JPS6015003A - 圧延機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、上、下ワークロールが被圧延材の巾に応じて
ロール軸方向に移動可能な機能（ワークロールシフト）
と、被圧延材の形状制御機能とを具備する圧延機に関す
る。

近年、圧延製品の板巾方向の厚み精度に対する要求は増
々厳しくなっている。これに対し４段圧延機におけるワ
ークロールベンディング法が採用されて町成りの効果を
発揮しているが、処理圧延材の板巾の大きな変化並びに
圧延量の増加に伴い被圧延材と接するワークロール表面
の局部摩耗、変形等が増大し、これに起因してその厚み
形状修正能力には限界が存していた。

このため、定期的にロール組替えを行なう必要があるが
、ロール組替え後、次のロール組替えを行な５間に、通
板順を板巾の広いロットから順次狭いロットに移すこと
によシ、ロールの通板摩耗による圧延製品の形状品質へ
の悪影響を極力抑制し１おり、斯かる圧延スケジュール
の制限は生産能率上極めて大きな制約条件となっている
。又斯かる圧延を行なうワークロール１０２　、　Ｉ　
Ｕ　２’表面（第１図参照）は略々階段状の段差摩耗を
生じる。

そこで、斯かる問題点を解決する手段として、例えば特
公昭５０−１２３８５　、実開昭５７−１２２７０１及
び本出願人による特願昭５８−３２８７６等に示す如く
、圧延材の板巾に応じて上、下ワークロール１０２．１
０２’ｌ軸方向に一時に互いに逆向きに移動させて圧延
することにより、ロール表面の段差摩耗を防止するとと
もに、ワーブロールペンディング作用を併用することに
より、圧延材の形状制御を行ない得るよう構成された圧
延機が提案されている。

しかしながら、これらの圧延機はいずれも上、下ワーク
ロール１０２．１０２’の軸受箱（ロールチョック１０
３．１０３’）にペンディング力を作用させて形状制御
を行なうとともに、該ロールチョック１０３　、１０３
’ｔ−介してワークロール１０２，１０２’と一体的に
軸方向に移動される如く構成されている。そのため、ワ
ークロールチヨック１０３　、１０３’はペンディング
力に対広できる強度及び剛性を備える必要がらり、不経
済である。更に又、第１図の説明図に示す如く上、下ワ
ークロール１０２　、１０２’は夫々圧延機４１又はラ
イン中心Ｘに対して左右対称に配列されているため、ペ
ンディング力Ｆによるロール１０２　、１０２’の曲げ
半径ａ、ｂが不同（図示の場合ａ　（ｂ　）となり１両
者の比り。

は圧延材４１の板巾Ｗに逆比例する。そのため、上、下
ワークロール１０２　、１０２’のネック部に作用する
曲げ応力が左右で異なり、ロール強度上不具合であるの
゛みならず、しばしばロール損傷の主要因となる等の欠
点がおった。又ロールペンディングカＦによるワークロ
ール軸受負荷とロールの湾曲作用と相俟って、ワーク日
°−ル軸受部材の摩耗、損傷による寿命低下を招き、そ
の結果生産性低下並びに保守費の増大を来たす等の欠点
がおった。尚第１図中Ｐは圧延荷重、１０１　、１０１
’はバックアップルールである。

本発明は上記欠点を解消すべく成されたもので、その目
的とする処は、構造簡単で耐久性の高い圧延機を提供す
るにある。

斯かる目的を達成すべく本発明は、上、下一対のワーク
ロールを夫々上下動可能にロールチョックに軸支させる
とともに、練上、下一対のワークロールを圧延材の板巾
変化に応じてＵ−ル軸方向に移動可能な如く構成し、更
に該よ、下一対のワークロールを夫々バックアップロー
ルで支持せしめて成る圧延機において、前記上、下ワー
クロール用ロールバランス装置を内蔵し−且つ圧延機作
業側と駆動側の／’ｔクジングに夫々上下方向には移動
不能で、ロール軸方向には前記上、下ワークロール及び
ロールチョックと一体的に移動可能な如くサイドビーム
を装置し、前記上、下ワークロールのうち少なくとも一
方のワークロールと、該ワークロールに接するバックア
ップルールとの間に中間ロールを上下動可能なロールチ
ヨックに回転自在に軸支せしめるとともに、該ロールチ
ョックを介して中間ロールにペンディング力を付与する
ロールベンディング装置をハウジング又はバックアップ
ロールチョックに装置したことをその特徴とする。

以下に本発明の好適な一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。

＃！２図は本発明の第一実施例に係る圧延機の正面図、
第３図はＭ２図Ａ−Ａ線断面図、第４図は同圧延機の側
面図でおる。

ハウジングｌ内には圧延材４１を挟圧する上、下一対の
ワークロール２．２′がロールチョック３ａ　＃　３ｂ
　ｅ　３’ａ　＊　３’ｂＫ回転自在、且つスラスト荷
重を受け得る如く両端軸支されている。

