JPS60149575A - N‐(4‐メトロキシ‐2‐メチルフエニル)‐3‐(5‐ニトロ‐2‐フラニル)プロペンアミドおよびそれを含有する駆虫剤組成物 - Google Patents

N‐(4‐メトロキシ‐2‐メチルフエニル)‐3‐(5‐ニトロ‐2‐フラニル)プロペンアミドおよびそれを含有する駆虫剤組成物

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JPS60149575A
JPS60149575A JP59263732A JP26373284A JPS60149575A JP S60149575 A JPS60149575 A JP S60149575A JP 59263732 A JP59263732 A JP 59263732A JP 26373284 A JP26373284 A JP 26373284A JP S60149575 A JPS60149575 A JP S60149575A
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    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
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    • C07D307/70Nitro radicals
    • C07D307/71Nitro radicals attached in position 5
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はN−(4−メトキン−2−メチルフェニル)−
3−(5−ニトロ−2−フラニル)プロペンアミドおよ
びそれを含有する駆虫剤組成物に関する。
、本発明は、新規化合物である式: で示されるN−(4−メトキン−2−メチルフェ= ル
) ’−3−(5−ニトロ−2−フラニルノフロペンア
ミド、その吸虫類駆除のための用途およびそれを含有す
る駆虫剤組成物を提供するものである。
米国特許第4269855号(Uhlendorf e
L al )はβ−抗アドレナリン特性を有し、低毒性
の式:〔式中、k工は直鎖または分枝鎖の炭素数1〜5
のアルキル、シクロプロピルまたはシクロペンチル、へ
は水素またはハロケン原子、メチル、メトキン、ニトロ
またはアセチノペに3は水素またはハロゲン原子あるい
はニトロおよびAは単結合、 CR2−または−CH=
CH−を意味する〕 で示されるβ−抗アドレナリン性(3−アルキルアミノ
−2−ヒドロキシプロポキン)フラン−2−カンポン酸
アニリドおよびその医薬上許容される酸付加塩を記載し
ている。
米国特許第3982007号は、ベンゾイソチアゾリノ
ン誘導体および式: C式中、R4は、とりわけ、−CONHR7(R7は、
とりわけ、置換または非置換フェニル)であってよく、
YはOまたは−N−NH−と−NH2(ZはSまたは−
NH)を意味する〕 で示される2−ニトロフリル誘導体を含有する抗菌剤医
薬組成物を記載している。
本発明の1つの目的は駆虫活性によって特徴付けられる
新規なニトロフラン誘導体を提供することである。
本発明のもう1つ別の目的はヒトにおける住血吸虫症の
治療用に適した新規なニトロフラン誘導体を提供するこ
とである。
さらに、本発明のもう1つ別の目的は、とくにスキスト
シーマ(S chi s tosoma )属の感染性
寄生虫駆虫用の駆虫剤医薬組成物およびその使用法を提
供することである。
本発明の他の目的は本明細書の以下の記載によって明ら
かにする。
発明の詳説 式: で示される新規化合物であるN−(4−メトキン−2−
メチルフェニル)−3−(5−ニトロ−2−フラニル)
プロペンアミドが駆虫活性、とくに、従来、有効な許容
される方法で撲滅することが困難であったある種のタイ
プの感染性寄生虫に対する駆虫活性を有することが判明
した。式CI)の化合物は、例えば、スキストシーマ・
マンソニ(SchisLosoma mansoni 
)、スキストシー7− ヘットニウム(Schisto
soma hematoeum )、スキストシーマ・
インテルカラツム(Schistosoma inte
rcalatum)またはスキストシーマ・ジャポニカ
ム(Schisto−soma japonicum 
)によって生じるようなヒトにおける住血吸虫症の治療
に用いるのに適している。
加えて、本発明の化合物は、例えば種々の家畜および野
生動物種のような他の哺乳類に寄生するスキストシーマ
種を処理するのにも用いることができる。
本発明の新規プロペンアミドはつぎの反応式に従って製
造することができる。
ニトロフラニルアクリル酸(Apin Chemica
l 。
0xori、 United Kingdom から入
手)を酸クロライドに変換し、ついで、これを適当な有
機溶媒中でメタ−クレシジンと縮合させる。
生成物をクロロホルムから粉末形で回収し、これはエタ
ノールのような溶媒から再結晶させることができる。エ
タノールまたはメタノールからの再結晶により、微細な
黄褐色微結晶針状物が得られる。これは約150℃(分
解)の融点を有する。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明を説明する。
クロロホルム60d中の(5−ニトロ−2−フラニル)
アクリル酸15gを2モル当量の塩化チオニルと混合す
る。少し加熱して、この塩素化の温度(吸熱反応)を約
22℃に維持する。クロロホルム中で酸クロライド16
.8gを得、数滴のトリエチルアミンの存在下、20℃
以下の温度で、クロロホルム40d中メタークレンジン
11.23gを添加、混合して直接縮合させる。
常法により精製を行なう。反応混合物を加熱して反応生
成物を完全に溶解する。ついで、2段階の洗浄を行なう
。まず、酸性にした水で洗浄して痕跡量のアミンクロラ
イドを除去し、ついで水道水で洗浄する。ついで、クロ
ロホルムを減圧下で蒸発させて式CI)の化合物16.
