JPS6014957A - 静電浄油濾過体 - Google Patents

静電浄油濾過体

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JPS6014957A
JPS6014957A JP12518983A JP12518983A JPS6014957A JP S6014957 A JPS6014957 A JP S6014957A JP 12518983 A JP12518983 A JP 12518983A JP 12518983 A JP12518983 A JP 12518983A JP S6014957 A JPS6014957 A JP S6014957A
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Masae Nozawa
野沢 政衛
Shigeru Kamiya
茂 神谷
Hideaki Sasaya
笹谷 英顕
Hajime Akatsuchi
赤土 肇
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Denso Corp
Soken Inc
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Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディーゼル機関の潤滑油中に含まれるカーボ
ン微粒子の除去に用いる静電浄油濾過体に関するもので
ある。
従来、油中のカーボン微粒子を除去するものとして・ロ
ールティッシュペーパーフィルタと呼ばれる主としてコ
ツトンリンターバルブをロール状に巻いたものがある。
かかる従来のものは、カーボン微粒子の除去率が非常に
低いという不具合がある。
本発明者は特願昭57−17601号として提案したご
とく、正および負の両電極間に多孔性の誘電体材料より
成る捕集部材を介在して構成した濾過体構造を既に開発
している。
かかる濾過体では電極間に油を送り、両電極間に高い直
流電圧を印加することによりカーボン微粒子が捕集部材
に多量に付着し、上記従来例よりカーボン微粒子の除去
率を向上できるが、次のごとき問題を新たに生じること
を知った。
即ち、その第1は、濾過体の油入口端面倒のスペーサ部
材中でのカーボン微粒子の急激な堆積に依るブロッキン
グ現象である。これは濾過体に流入する汚染油中のカー
ボン微粒子が、濾過体入口部近辺で急激に捕集されたり
すると、この微粒子がスペーサ部材中の油の通過を妨げ
るものである。
加うるに、このタイプの静電浄油器では流速が低下する
ほどカーボン微粒子除去率が良くなるという特性を持つ
ために上記の如く一度カーボン微粒子の堆積がスペーサ
部材中に起きると流れが阻害され、局部的に流速が低下
することに依り、局部的微粒子除去率が高くなり、加速
度的にプロッキング現象が進むという悪条件が重なるこ
とがある。
このため、前述のブロッキング現象が生じている部分の
濾過体の下流側では、油が流入しにくくなり、結果的に
濾過体の両電極に挾まれた有効部分を微粒子の捕集のた
めに用いられないことにより除去率の低下と、圧力損失
の上昇とをもたらす。
第2は濾過体を製作する際に起きる現象であるが、各構
成部材を圧接した状態に保持したままで使用するために
、製作時のばらつき等に依り、電極間の面圧が均一にな
らず、局部的に面圧が高くなる場合がある。このため、
多孔質体から成りスペーサ部材、特に負電極と捕集部材
との間に介在するスペーサ部材が前述の面圧不均一に依
り、面圧の高い部分に限って押し潰され、目詰りを起こ
す。その結果、目詰りを起す部分が油の流れ込むことが
できない箇所となり、第1の場合と同様に、有効部分が
全体的に利用されないということになり、除去率が低下
してしまう。
本発明は上記の問題を解決した濾過体を提供することを
目的とするものである。
以下本発明を具体的実施例により詳細に説明する。第1
図に示したのが、本発明の第1実施例である。この第1
図において、Elが金属製正電極板、E2が金属製負電
極板であり、それら両電極El、E2間には捕集膜部材
1とスペーサ部材2とが設置されている。該捕集部材1
は多孔質な絶縁材料から成るスペーサ兼膜支持体1bと
多孔質な誘電体材料より成る捕集膜1aとを接着剤によ
り貼り合わせたもので、捕集膜1aの面は負電極E2側
に対向させである。上記の両電極E1.E2間には直流
高圧電源■が接続され、高電圧が印加されるようになっ
ている。なお、捕集膜1aは、例エバフッ素樹脂、ポリ
エチレン、セルロースナどで構成され、スペーサ部材2
は不織布、濾紙などで構成されている。
ところで、上記スペーサ部材2には両面の同じ位置に油
流入端面及び油出口端面からそれぞれ交互に他端面に到
達する程度まで深く細長い溝2aを設けである。
第1図に示した各構成要素を渦巻状に巻いた構造が第2
図である。即ち、正−電極板E1、負電極QE2、捕集
部材1、およびスペーサ部材2は金属製のボビン3に巻
き付けてあり、正電極板E1の巻き終り端は図示しない
収容用金属容器の内壁に圧接し、巻き始め端はボビン3