上、下ワークロール２．２′と、該ワークロール２．２
′を支持する上、下バツクアツプロール４゜４′との間
に、ｐ−ルチョツク１０４　、１０４’に回転自在に両
端軸支された一対の中間ロール１０５゜１０５′が配設
されている。又前記バックアップロール４，４′も同様
にロールチョック５　ａ　ｅ　５ｂ＋５’ａ　＊　５’
ｂに回転自在に軸支されるとともに、前記各ロール及び
ロールチョックは夫々ハウジング１内を上下動可能で、
バックアップロール４．４′と中間ロール１０５　、１
０５’及び夫々のロールチョック５　ａ　＋　５　ｂ　
＊　５’ａ　、　５’ｂはロール軸方向にはキーパプレ
ー）６．１０６により固定されている。又上バツクアッ
プｃｌ　−／Ｉ／　チョック５　ａ　＊　５　ｂの上部
はアッパビーム４２′ｆｔ：介して圧下装置７に当接し
、下部バックアップロールチョック５’ａ　ｅ　５’ｂ
はボトムビーム４３及びジヤツキ４４を介して夫々ハウ
ジング１に支持されている。

一方、第３図に示す如く前記ワークロールチョック３ａ
＋３ｂ、３’ａ、３’ｂは圧延機作業側イ及び駆動側ａ
ｍハウジングｌａ、ｌｂに突設した略々凹状のガイド１
２ａ、１２ｂに上下動不能で、ロール軸方向には移動可
能な如く支承され、且つ夫々ワークロールバランス用液
圧装置１１３　、１１３’が内蔵して成る各一対のすイ
ドビーム１１　ａ　、　１　ｌ　ｂ　＋　１１’ａ　ｒ
　１１’ｂに挟持される如く装着される。

上記サイドビーム１１　ａ　、　１　ｌ　ｂ　＋　１１
’ａ　＋１１′ｂには夫々圧延方向（第２図中Ｚ方向）
前後側に出し入れ自在なりランク１６　、２４．１６’
。

２４′を設け、ワークロールチョック３　ａ　ｅ　３　
ｂ＋３’ａ　＊　３’ｂを着脱自在に把持するとともに
、ワークロール２，２′及びロールチａｙり３ａ、３ｂ
。

３’ａ　＋　３’ｂと一体的にロール軸方向へ移動可能
な如く装着する。作業１ｌＩＩｔイドビーム１１ａ。

１１′ａはハウジング１ａに固設したウオームジヤツキ
式移動装置１９　、　ｌ　９’（Ｄねじ＠２０．２０’
に係合して、上、下ワークロール２，２′及びロールチ
ョック３　ａ　ａ　３　ｂ　ｒ　３’ａ　ａ　３’ｂと
一体的にロール軸方向へ移動可能な如く配設する。

又駆動側サイドビーム１　ｌ　ｂ　、　１１’ｂＫ設ケ
た前記シリンダ２４　、２４’はロール組替え時、該サ
イドビーム１　ｌ　ｂ　、　１１’ｂをハウジング１ｂ
に残置可能な如く構成される。

一方、前記中間ロール用ロールチョック１ｏ４゜１０４
′は、バックアップロールに設けられたリップ溝形鋼状
の先端リップ相当部４５　、４５’に上下動可能な如く
把持されるとともに、液圧シリンダから成るロールベン
ディング装置４６゜４６′を装着し、前記ロールチョッ
ク１０４．１０４’を介して中間ロール１０５，１０５
’にペンディング力を付与できる如く構成される。

第４図は第２図に示す圧延機のロール配列及びその作動
の概要を示す説明図でちゃ、同図中ＦＵロールペンディ
ングカ、Ｐは圧延荷重を示す。

以上の第一実施例において上、下中間ロールチョック１
０４，１０４’及びロールベンディング装置４６　、４
６’はリップ溝形鋼状のバックアップロールチョック５
　ａ　＊　５　ｂ　ｔ　５’ａ　ｅ　５’ｂに内装され
ているが、場合によって唸第７図に示す如くロールベン
ゾインク装［４６、４６’ｔ−バックアップロールチョ
ックと分離し、直接ハウジング１の突起部４７　、４７
’に装着し、中間ロールチョック１０４　、１０４’を
ハウジングの案内面に沿って上下動可能に支承すること
も可能である。即ち、第２図及び第７図に示す中間ロー
ルとバックアップロール及びロールベンディング装置の
構成配列は、従来のロールベンディング装置を有する４
段圧延機の場合と類似である。

