JPS60149042A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ｒ明の分野） 本発明は蓄積性蛍光体シートに記録された放射線画像情
報を読み取る読取装置に関し、さらに詳細には小型に形
成され、読取速度の高速化が図られた放射線画像情報読
取装置に関するものである。

（技術的背景および先行技術） ある種の蛍光体に放射線（ＸＩ、α線、β線、γ線、紫
外線等）を照射すると、この放射線のエネルギーの一部
が蛍光体中に蓄積され、その後この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されているエネルギーに応じ
て蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、このよ
うな性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体と呼ばれる。

この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の放射線画像情報
を一旦蓄積性蛍光体からなる層を有するシート（以下、
ｒ蓄積性蛍光体ジートコあるいは単に「シート］と言う
。）に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の
励起光で走査して輝尽発光光を生せしめ、得られた輝尺
発光卑を売雷的に読み出して画像信号を得、この画像信
号を処理して診断適性の良い画像を得る放射線画像情報
記録再生方法が提案されている。（例えば特開昭５５−
１２４２９号、同５６−１１３９５号、同５５−１６３
４７２号、同５６−１０４６４５号、同５５−１１６３
４０号など） 以下に、上述の放射線画像情報記録再生方法においては
、蓄積性螢光体シートに記録された放射線画像情報は読
取装置によって読み取られるが、従来の読取装置を第１
図に示し、これによりその機構を説明する。

励起光としてレーザ光源１から一定強度のレーザ光１ａ
をガルバノメータミラー２に入射させ、このガルバノメ
ータミラー２によって、ガルバノメータミラー２の下方
におかれたシート３の幅方向にレーザ光１ｂが主走査（
矢印Ａ方向の走査）するように、レーザ光１ａを偏向し
てシート３に照射せしめる。さらにシート３は、例えば
エンドレスベルト装置９上に吸着されて、矢印Ｂ方向へ
搬送される（副走査〉ため、副走査と略直交する角度で
主走査が繰り返され、シート３の全面に亘すレーザ光１
ｂによる２次元的走査が行なわれる。

このため、レーザ光１ｂによる走査に従ってレーザ光１
ｂの照射されたシート３の箇所は、蓄積記録された画像
情報に応じた強度で輝尽発光し、この発光光が、シート
３近くで主走査線に平行に入射端面４ａが形成された透
明な集光体４の、上記入射端面４ａから該集光体４に入
る。この集光体４はシート３近くに位置する前端部４ｂ
が平面状に形成されるとともに、後端側に向かって次第
に円筒状になるように形成されていて、その後端部４Ｃ
においてほぼ円筒状となってフォトマル５と結合してい
るので、入射端面４ａがら入った輝尽発光光を後端部４
ｃに集めてフォトマル５に伝える。フォトマル５におい
て、輝尽発光光が電気信号に変換された後、その電気信
号が画像情報読取回路６に送られる。この画像情報読取
回路６によって上記電気信号が処理されて出ツノされ、
例えばＣＢｒ４に可視像として出力させたり、磁気テー
プ８に記録させたり、あるいは直接写真感光材料などに
ハードコピーとして記録させたりすることができる。

ところが上記のような従来の放射線画像情報読取装置は
、シート３を１枚ずつエンドレスベルト装置などによっ
て搬送しているため、また小型化が困難な特殊形状の集
光体４を用いているため、必然的に大型のものとなって
いた。ざらに上記従来装置は、１本の励起光によって画
像情報読取を行なっているため、読取速度を十分に高め
ることが困難である。読取速度を高速化するには、複数
の励起光源にそれぞれ偏向器、集光体を組み合わせて、
複数の走査系を形成し、それぞれの走査系によりシート
上の異なる部分を同時に走査させることも考えられるが
、複数の走査系を設ければ装置がさらに大型化してしま
う。

（発明の目的） 本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、小型に形成可能で、しかも高速読取りが可能な放射線
画像情報読取装置を提供することを目的とづるものであ
る。

（発明の構成） 本発明の放射線画像情報読取装置は、前述のような蓄積
性蛍光体シートを周面に巻き付けて保持する回転ドラム
、このシートに励起光を・照射する励起光源とこの励起
光の照射によりシートから発せられた輝尽発光光を検出
する受光素子とで１台が構成され、シートに近接してド
ラムの幅方向に互いに間隔をおいて配された複数台の読
取ヘッド、ドラムを回転させるドラム駆動手段、および
前記複数の読取ヘッドとドラムとをドラム軸と略平行な
方向に相対的に移動させる副走査手段から構成されたも
ので、上記ドラムを回転させることによって、各読取ヘ
ッドからの励起光により前記シート上の互いに異なる部
分をドラム周方向に主走査させ、読取ヘッドをドラムに
対して移動さぼることによって、主走査線をドラム軸方
向にずらして副走査させるようにしたものである。

（実施態様） 以下、図面を参照して本発明の実施態様を詳細に説明す
る。

第２図は本発明装置の一実施態様を示すものである。円
筒形の回転ドラム１０の周面１１には、前述したように
放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート１
２が巻き付けられて保持される。このドラム１０は、−
例として歯車１３．１４．１５を介してドラム回転モー
タ１６によって矢印Ｃ方向に回転される。ドラム１０の
周面１１近傍には該ドラム１０の軸と平行にガイドロッ
ド１７が延設され、このガイドロッド１７にはヘッドブ
ロック１８が、該ガイドロッド１７に沿って移動可能に
支持されている。上記ヘッドブロック１８に固定された
ナツト部１９．１９には、上記ガイドロッド１７と平行
に延設されたスクリュウロッド２０が螺合、挿通されて
いる。このスクリュウロッド２０は一例として歯車２１
．２２を介してヘッド移動モータ２３によって回転され
、上記ヘッドブロック１８をガイドロッド１７に沿って
（矢印り方向に）移動させる。