、上記容器には接しないようになっている。一方、負電
極板E2の巻き始め噛はボビン3に巻き付けられ、巻き
終りbmはボビン3、容器には接しないようになってい
る。なお、上記の容器、ボビン3の間に高い直流電圧を
印加するようになっている。
上記構成において、第2図の矢印方向、つまり一対の電
極板El、E2間にカーボン微粒子で汚染された油を送
る。油中に分散しているカーボン微粒子は一般的にその
多くが負に帯電しているので、その微粒子はクーロン力
で正極板El側に引かれる。その結果電界場により誘電
部分極を起こしている捕集膜1aの負電極@E2側つま
り正帯電側表面に付着捕集される。なお、油中に分散し
ているカーボン微粒子は正帯電しているものも一部には
有るが、これは捕集膜1aの負帯電側表面に付着される
ところで、前記のごとくスペーサ部材2には細長い溝2
aも設けであるため、電極板El、 E2間の油は溝2
aの入口20を経て該溝2a内に流入する。その後、矢
印のようにスペーサ部材2中を通過し、浄油された後に
反対側端面に開口したすぐ隣の溝2a内へ流れ込み、出
口部21から流出する。この溝2aの存在により、油が
流入するスペーサ部材2上の表面積が実質的に大きくな
ったことを意味し、その結果浄油器の内部へ流入するカ
ーボン微粒子により汚染された油は従来よりも大きく分
散してスペーサ部材2の中へ入りこんでいく。このため
、スペーサ部材2の油入口部の単位面積、単位時間当り
のカーボン微粒子負荷は小さくなる傾向になり、これは
スペーサ部材2で起る急激なカーボン微粒子の堆積を防
ぐ上でまず有効である。加えて、前述した如〈従来の濾
過体を構成する際には部分的に面圧の高い部分が発生し
、スペーサ部材2に目詰りを起す傾向があったが、本実
施例のスペーサ部材2を用いることによリ、その溝2a
が面圧の高い部分の逃げ部となり、これによりほぼ均一
な面圧分布を得ることができ、局部的な目詰りは防止で
きる。ここで使用するスペーサ部材の材質は、多孔質状
のもので、例えばセルロース系の濾紙、合成樹脂体、あ
るいはガラス繊維等のものでも良い。
なお、スペーサ部材2へ溝2aを付設する方法とし“ζ
は、プレス成形、あるいは素材のスペーサ部材2に硬化
剤を含浸させておき、プレス成形を行ないながら硬化さ
せる等が考えられる。また、紙をすく場合のように短繊
維状の素材を液体中にgMさ・Uておき、金網等に作ら
れた溝を持った所定のスペーサ形状の型の中にこれら短
繊維を漉くい取り、乾燥させて成形することもできる。
また、機械的方法によるものとしては、平板状のスペー
サ形状の素材をカッター類のもので削り取るというよう
なものも考えられよう。
第3図は、スペーサ部材2の片面にのみ満2aを設けた
本発明の第2の実施例を示すものである。
第4図はスペーサ部材2の両面に互い違いになるように
溝2aを設けた本発明の第3実施例である。
第5図は複数の一端開口の溝2aの中間に両端閉め切り
の溝2bを設け、この組み合せのものを両側表面に複数
配設した本発明の他の実施例を示す。なお、一端対向の
溝2aの反対側表面の同位置に設けた溝2aは逆端面が
開口している。この第5図のように両端閉め切りの#2
bを設けた場合、この中間溝2bがないのに比べて油を
一旦該溝2bに溜めることができ、油の周囲への分散度
が向上し、濾過体全体をより有効に使用することができ
る点で有利である。
第6図〜第8図に示したものは第1実施例のスペーサ部
材2を用いた濾過体構成時の各構成部材の積層例である
。これにつき、以下説明する。
第6図はElとE2の正、負両極板間に、小孔を有する
捕集膜1aをスペーサ部材2で挾持した構造のものを介
在させたもので、捕集膜1aの支持体をスペーサ部材2
に兼用させである。また、この例では正電極板E1と膜
部材1aとの間に、通油性の良好なスペーサ部材2が配
されたことで、電極板E1の上に付着したカーボン微粒
子や、カーボン微粒子とは異なり正に帯電した微粒子が
正極側膜表面上に付着した場合、それらの微粒子の保持
部材となり得る。負極板E2上に付着する正帯電の微粒
子はもう一方のスペーサ部材2がこれら微粒子の保持部
材となりうる。
次に、第7図は第1図の捕集部材1を第6図の実施例に
適用した状態を示すものである。
第8図は捕集膜1aを単独でスペーサ部材2間に挾持し
たものである。
第9図に本発明の更に他の実施例を示す。この実施例は
スペーサ部材2の両面に図の如き突起2Cを他面との位
置を1/2ビノヂずらした状態で千鳥格子状に設けであ
る。この突起2cはスペーサ部材2と同一材質で構成さ
れ、一体で成型するか、突起2Gを別に製作し、後で接
着等で貼り合わUるのが望ましい。この実施例の場合、
突起2(、を設りることにより、スペーサ部材2の油流
入部に21で示される油通路が複数個確保されると同時
に、出口部に到達するまでの途中の部分でも、E2の電
極板及び1aで示される捕集膜等の隣接する部材間に、
前記突起2Cにより油の通路を確保できる。また、22
はスペーサ部材2の油出口側の油通路となる。つまり、
この突起2Cにより十分な油の通路がE2の電極間、あ
