-05-17 貫通形コンデンサ

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JP1980067780U JPS6015329Y2 (ja) 1980-05-17 1980-05-17 貫通形コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS56169538U JPS56169538U (ja) 1981-12-15
JPS6015329Y2 true JPS6015329Y2 (ja) 1985-05-14

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ID=29661761

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980067780U Expired JPS6015329Y2 (ja) 1980-05-17 1980-05-17 貫通形コンデンサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241860Y2 (ja) * 1984-10-22 1990-11-08

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JPS56169538U (ja) 1981-12-15

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