2gを得る。
住血吸虫症を治療するための本発明の化合物の適当な投
与量範囲は25〜50#Q/kQで、1日1〜3回、通
常、1〜10日間投与する。
本発明は弐〇)の化合物と、通常の製剤上許容される担
体とを合してなる医薬組成物も包含する。
このような組成物は、例えば、錠剤、糖衣錠、溶液、エ
マルジョン、粉末またはカプセルの形態あるいは他の形
態とすることができる。本発明の化合物は経口または非
経口投与することができる。
錠剤は、例えば、該活性化合物を、式〔工〕の化合物と
適合する公知の補助剤、例えば、不活性希釈剤(例えば
、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたは乳糖)、崩
壊剤(例えば、トウモロコシデンプンまたはアルギン酸
)、結合剤(例えば、デンプンまたはセラチン)、滑剤
(例えば、スヂアリン酸マグネシウムまたはタルク)お
よび徐放性効果を得るための薬剤などと混合することに
よって得ることができる。
注射剤は通常の液体担体、例えば、ピーナツ油、゛ カ
ルボキンメチルセルロースまたは1%ツイーン80のよ
うな適当な分散剤を含有する水を用いて形成することが
できる。
試験例 つぎに試験例を挙げて本発明の化合物の薬理活性を説明
する。
試験例1 マウスにおけるスキストシーマ・マンソニに対する一次
予防テスト 概説 スキストシーマ・マンソニに対する予防活性を評価する
のに用いた一次スクリーニング法は死亡率テストである
。尾浸漬により多数のセルカリアをマウスに感染させる
。未処理対照マウスでは、この感染により、99%以上
のマウスが20〜30日(平均生存期間24日)で死亡
する再現性ある死亡率パターンを示した。セル力リア感
染後、2日してテスト化合物を単一用量投与する。マウ
スが49日間生存した場合、化合物は活性であるとみな
し、この時点でマウスを殺し、寄生虫を検査する。
このテストは、薬剤の作用が未成熟遊走スキストシーマ
に対してであり、また、門脈循環中での成虫の発育を防
ぐという点で「予防」タイプのテストである。
方法 体重18〜23gのマウスに感染性スキストシーマ・マ
ンソニセルカリア3500〜4500匹を尾浸漬により
30分間感染させ、ついで各ケージに1群5匹づつ(5
匹のテストマウスおよび5匹の対照マウス)入れた。感
染2日後、式CI)のテスト化合物をピーナツ油にt%
iして1280 Ir1f/ /’kOの単一用量を1
群の5匹に皮下投与した。
感染後49日間毎日マウスの死亡数を記録した。
49日目に生存しているマウスを殺し、寄生虫の総数を
肝臓および門脈循環の潅流(a流−吸引法)iこより測
定した。
結果 少なくとも3500匹のセルカリアを感染させ、式〔1
〕のテスト化合物で処理しなかった対照マウスは99%
以上の死亡率を示し、はぼ全てのマウスが約20〜30
日の間に死亡した。処理マウスにおいて、薬剤投与後1
週間以内に生じた死亡は薬剤自体の毒性作用によって生
じるものと考えられる。なぜならば、この期間の間、対
照マウスはほとんど死亡しなかったからである。薬剤処
理マウスの49日までの生存は遊走未成熟スキストシー
マを殺すか、またはその発育を防く薬剤作用の効果であ
ると解釈される。1匹のマウスだけの生存では再現性あ
る効果とは考えられず、一般に、2匹以上のマウスが4
9日間生存しないと、化合物が活性とは考えられない。
この試験では、2匹のテストマウスが、41日目、すな
わち、対照マウスの死亡時から約21〜111目に死亡
した。49日目まで生き残った3匹のマウスを、その後
段した。寄生虫数を以下の表に示す。
このように、該化合物は1280 M97kQの用量の
単一皮下投与により、マウスにおける遊走期のスキスト
シーマ・マンソニに対して著しい活性を示す。対照マウ
スは19.22.25.28および32日に死亡した。
試験例2 ハムスターにオケるスキストシーマ・マンソニに対する
一次治療テスト 概説 この−次治療テストはハムスターにおけるスキストシー
マ・マンソニに対する薬剤の治療活性を評価するもので
ある。テストの解釈は、テスト薬剤の影響下における門
脈および腸間膜静脈から肝臓・\の寄生虫移動の観察に
基つく。
方法 体1150〜250gのハムスターに、リング法により
スキストシーマ・マンンニのセル力リア150〜250
匹を感染させた。感染後30〜35日して、テスト薬剤
(式〔工〕の化合物)を1日200 MlIl/ kQ
の用量で、4日間連続して毎日投与した。該薬剤はガム
ンロツプに懸制させた経口摂取により投与した。最後の
薬剤処理後3日間してノ\ムスターを殺した。肝臓を摘
出し、2枚のスライドの間で押しつぶし、肝臓中の生存
および死亡寄生虫の数を記録した。
結果 経験上、スキストシーマ伊マンソニ感染ハムスターの門
脈循環における総寄生虫数は、20〜50匹、すなわち
、注入したセルカリアの合計数の約60%である。これ
らの寄生虫の80%以上が肝臓性門脈および腸間膜静脈
