JPS6015140Y2 - フロ−ト式液面計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、真空脱水機及びタンク等においてし渣ゴミ等
が多く混入した液の液面を電極棒を使用して感知するフ
ロート式液面計に関するものである。

従来、液中にし渣ゴミ等が多く混入している液体に電極
棒を用いて液面を制御しようとすると、電極棒にし渣コ
ミ等がからみつき、誤作動して使用不可能になり、ひん
ばんに電極棒を掃除しなけれは使用できない等の欠点が
あった。

本考案は上記点に鑑みなされたもので、し渣ゴミ等の混
入した液と電極棒を直接接触させることなく、液中にフ
ロートを浮せ、フロートの中に清水を入れて、電極棒と
清水を接触させることにより、ゴミ等のからみつきを防
ぎ、誤動作することなく液面を感知することができるよ
うにしたフロート式液面計を提供することを目的とする
ものである。

以下本考案を図に示、す実施例について説明する。

第１図及び第２図は、本考案の第１実施例を示すもので
、１はし渣ゴミ等が多く混入した汚水槽の流入部に設け
た自動弁であり、２及び３は電極棒であって、電極棒２
が液面を感知すると自動弁１を閉じ、電極棒３が液から
離れると自動弁１を開かせるものである。

４は液中に浮せたフロートであって、内部に清水が入れ
てあり、電極棒２と３が清水に接触して設置されており
、フロート式液面計を構成する。

上記構成において作動を説明する。

第２図に示すように汚水槽内の水位が低水位の場合、電
極棒３がフロート４内の清水の液面から離れると、自動
弁１が開いて水槽内に汚水を流入させ、フロートが上昇
する。

第１図に示すようにフロートが上昇して高水位になると
、電極棒２が液面を感知して、自動弁１を閉じ、汚水の
流入を停止させる。

このようにして、電極棒２と３はし渣ゴミ等が混入した
汚水に直接接触することなく液面を感知することができ
る。

また、第３図に示す本考案の第２の実施例においては、
フロートを槽外に取り付けた場合を示し、汚水槽の導入
管６にフロートを浮せて、第１の実施例と同じ作動を得
るものであり、フロートが槽外にあたるために、し渣ゴ
ミ等の混入を防ぐ自動洗滌装置が取り付けである。

自動洗滌装置は、タイマーにより自動弁５を作動させ、
導入管内を間歇的に洗滌するものである。

以上述べたような本考案においては、水槽内の液中に浮
せたフロート内に別の液を入れて、該液に電極棒を接触
させ、フロートの上下動により水槽内の液面の変動を間
接的に感知するようなフロート式液面計としたので、し
渣ゴミ等が多く混入した液体の液面を電極棒で感知する
場合も電極棒にゴミ等のからみつきがなく、誤動作をす
ることもなく、水槽中の液面を制御することができると
いう優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例であるフロート式液面計の高水
位状態を示す概略図；第２図は第１図のフロート式液面
計の低水位状態わ示す概略図；第３図は本考案の他の実
施例を示す概略図である。 １・・・・・・自動弁、２，３・・・・・・電極棒、４
・・・・・・フロート、５・・・・・・自動弁、６・・
・・・・導入管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水槽内の液面を電極棒により感知するために、液中に浮
   せたフロート内に別の液を入れて、該液に電極棒を接触
   させ、フロートの上下動により水槽内の液面の変動を間
   接的に感知するようにしたことを特徴とするフロート式
   液面計。