るいは1の捕集膜部材間に得られることにより、たとえ
スペーサ部材2の油流入部がブロッキングとなっても通
路は残ることになり、電極El、E2に挾持される有効
部分全面に油を流すことが可能となる。また、突起2C
があることで、濾過体製作時にスペーサ形状2に生ずる
面圧の不均一は、突起2Cにより吸収され、スペーサ部
材2の中では面圧が均一になり、前記したスペーサ部材
2の目詰り等は起こらない。
第10図〜第13図は第9図に示しであるスペーサ部材
2の数種類のバリエーションを示したものである。
第10図はスペーサ部材2の負電極側表面に突起2Cを
千鳥格子状に設けたもの、w411図は、スペーサ部材
2の両面に縦横1/2ピツチずつずらして突起2Cを設
けたもの、これに対して第12図はスペーサ部材2の両
側に両面同じ位置に突起2Cがあるように、且つ格子状
に突起2Cを設けたものを各々示している。また、第1
3図は第1O図の場合と逆で正電極側、つまり捕集膜部
材側に突起2Cを設けたものである。
第14図は本発明の他の実施例を示すもので、スペーサ
部材20両側表面に窪み2dを複数個設けたものである
。このような窪み2dを該スペーサ部材2に施すことに
より、濾過体を構成する際のスペーサ部材2申に生ずる
面圧の高い部分の逃げ部として窪み2dが利用されるこ
とになり、従って、血圧が均一化し、前述のスペーサ部
材2中の目詰りを防止できる。
以上本発明によれば、スペーサ部材のカーボン微粒子に
よるブロッキング、及び濾過体構成時にスペーサ部材に
加わる不均一な面圧により生ずる該スペーサ部材自体の
目詰りを防止し、圧力損失の上昇、カーボン微粒子除去
率の低下を防ぐことによって、より高性能な濾過体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の構成要素をボビンに渦巻状に巻しまた状態を示す斜
視図、第3図〜第14図は本発明の他の実施例を示す斜
視図である。 El、E2・・・電極、1・・・捕集部材、1a・・・
捕集膜、2・・・スペーサ部材、2a、2b・・・溝、
2G・・・突起、2d・・・窪み。 代理人弁理士 岡 部 隆 第1図 第2図 第6図 第7図 第8図 d 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 正、負の一対の対向する電極間に、多孔性の誘電体材料
    よりなる捕集部材と多孔性の電気絶縁材料よりなるスペ
    ーサ部材とを介在せしめ、かつ該スペーサ部材のうち前
    記少なくとも一方の電極に対向する面を凹凸状に形成し
    た静電浄油濾過体。
JP12518983A 1983-07-08 1983-07-08 静電浄油濾過体 Granted JPS6014957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12518983A JPS6014957A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 静電浄油濾過体

Applications Claiming Priority (1)

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JP12518983A JPS6014957A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 静電浄油濾過体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6014957A true JPS6014957A (ja) 1985-01-25
JPH035861B2 JPH035861B2 (ja) 1991-01-28

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ID=14904112

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61212349A (ja) * 1985-03-18 1986-09-20 Liquid Konsando Kk 内燃機関用オイル再生装置
CN105880029A (zh) * 2016-05-31 2016-08-24 广州大陈精工电子科技有限公司 一种电极净油装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5011109A (ja) * 1973-05-28 1975-02-05

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CN105880029A (zh) * 2016-05-31 2016-08-24 广州大陈精工电子科技有限公司 一种电极净油装置

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JPH035861B2 (ja) 1991-01-28

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