に寄生する。すなわち、対照動物の肝臓を摘出した場合
、該肝臓中には約10匹の寄生虫が計数されうる。
5匹の処理ハムスターと3匹の対照ハムスターを用いた
試験結果を以下の表に示す。
第2表 該テスト薬剤は門脈および腸間膜静脈から肝臓への寄生
虫の著しい移動を生じさせ、寄生虫は肝臓で死亡した。
有効用量は4日間連続で1日当り2001797kQで
ある。
試験例3 ハムスターにおけるスキストシーマ・ジャポニカムに対
する一次治療テスト 概説 この−次治療テストは、ハムスターにおけるスキストシ
ーマ・ジャポニカムに対する薬剤の治療的活性を評価す
るものである。テストの解釈はテスト薬剤の影響下にお
ける門脈および腸間膜静脈から肝臓への寄生虫移動の観
察に基つく。加えて、肝臓、門脈および腸間膜静脈にお
いて見出される寄生虫の死亡数も、また、薬剤の住血吸
虫駆虫剤効果を評価するのに重要で有効な判定規準であ
る。
方法 体重150〜250gのハムスターに、リング法により
スキストシーマ・ジャポニカムのセルカリア100匹を
感染させた。感染後35〜45日して、式〔1〕のテス
ト化合物を1gの単一用量で、ガムシロップに懸洞させ
た経口摂取により投与した。感染動物10匹のうち、5
匹はこのようにして処理し、5匹は対照動物として用い
た。
処理後3日してハムスターを殺し、肝臓ならびに門脈お
よび腸間膜静脈を摘出し、2枚のスライドの間で押しつ
ぶし、肝臓、門脈および腸間膜静脈中の生存または死亡
寄生虫の数を記録した。
結果 対照中のスキストシーマ・ジャポニカムの腸間膜静脈お
よび門脈循環中の総寄生虫数は、25〜40匹すなわち
、与えたセル力リアの合計数の約40%までである。本
発明の対照群では、以下に示すように全ての寄生虫が肝
臓外門脈および腸間膜静脈に寄生していた。5匹の処理
動物および5匹の対照動物を用いた試験結果を以下に示
す。
これらの結果は、該テスト薬剤が門脈および腸間膜静脈
から肝臓への寄生虫の著しい移動を与えるばかりでなく
、肝臓、門脈および腸間膜静脈において平均約86%の
寄生虫を殺す住血吸虫駆虫剤効果をも有することを示し
ている。
マウスにおける急性経口毒性試験 テスト化合物を4000”!/kQの用量で1回5匹の
雄および5匹の雌のスイスマウスに経口投与した。処理
後14日間毎日臨床状態を観察し、処理前、処理後7日
および14日に体重を記録した。
14日目抜で生存する動物の器官を肉眼で調へたが、何
ら悪いパターンは記録されなかった。
該テスト薬剤のL Ds oは、マウスに経口投与した
場合、4 F/ /’kti以上である。
本発明の種々の変形例も本発明の範囲内のものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)式: で示されるN−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)
    −3−(5−ニトロ−2−フラニル)プロペンアミド。 (2ン有効かつ非毒性量の式: で示されるN−(4−メトキン−2−メチルフェニル)
     −3−’(5−ニトロ−2−フラニル)プロペンアミ
    ドおよび医薬上許容される担体からなることを特徴とす
    る駆虫剤組成物。 (3)有効かつ非毒性量の式: で示されるN−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)
    −3−(5−ニトロ−2−フラニル)プロペンアミドお
    よび医薬上許容される担体からなることを特徴とする吸
    虫類処理用組成物。 (4)有効かつ非毒性量のN−(4−メトキン−2−メ
    チルフェニル)−3−(,5−ニトロ−2−フラニル)
    プロペンアミドおよび医薬上許容される担体からなるこ
    とを特徴とする住血吸虫癌治療用組成物。 (5ンスキストゾ−7(Schistosoma )属
    の感染性吸虫類を殺すのに有効な量のN−(4−メトキ
    シ2−メチルフェニル)−3−(5−ニトロ−2−フラ
    ニル)プロペンアミドを含有する前記第(4)項ノ組成
    物。 (6)(5−ニトロ−2−フラニル)アクリル酸りロラ
    イドをm−クレシジンと、不活性有機溶媒中で反応させ
    ることを特徴とする式: テ示すれる!−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)
    −3−(5−ニトロ−2−フラニル)プロペンアミドの
    製法。
JP59263732A 1983-12-13 1984-12-12 N‐(4‐メトロキシ‐2‐メチルフエニル)‐3‐(5‐ニトロ‐2‐フラニル)プロペンアミドおよびそれを含有する駆虫剤組成物 Pending JPS60149575A (ja)

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