上記ヘッドブロック１８には、前記シート１２の画像形
成域の幅の１／４の間隔をおいて、４台の読取ヘッド２
４ａ、２４ｂ、２４Ｇ、２４ｄが固定されている。第３
図に示すように読取ヘッド２４ａは、シート１２に近接
しコリメータレンズ２５を通して該シート１２に励起光
としてのレーザ光２６ａを照射するレーザダイオード２
６と、このレーザ光２６ａの照射によってシート１２か
ら発せられた輝尽発光光２７を光電的に検出するフォト
ダイオード、フォトトランジスタなどの受光素子２８と
からなり、該受光素子２８の出力信号２９は、画像情報
読取回路３０に入力されるようになっている。その他の
読取ヘッド２４ｂ１２４ｃ１２４ｄも上記読取ヘッド２
４ａと同様に形成されており、これら読取ヘッド２４ｂ
１２４Ｃ１２４ｄの受光素子からの出力信号も上記画像
情報読取回路３０に入力される。

次に上記構成の装置の作用、効果について説明する。画
像読取開始時、ヘッドブロック１８は、図中左端の読取
ヘッド２４ａがシート１２の画像形成域の左端に位置す
るようにセットされ、各読取ヘッド２４ａ、２４ｂ、２
４ｃ、２４ｄのレーザダイオード２６、受光素子２８が
ＯＮにされる。

そしてドラム１０はドラム回転モータ１６によって回転
され、それとともにヘッドブロック１８は、ヘッド移動
モータ２３により回転されたスクリュウロッド２０によ
って図中右方向に移動される。

上記のようにドラム１０が回転されることにより、読取
ヘッド２４ａのレーザダイオード２６から照射されたレ
ーザ光２６ａはシート１２表面をその周方向に走査しく
主走査）、またヘッドブロック１８が移動されて読取ヘ
ッド２４ａが移動することにより、レーザ光２６ａによ
る主走査線はシート１２上をドラム軸方向に移動される
（副走査）。このようなレーザ光２６ａの主、副走査に
よってシート１２から発せられた輝尽発光光２７は、前
記のように受光素子２８によって検出され、その電気的
な出力信号２９は画像情報読取回路３０に入力される。

以上説明したようなレーザ光２６ａの照射と、輝尽発光
光２７の検出は、他の３つの読取ヘッド２４ｂ、２４ｃ
、２４ｄにおいても同時に行なわれ、これら読取ヘッド
２４ｂ、２４ｃ、２４ｄからの出力信号も画像情報読取
回路３０に入力される。前述し・たように各読取ヘッド
２４ａ、２４ｂ、２４ｃ、２４ｄは、シート１２の画像
形成域の幅の１／４の間隔をおいて配設されているから
、ヘッドブロック１８がシート１２の画像形成域の幅の
１／４の距離だけ移動されれば、シート１２の画像形成
域全面の放射線画像情報が読み取られることになる。画
像情報読取回路３０によって処理された、シート１２全
面の放射線画像情報を担持する信号は、前記従来装置に
おけると同様に、ＣＲＴに可視像を形成したり、写真感
光材料によりハード−コピーを形成したりするために用
いられる。

なお読取ヘッドの設置数は上記実施態様における４台に
限られるものではなく、要求される読取速痕、蓄積性蛍
光体シートの幅等の条件を考慮して、２台以上の適宜数
に設定すればよい。また副走査のために読取ヘッドを移
動させるヘッド移動手段も、上記実施態様におけるもの
に限定されるものではないが、回転されるスクリュウロ
ッドとナツトの組合せによるものは、精密なヘッド送り
が可能であるから、副走査の精度を高める上で有利であ
る。ざらに副走査は、読取ヘッドを固定し、ドラムを移
動させて行なっても良い。

（発明の効果） 以上詳細に説明した通り、本発明の放射線画像情報読取
装置は、蓄積性蛍光体シート走査方法として円筒走査方
式を採用し、また回転ドラムに近接配置される読取ヘッ
ドを用いて読取りを行なうようにしたから、装置を小型
に形成することができ、しかも複数の読取ヘッドによっ
て蓄積性蛍光体シートの異なる部分を同時に読み取るよ
うにしたから、読取速度を大幅に高めることが可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の放射線画像情報読取装置の一例を示す概
略図、 第２図は本発明装置の一部ｍ態様を示す斜視図、第３図
は第２図に示される実施態様の一部を詳しく示す一部破
断側面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを周面
   に巻き付けて保持する回転ドラム、前記シートに励起光
   を照射する励起光源とこの励起光の照射により前記シー
   トから発せられた輝尽発光光を検出する受光素子とで１
   台が構成され、前記シートに近接して前記ドラムの幅方
   向に互いに間隔をおいて配された複数台の読取ヘッド、
   前記ドラムを回転させて各読取ヘッドからの励起光によ
   り前記シート上の互いに異なる部分をドラム周方向に主
   走査させるドラム駆動手段、および前記複数台の読取ヘ
   ッドとドラムとをドラム軸と略平行な方向に相対的に移
   動させて副走査させる副走査手段からなる放射線画像情
   報読取＠置。