以上の構成であるから、圧延材、４１の巾に応じて上、
下ワークロール２　、２”ｉ適亘ロール軸方向へ移動し
て圧延できるため、ワークロール２．２′の板端による
段差摩耗を防止できるとともに、ワークロール２，２′
は夫々中間ロール１０５゜１０５′及びバックアップロ
ール４　、４’に弁じて２重に支持されているため、従
来の４段圧延機に比べて圧延荷重による曲がりを抑制で
きることと、更に中間ロールとバックアップロール間に
ａ−ルペンディングカを作用させることの併用により、
更に高精度な形状制御が可能な圧延機を得ることができ
る。

又本発明の圧延機では、ツークロール２．２′は単にロ
ール軸方向にの＋移動し、ロールベンディング機能はロ
ール軸方向移動を行なわない中間ロール１０５　、１０
５’とバックアップ四−ル４．４′で受け持つため、ワ
ークキール２．２′は従来のロールシフトとベンディン
グ機能を具備するワークロールに比べてｉ直上ロール径
を小さくすることが可能となり、その結果ロールチョッ
クも小型となり、設備費の低減のみならず、ロールネッ
ク部及びロールチョック部材の損傷を防止し、生産性向
上並びに保守費低減を図ることができる。更にロールペ
ンディングカはロール軸中心対称、且つロールチョック
中心に作用させることができるため、該ロールネックの
曲げモーメントを従来の非対称配列のベンディングロー
ルに比べて大巾に低減することができ、ロールの強度、
剛性上経済的であるとともに、ロールネック部の損傷を
防止することができる。

尚第２図、第３図、第４図及びｊｌ！７図に例示の圧延
機は上、下に夫々中間ロールを配設した６段式圧延機で
あって、本圧延機では処理圧延材の板中方向の厚み精度
に対する要求が極めて高い場合に適用されるが、若干こ
れよ夕低い精度の圧延材に対して線、第５図及び第６図
に示す第二実施例の如く、上、下ワークロール２゜２′
のうちいずれか一方の側（図示例のものは上ワークロー
ル側を示す。）のワークロール２とバックアップロール
４との間に第一実施例と同様ａ−ルペンディング機能を
持った中間ロール１０５を配設することにより、所期の
目的ｔ−達成することができる。尚第５図及び第６図に
おいて、第２図乃至第４図の各部材と同一の部材は同一
の符号を付しτ朱り衣４フ５ １□ 以上本発明に係る圧延機は、上、下ワークロールを主と
して圧延材の板端による段差摩耗を防止するた、めのシ
フトロールとし、中間Ｔ＝−にと該中間ロールに接する
バックアップロールを形状制御用ペンディング力を付与
するロールとし、夫々に専用の機能を持たせたものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例に係る圧延機の側面図、第２図は本発明
の第一実施例に係る圧延機の正面図、第３図は第２図Ａ
−Ａ線断面図、第４図は同圧延機の側面図、第５図は第
二実施例に係る圧延機の正面図、第６図は同側面図、第
７図は第三実施例に係る圧延機の正面図である。 尚図面中、ｌａ、ｌｂはハウジング、２，２′はワーク
ロール、３　ａ　、　３　ｂ　、　３　ａ　、　３’ｂ
、１０４゜１０４はロールチョック、ｌｌａ、ｌｌｂ、
ｌｌａ。 １１ｂはサイドビーム、１６，２４，１６，２４゜はク
ランプ、１９．１９’はウオームジヤツキ式移動装置、
４６，４．６はロールベンディング装置、１０４，１０
４，１０５，１０５’は中間ロール、１１３　、１１３
’はワークロールバランス藁である。 特許出願人　三菱重工業株式会社 復代理人飛叶　光石士部（他１名） 第１図 第２図 ″イ″ Ｉ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上、下一対のワークロールを夫々上下動可能　：にロー
   ルチョックに軸支させるとともに、核上、下一対のワー
   クロールを圧延材の板巾変化に応じてロール軸方向に移
   動可能な如く構成し、更に核上、下一対のワークロール
   を夫々バックアップロールで支持せしめて成る圧延機に
   おいて、前記上、下ワークロール用ロールバランス装置
   を内蔵し、且つ圧延機作業側と駆動側のハウジングに夫
   々上下方向には移動不能で、ロール軸方向には前記上、
   下ワークロール及びロールチョックと一体的に移動可能
   な如くサイドビームを装着し、前記ワークロールのうち
   少なくとも一方のワークロールと、該ワークロールに接
   するバックアップロールとの間に中間ロールを上下動可
   能なロールチョックに回転自在に軸支せしめるとともに
   、該ロールチョックを介して中間ロールにペンディング
   力を付与するロールベンディング装置をハウジング又は
   バックアップロールチョックに装着したことを特徴とす
   る圧延機。